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概要

武者七人衆編」の続編。

プラモデルBB戦士の組立説明書に掲載されている漫画『コミックワールド』と、『コミックボンボン』誌および『デラックスボンボン』誌上で掲載された『SD武者ガンダム風雲録』で展開された。


前作のキャラクター達も地位や立場を変えて登場している。


あらすじ

頑駄無軍団と闇軍団の果てしない戦いは、二代目頑駄無大将軍闇皇帝、双方の指導者が一騎打ちの果てに相打ちとなり終結を迎えた。そして闇皇帝の洗脳から闇将軍こと殺駆頭は解放され、闇軍団は解散し再び時穏の国<ジオンのくに>として頑駄無軍団との間に和平を結び平和が訪れた。


大将軍と闇皇帝の大爆発の際に飛び散った5つの光の一つを追っていた農丸頑駄無は、光の玉の一つを持った赤ん坊を発見した。そしてその赤ん坊を「荒五郎」と名付け、養子として育てることにした。


そして大戦から15年後、荒五郎は立派な武者「荒烈駆主」に成長していた。だがある日、殺駆頭の息子である若殺駆頭が時穏の国を乗っ取り闇軍団を再編、再び戦争を起こしたのである。それに対して応戦する頑駄無軍団。武者荒烈駆主は三代目頑駄無大将軍の命により、自分と同じ光の玉を持った四人の武者を探す旅に出た。

だが若殺駆頭の台頭と闇軍団復活の影には、死んだはずの闇皇帝の陰謀があった…


頑駄無軍団

風林火山編

正義と平和を守るために日夜戦う光の武者軍団。先の大戦後、武者頑駄無を始めとする武者七人衆を中心に組織が再編された。新しい武者たちとして新生武者五人衆と風林火山四天王がおり、その他にも火忍軍団と突忍軍団、下忍軍団、頑駄無組も健在である。

また司令部も崩壊した頑駄無城に代わって移動要塞「天地城」が建造された。


新生武者五人衆

先の大戦の最終決戦で散った「頑駄無結晶<ガンダムクリスタル>」の欠片である5つの光の玉に選ばれし武者たちのチーム。

彼らの持っている玉は三代目頑駄無大将軍の力を復活させる事ができるという。

皆それぞれ七人衆と関係がある。


武者荒烈駆主<ムシャアレックス>

武者荒烈駆主武者荒烈駆主

モチーフ:ガンダムNT-1

本作の主人公。

光の玉アスの玉(魔を断ち切る者)に選ばれし武者。

赤ん坊の頃に農丸頑駄無に光の玉と共に拾われた。幼名は荒五郎〈アレゴロウ〉。

闇軍団の活動再開に際して、養父からの命令により残る光の玉を持つ武者を探しに旅立った。

アスの玉が変化した武神の鎧を「武神着装」によって装着する。また、二代目将頑駄無から授かったバックパックでケンタウロス形態に変形し、通常の30倍のスピードとジャンプ力を発揮する。武器である大目牙種子島<オメガタネガシマ>は、武者駄舞留精太頑駄無が大将軍の大目牙砲<オメガほう>を参考に開発したお手製の武器。

最終決戦で再度出現した闇皇帝に対して、三代目大将軍の行使した「八紘の陣」に突入した際に見知らぬ土地へ飛ばされてしまう…


武者風雷主<ムシャプラス>

むしゃぷらす

モチーフ:Zプラス

マキの玉(翼を持つ者)に選ばれた武者。

元は猟師の息子。団体行動が嫌いで孤高を好む。疾風の仁宇の弟子。最初は荒烈駆主の誘いを断っていたが、師匠である仁宇の命令で頑駄無軍団に加入する。

感情の高まりに応じて額にスネークトップが出現。マキの玉が変化した支援メカ・風雷王(Gディフェンサーに似ている)と合体することで「波走機<ウェイブライダー>」に変形、機首のクリスタルミサイルで敵を攻撃する。


武者江須<ムシャエス>

我が神通力の冴えを見よ!!

