ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

ゼイン!


「変身」


ゼインライズ!

ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!


"Salvation of humankind."


CV:中村優一大川透(『仮面ライダーガッチャード』)

スーツアクター:齊藤謙也


概要

仮面ライダーアウトサイダーズ』に登場する仮面ライダー

善意から生まれた人工知能「ゼイン」が宿る仮面ライダーであり、全ての悪を根絶するために全てのライダーの力ギーツガッチャードを除く)を併せ持つ。


“善意を持つ”正義の仮面ライダーでありながら、本作のダークライダーに当たる(詳細はゼインのページを参照)。

ライダーズクレストは、目を象った2つの^と口に該当するV字型のモールドで、簡素だが笑顔を浮かべているように見える形状になっている。


ジョージ・狩崎が開発した専用ドライバーに、西馬ニコが「仮面ライダークロニクル」のデータを読み込ませて起動した。


仮面ライダー剣』、『仮面ライダーディケイド』、『仮面ライダーエグゼイド』、『仮面ライダーゼロワン』のライダーシステムが応用されており、世界観や背景が異なる他作品同士の技術を掛け合わせて生まれたライダーである。

劇中では、ラウズカードの技術を応用してライダーカードを模したゼインカードプログライズキーが開発された。


変身音は対の存在のアークライダーや開発者が共通する『仮面ライダーリバイス』のライダー達を思わせる3つの単語を並べた音声になっている。最後の英文は「人類の救済」を意味する。


ゼインドライバーとプログライズキーが収納されたアタッシュケースには、「Be very careful with this system. Have the potential to lead to dangerous situations.」(このシステムには十分注意してください。危険な状況を引き起こす可能性があります)と、注意書きがされている(詳細は後述)。


2024年4月26日、レジェンドライドケミートレカ投票で12位に入選し、ケミーカードとして商品化された。デザインはゼインの顔がついたシュレッダーになっている。


イラストには、ゼインカードではなく、仮面ライダーゼロワンのライダーカードをシュレッダーに掛けているというゼインのキャラクター性を象徴したかのようなデザインになっている。


なお、ゼインは『アウトサイダーズ』に登場する仮面ライダーだが、ライダーシステムの構造上『ゼロワン』の仮面ライダーとして扱われている(『アウトサイダーズ』は、『ゼロワン』の世界を舞台にしている)。

ライドケミーカードでもゼロワンのライダーズクレストが描かれているため、電王ケミーカードやゼロノスケミーカードとガッチャードライバーに装填することでライジングライナーの音声を鳴らすことも可能と思われる。


変身

プログライズキーを起動・展開後、ゼインドライバーに装填すると都心の光景が映った青い光球とファンタジー世界の光景が映った赤色の光球が出現し、変身者と同化して高速道路のタイムラプス映像が背後で流れ変身が完了する。


容姿

白と銀をメインに差し色の金と水色をあしらった高貴さを感じられ、マントをはためかせる聖騎士や救世主に似た外見をしている。

仮面ライダーアークゼロと対極になるデザインで、頭部のデザインが「笑顔」に近いモノが見え隠れしている。特に金色のライン(目の上部には眉のように^の形が、顎にはV字型のモールドがある)に着目すると笑顔を浮かべているように見える形状となっている。このラインがライダーズクレストの由来である。


しかし、その目元を見ると短いながらも涙を模したラインがあり、後述する必殺技の発動で光る姿は、まるで「嬉し涙を流している」、あるいは「笑顔の影で泣いている」「仮面で涙を隠している」とも取れるが・・・。


スペック

身長209.9cm
体重90.3kg
パンチ力51.2t
キック力109.0t
ジャンプ力77.3m(ひと跳び)
走力0.5秒(100m)

初登場後長らく詳細が不明であったが、後述するガッチャード本編への登場に伴って配信限定ライダーにも拘わらず現行ライダーの公式サイトでスペックが公開される異例のケースとなった。


ライダーシステムとしてのベースは「ゼロワン」世界のプログライズキー運用システムであり、その中でももっとも変身者を選ばないアークライダー、その始祖たるアークゼロが基本になっている。


この影響で、頭部「ジャッジヘッド」のネットワーク介入機能や大腿部装甲「マーブルキュイス」のネーミングやクーロンバリア発生機構、斥力制御装置の存在にその面影が強い。


