「退勤、そして楽しい休息の時間です。」
勤務時間中はフォッグ除去の仕事を生真面目にこなすが、終業のチャイムが鳴るが否や、仕事関連の全ての要求を迷いもなく拒絶する。
概要
日本語名 | オリバー・フォッグ |
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英語名 | Oliver Fog |
中国語名 | 雾行者 |
キャスト | 永塚拓馬 |
レアリティ | ✦4 |
種 | 神秘学家 |
誕生日 | 12月26日 |
年齢 | 15 |
活動年代 | 20世紀半ば |
活動地域 | グレートブリテン及びアイルランド連合王国のグレーター・ロンドン |
ミディアム | 霧 |
本源 | 霧の惑星(星)、霧の浄化 |
香調 | ウッディノート レザー系 エボニー ウォームウッド |
サイズ | 68 57/64 X 29 17/32 X 16 59/64in |
持ち物
真鍮の懐中時計
1852年にスイスのジュネーヴで作られた、Aeonというブランドの懐中時計。フォッグウォーカーは代々、これのおかげで霧の中でも時間を確認できている。時計の針が指し示す退勤時間が正確であるおかげで霧の中でも時間を確認できている。時計の針が指し示す退勤時間が正確であるように、彼は毎週のメンテナンスを欠かさない。
パリッとしたシルクハット
前任のフォッグウォーカーが勤務時に被っていた防水性が優秀なシルクハット。いつからか、シルクハットが「フォッグウォーカー」のシンボルとなった。父の死後、オリバーがこのハットを受け継いだ。しかし若い彼にとって、この帽子のクラウンはやや高すぎた。
オーダーメイドの黒檀の傘
前任のフォッグウォーカーがロンドンのJ&Sアンブレラショップで特注した傘。優秀な神秘術伝導力を持っていある。傘の柄と先端は一本の黒檀でできており、とても丈夫な作りになっている。柄には「ForMySonOliver」の文字が彫られていて、オリバーへの成人祝いとなるはずだったこの傘は、形見として彼の手に渡った。
キャラクターストーリー
霧の士爵
陰鬱としたロンドンの雨は止みそうにない。
昔も今も、未来もきっと。
古代では、雨のせいで立ち込めた濃霧は城を守る方にとって随一の頭痛の種だった。
そのため、霧を吸収できる「霧の士爵」こと、フォッグ家が誕生した。
フォッグ家はロンドン政府に雇われ、この町の空を覆う「霧」を処理し、市民と軍隊の視界をクリアにするのが仕事である。
彼らはシンボルである先の尖った黒い傘を携えて、濃霧の中を飛び交って霧を吸収するのに最も効率的な場所を探した。
そうしているうちに、彼らは人々から敬意を込めて「フォッグウォーカー」と呼ばれるようになった。
しかし、産業革命がすべてを変えてしまった。
都市の中を次々と埋めていく煙突から絶えず煙が吐き出され、彼らを極限までに一歩一歩追い詰めた。
無害そうに見える煙の危険性を、フォッグ家は誰よりも知っていた。
彼らは必死の思いでそれを訴えたが、誰も、彼らの声に耳を傾けなかった。
そしてついに、1952年の冬に、事故が起きた。
オリバー・フォッグ
あの冬を、オリバーは忘れたことがない。
あの冬の日、窓ガラスが割れそうなほどに霧が濃くずっしりとしていた。
どこもかしこも暗くて、まるでロンドンごと毒蛇に飲み込まれ、
蒸気に包まれた地獄のような蛇の腹の中にいるような気分だった。
フォッグウォーカーである父は、肺を吐き出しそうなほど咳をしていた。
かつての大きかった背中は、今では枯れた木の枝と大差ないように感じた。
「これは私の責任だ。私たちの責任なんだ…」
オリバーの肩に置いた手をそっと引き、父はまたシルクハットを頭に載せた。
しかしドアが開けられた瞬間、意地汚い霧が父を絡め取り、
かつてその上なくたくましかった姿を飲み込んだ。
追憶をやめたオリバーは懐中時計を手に取り、シルクハットやコートを身につけ、
傘を広げたまるで、あのたくましい姿のように。
今、ロンドンには新しいフォッグウォーカーがいる。
しかしあのたくましい背中は、もう二度と現れることはない。
1日8時間
オリバー・フォッグ:インタビューを受ける前に、聞きたいことがあります。
パンドラ・ウィルソン:はい、なんでしょうか?
オリバー・フォッグ:貴社の雑誌の売れ行きを聞いても?
パンドラ・ウィルソン:客観的に言いますと、なかなかです。
オリバー・フォッグ:よかった...(喉を整える)非人道的ロンドン政府は子どもを搾取して働かせ、違法な残業を強いている!それに断固抗議する!
パンドラ・ウィルソン:......?
オリバー・フォッグ:わたしはここで労働者を代表して、抗議の声を上げる!
