我々を たおしたら残るは、たいしょうひとり!(なにかんがえてるの)
概要
スーパーマリオRPGのラストダンジョン「武器世界」の最深部である「武器工場」に登場する敵の一体。コウジョウチョーと共にラスボスであるカジオー戦前の最後のボスを務める。
コウジョウチョーが精魂込めて作り上げた、本人曰く「キュウキョク兵器」。名前はおそらく「ラス(ト)ダン(ジョン)」にちなんだもの。
靴のような形の機械の塊に2門の砲口や溶鉱炉を組み込んだような独特なデザインが特徴の機械系モンスター。よく見ると側面にはディーゼル車の車輪のようなパーツも付いており、おそらく駆動させることもできると思われる。また、中央部の溶鉱炉の中には「顔」が存在し、攻撃モーションの際にはスライムのように動き出し、意外と可愛らしい表情を見せる。
キュウキョク兵器と称されるだけあり、その戦闘力はかなりのもの。
攻撃力や魔法攻撃力が非常に高く、どの攻撃もまともに受けると大ダメージとなる。
何より恐ろしいのは、2ターンに一度のペースで撃ち込んでくる「ジャスティスブレイカ」。オノフォースとは異なり、チャージ行動でターンを消費せず、別の攻撃で隙を補いながらガンガン撃ち込んでくる。
なお、ラスダーンはジャスティスブレイカをはじめとする強力な魔法攻撃を毎ターンのように繰り出してくるため、「技のパワー」(敵側のFP)の消耗がめちゃくちゃ激しい。防御や回復などを駆使して攻撃を凌ぎ続けると、最終的に技のパワーが切れて動きが悪くなる。
製造者であり戦闘時の相棒であるコウジョウチョーも、高い素早さから高威力の状態異常攻撃を多用してくる難敵であり、真っ向勝負ではかなりの苦戦を強いられる強敵。
ラスボスの一歩手前、敵側としては最後の砦に相応しい実力者である。
一応ラスダーンは氷系の攻撃が弱点なので、マロの魔法やこおりだまなどを連発すれば一気に大ダメージを与えることも可能。
しかし、なんとコウジョウチョーもラスダーンも状態異常に対する耐性が一切無いという意外な弱点があり、ピーチの「ねむれよいこよ」などを使えば揃いも揃って簡単に機能停止する。
なので魔法防御が低くとも状態異常を与えるのを得意とするクッパが活躍する。
恐怖を与えて攻撃力と防御力を下げたら強力な一撃を叩き込んでやろう(勿論、ケロケロドリンクを大量に用意してひまんパタこうらを装備したマリオをアイテム役にしてクッパの恐怖とマロの魔法を合わせてやるのも手である)。
正面突破が厳しいようなら搦手に頼ってみるのも良いという事を思わせてくれるボスである。
リメイク版のモンスターリストでは「カジオーでもない、ただのコウジョウチョーが『私が作り上げた兵器』と言っているのに、それをモンスターと呼んでいいのだろうか?」という疑問が投げかけられた。
なお、コウジョウチョーはヘイパー1000体を一ケ月の生産目標としていたが、これを達成した後はラスダーン50体の生産を目論んでいたらしい。上述した弱点があるとはいえ、このレベルの兵器が50体並ばれればさすがにマリオたちでも分が悪かったかもしれない。