「——このトーストはオレがもらう。おまえはもう一枚焼け」

概要

破壊を好む天才研究員。

社会貢献？そんな事はどうでもいい。彼の基準は、興味をそそるかどうかだけだ。公式Xより

プロフィール

性別についての補足

ゲーム内で聞ける台詞に「生殖能力がないだけ」「血縁者はいる」「父親も母親もいる」とあり、

その詳細について先天的なものなのか後天的なものなのか不明であり謎が多いキャラクターとなっている。

雑談I

家族…？　あー、血縁者ね！　回りくどい言い方しないで最初からそう言えよ。オレは生殖能力がないだけで、別に石から産まれたわけじゃないし、血縁者はいるよ。母親も、父親もいる。

雑談II

正直言って、おまえたちはしつこいんだよ──呼び方なんてどうでもいいだろ。彼女でも彼でもアレでも、好きに呼べ。もしくは…ロフェコキシブかプレガバリン──どっちか好きな方を選べば？

持ち物

研究員の名札

ラプラスから配られた研究員の名札。レイアウトも色味もごく普通で、磁石付きのシリコン製の留め具はメッキ加工がしてある。メディスンポケットは「ユーモア」なステッカーをそれに貼った。

白い手袋

故郷から持ってきた真っ白な手袋。丈夫で通気性の良い素材でできている。メディスンポケットが自由に様々な薬剤に触れられるのも、破壊行為で両手が傷つかないのもこれのおかげ。

ミグル0-1号体液分析セット

精密構造の機械。3つの部分に分かれていて、メディスンポケットとそのワンドを繋げている。薬剤を服用したメディスンポケットの身体状況をリアルタイムで監視し、その血液や汗、涙などの体液を分析、あるいは弾丸としてワンドに充填することができる。

キャラクターストーリー

ワンちゃん、ワンちゃん、ワンちゃんたち

　想像の中の友、おもちゃの友、動物の友。

　人はいつだって友を求める。でももし、最高の、最良の友がほしかったら、あの言葉を思い出してみて――

「犬は人類最良の友である」

　友はいろんなことをしてくれる。傍にいたり、話を聞いたり、励ましたり、一緒に偉大な冒険をしたり。

　ユタ大学の白いトラックが犬舎の前に止まっている。女主人は手紙を開封し、多額の報酬を抜き取った。うるさい犬たちのことなど頭にないし、1950年代から今までの40年余りで、動物実験のおかげで市場に投入された新薬がどれほどの人間の命を救ったかなどどうでもよかった。名誉などいらない。たとえ家業の経営がこんなにうまく行っているとしても。

　彼女が笑うのは代金を受け取る時だけ。

　お金が必要だった。彼女には欠陥を持つ子供がいる。その子に手術を受けさせて「正常の人」にするためにお金を稼ぐ必要があった。

　しかし今日は違った。いつもとは違う。

「さようなら、ママ」

　子供はいつものように軽やかな足取りで、振り向きもせずにあの白いトラックに乗り込んだ。それはかつて、数え切れないほどの離乳したての子犬を母親と引き離した車で、今、彼女の幼い子供をも連れて行った。

ラプラスの破壊王

00019/9月/第04週

『研究科-破損設備リスト』

試験管セット13セット

ソファー2台

ロングテーブル1台

カフェテーブル2台

実験記録帳15冊

北アイルランドのチェンジリングの靴のヒール29組

....

00019/9月/第05週

『事務サービス部-支出経費記録』

　犬用のロープのおもちゃ15セット

―――40咬噛銭貨

　カラーサンドバッグ(スーパーハード)3本

―――120咬噛銭貨

　庭の拡張工事費

―――566.5咬噛銭貨

　ストレス緩和用スペースの日常メンテナンス費

―――627咬噛銭貨

　ミント味の犬用おやつ21箱

―――21咬噛銭貨

....

サービス精神皆無の天才

パンドラ・ウィルソン:お話を…

メディスンポケット:苦目キャンディの制作に当たっての難題と特別に印象に残っていること、だろ?

パンドラ・ウィルソン:いいえ、違います。

パンドラ・ウィルソン:貴方の故郷や子供時代のお話を聞かせていただきたく思います。ユタ州の実験犬を扱っている施設のご出身ですね。

パンドラ・ウィルソン:今のような研究方式と決断は、当時実験犬を飼育した経験から来ているのでしょうか?

メディスンポケット:オレのことわかってるじゃないか。

パンドラ・ウィルソン:これくらい当然です。

メディスンポケット:まぁ、実際のところは、おまえたちが考えているよりずっと単純だよ。オレは別に自傷癖があるわけじゃないし、崇高な思想を持っているわけでもない。

メディスンポケット:オレは産まれながらにして才能があったんだ。頭にも、血管の中にも。

メディスンポケット:それを隠さずに利用することにした、それだけさ。

メディスンポケット:その結果、利益を得る人や助かる人が出てくるかもしれない。けど――オレはそのためにやってるわけじゃない。わかるか?

パンドラ・ウィルソン:人はしばしばそれをエゴイズムと呼びますが。

パンドラ・ウィルソン:しかしそれは華麗な生き方ですね。運命を完全に自分の手で切り開き、己のものにする。本物のスタイリッシュとはそういうことなのでしょう。

パンドラ・ウィルソン:自分の道を自分の足で歩む、まさに独立独歩ですね。

性能面

回復・デバフ持ちのサポートキャラ

メディスンポケットは優秀な範囲回復に加えて気絶付与による行動阻害、被ダメージアップのデバフ効果付与が可能になる。

そのため、ヒーラー兼デバッファーとして活躍することができ、必要な場面ではどの編成でも相性良く使うことができる。

回復+強固で生存力を大幅に伸ばせる

スペル「錬金容器」は味方全体回復効果が可能で、ランクが上がると回復力も大きく伸びる使いやすい効果となる。

また、追加効果として被ダメージ低下の[強固]を1スタック付与できるため、ダメージそのものを減らすことが可能になる。

デバフ効果も汎用性が高い

スペル「固有慣習」では被ダメージアップのデバフを付与、アルティメットスペルでは[気絶]を付与することが可能であり、非常に汎用性が高いデバフ構成となっている。

どちらの状態異常も攻撃タイプ(リアル、メンタル)を選ばずに運用できるため、とりあえず編成しておくだけでも貢献することが可能だ。