概要
『ドラゴンクエストⅠ』で初登場した呪文。
『Ⅰ』のダンジョンは全て暗闇であり、この呪文もしくはたいまつを使用することで明るく照らすことができる。
たいまつは自分の周囲1ブロックぶん(FC版。リメイク以降は円範囲)のみをダンジョンから出るまで照らすのに対し、レミーラの呪文はより広く照らす代わりに一定歩数ごとに範囲が狭くなって最後はまた暗闇になってしまう、という差がある。
やりこんだプレイヤーの中には、暗闇ダンジョンのマップを暗記しレミーラもたいまつも全く必要がないという猛者も存在する。
(リムルダールの洞窟のように、暗闇状態でも通り抜けるだけなら比較的簡単に出来る、というマップもある)
『ドラゴンクエストⅡ』以降のシリーズでは洞窟内がデフォルトで明るくなり、この呪文はリストラされてしまった。
そして以降のナンバリングには一切登場していない、最古参でありながらも超マイナー呪文。
『ドラゴンクエストⅦ』の大灯台や、『ドラゴンクエストⅧ』の闇の遺跡など、暗闇のダンジョン自体は時折登場しているが、いずれもこの呪文にはお呼びがかからずイベントアイテムの使用により先へ進めるようになっている。
ドラクエシリーズではニフラムやシャナクのように、リストラされた古参呪文が後にイベント専用呪文として復活することもあるが、この呪文はそのような扱いもされていない。
いつかこの呪文が再び光を浴びる日は来るのだろうか…?
似たような名前の呪文にレミラーマがあるが、こちらは画面内にあるアイテムを発見する魔法であり、効果は全く異なる。
『Ⅰ』のCDシアターでは目くらましの呪文として使われているが、同様の発想はドラゴンクエストⅤ以降の特技「まぶしいひかり」で用いられている。
外伝作品ではトルネコの大冒険シリーズに『レミーラの巻物』が登場。
現在のフロアマップが開示されるアイテムであり、迷路部屋の構造や階段の位置、店やモンスターハウスの場所まで解るためかなり有用である。
アニメ『ドラゴンクエスト アベル伝説』では魔法使いヤナックが「ヒリカ」という灯火呪文を使用している(おそらくネーミングは「光」のアナグラム)
アニメスタッフがレミーラの存在を忘れていた可能性も……