概要
RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの呪文。バギ系の2段階目。初出はドラゴンクエストⅢ。下位の魔法に当たるバギの初出はドラゴンクエストⅡの為、1作遅れて登場している。僧侶系が中盤で使う攻撃呪文だが、ダメージの幅が大きく、運がよければメラミに近いダメージを叩き出すこともある一方ヒャド程度のダメージしか出ないこともある。
ドラゴンクエストⅢ
ファミコン版の3では竜巻を起こす呪文と説明されていた。今作は覚えるレベルが若干変わるのだが、基本は僧侶、賢者のレベル26ということで非常に遅くあまり使える場面が無い。ちなみに同等のダメージが出せるベギラマは魔法使いがレベル14で覚えられる。
ドラゴンクエストⅣ
ミネアがレベル23で覚える。消費MP4と非常に燃費がいいので連発可能。また、てんばつの杖を道具で使えば同じ効果がある。てんばつの杖はちいさなメダルの景品として入手可能で、1枚で何度でも交換可能。ファミコン版ではミネアがバギマを覚えるよりもこちらの入手の方が早いため、全員に持たせて使いまくるなんてことも可能だったりする。
リメイク版ではてんばつの杖が一品物になってしまったが、ミネアの強さが大幅なテコ入れがなされており、必然的にバギマを使いやすくなっている。今作から敵が使うようになっており、海鳴りの祠ではガオンが集団で連射してくるものが、どの機種でも脅威である。
ドラゴンクエストⅤ
主人公(DQ5)が使う魔法という大躍進を遂げた。レベル16という早い段階で覚えることもあり、非常に重宝する。敵が使うものとしてはサラボナ周辺に出現するグレゴールがマホカンタとの併用もあり厄介。一方てんばつの杖の効果はバギ系効果という曖昧なものに代わっており、ダメージ自体も劣化。マグマの杖どころかいかづちのつえの下位互換となっている。
ドラゴンクエストⅥ
チャモロがレベル15で覚えるのだが、なんと僧侶に転職すれば誰でも覚えられるようになった。敵では地底魔城で出てくるはねせんにんが使うものが非常に厄介。
狭間の世界ではエビルホークが何故か使用して来る。普通にバギクロスで良かっただろうに。
ドラゴンクエストⅦ
メルビンが最初から習得していて、他のキャラは僧侶、船乗り、ゲリュオンなどの職レベルを高める事で習得可能。
今作で覚えられる頃には、MPを消費してまで放つほど威力が高くないため、メルビンが転職して特技が充実するまでに仕方なく使う程度だが、バキ耐性の無い防具が多く中ボスのヘルクラウダー戦で相手側に連発されたときのトラウマが大きい。
今作ではてんばつの杖だけでなく風のアミュレットの使用効果にもなっていて、前者は入手可能な時期が早いので、全員分入手すれば転職で特技が充実するまでは役に立つ。逆に最終盤で入手となる風のアミュレットは装飾品としては使えるものの、道具として使用する機会は皆無だろう。
ドラゴンクエストⅧ
ククールがLv18で習得し最初は20~44程度だが最高で52~76まで上昇するという、威力が成長する初の本編バギマである。
地味に威力のムラッけも少なくなっているうえ6や7の特技ゲーが見直されていることもあり、唱える機会も多い。
ドラゴンクエストⅨ
旅芸人に就いているときにLv30、またはスーパースターの職に就いているときにLv36で習得する。
正直習得時期が遅く、既に威力の高い攻撃手段が充実している上、MP消費も8と多く使いどころが無い。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
スキルシステム導入以前では、習得時期が早い上にそれなりの威力を持つ全体攻撃としてシナリオ攻略やRTAで重宝した。スキルシステム導入以後では他にいくらでも効果力全体攻撃を早期に覚えられるようになったため、少なくともシナリオやRTAでは若干不遇。