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概要

和名アケボノクモバチ
別名アケボノベッコウ
学名Anoplius eous
分類膜翅目 細腰亜目(ハチ亜目) スズメバチ上科 クモバチ科 ナミクモバチ亜科 クロクモバチ属
体長10~20mm
分布域日本(本州中部以南・九州の一部)、ロシア、フランス
環境省レッドリストカテゴリ情報不足(DD)

池沼やダム湖などの湿地帯に棲む全身漆黒のクモバチ

オケラのように、空中・地上・土中・水上・水中での活動が可能な驚くべき適応力を持っているのだが、何故か個体数は少なく、生息地が非常に局地的な希少種で、日本各地の都道府県・市区町村別レッドリストで絶滅危惧種に指定されている。

現在日本で確認されている地域は、東京都埼玉県長野県福井県大阪府兵庫県滋賀県広島県岡山県福岡県鹿児島県対馬など。

生態

成虫はを吸う。

幼虫の餌に湿地に棲むハシリグモの仲間を専門に狩る事が知られており、水面に逃げた蜘蛛を同じく水面を走って追跡、水中に逃げた蜘蛛は潜水して追跡し、捕獲する事が知られている。

水上を走る速度と水中の遊泳速度は共にかなり速く、地上を歩く速度と飛行速度もとても素早い。

ハシリグモからしたら何処までも追いかけてくる恐ろしい存在だろう。

捕獲した蜘蛛は腹部に針を刺して麻酔毒を注入し、動けなくして巣に運び込む。

水面に浮かべた狩った蜘蛛を中・後脚で掴んで前脚は水面に浮かべ、そのまま翅を羽ばたき、水上を滑走する行動が知られている。

水辺の朽木や石垣の隙間などの既存坑、または土中に穴を掘って巣を作り、狩ったハシリグモを運び込んだ後、蜘蛛の上に産卵、水草や泥で蓋をする。

幼虫は麻酔をかけられた蜘蛛の体液を少しずつ吸いながら成長する。

クモバチ類は刺されるととても痛いので、不用意に掴まないように気をつけるべし。

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