モチーフ:Sガンダム、龍輪の鎧装着時:Ex-sガンダム

マーの玉(勇猛なる者)に選ばれた武者。

四天王の鎧を奉る、四天神社の宮司の息子で飛来したマーの玉をお守りとしてずっと持っていた。火炎の駄舞留精太の弟子。幼い頃から不思議な神通力(超能力)を持っているエスパー武者である。

不吉な者の出現を予期して、消えた四天王の鎧を探すように父親から頼まれて旅に出た。

マーの鎧は「雷神着装」によって「龍輪の鎧」へと変化する。さらに、龍輪の鎧は鬼破砲と爆動機と合体して支援メカ「雷神号(モチーフ:Gクルーザー)」に変形する。


武者百士鬼改<ムシャヒャクシキカイ>

モチーフ:百式改

ビーの玉(平和をもたらす者)に選ばれし武者で、武者百士貴と元闇軍団幹部の玖辺麗の子供。

武者百士貴たちが作った忍者の隠里である幻武の里で育った。父の紹介で密林の摩亜屈の弟子になり、二刀流を学んだ。

幼い頃から父と叔父である百鬼丸から訓練を受けており、父の剣技と母の忍術、そして叔父のスピード技を併せ持ったサラブレッド武者である。

心優しい性格で、山火事から動物達を守ろうとした際にその優しさゆえにビーの玉に選ばれた。

ビーの玉が変化した天翔翼は本人が装備する他、父から授かった破守駄砲<バスターキャノン>と合体して「対頭破砲<ツインバスター>」となる。


武者砕虎摩亜屈<ムシャサイコマークツー>

モチーフ:サイコガンダムMk-Ⅱ

ジュの玉(巨大なる者)に選ばれた武者にして、暗黒のかけらを宿してしまった。武者斎胡頑駄無こと巨山の斎胡の弟。

兄の斎胡と同じく山賊をやっていたが、兄が山賊をやめた事に失望して闇軍団の仲間になっていた。最終決戦での二代目大将軍と闇皇帝の相撃ちの際に光の玉を授かり目が覚めかけたが、同時に暗黒のかけらにも取り付かれ闇軍団に残留し、脱退(寿退社?)した玖辺麗の後任として悪沈一族の頭領となっていた。

しかし兄との戦いの中で自分を取り戻し、元の姿に戻ったことで頑駄無軍団の仲間入りをする。


首脳部や幹部

三代目頑駄無大将軍

三代目頑駄無大将軍

モチーフ:オリジナル

武者七人衆のリーダーであった武者頑駄無が出世した姿。


二代目将頑駄無

お将が二人で

※画像右

モチーフ:フルアーマーZガンダム

武者七人衆の一人、武者精太頑駄無が出世した頑駄無軍団ナンバー2の指揮官にして軍師。

初代将頑駄無からその地位を受け継ぎ、新たな頑駄無軍団の武者たちを導く。


頑駄無副将軍

頑駄無副将軍

武者頑駄無の実弟農丸頑駄無が出世した姿。隠密副将軍、隠密将軍とも呼ばれる。荒五郎の養父。

大将軍になったものの頑駄無結晶を失って真の力を発揮できない兄を補佐している。自ら密偵活動は行わないが、配下である隠密部隊・頑駄無組に情報収集を指示している。

武器は月の力を持つ月光剣と、駄舞留精太の作った忍砕魔種子島<シグマタネガシマ>。


風林火山四天王

武者七人衆の内4人が、かつて世界を救った4人の戦士「天空四天王」が用いたといわれる鎧を纏った姿。

鎧にはそれぞれ「風」「林」「火」「山」の力を宿している。


疾風の仁宇<ハヤテのニュー>

疾風の仁宇

武者仁宇頑駄無が龍王天の力を宿す風の鎧を纏った姿。

武者風雷主が弟子。

先の大戦後に寺に戻ったが、襲ってきた山賊との戦いでピンチに陥った際に風の鎧を手に入れた。


密林の摩亜屈<ミツリンのマークツー>

密林の摩亜屈

武者頑駄無摩亜屈が隼王天の力を宿す林の鎧を纏った姿。

大戦後の摩亜屈は心身の修行だけでなく、世界に平穏を齎すべく各地を視察していた。ある日、火山の爆発に巻き込まれ、樹海に取り残された雛鳥を必死の思いで助けた。その雛鳥こそ林の鎧の化身であり、彼は鎧に選ばれたのである。

かつての仲間の息子である百士鬼改に二刀流を教えた。


火炎の駄舞留精太<カエンのダブルゼータ>

火炎の駄舞留精太

武者駄舞留精太頑駄無が火炎天の力を宿す炎の鎧を纏った姿。

大戦後、駄舞留精太は機械工学に磨きをかけており、新しい頑駄無軍団の城である天地城を設計した。移動要塞である天地城を完全な物にすべく、動力炉に入れる永遠に消えない火種を探すべく火炎山に向かった。そこで巨大な土偶(山の精霊の化身)の出した難問に答え、見事火種を手に入れることに成功する。そして土偶は火の鎧に変化し、駄舞留精太を所有者に選んだ。

