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CV:神戸光歩

人物

名前:イヅツミ(コードネーム:アセビ)

種族:トールマン/大猫(魔獣)

年齢:17歳(※『デイドリーム・アワー』150ページ目を参照)

出身:東方諸島地域


黒魔術によって獣人となったトールマン・東方種族の少女。

本名はイヅツミで、アセビは半本家内で呼ばれる忍者としてのコードネームである。

シュローの迷宮再挑戦時に同行していたが、ある目的のため出奔しライオスのパーティに接触する。


その魂には魔物のそれが混ぜられている人工の獣人である。混ぜられた魔獣・大猫の形質が全身に現れ耳や尻尾は猫のそれになっており、顔つきもケモ度の高い顔貌となっている。四肢の爪も鋭く伸びており、引っ掻きに用いれば当然強力な武器になる。


能力

大猫の魂による影響で身体能力は非常に高く、特に身のこなしが軽い。苦無を得物にしているが体術にも優れ、脆弱な魔物なら武器を使わず蹴りや貫手で仕留められるほど。


総じて我々が知るところの「忍者」系のジョブに近い特性を持っている。諜報活動を生業とする半本家に身を置き、そこの教育係から戦闘技術を叩き込まれたことが影響しているものと思われる。

ただし本人の性格から、連携や援護といったチームプレイはあまりやりたがらない。


彼女の特徴である二つの魂が混ざりあっているその性質は長所にもなれば短所にもなる。魔物を鎮静化する術式結界に入ると人間部分の人格まで抑えられ大きな猫のように大人しくなってしまうが、魅了に対しては人と大猫の魂双方で好みが異なるためチャームを無効化して反撃することが可能。


性格

本人の傾向も多分にあると思われるが、まさしく猫のように気まぐれで奔放な性格で、元々は他者に干渉される団体行動自体がストレスとなる程だった生来の無頼漢。

故に人と馴れ合うことを好まず、当初は成り行きで付き合っている過ぎなかったライオス達も無視して単独行動するなど、自己中心的なところも目立った。


ただし人の心の機微に丸っきり無頓着というわけではなく、センシの壮絶な過去が語られる折には神妙に聞き入り、ファリンの孤独な境遇に泣くマルシルには慰めを試みているなど、冷淡ではあるが冷酷な性格ではない。

マルシルに窮地を救われてからは味方のフォローを受け持ったり、多少なりとも相手の心境を気遣ったりするなど、社会性の成長が見られるようになった。


元より基本的に良識は弁えており、マルシルやチルチャックとはベクトルの違う常識人枠でもある。ためにツッコミ役として忙しく立ち回ることもしばしば。

特にセンシのデリケートな話を聞いてなお「じゃ食べてみるか」とか言い出したライオスには呆れの反応も見せている。


気性こそ猫らしさが強く現れてはいるものの、情緒や情操といった面ではやはり人間らしさも現れている。当人が魂を分離したがっているように、アイデンティティは人間に基づいており、獣の部分を殊更に指摘したり獣扱いするのは地雷案件である。


一方魔物と混ざりあった自分の体の価値を低く見積もっており、人前でも裸になることに戸惑いがない。

尚、尻尾の生え方や複乳かどうかを確かめようとした変態は仲間たちの手で鎮圧された。


幼少時から躾に縁がなかったため食事のマナーがとても悪い。教育係のマイヅルによるスパルタ教育でも完全な矯正は出来なかった。


おまけに大の偏食で、食料が限られる迷宮内にもかかわらず、嫌いなものには絶対手を付けない上に極めて飽きっぽい。当然センシからは折に触れ𠮟られているが、彼女でも飽きずに食べられるよう色々と苦心して献立を考えるなどそれなり以上に気を遣ってもらっている。

美味しい料理を作ってくれること、自分に親身に接してくれたことから最も心を許しており、どこか祖父と孫のような関係となっている。


ダンジョン飯

『ワールドガイド』によれば好物は魚、肉、カニとされているが、本編中にはを好む描写もある。

本格的な魔物食に関しては当初かなり抵抗したが、最近は魔物のハンバーグを喜んで食べるなどかなり変化がみられている。蟹に似た味がするバロメッツも好物で旺盛に食べている。


なんと、第41話にて「茸嫌い」といって捨ててしまうほどだったキノコを、第55話にて「キノコうまい」と言うまでに成長。

恐るべしはセンシの料理の腕前。…だが、続く第56話の「カリカリ茸とタマゴのサンドイッチ」では、イヅツミのものはキノコ抜きになっていることから、恐らくチェンジリングでイヅツミの種族が一時的にオークに変化していたことにより、キノコへの抵抗が薄れたものと思われる。


作中の動向

当初は黒子のような忍者装束で身体的特徴を隠して登場し、主人公のライオスの元パーティメンバーであるシュローの家来として迷宮入りした。

しかし、あるモンスターとの戦闘のどさくさに紛れて脱走。しばらくライオス一行を尾行していたが、足抜け防止のための呪殺の紋様の解呪のためマルシルを人質に、脅迫する形で接触。

しかし真の目的は、マルシルの使う黒魔術(正確には古代魔術)を利用して大猫と呼ばれる魔物の魂と融合してしまった自身の体を元に戻すのが目的。この目論見は本人から早々に匙を投げられてしまい頓挫してしまうが、彼女より遥かに古代魔術に詳しいと見られる狂乱の魔術師との接触に解呪の一縷の望みを託し、半ばなし崩しに一行に加わり迷宮の深部を目指すことになる。


何だかんだで彼女にとってライオスパーティーは居心地が良かったのか、迷宮探索の旅に最後まで同行することになった。自由勝手な性分こそ変わらなかったが、様々な出来事を経て仲間を思うようになり、ある意味一行の中で一番人間的な成長を遂げることになった。


