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ヴォルフ・フラーケン

ぼぉるふふらーけん

アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』などに登場する、ガミラス帝国のキャラクター。『宇宙戦艦ヤマトⅢ』のフラーケンのリメイクキャラクターでもある。権力を笠に着る輩を毛嫌いしている。
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軍事法廷がアンタを待ってるよ

CV:中田譲治(2202まで)、高瀬右光(2205)

概要

  • 所属:大ガミラス帝星
  • 階級:中佐
  • 役職:次元潜航艦UX-01 艦長
  • 年齢:地球換算34歳相当(2199時)

 ヴォルフ・フラーケンは、『宇宙戦艦ヤマト2199』から登場するガミラス帝国の軍人キャラクター。新規キャラクターではなく、オリジナルシリーズのテレビ第3弾『宇宙戦艦ヤマトⅢ』に登場したガルマン・ガミラス帝国フラーケンをリメイクしたものである。

 『ヤマトⅢ』と同じく、『2199』でも次元潜航艦の艦長として登場を果たしており、その容貌も殆どオリジナルを踏襲している。ただし、軍服は青色でマントの着用は無い。髪の毛もやや伸ばされ、目つきも鋭い事から、オリジナルよりも狩り人らしい容貌へと仕上がっている(某船長っぽいとの評も)。また中の人の影響も相まって、ダンディズム感が増した。

 フラーケンは総統直轄の特務艦である次元潜航艦UX-01の艦長として活動している。が、ガル・ディッツの采配でエルク・ドメルに配属されることもある。亜空間戦闘のスペシャリストとして数々の戦果を持っているようで、ドメルなどからは猟犬との徒名で呼ばれる。


性格

 権力を振るう輩を毛嫌い、それが上官であろうとも構わず反発する性格の持ち主。また、ゴル・ハイニのような問題児ばかりを掻き集めて、次元潜航艦のクルーとしているものの、権力を乱用する者が嫌いでなおかつ実力で戦果を挙げるフラーケンを信頼している。

 ガミラス人であるものの純血を誇りとする訳でもなく、異民族が相手だろうとも平等に接する(ノラン・オシェット等に対しても差別するような言動は見受けられなかった)。ただし、上記したように、権力を振るう輩には容赦せず、第17収容所惑星レプタポーダのデバルゾ・ボーゼン所長の横暴さに対して、思わず殴りかかろうとしていた(森雪の制止で止めたが)。


手腕

 亜空間における戦闘技術はかなりの難関であったが、その中にあってフラーケンはUX-01を上手く使いこなして多大な戦果を上げることに成功している。潜水艦乗りらしく、我慢強さと粘り強さを持っており、ヤマトを炙り出そうと執拗に攻撃したり、時には罠を仕掛けるなど臨機応変さ、そして冷静な判断力を有している。


経歴

宇宙戦艦ヤマト2199

対ヤマト戦

 ドメルの要請によって、急遽ヤマト討伐の先方を任されることとなる。初手で雷撃を成功させるものの、障害物の多い原始恒星系に逃げ込まれて行方をくらまされてしまう。しかし慌てることなく、時折、居場所を探ろうと魚雷を放ってヤマトに探りを入れた。それでも動かないヤマトに、副長のハイニは苛立つが、フラーケンは「ハイニ、この戦争・・・・・・楽しめそうだぞ」と不敵な笑みを浮かべてさえいた。

 4時間以上のかくれんぼを続けていたが「カマをかけてみるか」と、囮魚雷を放って自分らが星系外へ引き返したように見せかけた。それが功を奏し、ヤマトの新見薫の提案が仇となって自ら位置を晒す結果となる。

 魚雷攻撃で2発目の命中弾(正確には近接信管によるダメージ)を与える。しぶとい獲物だと感じつつも攻撃を続行したが、そこで古代進の乗るコスモシーガルに探知される。自らは亜空間に潜むことから危険はないと確信していたが、亜空間潜望鏡を主砲で狙撃されると言う神業ともいえる精度で破壊され、一時的な攻撃行動の不能に陥ってしまい、やむを得ず追撃を断念する。

