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ブロックベイグルマー

ぶろっくべいぐるまー

ブロックベイグルマーとは、特撮テレビドラマ『爆上戦隊ブンブンジャー』に登場する敵怪人・苦魔獣の一体。
目次 [非表示]

「推しに会うのは、ブロック~!!」

「おのれ~! 巨大、ブロック~ッ!!」


CVスーツアクター寺本翔悟

登場話数:バクアゲ7「調達屋のブレーキ


データ

身長/188cm(ギャーソリン大暴走体/44.5m)

体重/263kg(ギャーソリン大暴走体/623.8t)

エンジン/硬いブロック塀

スピード/足止め最速

カスタム/ブロックウォール、ブロックアタック、巨大ブロック

ナンバー/2629

ファーストラウンド(コース/イベント会場)

セカンドラウンド(コース/ハイウェイ空間)

ファイナルラウンド(コース/岩山)


概要

ハシリヤンが、硬いブロック塀に込められた燃えるブロック魂をイグニッションし、地球に納車された苦魔獣


ほぼ灰色一色の重厚かつ頑健な上半身を持ち、胸には十字型のコンクリート建材ネジ止めされ、両肩にコンクリートブロックが無造作に付けられている。

赤錆びた鉄筋の後ろ髪が生えた鬼瓦にも見える、透かしブロックと笠木ブロックを被った様な頭部は、透かしブロックのマスクが歯並びの悪い口から上を覆い隠し苦魔獣共通の炎の双眸こそ見えないが、顔面のスリットから灯篭みたく眼光が漏れる事がある。

そして両腕はまんまブロック塀になっていて、塀の上部分からはブロック内の鉄筋が剝き出しになり、有刺鉄線付きのも思わせる。


ベルトバックルに付いているナンバープレートのナンバーは「2629」。


これまでの苦魔獣とは違い人々に直接的な危害は与えないが、モチーフに即して「○○、ブロック!」と宣告しつつ、対象の走りを通行止めするバリケード『ブロックウォール』を生成する能力を行使。

これで推しのゆるキャラに会える場に行けなくする、迷子センターにいる子供を迎えに来た母親を引き離す、更には物の搬入に食事や逃走を阻む等して人々の行動を片っ端からブロックし妨害。不条理な気分や混乱等を煽って精神的に苦しめ、ギャーソリンを発生・回収する。


その外見・モチーフに違わず動きは鈍めだが、反面頑丈さとパワーに優れた防御型。しかもブロックウォールを戦闘でも有効に活用し、敵の攻撃や接近を阻む防壁に足元を躓かせるトラップ、後ろや左右へも出現させての簡易的な閉じ込めや挟み撃ち攻撃等を行って、敵の機動性を潰しながら戦う事が可能。

もちろん頑丈さを転用した状の両腕での殴り付けや防御による接近戦も得意で、ブロック塀の瓦礫を浴びせ掛ける技『ブロックアタック』も使える。なお敏捷性自体は及第点である物の、両腕の形状的に動きが阻まれ易いので、小回りや腕の取り回しに難を残している。


更にはコンクリートブロックを敵の周囲に滞空させ、味方の遠距離攻撃を乱反射させるサポートも行える等、鈍重そうな見た目に係わらず自身の特性を活かした柔軟な立ち回りを取れる戦闘巧者で、堅牢さだけならば幹部クラスに匹敵する可能性もある。

そしてブロック塀の生成技の極致として、自身の外装を変形させ相手よりも遥かに高いバリケードへ自らが変化する『巨大ブロック』なる技を有する。このブロック塀の強度は非常に高いのだが、ブロックベイグルマーの芸術的な拘りで一部が透かしブロックになっており、そこが構造的に脆い弱点となってしまっている上、万が一破られると外装を失い丸腰と化すリスクも抱える。


人々の迷惑などお構いなく、「ベイベイ」と笑いつつモチーフの器物に与えられた役割を曲解し行動を隔てようと邁進する、無骨な左官工事屋気取りの性格。

一方で歌舞伎の見栄を切る様な動作をしたり、俳句辞世の句を詠むなど、妙な和風仕草を見せる事もあった。


本編での動向

前回において、ブンレッドと繰り広げたタイマンの熱が冷めずに惚けていたマッドレックスは、再びあの気の高鳴りを体感するのとギャーソリンの収集を達成すべく、サンシーターを働かせて次なる苦魔獣の素材を物色。ちょうどその時にいたのが路地裏であった為、ハシリ犬の導きですぐ傍にあったブロック塀に目を付けイターシャハシリヤンイグニッションキーを装填する様促し「ブロックベェ~イ!」の産声を上げて誕生。

納車直後、並び立った倉庫の間に両腕がつっかえて出られないという間抜けな絵面を晒しつつも上記の通りニマイジタイヤのべろーらーのイベント会場が開催されたスタジアムにて、あちらこちらにブロックウォールを築いてのバリケードによって人々の行動を阻害し、ギャーソリンを捻出・収集していた。

しかし同じ場所に訪れていたブンブンへ同行していた未来に見つかってしまう。


それから程無く未来/ブンピンクと錠/ブンブラックが妨害に現れ、早速アクセル全開で向かって来るも、「走るの、ブロック!」と言って2人の足元にブロックを出して躓かせ盛大に転倒させる形で出鼻を挫く。

