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概要

通称「リーム」。


勘違いされやすいが、年上ヒロインではない。米国では小学校が5年制でミドルスクール(中学校)の3年生は日本の中二と同学年なのでぼんとはタメになる。ぼんよりも背が高いが、これはこの年頃の男女にはよく見られる現象であり、安川ユミ子日テレアニメ版ではぼんよりも若干だが背が高く描写される場面がある。

ただこれも厳密に言うと、アメリカの教育制度はグレード制で「ミドルスクールの3年生」とはならないので(Netflix版で修正されてなかったとか言うな)、単純に「中学三年生」を英語に直しただけの可能性もある。そうなるとやっぱり年上ヒロインになるが、原作者がどっちのつもりで描いてたのかは今となっては確かめようがないだろう。


原作漫画での登場はほぼ第一部に限られているが、原作は作者の体調不良と死去によって減退・中断されてしまった一方で、日テレ版のアニメや『新・のび太の日本誕生』でもぼんと再会している描写がされた(特に日テレ版では明確に恋愛描写が取り入れられた)。日テレ版のアニメは作者がすでに原作の執筆を中断した後に作られているが、監修または内容のチェックを行っている筈であるため、リームとぼんの再会と恋愛は原作者が本来意図していたアイディアであった可能性もある。

  • 第一部におけるリームとぼんのペアの解消と別れも、第二部の後半で「タイムパトロールは原則としてペアで行動」という突然導入された新設定や、時間と場所を超越してコミュニケーションできる道具類の存在や年に一度のバカンスなどの各種設定と矛盾しており、日テレ版の設定や描写が大きく変更されてきたことも含め、設定の矛盾なども原作者の体調不良と死去による諸問題と混乱によって発生した可能性もある。

特徴

名前から外国人と思われるが何人であるかは明らかにされていない(「お前、アメリカ人だな」と言われるシーンはある。Netflix版においては国籍・出身はともかく、アメリカに住んでいることは作中の会話で明確に示された)。なお「外国人同士でも普通に会話ができる」という漫画あるあるは、本作では圧縮学習で外国語が簡単に習得できるため通用しない。


偶然タイムパトロール(T・P)の(見習い)隊員となった主人公ぼんを付ききりで指導する先輩隊員で、キリリとしたお姉さんキャラである。藤子・F・不二雄のヒロインとしては珍しいロングヘアを持ち、『ドラえもん』に登場した『ロッテ・ミュンヒハウゼン』や『雪の精』と同系列のキャラと言える。


しかし、もともとぼんをT・P隊員にした原因が、自分のうっかりミスで絶対秘密のT・Pの存在を知られてしまったこと(しかもその原因がタイムボートの手入れのサボりによりボートが事故ってテンパったため)、さらに秘密を知られたぼんを消しに行ったらカナヅチで海で溺れて逆に助けられたり、装備の整備を怠っていたぼんを叱っている最中に自分もそうだったことをバラされたり、ホログラムを「めったに効果のあったためしはないけど」と言いつつ作戦が失敗すると「まいったなぁ、次の手なんにも考えてないのよ」だったりと、実はけっこうドジっ娘だったりするのかもしれない。間違ってもしっかり者のユミ子ドジを踏んだ回数の比較をしてはいけない


二人でドジを踏んだ最悪のケースとしては、ぼんが退屈しのぎにタイムボートでドライブしようとしたら点検サボりで逆流時間を洩らしてしまい、それを見つけたリームがぼんを正座させて「点検整備を怠るなんてT・Pの恥よ、そもそもあんたは……」と説教垂れたところで、自分も点検サボりでしょっちゅう故障させているのをブヨヨンにバラされて赤っ恥をかいて、その後の任務で二人仲良くタイムボートを故障させて、修理しようにもバッテリーがあがってて途方にくれるが、打ち上げられたのがたまたま20世紀で、さらにカメラを持ったジャルパックツアーの男性(おそらく藤本弘本人)がたまたま通りかかったことから「人助けのためです、許して!」とカメラの水銀電池を二人がかりで強奪して任務続行するも、タイムボートが本調子でないことから最終的に巨大牛の角で胸を突かれて二人とも一度死ぬが、たまたま近くを漂流していたぼんのぽんこつタイムボートが逆流時間を撒き散らしたことで助かる、というもの。こいつら結婚してもこのノリの夫婦になるのであろう。

その他に、寒さしのぎでぼんがたまたま持っていたブタの着ぐるみを着てタイムボートに乗っていた姿を玄奘三蔵に見られて、しかもフォゲッターを働かせるのを忘れていたため猪八戒として伝説を残しブヨヨンに「ブタ」呼ばわりされてしまう失態も。


