作品解説

2020年から刊行されているアメコミシリーズである。

超能力を得た女性が怪獣に立ち向かうというのが基本的なストーリーである。

製作資金の準備にはクラウドファンディングサイトのKickstarterが使用され、目標額の2千ドルを上回る2万ドルが集まった。

2022年からは日本語版がAmazon(8巻まで)でのみ販売されている(1~4巻がセットになったオムニバスと5~8巻の単巻、紙と電子どちらもあり。ただしオムニバスは巻末のおまけイラストが一部未収録)。またkickstater参加者には最新刊と過去作がpdfで配布されている)。

ファンアートについては性的な物でなければ問題ないと原作者が回答している(ある程度のセクシーさはOKとのこと)。

登場人物

※年齢は公式で設定されていないが原作者曰く下記記載の年齢のつもりで描写しているとのこと。

• CHARLOTTE VANDERS:KamenAmerica(シャーロット サシャ ヴァンダース:仮面アメリカ)

詳細はこっち⇒仮面アメリカ

• MISHA LOVACOVA:Kamencomet(ミーシャ ロバコバ:仮面コメット)

詳細はこっち⇒仮面コメット

• KANEKO KIMIKO:Kamen ramen(金子 貴美子:仮面ラーメン)

詳細はこっち⇒仮面ラーメン

• SYLVIA PRESTIGE:Kamen victory(シルビア プレステージ:仮面ヴィクトリー)

詳細はこっち⇒仮面ヴィクトリー

• Kamen Terra(仮面テラ)

土をコントロールし、弾丸のように操る。

• VICTORIA KAMINSKI(ビクトリア カミンスキー)

メガネっ娘。CARLYの幼なじみであり親友。地質学者。

愛称はVicky(ビッキー)。

• Dr.GRACEY(グレイシー博士)

エリア51所属の科学者。KamenCorps達の協力者。Kamenvictoryのパワードスーツの開発者。

• NIRO LANSKY(ニロ ランスキー)

広告代理店経営者。常にサングラスをかけている。当初CARLYは彼の配下でWARHENと名乗り怪獣と戦っていたがあくどい手法での宣伝に反発し、彼の配下から離れKamenAmericaとなる。

サングラスに感情が現れる。5巻以降は周囲に人外が増えたせいか胃薬を飲む描写が目立つ。

• SCHULTZ(シュルツ)

LANSKYの広告代理店の共同経営者。

• SIGUMUND(シグモンド)

CARLYの幼なじみの青年。親から受け継いだ銃器店を経営している。MISHAは傭兵を辞めた後彼の店で働いている。彼を巡って時々CARLYとMISHAが奪い合いをしている。

愛称はSiggy(シギー)。

• FATHER BLATTY(ブラッティ神父)

CARLYが子供の頃から通う教会の神父。

かつてSOULFINDERとして戦っていた経歴がある。

その話を聞いたビッキーは、ロケットランチャーを構えた姿を想像した。

• KAPPA CUP(カッパ カップ)

株式会社カネコの企業マスコット。Kimmy曰く日本最悪の企業マスコット。カップラーメンから手足を生やしたようなデザイン。今のところ2巻の1コマのみの登場だが多数のファンアートが描かれており、7巻のkickstarter特典でぬいぐるみ化された。一応KAPPA CUPを模したカップラーメン自体は5巻やカメンアカデミーで何度か登場している。

• BADGER(アナグマ)

イラスト右側

Carlyが子供の頃から飼っているペットのカピバラ。

• VERMILLION MASQUERADE(バーミリオン マスカレード)

土から怪獣を生み出し、アメリカ各地で暴れさせている赤い仮面を身に着けた謎の女性。

怪獣を生み出すだけではなく土を巨大な拳に変形させ武器とすることもある。

• BANDIT OKAMI (バンデッド　オオカミ)

男性。民間軍事会社「ニンジェン」の一員。刀を武器とし、チュパカブラを使役する。日本のアニメが好きで逃走中の部下との会話でルパンやマッハGOGOGOを思い出している。背中にはポプ子とピピ美の入れ墨がある。

• SUPER PSYCHIC PHENOMENA FIGHTERS ZENARANGER(超心理現象戦隊ゼナレンジャー)