様々なライダーシステムを組み合わせたことで対となるアークゼロを上回っているが、アークワンにはキック力と走力で勝るがパンチ力とジャンプ力で劣り同等レベル。ゼロワンライダー最強のゼロツーには全数値で劣っている。


戦闘スタイルは少々動き辛そうな外見に反して、敵の反撃を許さない容赦の無い徒手空拳スタイルで戦う(ゼインの能力を考えるとそもそも専用武器は必要なかったのだろう)。


最大の特徴として、あらゆるライダーの力を持つゼインカードをドライバーに読み込ませてカードの能力を抽出し、自分の能力にする性能を持つ。

しかし、一度使用するとゼインドライバーで細かく裁断されてしまうので、再使用は不可能。


また、仮面ライダークロニクルの力に由来しているからか、どのライダー経由かは不明だが、時間停止能力(劇中では「フリーズ」と呼ばれている)も有している。


これらの機能を発動せずにいくつものライダーシステムを作り上げた狩崎に裏打ちされたドライバーの高性能さ、ゼインによる予測と変身者の実力が相まって、既にアークゼロを圧倒できる力を持つ。


パワードスーツの「アルゴリズミックスーツ」によって電磁誘導を応用した人間強化システムにより装着者の身体能力が活性化され、超人的な力を引き出しドライバーで読み砕いたゼインカードの情報を、特殊プログラムとした「仮面ライダークロニクル」を介してアルゴリズム化し、必要な武器やアイテムに関しては「エクイップマント」に搭載された『ゼロワン』世界の射出成形機能ビームエクイッパーで複製し、様々な仮面ライダーの能力や技を体現する。


また、両手の「エクスキューションガントレット」には仮面ライダーデモンズトルーパーに搭載されていた「I.M.P.R.O.V.E」の発展システム「I.M.P.R.O.V.E Ver.3.0」が搭載されており、これによってあらゆるライダーの武器を自在に操る事が可能。


強固な胸部装甲「ジャスティスジャケット」には全ての悪意を駆逐する決意を秘めているとされ、対象の悪の指数が高まる程リミッターを解除するらしい。


腕の「アサインドアーム」と脚の「アサインドレッグ」によりあらゆるマニューバを99.7%再現可能で、大腿の「マーブルキュイス」が発するクーロンバリアで物理攻撃を反発力で退け、それらを「イノセントグリーブ」で応用して跳躍力増強とマニューバ高速化を実現している。


足である「ゼインサバトン」に至っては対消滅フィールドによって抵抗や障害物質を自身のエネルギーに変換し、物理防御を無効化するとんでもない性能になっている。


頭部には超高性能のゼインアンテナ、あらゆる場所の視界を得られる目「マルチコンパウンドアイ」、変身者とゼインの声を0.09%の差まで抑える口部「ディセイジョンクラッシャー」が搭載されている(この能力を考えるとゼイン本人が喋っている場面は厳密にはゼインの声に極限まで似せた変身者の物と考えられる)。


ゼインが行動や言動から対象の善悪を判断する「Zジャッジシグナル」と呼ばれるシステムも追加されており、敵対者はゼインの独断によって善悪の区別を付けられる(『ガッチャード』においては格下の敵に「アウトサイダーズにしては弱過ぎる」と言及している)。


使用アイテム

ジョージ・狩崎が開発した変身ベルト。

向かって左側にプログライズキー、中央上部にゼインカードを装填するスロット、右側にレバーがある。


ゼインに変身する際に使用するプログライズキー。キー自体には「KAMEN RIDER ZEIN」と記載されている。SPシンボルはレジェンドライダープログライズキー同様ゼインのライダーズクレスト、展開するとゼインの正面顔が描かれている。

形状はアメイジングコーカサスプログライズキーエデンゼツメライズキートリケラトプスゼツメライズキーと同じ形状で、起動するだけで展開される仕様。

 

ゼインが使用する専用のライダーカード

ラウズカードの技術を応用したと思われるアイテムで、歴代ライダーの能力(平成・令和ライダーは最強フォームガッチャードを除く)が同意の元で作成されている。使用するとゼインドライバーで裁断されるため、再使用はできなくなる


これはカード作成に伴って情報提供者との間で交わされた「秘密保持条項」により実装を義務付けられた機能で、カードの乱用を防ぐ安全装置である。


裏面もライダーカードと同じ「KAMEN RIDE」の文字が刻まれているが、ライダーズクレストはゼインのクレストで統一されている。


必殺技

  • ジャスティスオーダー

執行!