実生活では2016年に住むミドルスクールの3年生。時間移動で通る際の超空間の謎の生物ブヨヨンを引き連れている。2016年から8年も経った2024年に発表されたNetflix版では2056年に変更されていた。


原作では単なるぼんの良き先輩だったが、日テレアニメ版では恋愛感情があった模様で、危機に陥ったときに「酸素のお裾分けの口付け」をしている……もしかしたら消されそうになったぼんが「女の子とデートしたこともないのに」とゲロしたのを同情しただけかもしれないが。ただ原作も最終エピソードで危機に陥ったときに「今度の仕事だけは、どうしても一緒にやりたかった」と涙ながらに告白する面を見せている。しかもこっちは誰もいない未来の世界でテントの中で一夜を共にしている(ただしブヨもいた)。

なお補足しておくと、ぼんは1979年で14歳なので、リームが住んでいる2016年でも存命していれば51歳でリームと36歳差となる。よって二人がその気になれば歳の差婚は十分可能である……実際のコンビである過去の時間軸のぼんと、リームの生きる時間軸のぼんが同一人物になるかという根本的な疑問は残るが。


ぼんの正隊員昇格と共に指導から離れコンビを解消した。原作ではその後一度ワンシーンのみ描かれただけでそれ以後出てないが、二度目の休暇旅行でぼんがリームを懐かしむシーンが登場する。なおコンビ解消の本当の理由は掲載誌の休刊により連載が一旦打ち切られたためで、その後、後継誌で連載が再開されユミ子編が描かれることになる。

ユミ子編は連載中に「T・Pは原則二人で行動すること」というルールが追加されたことで、ユミ子は正隊員に昇格した後もぼんとコンビを組んだままとなっている。リームは泣く泣くコンビ解消したというのに、何故にロングヘアのFヒロインはこうも扱いが薄幸なのか……


ぼんを仕事に誘うのにぼんが帰ってくるのを待つときは、ぼんの部屋のベッドで寝っ転がって待っていることが多い。いくらぼんの両親が共働きで昼間不在になるとは言え他人の家でやりたい放題である。それ以前にタイムボートがあるのに何でわざわざ待つんだよという話になるのだが、ぼんのベッドが恋しいのか、はたまた自分の匂いをマーキングしているのか。


日テレアニメ版では実の兄がT・P隊員として登場しており、原作でセミクジラを救おうとして殺人を行おうとしたタイムパトロール員の役割を担っている。


Netflixアニメ版では回想シーンのみであるが、リームの見習い時代の先輩隊員として、リームによく似た(というより姉にしか見えない)女性隊員が登場する。リーム自身はぼんの正隊員昇格と共に「特異現象処理課」に異動になり、ぼんとのコンビを解消する流れになった。


全くの余談だが、ゴーグル付きヘルメット・ノースリーブミニスカロングブーツ出で立ちが「丸善ガソリン100ダッシュ」の小川ローザと一緒なのは時代性だろうか?

センシティブな作品

オー、モーレツ!


なおリームの制服のVネックの部分は白地の生地であり肌が露出しているわけではない……と思われがちだが、実際のところ現在確認できるカラー画稿でも肌が露出している場合と白のインナーが描かれている場合があり安定していない。なお、Netflix版アニメは肌が露出したバージョンでデザインされた。


映画ドラえもんでの客演について

同作者の人気漫画を原作にしたアニメ映画のリメイク作品「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」にてリームと思わしき人物がゲスト出演を果たした。(この際、ぼん、安川ユミ子と思わしきキャラも登場している。)

劇場版のスタッフロールでは正体は明かされなかったものの、同作をモチーフにしたゲーム版ではリーム隊長と記載されており、正体が彼女であることはほぼ確実に。

そしてさらに2017年に同作品がテレビ放映された際、TP隊長のセリフ字幕にもリーム隊長と表記されており、彼女が正体と確定したと言っても、間違いないであろう。

監督のインタビューを要約すると「作劇上クライマックスでのび太の家出を見届ける大人が必要となったがママがその場にいるわけがない。そう思った時にT・Pぼんに女性のTP隊員がいることを思い出した」という流れで起用された。

奇しくも同作はリームの時代と同じ2016年上映の作品であるものの特にゲスト出演の経緯に関係はなく、監督はのちにそのことを知ったという。


関連タグ

リング・スノー・ストーム:『クレヨンしんちゃん』シリーズに登場したパロキャラ。なお名前は「吹雪丸」を直訳したもの。

猪八戒

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