NIRO LANSKY配下のヒーローチーム。KamenCorpsと対立している。

元ネタはゼナー・カード+パワーレンジャー・ZEO(日本における超力戦隊オーレンジャー)。

メンバーは以下の通り。

・PYROKINETIC ZENER PYRO(パイロキネティック ゼナー パイロ)

本名:MARIUS REESER(マリウス リーザー)

ZENARANGERのリーダー。男性。カラーは赤。オーストラリア出身。

※左テクノ,右ハイドロ

・TECHNOKINETIC ZENER TECHNO(テクノキネティック ゼナー テクノ)

本名:NANO MORITOU(ナノ モリトウ)

女性。カラーはオレンジ。電子機器をコントロールする能力を持つ。

・HYORO KINETIC ZENERHYDRO(ハイドロキネティック ゼナー ハイドロ)

本名:SIRENA SIYOKOY(シレナ シヨコイ)

女性。カラーは水色。水をコントロールする能力を持ち、自身を液化することも可能。

一度Kimmyに凍結した状態で砕かれたがすぐに復活している。

・ECTO KINETIC ZENERECTO(エクトキネティック ゼナー エクト)

性別不明。人種不明。カラーは紫。地縛霊をコントロールする能力と自身の再生能力を持つ。

銀の弾丸を警戒し撤退する描写がある為人類ではないと思われる。

・PSYCHO KINETIC ZENERPSYCHO(サイコキネティック ゼナー サイコ)

性別不明。人種不明。カラーは黒。姿を変える能力と念動力を持つ。

• MarmotMaiden & Henshy (マーモットメイデン&ヘンシー)

お菓子を与えることでマーモットのヘンシーを様々な物体(猫車、ボディビルダー、盆栽、巨大分銅等)に変身させ戦うヒーロー。

• CYNTHIA PRESTIGE:Kamen Unity(シンシア プレステージ:仮面ユニティ)

女性。シルビアの義母。仮面ビクトリーのアーマーに酷似したアーマーを装着し、

仮面コアと対立する。

他作品初出の登場人物

• USA-GI　

BLACK HOPS(5,6巻除き未邦訳)初出

ある出来事で多量の放射線を浴び、体力、知能、不老、光学迷彩、他種族を含めた他の動物との通信能力を得た兎。米軍の訓練を受け、兵器の扱いも可能。

戦闘時は左目の周りに青い模様、右目に赤い模様、左脇腹に赤い星、右脇腹に青い星が現れる。平時はペネロペに飼われている。

• PENELOPE FRELING(ペネロペ フレーリング)

BLACK HOPS(5,6巻除き未邦訳)初出

女性。USA-GIの飼い主兼ハンドラー。USA-GIと会話することで戦闘をサポートする。

銃火器を扱い戦闘を行っているが一応民間人。

• KANINA LOVACOVA:HARE TRIGGER(カニーナ　ロバコバ:ヘアトリガー)

BLACK HOPS(5,6巻除き未邦訳)初出

女性。ミーシャの姉。民間軍事会社「ニンジェン」の一員。USA-GIの攻撃で手を失うが聖コルンバの手を移植され、同時に自身の髪を手足のようにコントロールする能力を得る。

• Florida girl (フロリダガール)

声-舞原ゆめ

メリーウェザー作「ヤリすぎ！フロリダガール！」初出のキャラクター。

女性。フロリダで活躍するヒーロー(?)。日本語版では何故か大阪弁で話す。

ヒーローらしい描写は殆ど無く、閉店中のハンバーガー店に侵入したり、食べる為にマナティを捕獲したり、フードスタンプ(アメリカの生活保護の一種。食料品の購入に使える商品券)でTESLAを購入したりしている。ほぼ毎回警察に逮捕されるのがオチである(ただし市長権限で即釈放される)。

今のところ出演は仮面アメリカ外伝公式4コマのみで本編には未登場。

一応7巻のある場面で「Florida girl arrested　again(フロリダガールまた逮捕される)」と書かれた新聞が登場している。

• Tomorrow girl (トゥモローガール)

Ben Dunn原作「Ninja high school」初出のキャラクター。

本名 HEIDI YFORY。

アメリカの高校生だったが未来の別の惑星から放たれた光線(T-Ray)を浴び、ヒーローとなった。

「tomorrowgirl vs kamenamerica」(未邦訳)と「Black Hops」6巻にて

KamenAmerica達と共演している。

仮面アメリカ外伝(Kamen America: The Web Series)

