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過去のでんことの戦闘データをベースに、さらに強化をしたIKS.gear。パワーとスピードを兼ね備えた好戦的な性格で、あるIKS.gearのことを心酔しており、いつも彼女につきっきりなんだとか。(アプリ内紹介より引用)


「……ハッ、雑魚どもが。回り込んだだけで勝利した気か?」


概要

2023年12月のレイドバトルイベントで初登場したIKS.gear。

脇腹が露出した服と、黒と水色の二色髪が特徴的。

ソラムと同時期に生産されたらしく、圧倒的なパワーとスピードを誇り相手を叩きのめす。

IKS幹部のIKS.gearに心酔しているようで……?


モチーフはアメリカロサンゼルスにある企業RAESRが製造したハイパーカー、タキオン・スピード

最高出力1250馬力、最高時速386kmを誇る、まさにパワーとスピードを兼ね備えた車両である。


イベント「IKS.gear襲来!~忠実なる刺客セレシス~」

イベント攻略法

今回の弱点は「eco属性」「ディフェンダー」。どちらにも該当するのはしいらいおりくにメイひびきコヨイギンカなのかルミ、ソラムの10名。

今回からはジヌシボスの出現駅が変更された。


イベントストーリー

「……全部で9人か。制圧するのに5分もかからないだろうな。」


ソラムが味方になってから数ヶ月後、復旧不可能なシステムトラブルの報告が。

ソラムはセレシスが犯人だと見抜いていたが、止めに行ってもすぐに立ち去ってしまうため足取りがなかなか掴めずにいた。

それでもダメ元で行先を予測した結果、何とか先回りに成功。いよいよセレシスと対峙する。


リコ「ッ、随分なめられたものね!お前のその自信、私が打ち砕いてやるわ!」


マスターの制止を振り切り、先手必勝とばかりに先制攻撃を放ったリコ。

しかしソラムは「セレシスのスピードはIKS.gearの中でも随一。リコの攻撃速度では、全弾避けられてもおかしくない」と分析していた。それでもいくつかの攻撃を当てるのに成功したのだが……。


リコ「ふふん、さすがに私の猛攻には敵わなかったようね!!」

なる「なんか……今『わざと』辺りに行ってね~ですか!?あの人!」

マスター「そうだよね……?なんかどうも、動きが不自然な気が……」


この反応にもちろんリコはキレたが、ソラムはセレシスを蔑むような目つきで見ていた。


ソラム「また出たか、セレシスの悪い癖。彼女は……『被虐』を嗜好としている。」


負傷したセレシスは、痛みをものともせず恍惚とした表情となっていたのだ。


「ハァ……やはり戦いのときに得る『痛み』は至高……この痛みが戦闘の厳しさと奥深さを教えてくれる……」


もちろんこの態度に一行は大困惑。

チイ「なんか……よくわからないこと言ってるけど大丈夫なの……?」

ソラム「彼女は探求と成長に特化したIKS.gear。被虐に嗜好を持たせたことで、戦闘中の負傷を『一種の経験値』として好む。」

マスター「えっ、ってことはつまり、傷つくことが好きってこと!?」

ゆかり「ええと、IKSの幹部さんは、そこまで計算してそういう子にしたのでしょうか……?なんでしょうか……その……」

こうめ「しかし困りましたわね。つまり、痛みを怖いとは思っていないということでございましょう?手強い相手に違いありませんわ。」


そんな彼女達をよそに、セレシスは真顔に戻っていた。


「……でも違う。やっぱりあの方の『お仕置き』には敵わない……あの方が私にとっては一番……!」


どうやら、彼女はIKS幹部から折檻を時折受けているらしい。


リコ「ごちゃごちゃうるさいわよ!相手は私よ、戦いの最中にボーっとしてるんじゃないわよ!!」


「少し遊びすぎたな……そろそろ貴様には大人しくしてもらおう。」


そう言うとセレシスはリコを負傷させてしまう。


なる「マスター、あの人本当にやべーです!!やべーやつなのはわかってたですけど、やべーだけじゃなくて、とんでもなくやべーです!」

ソラム「問題ない。定格出力最大で、攻撃準備を開始している。いざとなれば、リミッターを外して対応する。」


どこかで聞いたことのある口調でパニクっていたなるの心配をよそに、ソラムは攻撃準備態勢に入っていた。


「IKS.gear No.04 ソラム……お前はIKSの叡智を体現した個体。

無駄な感情を排除し、正確な判断で敵を圧倒するのが役目だったはずだ……

そんなお前がなぜ、そちら側の味方についたのだ。

あの方が描く理想に背く判断をしたのか、私には理解できない。」


ソラム「演算の結果。私は勝利するようプログラムされている。

勝てない勝負ならしないほうがいい。」


「ハッ、それがあの方のご意向のはずがない。

まぁ、もっとも私のようにあの方を愛することができないお前には、そんな高度な計算は無理なのだろうが。」


ソラム「計算結果は正確。冷静な判断で、私は現代に残った。」


「その結果が裏切り?笑わせるな。やはり忠実なしもべに必要なのは『愛』……

私のあの方への強い愛こそが、IKSを勝利に導くカギなのだ!