迷宮の事態が解決したら自分を獣人にした魔術師にお礼参りに行くつもりだったようだが(実際に行って帰ってきたのかもしれないが)、最終巻のおまけ漫画・ワールドガイドで描かれた後日談では自由気ままに旅に出ており、時折黄金郷周辺に寄り付いているらしい。魔物を狩ってきてはライオスに売りつけたり、食事の席に呼ばれたりしている。


来歴

東方諸島で生まれて間もなく何者かの手によって大猫の魔物の魂を混ぜ込まれており(正確には異なる。後述)、いかなる経緯かは不明ながら見世物小屋の檻の中で食べものすら碌に与えられない過酷な幼少期を過ごす。なお、母親との記憶が全くないため、物心つく前に離別したか、死亡したものと思われる(深層意識から形作られた幻はモンゴルなどの遊牧民族を彷彿とさせる衣装に身を包んでいる)。

しばらく見世物扱いされていたが、ある時シュローの父親に買い取られ、躾役にして目付け役のマイヅルによって半本家お抱えの忍びとして育てられることになる。この時点で既に人間不信を極めており、躾を聞かない、言いつけは守らない、目上の相手を敬わないと身内からも問題児扱いされていたため、最終的に足抜け防止のため呪殺の呪いをかけられてしまうこととなる。

当然仲の良い相手などいるはずもなかったが、似たような境遇で素直な気性の持ち主であるイヌタデとはある程度打ち解けていたようだ。


余談

「ダンジョン飯」tavern

  • 憎まれ口を叩く者同士でチルチャックとも最初は対立していたが、のちに和解。とはいえ作中度々注意されては反抗する間柄だったが。
  • 『ワールドガイド』によれば一人で寝ると寒いという理由で、他人の布団に潜り込む癖があると判明。
    • 抱えるのに程よい大きさで体温も高いチルチャックはお気に入り。チルチャックからは寝苦しいと一度拒否されたが、他のメンバーはそれぞれ夢見が悪い(マルシル)、断固拒絶(センシ)、猫扱い(危険人物)されるなどの紆余曲折の後、許可が下りた様子。

アナザーイヅツミ

コボルト?Ver.

チェンジリングを踏んで変化した姿。

全体的にはコボルトのような人型の犬だが耳と尻尾は猫のものに似ていてマズルは長め。猫舌。

嗅覚はより向上しているかのような描写があるが、興奮してしまうと制御が効かないといったデメリットもあるようである。

ライオス曰く、「猫耳コボルト」。


プロトタイプ?

ダンジョン飯の連載前、つまり「予告」にあたるミニ漫画に、名前こそ公表されていない(これはライオス達も同様)が、イヅツミの外見をした猫耳の忍者のキャラクターが先行登場している。


その時の彼女は宝箱を見つけたもののそれがミミックであったことを残念がっていたが、他のメンバー(特にライオスに該当するキャラとセンシに該当するキャラ)は食材となるミミックを見つけたことに狂喜し、鎖でミミック入りの宝箱をぐるぐる巻きにした後に隙間から調味料を流し込み、そのまま(熱で蒸す形で)火焙りにするダイナミックな調理を敢行。

この光景に「そっ、そんなひどい!」と発言しており、口元を両手で覆い隠すリアクションを見せるなど、どことなく乙女なリアクションをとっており、現行の『イヅツミ』と比べれば違和感は大きい。本編側では首狩り兎の解体を喜々として行うなどこうした行為に忌避感は無いため、これらの性格や反応などは、本編内のマルシルや、ライオス達がテンタクルスを料理にした時のナマリに受け継がれたものと思われる。


『デイドリーム・アワー』

『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー』収録のイラストや漫画に登場するイヅツミ。

セルフパロディ的なものと思われ本編からは独立した扱いと思われる。


  • ノームVer

CHAPTER ONEのNO.82に描かれたチェンジリングで変化した姿。背丈が縮み手足や尻尾も太く短くなっている。体毛の量はさほど変わらないように見えるが全体的に丸っこい印象の姿に。


  • ミニサイズイヅツミ

CHAPTER TWO.のNO.15のイラストに描かれたイエネコサイズに縮んだ(?)イヅツミ。

人間サイズの椅子の上に不機嫌そうに腕組みをしながら深々と腰掛けている。傍らには現代風の服を着たマルシルの姿があり視線を交わしている。


  • 猫?

現代風の装いになったマルシルとファリンが暮らす家にいる猫。

ほぼ完全に猫な姿であるがイヅツミのようであり、頬杖を突いたり腕組みの姿勢を取っている。全裸。

マルシルが買ってきた猫用おもちゃにも興味なさげにあくびを漏らすが、ファリンのテクニックには抗しきれず大興奮。


衝撃の事実

連載終了後に発売された「冒険者バイブル完全版」に収録された漫画によるとイヅツミは人に獣の魂を混ぜた獣人ではなく、人間の魂を混ぜた獣で、常に人化した状態にあるとのこと。自分をトールマンと思い込んでいる一般大猫だったのである

イヅツミの肉体は魔獣の体をトールマンに作り変えたものであり、どちらかと言うとコボルトのような亜人に近しい存在である。チェンジリングを潜った際に亜人に変化していたのもこの伏線だったと言える。

イヅツミが人に戻ることは根本的に無理な願いだったのだが、当人には理解が及ばず、話者を「話がヘタ」と断じ深刻には受け止めなかった。



関連タグ

ダンジョン飯 獣人 偏食 偏食家


マイヅル イヌタデ

シュロー ヒエン ベニチドリ


ライオス チルチャック センシ マルシル


ファリン ヤアド


猫の忍者(ネットロア) ねこです ねこですよろしくおねがいします

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