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「反乱しかない そういう気配がビンビンに伝わってくるぜ」

「ハレンチ ハレンチ!! ハレンチ警察出動だ!! ルークを逮捕するッ!!」

人物

ヴィクトニア帝国出身だが血統はルークと同じガブール人。いわゆるスパイで、ガブール人に伝わる『救世主伝説』についての調査のためにガブール人として潜入していた。「レジャット」という名前も今回の任務における偽名であり本名ではない模様。

反乱を企てていたルークに接近しルークの能力を探りつつ、ルーク陣営と激しい頭脳戦を展開することとなる。

性格

頭脳明晰で、心身共に優れた傑物。役職こそスパイではあるものの基本的には己と帝国の正義を信じる善人。「全ての人間は世界をより良くする義務を負っており、その義務は才能や環境に恵まれた人間であるほど大きい」という信念を持っており、その真摯な言葉は敵対してからもルークの心に強く残っているほど。

だが一方で己自身が優れた才能を持つが故に「自分が世界を守る」為に障害となるものをあらゆる手段を使い、いかなる犠牲を払ってでも排除することを厭わない狂気性を持ち合わせている。

例えば、違法である奴隷売買を摘発する一方で、その被害者である行くあてのない奴隷達を「これ以上ルークを追うには不要」と判断して帝国に入国させずに放り出した。

交渉や洞察力に関してはグレシャムと肩を並べるほど優れているが、あちらが「どうすればより儲かるか」を大前提とした「商売」という(ある意味で)一貫性があるのに対し、レジャットの方は当初こそ巧みな話術で相手の人心掌握を試みるが、緊急時や焦り出した時には問答無用で相手を拷問に掛ける事も辞さないという、目的の為に手段を選ばない性格が強い。

また、普段優秀で大抵の仕事をそつなくこなせるぶん、感情が昂ったり事態が思い通りにならなくなってくると奇行に走りがち(詳しくは後述)なのが欠点。

ルークとの関係

初対面の時点では胆の据わった少年という程度の印象であったが、後にフラペコからオークション会場でのルークの立ち回りを聞き出した事で、彼が自分の探している「救世主」のひとりである事を確信。以降、ルークの持つ秘密を帝国に持ち帰る為に彼に対して異様な執着を見せ始める。

が、

・ルークに接近するために自分とルークをお姫様と王子様に配役した寸劇の台本を書く

・同じくルークに接近するために思い付いた殺し文句が「二人だけの星座を作ろう」

・ルークが自分を避けている様に見える事から「うーんルークとの親密度が上がらない」と思い悩む

・ルークの手配書を製作する過程で「ルークはもっと可愛く!!もっとキュートに!!」と注文を付ける

・紙幣の味で真贋を見極める事が出来る「贋札殺し」のチェックに対し、真贋の結果よりも「ルークの身体から出た贋札の味がどんな味か」を気にするetc.etc.

…と、ルークに対して単なる保護対象の枠を越えた特別(?)な感情を持っている様にしか見えない。

普段はかなり狡猾な切れ者で、シリアスシーンもお手のものなのだがルークが絡み出すと途端にハイテンションな面白おじさんと化す。

それが本作の魅力のひとつである。

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