仮面アメリカ各巻の間の話を描く4コマ漫画。本編と比べギャグ描写が多め。

日本語版は終盤を除くと6巻発売時にpdfが配布されたのみで今のところ通常販売無し。

だったのだが2024年4月27日公式により無料公開された

カメンアカデミー(Kamen Academy)

公式スピンオフ4コマ漫画。学園「カメンアカデミー」でのカメンクラブの活躍を描く劇中劇。

英語版と日本語版が毎週水曜日に公開されている。

Kamen America: Alpha!(Kamen America: The Manga!)

2023年1月に製作発表された仮面アメリカの漫画版。2024年~2025年公開予定。日本の一般的な漫画と同じく白黒。作画担当者は不明。

仮面アメリカ外伝:仮面ラーメン(KAMEN AMERICA GAIDEN: KAMEN RAMEN )

原作Mark Pellegrini、Eric Taylor　作画八房

仮面アメリカ9巻のクラファン特典として配布される予定の漫画。仮面ラーメンとマーモット メイデンが活躍する。

日本語版書籍

日本語訳は日本のファン2名が監修している。

仮面アメリカ オムニバス1(日本語版1話から4話までをセットにした物)

仮面アメリカ 5話 成功と尊

仮面アメリカ 6話 自由を求める少女たち

仮面アメリカ 7話 父の教え

仮面アメリカ 8話 フェイタフルライトニング

仮面アメリカ オムニバス2(日本語版5話から8話までをセットにした物)

関連作品

• Black Hops (ブラックホップス)

原作Mark Pellegrini,作画Timothy Lim

2018年刊行 既刊6巻(一部邦訳有り)

アメリカ政府内の組織Black HOPSとテロ集団CRYPIQとの戦いを主に描くバトル漫画。

1~3,6巻の作品名はBLACK HOPSだが4,5巻はクロスオーバーした作品名が付与されている。

Black Hops X Kamen America　4巻

Black Hops X Kamen America　X Soulfinder　5巻

また6巻では5巻までの作品に加え、Punchline,Rags,Tomorrowgirlも参加している。

• Soulfinder

原作Douglas Eranst,作画Timothy Lim

既刊3巻(未邦訳)

悪魔と戦うエクソシスト集団ソウルファインダーの戦いを描く。

• Wall-Might

原作Mark Pellegrini,作画Timothy Lim

2018年刊行 全3巻(未邦訳)

某大統領と日本のヒーロー漫画をパロディした政治ギャグ(風刺)漫画。作者は「KamenAmericaやBlackHopsよりずっと間抜けな作品」と評している。

設定上KamenAmericaとの繋がりはない(ただ本作に近い出来事はあったとされる)がWarhenなどは本作のキャラクターデザインが流用されている。

KamenAmericaで本作の出来事が触れられた時、カーリーは「思い出させないでよ」と発言し、6巻エピローグで本作のコミックスを読んだ際は「実際と全然違う」とも発言している。監修「ニロ ランスキー」と書かれ捏造作品として扱われている。

• Tomorrow girl (トゥモローガール)

原作者ben dunn

2022年刊行 既刊4巻(未邦訳)

「tomorrowgirl vs kamenamerica」(未邦訳)

• Punchline

原作者Bill Williams　作画Matthew Weldon

2020年刊行 既刊11巻(未邦訳)

• Rags

2024年刊行 既刊8巻(邦訳有)

原作者Brain Ball,Trent Luther　作画Luigi Teruel

ゾンビに支配された街に迷い込み、下着を含め全てを奪われた女性元海兵隊員レジーナ・ラゴースキーのサバイバルを描いた作品。

関連作品では唯一各種電子書籍サイトで日本語版が配信されているがエログロ要素多め。

外部リンク

原作者(Mark Pellegrini)ツイッター

原作者(Timothy Lim)ツイッター

仮面アメリカ外伝公式4コマ

カメンアカデミー公式4コマ

公式通販サイト(書籍と衣料以外の公式グッズの取り扱いはここのみ)

アパレルグッズ通販

関連動画

関連イラスト

関連タグ

アメコミ