四天王を祀る四天神社を訪ねた際に、武者江須と出会って彼を弟子にする。技術者としては天地城の設計だけでなく、後の時代において重要な役割を果たす「ある物」の開発も行っていた。


巨山の斎胡<キョザンのサイコ>

巨山の斎胡

武者斎胡頑駄無が光山天の力を宿す山の鎧を纏った姿。

かつて洗脳マスクで闇軍団に操られていた時、弟である武者砕虎摩亜屈が闇軍団にいたような気がした為、大戦後に殺駆頭の治める時穏の国に修行へ向かった。だが、そこで弟に似た巨大武者に襲われる。泣く泣く引導を渡そうと攻撃するも、武者は消えて山の鎧が出現しその鎧を手に入れた(弟の幻影と山の鎧との関連は不明だが、それは山の鎧に宿った四天王の警告だったかもしれない)。

ようやく本物の砕虎摩亜屈と再会したが、彼が見たものは闇軍団の幹部・暗黒四天王になってしまった弟の姿であった。そして、またしても武者璽悪の手によって洗脳マスクで闇軍団の仲間にされてしまうが、玖辺麗の助けで解放され、更に仲間の尽力もあってどうにか弟を取り戻した。


闇軍団

闇皇帝が戦死した後、闇軍団は解体されて殺駆頭が治める元の時穏の国として頑駄無軍団と和平を締結し、共存の道を歩む事になった。

しかし、時穏の国は元々荒れた土地が多く作物が育たない状況な上に飢饉も発生しているため、頑駄無軍団の土地から略奪を行う者たちが出始めた。こうして国内が混乱する中、豹変した若殺駆頭が父である殺駆頭を仮死状態にした上で、強硬派の者たちを中心に闇軍団を再結成した。

リーダーである若殺駆頭の下に、闇皇帝の「暗黒のかけら」を埋め込まれた4人の武者「暗黒四天王」と彼らがそれぞれ率いる軍団、その下に飛忍軍団などの中忍軍団、その各軍団の下につく下忍軍団で構成されている。前の戦いの時より指揮系統はよりシンプルに編成されている。

そして闇軍団の復活は闇皇帝の策略であった事が後に発覚する。


首脳部

闇皇帝

前の大戦で大将軍と相打ちになって死んだと思われていたが…


若殺駆頭<ワカザクト>

若殺駆頭

モチーフ:ザク(どのザクかは不明)

殺駆頭の息子。本来は心優しい若武者だったが、何者かから送られてきた「暗殺剣」を手にしたときから邪悪な性格に豹変してしまった。更に父である殺駆頭を仮死状態に追いやり、クーデター同然に時穏の国を乗っ取った上で闇軍団を再建した。なお殺駆頭は表向きは死亡したという事にされているなど、情報操作と隠蔽工作がなされている。

文武両道に長けており、父に匹敵する剣の腕を持つ。

尚、彼の豹変は闇皇帝の仕業であった。


復活闇将軍

復活闇将軍

仮死状態にされた殺駆頭が、若殺駆頭と暗黒四天王が持つ5つの暗黒のかけらを装着し、更に闇皇帝の魂と合体して変身した姿。殺駆頭としての意識は無く、闇皇帝が自分自身を復活させるために再び利用しているだけである。


殺駆三家老

大戦後に殺駆三兄弟の古殺駆、今殺駆、新殺駆が出世した姿。若殺駆頭の家臣。

再び闇軍団の重鎮となっており若殺駆頭を諫めているが、凶暴な彼には軽んじられており発言力は無きに等しい。最終決戦の際に邪気に取り憑かれた若殺駆頭と、復活闇将軍という怪物に変貌してしまった殺駆頭に嫌気がさして裏切るが、怒った若殺駆頭に抹殺されそうになる。


暗黒四天王

先の大戦で飛び散った闇皇帝の暗黒のかけらを装備した四人の幹部武者たち。

かつての上忍軍団頭領であるスーパーBIG3に相当しており、闇軍団の中枢を担い各部隊を指揮する。

武者砕虎摩亜屈もこの一人だったが離反した。


武者漣飛威<ムシャサザビー>

武者漣飛威

モチーフ:サザビー

闇軍団のスーパーBIG3の幹部であった漣飛威がパワーアップした姿。復活闇将軍の両肩となるかけらを所持する。

堂我一族頭領として堂我一族だけでなく騎忍軍団も率いる。

大戦後の和平成立後は頑駄無軍団と友好関係を築いており、荒烈駆主の剣術指南も務めていた。しかし、闇軍団再建を知った際には持ち前の忠誠心から再び頑駄無軍団と戦う事になってしまった。