 しかし、そんな時であっても余裕の態度を崩さず「良い猟犬は、深追いはしないものさ」とハイニを窘めていた。

クーデター未遂まで

 破壊された潜望鏡の交換並びに、補給物資を散布。中身の分からないものにハイニは怒り心頭だったが、フラーケンは彼を窘めつつも「次は総統直々の任務だ」と言う。それが、ヘルム・ゼーリック国家元帥のクーデター計画を失敗に終わらせるための一つの布石であり、死んだと見せかけたデスラーを匿うという特別任務であった。ゼーリックの軍事クーデターを、直前でデスラー自らが暴露した事で失敗させる。その際に、フラーケンはデスラーの傍で不敵な笑みを浮かべていた。

ユリーシャ救出まで

 ドメルがヤマトに対して決死の戦闘に挑む中で、フラーケンは再びドメルの配下となった。彼は七色星団でヤマトを待ち受け、ザルツ特殊戦郡をヤマト艦内へと送り出し、目標対象であるユリーシャ・イスカンダルを収容して離脱すると言う実行困難な任務を与えられた。

 しかし結果として、ドメル艦隊は全滅したものの「ユリーシャ」の救出と言う目標は成し遂げられる。その後は収容所惑星レプタポーダへ行き、ユリーシャを迎えの艦に載せ替える予定だったが、反乱分子による暴動の影響で急遽予定を変更。彼自身がガミラス本星へ送ることとなった模様。

ゲール討伐戦

 デスラー政権崩壊に伴い、復権したディッツ提督の命令を受けて、招集命令に背いた部隊への送り狼として派遣される。そしてバラン星でヤマトを待ち受けていたグレムト・ゲール少将率いる残存艦隊が攻撃を仕掛けていたが、そこで亜空間魚雷をゲール艦隊の2隻に撃ち込むことでヤマトから気を逸らした。

 突然の次元潜航艦の登場にゲールは驚愕し、そしてフラーケンは甲板で仁王立ちになりながらこう言い放った。


「軍事法廷がアンタを待ってるよ」


 ヤマトをゲートに通すまでは、わざと姿をさらしてヤマトとすれ違う形で攻撃を自分に集中させるなど、危険な行為に及んだ。ヤマトが無事にゲートを通過したのを確認し、自らも亜空間へもぐろうとしたが、そこで被弾(明確に被弾したというより、デブリの爆発の余波を受けた模様)し機関に不調をきたす。

 一時は危ぶまれたが、新任機関員・ヤーブの活躍で機関が回復。辛うじて亜空間へ逃げることができた。目標を見失ったゲールに「卑怯者めが!」と罵倒されたが、ハイニが「あいつにだけは言われたくないっつーの」と切り返され、フラーケンも「まったくだ」と同意した。後は魚雷攻撃でゲールの座乗艦ゲルガメッシュを撃沈した。


宇宙戦艦ヤマト2202

 ガトランティス都市帝国との最終決戦で初登場。

 次元潜航艦に同型艦が3隻増えており、特殊装備によってヤマトを異次元に潜航させ、都市帝国内部まで送り届ける。ヤマトが浮上する中、幸運を祈った。


 その後、最終話では(ガミラス本国では大罪人扱いのはずの)デスラーを出迎える面々の中にフォムト・バーガー共々しれっと混ざっており、視聴者を大いに混乱させた。一応これに関しては『2205』の際に「この時点でデスラーと民主政府が母星の寿命問題に対するための協力関係の構築を終えている」と補完されたので、民主政府から派遣されたのだと思われる。


宇宙戦艦ヤマト2205

 次元潜航打撃群の指揮官としてデスラー艦隊の一翼を担う。


 冒頭ではデスラー艦隊の奇襲により軌道上が大混乱状態の中、地上基地から増援として出撃しようとしていたボラー艦隊にミサイルの雨を降らせ壊滅させた。ちなみにこの時は次元潜航ではなく、凍結した湖に潜航していた。


関連タグ

ガミラス フラーケン デスラー 宇宙戦艦ヤマト2199 次元潜航艦

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