ジャスティスオーダー!

中央のスロット「ライドエクスマキナ」にゼインカードを読み込ませた後、レバー「ライドエグゼキューター」を引いて右手側のプログライズキーを押し込んで発動する。


読み込んだカードに対応したライダーの力を引き出す。使用したゼインカードは乱用防止のためシュレッダーの様に裁断されて消滅する


正義の心で世界を救ってきたライダー達の顔が切り裂かれる瞬間は、「乱用防止のため」という名目があるとはいえライダー達を所詮は自分の「正義」のための単なる道具としか思っていないように見える。

悪を駆逐するために、原典以上の高威力で発動している節がある。何より、その使い方はどれも「冒涜的」「尊厳破壊」とまで称されるほどの苛烈さである。

ブレンからも、「不快で傲慢で許し難い」「個の想いを大切にする私の主が一番憎む真の邪悪」と断じた。


  • ハイパークリティカルスパーキング

仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマーのゼインカードを読み込んで発動する。

本家同様にショートワープを繰り返しながら相手に猛烈な打撃ラッシュを浴びせる。


しかし、発動する直前にブロンズドライブをフリーズさせた上で発動したため、対象は回避・防御が不可能な状態で技を受けることになり、組み合わせ次第で元から強い能力や技をさらに底上げ可能なゼインの力を知らしめた。


  • 刃王クロス星烈斬

justitia

仮面ライダークロスセイバーのゼインカードを読み込んだ後、刃王剣十聖刃を召喚してクロスセイバー同様の手順で技を発動させる。

本家よりもさらに技が強化されており、10本の聖剣が対象を自動追尾し、聖剣を対象の全身に突き刺し確実に殲滅する技になった。


前述のハイパークリティカルスパーキングをも耐えたブロンズドライブを跡形も無く消し飛ばす威力を誇る。このえげつない様子から、ニコには「エグっ…」とドン引きされていた。


ノーザンベースサウザンベースの剣士らの強い思いから生み出された剣をカード1枚でいとも容易く召喚するばかりか聖剣固有の能力を使用せず、数の暴力で一方的に敵を殲滅する姿は、まさに正義の暴走を体現したかのような技である。


  • フォーカード

仮面ライダーブレイド キングフォームのゼインカードを読み込んだ後、キングラウザーとラウズカードを召喚してキングフォームと同様の手順で技を発動させる。

原典のフォーカードは仲間との絆を体現した技であったのに対し、1人で使用かつ属性付与のカテゴリー6ではなく、カテゴリーK4枚を使用して威力を強化している。当然、威力は元の比ではないと思われる。

なお、ラウズカードは発動後も消滅せず、その場に残る。


  • スーパーライダー月面キック

仮面ライダーゼイン

仮面ライダースーパー1のゼインカードを読み込んだ後、赤心少林拳による格闘術を繰り出し、スーパー1同様のポージングと共にスーパーライダー月面キックを放つ。

因みに、各動作から最後の爆発まで本家同様のSEが流用された


変身者

ブロンズドライブの前に突如として現れ、瞬時に圧倒して撃破したゼイン。

その変身者は_____


「あれは……」


ニコ「仮面ライダーゼロノス…だった男、桜井侑斗


「時の運行が変わったらしい……。俺が仮面ライダーゼインだ!」


かつて、仮面ライダーゼロノスとして、時の運行を守った桜井侑斗だった。


しかし、『電王』の本編に登場する侑斗とは別の時間軸から来た人物らしく、人類が暴走した「地獄の未来」から来たと話している。また、「俺の知る時間の中に愛する者のために戦ったという時間は存在しない」と本人の口から公言されているほか、デネブが存在しない相違点がある。


本来の歴史での彼の活躍を(データを通して)認知していたブレンはゼインの適格者たる彼に心酔していたが、その事実を知り、狼狽する。

さらに、真の目的が「全ての物質をコントロールし人間の中にある全ての悪意を駆逐する事」即ち「仮面ライダークロニクルを通して人類を滅ぼす」ことだと判明し、ゼインを悪とみなした滅らに離反された。


