pixivでは「獏良」や「宿主」の使用が多い。

プロフィール

概要

いつも千年リングを首にかけており、大人しく不思議な雰囲気を持った美少年。

童実野高校の転校生で、ファスナーで締める薄い色の学生服を着ている。

普段は天然な言動が多く、友達思いな一面を持つ。アニメの描写から大食いのイメージを持つ人もいる。

その外見や性格から女子生徒からの人気は高い。教師にロン毛を注意されたことがある。

初登場エピソードはモンスターワールド（TRPG）編。東映アニメでは野坂ミホ（原作とは違い、ミーハーな性格）に惚れられた。

彼の父親は希少な古美術品などを収集していて、その過程で千年リングに辿り着く。当時それを所持（管理）していたシャーディーの試練を受けるも、乗り越えることが出来なかった。しかし、運命に導かれたのか、こっそり付いて来た了に対し、千年リングはシャーディーの手を離れて彼の元へ渡る(この描写はTHE_DARKSIDE_OF_DIMENSIONSにて初めて明かされた。アニメDM版では原作での「父のエジプト土産」という要素をそのまま映像化しているため、エジプトの商店で彼の父が千年リングを購入するシーンが描かれている)。そしてこの千年リングによって、もう一つの人格闇バクラが現れる。

本編では闇バクラの方が圧倒的に出番が多いため、こちらの主人格の出番は無くはないが目立たない。

しかも闇バクラは了の人格もろとも乗っ取る形で闇人格になるため、獏良自身で自制する事が出来ず、入れ替わった時の記憶も全くない。さらに闇バクラが了の人格を演じることもある。

了が闇人格の存在を認識していたのは、闇バクラとの初戦闘(原作でのTRPG編から王国編)の間。それ以降は、当時の記憶を闇人格に封じられているせいか、遊戯たちがマリクを介して回収した千年リングを、仲間たちの命を奪いかけるほどの危険性があったにもかかわらず、また身に着けてしまっている。

家族構成

父親は考古学者で、「記憶戦争編」の闇バクラ曰くその頃には童実野美術館のオーナーを務めている(獏良が童実野町に引っ越した「父の仕事」であるが、童実野美術館の前任者はシャーディーに殺害された金倉であるため、何かと浅からぬ縁である)。千年リングには真摯且つ鬼気迫る執着で求めていたが、後述する娘に起因している可能性もある。

リングの力で命を奪われることがなかったのは、近くにリングの邪念にとっての宿主がいたためと思われる。

「天音」という妹がいるがすでに亡くなっており、作中では一度も登場しないため容姿などは不明。

故人である彼女に宛てて手紙を書くなど電波な部分も多い(ちなみに文庫版にあるグラフでは彼の「電波」の項目は他キャラを差し置いてMAXである)。

が、手紙を綴るという事は兄妹仲が良好であった上に、妹が幼くして亡くなったと考えれば無理もない話でもある。

父が千年アイテムが眠る遺跡を突き止めると共に、大金をつぎ込んででも千年リングの譲渡をシャーディーに求めていたのを考えると、遊戯が千年パズルで友人がほしいと願っていたように、天音との再会を望んでいた可能性が高く、実際にペガサスも同様に千年眼の試練を受け、千年眼に認められたことで一瞬だが恋人のシンディアと再会する形で願いをかなえて貰っている。

人物像

海馬瀬人と並ぶ友愛よりも自己愛が強い、この漫画では異色の人物で、獏良よりも闇バクラのほうが更に自己愛が強い。

ただし、他人への愛情がない訳ではなく、（ミステリアスな雰囲気で女子にモテたりするものの）独自の世界を持った内向的な性格であり、その場にいない人物に話しかけ、モンスターワールドなどの異世界のみで（普段表に出さない）友を救いたがる地が出る人物として描かれている。

怪我した腕から血が出続けていても平常心を保っていたこともあり、自己中心的というよりは単なる変わり者なのかもしれない。

海馬に城之内が責められた際に、目を患った城之内の妹・静香のことを真っ先に庇い、海馬と本田が「大切な肉親」の話をしていた時に隣りで聞いていたのも彼であり、彼が静香に話しかけている一枚絵もある。家族同士の絆が好きなのかもしれない。

余談

マリク・イシュタールの声を演じた岩永哲哉は当初、獏良役のオーディションを受けていた。

関連イラスト

関連タグ

遊戯王　長髪　二重人格　電波

武藤遊戯　マリク・イシュタール　海馬瀬人

闇バクラ　盗賊王　藍神

N(トレーナー)（雰囲気が似てる）