オリバー・フォッグ:労働者に8時間労働を!労災補償を!定時退勤を!誰しも定時に退勤する権利を持っている!皆さん、たとえ1分でも、あなたが余分に働くのは自分の命に対する冒涜だ!
オリバー・フォッグ:マダム、僕が言いたいのは以上です。ちゃんとメモはできました?特に問題がなければ、時間なので帰らせてもらいます。
パンドラ・ウィルソン:インタビューも勤務時間に含まれているのですか?
オリバー・フォッグ:もちろん。
ボイス一覧
出会い | 倫敦大気浄化事務局よりまいりました、オリバー・フォッグです。ふぅ…退勤時間まであと三時間ですね。――よし! ではちゃちゃっと仕事を片付けてしまいましょうか。 |
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スーツケース内の天気 | こんなに天気が良いなんて…僕が住んでいるところでは、考えられないことです。太陽が見えることすら貴重だったので。…散歩に行こうかな? |
未来へ | 本当に未来に行きたいと思っているのですか?…世に乱立したスモッグ製造所のような工場どもが、世界を滅ぼす…そんな想像、したことはないですか? |
放置 | 休憩時間も勤務時間に含まれています。そこに上手くアフタヌーンティータイムを取り入れるのは、社会人として、そして英国人としての基本的な心得です。 |
挨拶 | 来てたのですか…あの、宿題を教えてくれたり、しませんか? |
朝 | こんなふうに、のんびりと朝の散歩に出かけたのは、勉強だけしていればよかった頃以来です。…あの日々は、今でも良い思い出です。 |
信頼‐朝 | うーん…夏はともかく、冬の朝に元気よくベッドを出られる人なんて、いるのかな? |
夜 | 退勤、そして楽しい休息の時間。…オーケー、今から学校に行く準備をしないとですね。 |
信頼‐夜 | …時々思います。あなたは、もっと休んだ方がいいと。重責を背負う人は、それに飲み込まれがちだけど、そうなると、多くのものを見失ってしまいますよ? |
帽子ともみあげ | このハットは、僕には重すぎて…父はこれを名誉の証にしていたようです。――フォッグウォーカーという仕事の証にすぎないのに。 |
袖と手 | スモッグは手では掴めません。掴めるのは、実際に手が届くものだけ…そう、例えば退勤時間とか。 |
衣装と身形 | 背は小さいのに頭でっかちって、よく言われますが、ナンセンスですよね。…仕事を愛するのも良いことだけど、生活そのものを満喫できる人になりたいなって、思います。 |
嗜好 | 一番綺麗だと思う花はラッパスイセンです。見るたびに、楽しかったセント・デイヴィット・デーの記憶がよみがえります。 |
雑談I | 女王陛下に手紙を書こうと思います。特殊な職業の定年年齢を引き下げることについて、です。 |
雑談II | ネジを締める仕事もあれば、サーカスで踊る仕事もある。トイレを掃除する仕事もあるんだから、スモッグを綺麗にする仕事もあって当たり前。誰だって仕事があれば、それをするんです。今日のパンのために、自分に価値を持たせるために…それ以外の理由がある人もいるかもしれないけど。 |
チーム編成 | あまり他の人と仕事することがなかったけれど、これはこれでいいですね。 |
バトルスタート | よかった。彼らは防護マスクを付ける習慣がなさそうですね。 |
スペル選択I | 時間通りです。 |
スペル選択II | スケジュール通りに進めましょう。 |
高ランクスペル選択 | 効率の良い、素晴らしい選択ですね。 |
アルティメット選択 | ミス・ヴェルティ、少し息を止めててください。 |
神秘術発動I | この傘、魔法の杖としても使えるんです。 |
神秘術発動I | 息をしないほうがいいですよ。 |
神秘術発動II | もう少しだけ頑張りましょう…みなさん。 |
神秘術発動II | 元気出してください。 |
アルティメット発動 | …ロンドン観光だと思って楽しんで。 |
ダメージを受けるI | うっ――それ違法じゃない? |
ダメージを受けるII | んくっ… |
バトル勝利 | あと三時間十五分か…いえ、なんでもありません。次の仕事に移りましょう。 |
性能面
オリバー・フォッグはスペル「10分後」による味方全体への防御バフを持つバッファー。
リアル・メンタル両方に加えて【強固】もスタックできるため、防御面に関しては非常に優秀なキャラクターである。
洞察Ⅰの効果で、自信のHPを犠牲にしてシールドを獲得可能。シールド効果中は被ダメージ減少効果も働くため、オリバー自身も打たれ強くなる。
また、減ってしまったHPに関してはスペル「傘をさす時」で回復することが可能であるため、オリバー自信の生存力は他のキャラと比較しても非常に高くなる。
欠点としてオリバー自身の火力はそこまで高くなく、防御以外のバフを所持していない。そのため、ダメージ面は味方に頼るしかないため、編成には特に気をつけたい。
塑造を進めれば、アルティメットの威力アップが可能になるため、本格的に運用したいのであれば、凸も視野に入れて育成していこう。