そのままブロックウォールを2人の周り四方に出して閉じ込めるも、救援にブンレッドブンブルーが入って壁が壊され失敗。そのまま合流された4人から反撃され、レッドのアシストでブロックウォールを飛び越したブラックから一撃を貰ったのを皮切りに、必殺技の怒涛ラッシュを素の鈍重さも相まってまともに畳み掛けられるブロックベイグルマーだったが、直後にこの状況を端から狙っていたマッドレックスが嬉々として乱入。

即興ながら彼がデスロッドより放った光弾をブロック塀の破片で乱反射させる連携攻撃で4人を翻弄するも、相手は一所に固まった上で光弾を撃ち落としその内の一発をレッドに撃ち返されてガードするが耐え切れず転倒。しかし、これでより本気になったマッドレックスがブンブンジャーと必殺技の撃ち合いを行って競り勝ち、変身解除へと追い込む。


だがここで、事前に大也より誘いを受けていた振騎玄蕃が遂に戦場へ参入、4人に合流した上で予め大也より渡されていたブンブンチェンジアックスブンブンブースターブンオレンジブンブンチェンジブンブンジャーが5人揃ったのを目撃する。

これを仕切り直しとして、マッドレックスがレッドに挑み、ブルー・ピンク・ブラックとネジレッタが乱戦を繰り広げる中、ブロックベイグルマーはオレンジとの一騎討ちに突入。両腕のブロック壁で接近戦を仕掛けるも、その取り回しの悪さを突いたオレンジは素早く懐に飛び込み、ブンブンチェンジアックス(アックスモード)を用いたインファイト戦法で反撃する。


やがて次第に不利になり出したので急加速で距離を詰めてくるオレンジを左右からのブロックウォールで押し潰そうとするも、大也の誘いに乗り我が身分の弁えと言う建前による心のブレーキを外したオレンジ=玄蕃は加速し続け、塀による挟撃を紙一重で回避しその勢いのまま反撃する。

その後、レッドに傷を付けられたマッドレックスを庇い、持ち前の防御力でレッドを喰い止めるも、レッドと入れ替わる形でオレンジが繰り出した『ブンブンアックスドライブ』をガードの体勢で受け止めたが、直後両腕のブロック塀が粉々に砕けると同時で胸から横一閃に斬られる形で致命傷を浴び、「耐久性、不足~ッ!?」と頑丈に思われた自分を貶す様な発言を残し敗北した。


その後、ヤルカーを通してギャーソリン大暴走体となり巨大化「ベ~イ、ストロング…!」と呟きつつ岩山地帯に再出現。

対抗して繰り出されたブンブンジャーロボビルダーに、両腕で殴り掛かり押さえ込むも反撃されたのでブロックアタックで礫を浴びせるも、相手はブンブンハンマーで撃ち落とし耐え凌ぐ。

ならばと巨大ブロックを発動し、自らが鉄壁のバリケードと化して相手の攻撃を無力化。「ムッハッハ! 無駄だ、無駄だ!」と勝ち誇るも、ブンブンジャーロボビルダーは頭部のヘッドライトで弱点を探知、自分が拘りで設けていた透かしブロックが鉄壁の綻びであるのを突き止められてしまう。


レッド「きっと何処かに、弱点があるはず…」

オレンジ「…よし。(※ヘッドライトを起動し透かしブロックを探知)……あそこだ! 一点突破!!」

ブンブン「シェケナベイべ~!!」

「ベイッ!? 俺の芸術がぁ~!!」


そしてその透かしブロックを、アームアシストによるハンマーの渾身の一撃で壊されたのを機に、ブロック塀はだるま落としの如く下から順に破壊。

これで外装も砕かれて丸腰になり、弱体化した所へ『バクアゲハンマー・ブンブンクラッシュ』が直撃し、『何事も 心の壁は あゝ不要』。 ベェェェイ!!」と俳句を詠んで辞世の句を残し爆散・撃破された。

なお、残した俳句はイターシャに「五・七・五だけど、季語が無いわ」酷評されてしまった。


余談

  • プレートのナンバーは「ブロック」の語呂合わせ(2=ブ、6=ロ、2=ッ、9=ク)。

  • これまで、レンガなどに関係した物がイメージの戦隊怪人はいくつもいるが、純粋にブロック塀その物をモチーフにした戦隊怪人はこのブロックベイグルマーが初。


  • 上記の通り、撃破時に残した句をイターシャが酷評した際にデコトラーデが「ムキー!」と捨て台詞を残したが、おそらく「無季」とひっかけたダジャレ。
    • 尚、前半に出たブンブンの「帽子だけにハッとした」も含めてこの回はダジャレが結構出ている。

関連タグ

爆上戦隊ブンブンジャー ハシリヤン

苦魔獣

ブロック塀 シールドオーガ


ヌリカベフタガワラ:壁の素材(前者はレンガ、後者は)モチーフの人。特に後者は両手に盾を持つ要素も兼ね揃えている上、その鉄壁ぶりを最終合体ロボ初陣の当て馬にされた類似点も持つ。

妖怪ヌリカベナイーヨ・カパジャー:様々な壁(前者は素体を応用したメンタル、後者はアイテムを使った結界)を展開し、人々を苦しめる作戦を展開した人。

シールドンダンジームダイヤモンドダンジーム:両手に一体化した盾による高い防御力を持ち味とした人。

剣将ブドー:壮絶な経緯の果てで戦隊レッドに討ち取られ、辞世の句を川柳で残し散った幹部怪人。

ボンベバンキ:同じ車スーパー戦隊の第7話に登場した怪人で口癖がほぼ一致する他、新ロボの初戦の相手になった点も同じ。

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