説明と由来
スポーツ選手などが、怪我による故障を頻繁に起こすことを意味する俗語。ファミコンのアドヴェンチャーゲーム「スペランカー」の主人公が、些細なダメージですぐに死んでしまうことに由来する。
使用の由来はプロ野球を引退した多村仁志元選手(元横浜→ソフトバンク→DeNA→中日)が、故障を異常な頻度で起こすことから「スペランカー」のあだ名で呼ばれたのを端緒として、他の選手に対しても用いられるようになった。
経緯
愛称の定着以前から多村氏は怪我が多く、その体質を「自分の身長より高いところからジャンプするだけで死んでしまう」というアドベンチャーゲーム「スペランカー」の主人公に例えられていた。
そんな中、2004年キャンプ終了直前に「ポスターの撮影でジャンプした際に捻挫」という、まさに前述のゲームのような怪我を発症した事から「多村=スペランカー」が定着。
やがて、2chだけではなく、2006~2012年に在籍したソフトバンク公式メディアのスタッフにも把握されるほど有名なネタとなり、多村氏もこのネタを把握しているようだが、彼本人はこう呼ばれると烈火の如く怒り出すと言う。
ちなみに多村氏の怪我の特徴としては「(例外もあったが)怪我の回数こそ多いが、長期離脱になるほどの重症ではない」というパターンが多いことが挙げられ、一部では単なるサボリ体質ではないのかとの見方もされていた。なお、多村氏は怪我を春先にすることも多く、この春先の怪我は「春の風物詩」とも呼ばれた。
試合中の負傷についてもスペランカーとしばしば呼ばれることもあるが、本来の用法としては試合外で負傷することのみを指す。派生用語として故障頻度が多い選手を「スペランカー体質」(大概は「スペ」体質と省略化、プロ野球情報誌などでは「ガラスの身体」と呼ばれる)、転じて選手が怪我をすると「スペる」と頻繁に呼ばれる。
関連タグ
病気 怪我 故障 虚弱体質 スペランカー 野戦病院 故障者リスト
ヒーリングっど♥プリキュア:虚弱体質な主人公が自身の身体を克服しながら、地球の病を浄化するストーリー。
大谷翔平:二刀流の影響なのか、右指・右肘・左膝をここ数年負傷・故障し、2018年にはトミー・ジョン手術を行ったなど、スぺ体質疑惑が取り沙汰されている。