ああっ、その目!!裏切り者のお前を許容することはできないが、その蔑むようなまなざしはいつ味わっても最高だっ!!」


ソラムは完全にセレシスを見下していたのだが、静観していたでんこ達はマスターラブズ・ギルドのメンバー。


こうめ「なるほど……セレシスさんのお考え自体には、わたくしも共感を覚えますわ。

強い愛が勝利をもたらすという理念は、大変すばらしいものです。」

ゆかり「わかります……♪わたしもマスターのためなら、なんだってできちゃいますもの……♡」

レーノ「ちょっと待って!?相手は敵よ!?ふたりともどうして同調しちゃうの~!?」

なる「あれ~、レーノのマスターへの愛はその程度だったんですか~!?

なるだって、セレシスさんの気持ちくらいわかりますっ☆」

レーノ「そ、そんなことないもん!レーノだって愛のためならなんでもできるわ!」


コミュ「お遊びはここまでです。わたしたちはあなたの侵略を許しません、セレシス。」

チイ「チイたちはみんな自分の意志でここに残って、マスターさんのお仕事を手伝うことにしてるの。だから……

それをジャマするなら、チイも容赦しないよ。」


(普通に引いていたレーノ以外の)小突き合いを見て奮起したのか、IKS.gear4人は連係プレーでセレシスを追い詰める。


なる「うああああ~っ、なんだかなるもいてもたってもいられね~です!」

マスター「あっ、なる!急に走ったら危ないって……!」

なる「ぴぎゃああああっ!?」


戦いを見て鼓舞されたなるだったが、小石でずっこけてその小石がセレシスの頭部を直撃という、半ばギャグ漫画かという展開でセレシスはあえなくKO。その隙にIKS.gear達はセレシスを地面に押さえつけた。


「うるさい……!負けてしまうのか、この私が?

愛は絶対に負けないって、あの方が私に教えてくれたのに……?

申し訳ありません!許してください!私が受けられる処罰なら、なんだって受けるので……!!」


しかし、セレシスはまるで壊れたかのようにただ泣き叫ぶことしかできなかった。マスターは「『あの方』への気持ちが強すぎて、負けたら自罰的になってしまうかわいそうな子」と推測していた。


ゆかり「マスター、少しいいですか?わたし、あの子とお話してみたいんです……」


しかし、ゆかりが助け舟を出す。


「私は……これではたとえ生き残ったとしてもあの方に顔向けできない……

それでも私は……帰ってあの方の判断を仰がなくては……」


ゆかり「セレシスさん、まさかこのままお帰りになるつもりなのですか?

あなたのおっしゃる『あの方』とは、長く離れたことはありませんの?」


「ハッ……あるわけないだろう。私はあの方の忠実なしもべ。

いつでも、どんな時でも、おそばにいなければ意味が……」


ゆかり「そんなことはありませんよ。真実の『愛』は……時に離れていても、お互いを想いあえる、そんな関係です。

例えばわたしには愛する伴侶がいますが、他の子とおでかけしても、嫉妬で身を焦がしたりはしません。

それは、伴侶とわたしの愛を信じているからです。必ずわたしの元に帰ってくると……そう信じていますから♡」


「それは……私に、ここに残れ、と言っているのか?あの方との愛を信じて……」


ゆかり「ええ、あの方の愛を確かめるよい機会だと思います♡」


「……でも、私には『お仕置き』を受ける義務が……」


ソラム「それなら、命令違反をする方が効果的。

命令違反の罪が重ければ重いほど、セレシスの望むようなひどいお仕置きを受けられる可能性が上がる。

想像するといい。裏切ったおまえに対するあの方の視線を……」


「……そうか、私の望むものとは、あの方のそばを離れても、あの方への愛を抱き続ける、そんな境地にあったのか……!」


ゆかりとソラムの言葉でセレシスは改心……したはいいが、ソラムの暴論にはリコとコミュも困惑、ゆかりの説得を聞いた他のマスターラブズ・ギルドのメンバーは嫉妬するというオチになった。


「そういうことなら、私もこの時代に残ってみよう。よろしく頼んだぞ、人間!」






「私の全てはあの方のために……」


プロフィール

でんこNo.IKS05
タイプアタッカー
属性cool
スキル試される愛
キャラクターデザイン昌未

スキル

試される愛

一定時間、自身のアクセス時にリンクに失敗しそうな際は、相手のHPが一定割合以下の場合は強制的に相手をリブートさせてリンクする。

相手がオリジナルでんこ・エクストラでんこなら残りHPのボーダーが緩和される。

最大レベルならリブートできるHPは相手がスペシャルでんこ・IKS.gearなら15%以下、オリジナルでんこ・エクストラでんこなら40%以下。


相手のHPを特定の割合まで下げれば確定でリブートさせてしまえるという超強力な効果を持つ。

例え0ダメージでも相手が回復を怠っていればそのままリンクできてしまうのだ。いちほやソラムにも効果を発揮する。

他のリブート系スキルを誘発させてしまうためまりかも有効になってしまうが、与ダメージのボーダーは少し下がる。セレシスのステータスはAPの方が高いため、ひなで手加減する必要はあるが。

ただしチコといった即死系スキルとは異なり残りHP分のダメージは与えないエマで経験値・スコア稼ぎをする際や、一撃の与ダメージ称号を狙う際には要注意。


関連項目

ステーションメモリーズ! 駅メモ RAESR タキオン・スピード

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