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概要

2000年前の魔神戦争を勝ち抜きスメールを建国した先代の草神。

世界樹の記憶と繋がる能力を持つ全知全能の知恵の神であり、スメールのほぼ全てを作ったとされる。

現代のスメールにおいて運用されているアーカーシャ端末は彼女の遺産であり、草神の神の心によって動かされている。


500年前のカーンルイアの漆黒の災厄にてスメールから姿を消した。生死は明確にはなっていないものの、実はここで死亡しており、スメールの民からもそう見なされている。

そして彼女の死や無力な次代を認めなかった教令院の政策により、彼女が亡くなって何百年も経った現在でも、今の草神であるクラクサナリデビより彼女の方が民衆達からは敬われている。


関連イラスト

:D大慈树王

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原神 スメール 魔神(原神) 草神ブエル クラクサナリデビ


























以下、魔神任務第三章第四幕~第五幕のネタバレ注意


















  • 魔神任務第三章第四幕

彼女はかつて砂漠の神キングデシェレトと争っていたと伝えられていたが、キングデシェレト霊廟の奥底に残された当時の祭司のメッセージから判明した事実はそれとは大きく異なるものだった。

千年以上前、世界の外から流れ込んだ「禁忌の知識」の侵食が砂漠の国を滅ぼしかけた時、マハールッカデヴァータが馳せ参じ、その権能で侵食を一時は食い止めた。

後に侵食が再発しキングデシェレトが自己犠牲で国を守ることを決断した後も、彼女は力を使い果たし幼子の姿になるまで解決のために尽力していたという。


この情報が伝わる事で、砂漠の神の信徒として敵対していたエルマイト旅団のラフマンと、彼が率いる旅団の一派が味方につき、後のクラクサナリデビ解放作戦の際に大きな力となった。


  • 魔神任務第三章第五幕

教令院上層部とファデュイは、マハールッカデヴァータ復活の為にある計画を実行していた…

それは雷神製の機械人形に神の心を搭載し、神の缶詰知識によってその自我をマハールッカデヴァータで上書きする「創神計画」だった。


幸い、旅人とナヒーダが計画が行われている場所へと向かうと、そこには大きな筐体に身を委ねた「散兵」が居た。幸いにもまだ「マハールッカデヴァータ」にはなっていなかったものの、既に神の心が取り込まれていた。


立ちはだかるその「神」を倒し、雷の神の心を取り出したナヒーダは、2つの神の心の力で世界樹に眠るマハールッカデヴァータの最期の記憶を手繰り寄せた。

記憶の旅路の果てで、旅人一行はマハールッカデヴァータの最後の断片、ナヒーダと同じ姿に映るかつての女神と出会い、真実を知る。


500年前のカーンルイア動乱の際、マハールッカデヴァータは世界樹の監視と守護にあたっていたが、動乱と同時に世界樹を侵す「禁忌の知識」が溢れる気配を察知し、その対処を行った。


アーカーシャの力も借り、尽力の末に「禁忌の知識」はほぼ完全に駆逐出来たが、ごく僅かに駆逐できないものがあった。

それは世界樹と接続し、最前線に立っていた故に「禁忌の知識」に汚染され、命尽きた後もその記憶が世界樹の中に残されたがため、自身が災厄の源に成り果ててしまった彼女自身。


世界を侵す「死域」や「魔鱗病」を消し去るためには「禁忌の知識」となった自らが消えねばならないが、自分からそれを行うことは出来ない。そこでマハールッカデヴァータは、世界樹の中で最も純粋な枝を手折り、自身の輪廻として俗世に還し、自らを完全に消す使命を手がかりとともに託した。それがクラクサナリデビである。

つまり、クラクサナリデビことナヒーダも草神ブエルであるがマハールッカデヴァータもまた先代の草神ブエルということになる。

故に両者は同一存在ではあるが、違う環境で成長を遂げた今はもはや同一人物とはいえない。


ナヒーダに自身の消去を願うマハールッカデヴァータ。しかし世界樹、すなわち世界の記憶からそれを消し去るということは、世界全てにとって、彼女を初めから居なかったことにする、ということにほかならない。

旅人が世界樹と接続した時や、神の缶詰知識に残された「世界が…私を…忘れて…」という声は、「世界が私をどうか忘れてくれますように」という彼女の最期の願いが擦り切れたものだった。


その残酷な結末にナヒーダは慟哭するが、他に手段などあるはずもなく、二人は最初で最後の抱擁を交わすと、ナヒーダはその権能を「母」に使い、「かつての草神の断片」であり「禁忌の知識の最後の一片」は「娘」の腕の中で静かに消えていった。


現実世界に戻り、「なぜだか分からないのに」止まらない涙を不思議がるナヒーダ。

こうしてマハールッカデヴァータは、ただ一人、異世界人であるゆえにテイワットの理に縛られない旅人の思い出を除いて、つい先程まで彼女の消滅を嘆き悲しんでいたナヒーダやパイモンすらも例外にせず、最期の力で魔鱗病を人々から消し去りながら、己の痕跡の一切をテイワットから抹消したのである。


それから10数日後、激闘の傷がようやく癒えた旅人は、ニィロウが主催する戦勝の宴に招かれる。楽しいひと時を過ごす旅人だったが、皆との会話の中である事実に気付き驚愕する。


それは、スメールの歴史が

「500年前に『マハールッカデヴァータが死亡後』、新生した次代を教令院が認めず、冷遇した」から、

「500年前に『クラクサナリデビが弱体化し』、その様に失望した教令院が裏切り、冷遇した」

という認識に変わっていた事だった。人々の記憶どころか、過去の歴史からもマハールッカデヴァータは消えていたのだ。


改めて自分だけがマハールッカデヴァータを覚えているおそらく唯一の存在となったことを実感した旅人は、自分自身を引き換えにしてもスメールを守り抜いた彼女の選択を尊重し、彼女の為にもこの事実を秘密として守ろうとそっと誓うのだった。


余談(ネタバレあり)

  • 彼女が世界の記憶から消えると同時に、ほぼ全てのゲーム内テキストから彼女の記述が抹消される。彼女の足跡として語られた物語は世界から見て相応しい存在が成り代わり、「マハールッカデヴァータ」という固有名詞が必要であるものに関しても、全く違う物語から由来が語られるよう改変される。
  • 魔神任務第四幕当時は、幼児化という情報から「クラクサナリデビ(=ナヒーダ)は、力を使い果たし知性も記憶も失ったマハールッカデヴァータ本人では?」という考察も出たが、第五幕の実装によりこの説は否定された。
    • しかし上記の経緯により、テイワット内では「そういう認識に改変された(正しいという形になった)」という斜め上の回収が成された。
  • 後に自前の知識と違和感から、唯一これら改変を推察したある男は、自身にも同様の行いを試み存在のリセットを遂げている
    • ただし、世界樹への干渉で変わるのは「記憶」と「記録」だけで、過去に起きた事実や生死は決して覆らない。現在に存在する歴史や認識が、ある程度辻褄が合うように書き換わるだけである。
  • 魔神任務第三章の完走後にマハールッカデヴァータが「彼女」として残るテキストは、「旅人自身の足跡」である旅行日誌(ストーリーログ)だけとなる。もしあなたがまだスメールの魔神任務を完走しておらずこれを見ているならば、今のうちにテキストを目に焼き付けておくと良い。

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