暗黒のかけらを埋め込まれており、これによって若殺駆頭に操られてしまう。


武者璽悪<ムシャジオ>

モチーフ:ジ・O

闇軍団のスーパーBIG3の幹部である璽悪が暗黒のかけらでパワーアップした姿。「凶火の璽悪」の異名を持ち、復活闇将軍の胴体前面の鎧となるかけらを所持する。

巨忍軍団頭領のままだが、巨忍軍団だけでなく飛忍軍団も率いる。

大戦後も和平に応じずに一部の部下たちと共に離反したが、再び闇軍団に復帰した。実は闇軍団の屋敷の宝物庫に保管されていた秘密の古文書によって闇皇帝の正体などを知り、しかもまだ赤子だった荒烈駆主を狙った事もあった。

その悪どさは相変わらずであり、若殺駆頭に忠誠を誓いながらも未だに闇軍団乗っ取りを画策している性懲りのない野心家である。武器である地獄邪悪砲<ヘルジャークホウ>は強力な威力を持ち、頑駄無軍団にとっては脅威である。


武者忍剣舞風荒<ムシャニンケンプファー>

師弟

※画像右

モチーフ:ケンプファー

くの一衆、水忍軍団を率いる武者忍軍団の頭領。復活闇将軍の右腕(紅蓮盾<グレンシールド>)と左腕(鬼爪<オーガクロー>)の武器となるかけらを所持する。

冷静沈着な策士で、自軍が有利になるように的確な判断を下す。文武の師範として少年時代から若殺駆頭を教育していた。そのため、若殺駆頭に意見することができるほぼ唯一の人物にして、クーデターの真相を知る数少ない人物である。


武者砕虎摩亜屈<ムシャサイコマークツー>

詳細は上記を参照。

暗黒四天王時は眼に洗脳ゴーグルを装着しており、復活闇将軍の背面の鎧と両脚となるかけらを所持する。


その他

御隠居頑駄無

頑駄無軍団幹部の将頑駄無が引退した姿。水戸黄門のような姿である。


玖辺麗<キュベレイ>

元は闇軍団の幹部だったが大戦後に闇軍団を脱退、恋仲であった武者百士貴と結婚して武者百士鬼改を産んだ。

武者忍剣舞風荒に苦戦する息子と密林の摩亜屈に加勢した。


SD戦国伝 天と地と

風林火山編の番外編であり、本編の設定とは異なった「異説」といえる作品。映画「天と地と」を基にしたパロディ。


あらすじ

武神降臨編合戦絵巻 川中島龍虎相討つ

武者七人衆編の戦いの後、崩れた頑駄無城に代わる新たなる城「天地城」の完成を記念した奉納模擬合戦が行われる事となった。

それぞれの大将は修行を積んでいた武者頑駄無と武者精太頑駄無であり、成果を試そうと並々ならぬ気迫に満ちていた。が、その一騎打ちの最中に突如として二人は不思議な光に包まれ、有名な戦国武将の魂が乗り移った。そのまま二人は激闘を繰り広げたが、再び光に包まれると元の姿に戻ってしまい、勝負は引き分けに終わった。

後世において「天と地との合戦」と呼ばれたこの名勝負のきっかけとなった光は、一体何だったのかは不明である。一説では、頑駄無一族の守護神「頑駄無明王」が関与しているのではないかと言われているが真相は不明。だが、後の時代にこの二人が頑駄無軍団の指導者へ出世した事を考えると、決して無関係とは言い切れないだろう…


登場人物

信玄頑駄無

天と地と

武者頑駄無に武田信玄の魂が乗り移った姿。赤い武具を装備し、兜には武田信玄のような兜飾りが付いている。

精太が変身した謙信頑駄無といつ果てるとも知れない戦いを繰り広げたが、終止符を打つかのように再び戦場に閃光が走り、武者頑駄無は元に戻った。


謙信頑駄無

小豆長光

武者精太に上杉謙信の魂が宿った姿。鎧が銀色になり兜の角も変わっている。ケンタウロススペシャルにも変形可能。

信玄頑駄無と激闘を繰り広げたが、光に包まれて元の姿に戻った。


関連タグ

SD戦国伝

武者七人衆編←本作→天下統一編

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