説明
実年齢がは生まれた日に「0歳」として誕生日(の前日の24時)を迎えるごとに年齢を加算するのに対し、数え年は生まれた年を「1歳」として、元日を迎えるごとに加算していく年齢の数え方である。主に東アジアで使われていた。1歳から起算していたのは、昔は「ゼロという概念」が希薄であったとされる。
かつての日本では数え年で年齢を数えていた。これは太陰太陽暦を採用していたため、閏月に生まれると閏月のない年にいつ年齢を加算すればいいのかわからなくなるためであった。
明治時代になり太陽暦を採用すると、実年齢が重要視されて数え年が使われることは少なくなった。
実際に七五三を祝う年齢は数え年基準だったのが、今では実年齢基準が多くなっている。
かといって完全に数え年が廃れたのかと言うこともなく、厄年は今も数え年が基準となっている。
競走馬も1月1日が来ると1歳加齢するという数え年シズテムになっている(ただし2000年を境に生まれた時点を1歳としたのが0歳に変更となった)。
また韓国では今でも日常的に数え年が使われている。