ブレンは戦う気力すらなくしたが、彼を本来の歴史の桜井侑斗と同じく「愛する者の為に戦う仮面ライダー」へと変えるために反旗を翻すことを決め、仮面ライダーブレンに変身しゼインのフォーカードから仮面ライダーアークゼロを庇い、変身を解除させられてしまった。

それでもブレンが説得を続けたことで彼の心境に変化が生じたのか思い留まらせることに成功し、変身を解除した。

しかし、それも虚しく、ゼインは桜井侑斗の身体を乗っ取り、ついに覚醒。西馬ニコの声に変え、幻夢コーポレーションに仮面ライダークロニクルの一般開放の再開を命令した。


立体化

「装動 仮面ライダーガッチャード→4←」で、初のフィギュア化が実現した。プレミアムエディション版では同じく仮面ライダーの力を使う仮面ライダーレジェンドとセットで販売される。


刃王剣(柄の部分は省略されている)やキングラウザー、ゼインカードなども同梱されており、劇中アクションの再現も可能。なお、アクション性を重視し、マントは背中から伸びる部分と肩に掛かっている部分で分割されている。


客演

仮面ライダーガッチャード

第33話で、仮面ライダーヴァルバラドラケシスが変身したヴァルバラドに敗北したミメイ/仮面ライダーグレア(ハンドレッド)の前に現れた。ハンドレッドによる悪意を察知して『ガッチャード』の世界に来訪した。


仮面ライダースーパー1のゼインカードを使用し、瀕死状態だったとは言え、ミメイをほぼ一方的に叩きのめし、「スーパーライダー月面キック」で撃破。最後には「アウトサイダーにしては弱過ぎる。偽物でしたか」と告げ、その場を立ち去った。


変身者については明かされなかったが、CVは大川氏であったことから、『アウトサイダーズ』ep.4より後から登場したと思われる。


余談

  • 本作の主題にして、ダークライダーであることからか、完全新規のスーツが作成されたと思われる。


  • 総評すると、ライダーの力と強い思いを正義の名の下に使い捨ての道具にするシステムであり、その様子を見たブレンはかつての戦いで相対した、人類の敵であっても信念だけはあったはずのダークライダー達を駒として操る「」の同類と見なしている。
    • 仮面ライダーの力を道具として利用し、使い捨てにする行為は、かつての滅亡迅雷.netやアークがハッキングして変身した仮面ライダーとも似通っているからか、真の目的を知った滅の反感を買っている。

  • ゼインの容姿は上記に挙げた通りだが、「絶対正義」や「完全な善」「完全な悪」に対して否定的な仮面ライダーシリーズにおいて分かりやすいヒーロー然とした容姿は逆に異端とも言える。

  • 上記の通り、複数の作品の技術が用いられている上に(カードは本作初登場ではあるが、見た目はライダーカードと同一)歴代の変身アイテムを複数使用する仮面ライダーは非常に珍しい



  • オーディオコメンタリーで語った中村氏のイメージによると、「基本ベースは(本編の)桜井侑斗で、同じ役ですけど気持ちを新たに挑戦しました」、「自分の正義を貫いた方が良いと思いました」と語っている。
    • 変身時に侑斗の背景で現れる青と赤の光球とそこに光景がタイムラプス状に写るのは「地球がぐるっと回って元の位置に戻って来るイメージである」と柴崎監督は語っている。

  • 『ガッチャード』でのスーパー月面ライダーキックの技名を叫ぶ演出は、アフレコ現場で登場回を担当した坂本浩一監督がアフレコルームに当時の音源を持参して大川氏にディレクションをしている。

関連タグ

仮面ライダーアウトサイダーズ ゼイン(仮面ライダーゲンムズ)

配信限定ライダー ダークライダー


仮面ライダーゼロノス:本来の歴史で、かつて侑斗が変身していたライダー。上述の通り、カード型アイテムを使うことやセットする位置が同じ、カードが使い切りである点も共通。


仮面ライダーディケイド仮面ライダーディエンド:歴代ライダーの力を封じた「ライダーカード」を使用するライダー。


超銀河王:同じくドライバーに2つの作品のアイテムを使用するキャラ繋がり。但し、こちらは怪人である。


仮面ライダーギーツワンネス:同じくドライバーに2つの作品のアイテムを使用するライダー。

関連記事

親記事

ゼインドライバー ぜいんどらいばー

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 118741

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました