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「これは衛生上の問題だ。貴様らは臭い。生かしてはおけない」


概要

CV:矢口アサミ(CS版)/谷口ケイ(PC版)

身長:180cm 体重:65kg 血液型:A型 階級:少佐

B:87cm W:64cm H:85cm

序列第九位ルーン勝利
魔名魔操砲兵大アルカナ節制
生年月日1914年12月13日占星術人馬宮
位階創造発現覇道型
聖遺物極大火砲・狩猟の魔王武装形態武装具現型

親しい人物:ベアトリスヴィルヘルムリザ

嫌いな人物:メルクリウストリファリザ


聖槍十三騎士団・黒円卓第九位・大隊長。

魔名は「魔操砲兵(ザミエル・ツェンタウァ)」

作中では「ザミエル(卿)」と呼ばれる事が殆どであり、例外としてリザ「エレオノーレ」、ベアトリスは「ヴィッテンブルグ少佐」と呼ぶ。

元々は第2SS装甲師団(ダス・ライヒ)所属であり、その階級は少佐。


テーマ曲は、恋する乙女を思わせる神聖さと溶鉱炉を思わせる苛烈さが特徴の「Einherjar Rubedo」



黒円卓の中でも首領副首領に次いで高い力を持つ大隊長の一人「赤騎士(ルベド)」

顔の左半分は火傷の跡に覆われている。

ラインハルトに心酔しており、ラインハルトへの忠誠心は騎士団随一。

貴族及び騎士としてのプライドの高さもあって人を見下すような言動が多いが、評価できる相手にはたとえソリが合わなくとも正当な評価を下す。辛辣な言動が多いのはつまらない輩が多いだけとの事。もっとも、彼女自身が高い才覚とそれに勝るとも劣らない克己心を持っているので、他人に求める能力が高すぎてしまう面も。

特に戦士の生き方を解さない者には辛辣であり、面従腹背を地でいくヴァレリアや、女として軟弱な生き方をしているリザなどにその傾向が強い。

ただ、気に入った相手に対しては面倒見が良いらしく、部下のベアトリスに対しては彼女を扱き下ろすような態度を取りつつも、まんざらでもない模様(エレオノーレのポニーテールはベアトリスの影響)。


副首領カール・クラフトから魔名と共に授けられた呪いは「想いは届かない」


来歴

1914年12月13日、代々騎士を輩出してきた名門貴族の家柄であるヴィッテンブルグ家の生まれる。

リザ・ブレンナーとはユーゲント時代からの知人であり、互いに負けまいと切磋琢磨した間柄。長きに渡り学業の成績から日々の些細なくだらない事柄まで互いに意地を張り続けたが、不思議と面と向かって喧嘩する事はなかった。

成長後は軍人として男顔負けの能力を発揮したエレオノーレは親衛隊へ入隊しその道を突き進む。

一方、「女は女にしかできない仕事をすべき」と考えたリザはレーベンスボルン機関へと進むことになり、祖国を思う気持ちは同じなれど彼女らは袂を分かつ事になった。


1939年12月24日、ベルリンでヴィルヘルムシュライバーの争いの報告を受け、直属の部下ベアトリスを伴ってその鎮圧に向かう。

実力的にシュライバー:エレオノーレ:ヴィルヘルム:ベアトリス=9:7:7:5。エレオノーレはシュライバーを、ベアトリスはヴィルヘルムを相手取る。相手を逆にした場合、ベアトリスが真っ先に死んでしまう可能性が高く、結局のところ決め手に欠いていたエレオノーレは進退極まっていた。

そんな時、この混沌とした場に現れたのは非武装のゲシュタポ長官。その身が危険だと進言したが、彼にそのような心配は無用だった。

ラインハルト・ハイドリヒSS中将はその腕一つでヴィルヘルムやシュライバーを圧倒し、屈服させる。

その悪魔的な力に魅せられたエレオノーレは、ラインハルトに絶対の忠誠を誓う。


1942年、軍人としての任務で重傷を負う。

さらにラインハルトが暗殺されたという報を受けて激しく気落ちし、(エレオノーレを気遣う一方、ラインハルトの死を内心では喜ぶ)ベアトリスに「顔も見たくない」と当たり散らした。

ベアトリスが去った後、エレオノーレの病室に思いがけない人物が現れる。

隠すな。恥じる必要など何もない。

今の卿こそが美しい。私と共に来い、少佐。一度死んだ身なのはお互いだろう

そう、そこに現れたのは死んだはずの黄金の獣。

彼のこの言葉に心動かされたエレオノーレは、どんなに時や世界が移り変わろうとも不変の忠義を胸に抱いたのである。

なお、エレオノーレが大火傷の痕を魔術で治癒しないのは、ラインハルトに「美しい」と言われた忠義の姿だから。


騎士団の表向きの長である、とある高官から「ラインハルトの聖槍に匹敵し、なおかつ一般人でも扱える聖槍」を製作する命を受ける。

この命令を逆手に取り、刀鍛冶の櫻井武蔵を日本より呼び寄せ、黒円卓の聖槍を造らせた。

その為、エレオノーレこそが櫻井一族をトバルカインとして黒円卓へと引きずり込んだ元凶でもある。


1945年のベルリンでラインハルトが下した「同胞を生贄とせよ」という言葉に従い、ベルリンでの儀式の指揮を執る。

ベルリンを焦土へ変え、目的を達成するとラインハルトと共に異界へと姿を消した。


能力

聖遺物は武装具現型の「極大火砲・狩猟の魔王(デア・フライシュッツェ・ザミエル)」

ドーラ列車砲を素体とする超巨大な聖遺物であり、位階は「創造」。

凄まじい火力を誇るが、幅7m・高さ11m・奥行き47mという巨大さ故に形成される事は滅多にない。

普段は敵の逃走封じのため、病院や学園を丸ごと包むほどの結界を展開して、内部の人や建物を焼き尽くすといった戦法を取っている。

活動位階での運用でもその火力は創造位階の平団員を死傷させるほどに強力である。


活動の状態では火炎を発生させ操ることが可能。

マリィルートの病院戦では、四方八方から火柱を発生させたり、爆撃機による絨毯爆撃に等しい爆発を起こしたり、病院を消し去り鋼鉄すら蒸発させる大火砲を放っている。

鉄橋戦では、手足を動かす際の追加効果として火炎流が周囲に発生している。

玲愛ルートでは、空中に数万単位の極小の火種を浮かせ接触すれば爆発する炎の檻を作り出したり、秒間千発を超える獄炎の噴流を放っている。

耐久力も高く、形成カインの攻撃をまともに受けても効かず、形成螢の全霊の一撃を無防備な状態で食らっても無傷な程。


活動と形成の中間では、勝利のルーンを描いて魔方陣の向こう側に存在する砲をこちら側へ召喚し、砲撃する。

螢ルートでは、遊園地とそれに隣接する高層ホテル及びショッピングモール一帯を燃やし尽くしている。

爆心の瞬間温度は数千度を優に超え、街中で核爆弾が炸裂したかのような桁外れの大破壊だと描かれている。


また、この列車砲を運用するには砲の制御のみで1400人程度、砲の護衛や整備などのバックアップを含めると4000人以上もの人員を必要とした。

その為、列車砲を運用する兵団を率いる事ができ、シュマイザーの銃口からの32連発×20以上の一斉射撃やパンツァーファウストの百の砲撃を披露している。

他にも地雷に突撃銃や手榴弾、対戦車砲や高射砲といったものまである。


形成位階では背後の空間が沸騰して陽炎のように揺らめいてドーラ列車砲が具現される。周囲一帯有象無象を跡形もなく消し飛ばすほどの爆炎を火砲から放つ。


(名目上の)創造は黄金の輝きに永劫焼かれ続けていたい」という渇望を具現化し、能力は 「標的を着弾の爆発に飲み込むまで、爆心地が拡がり追いかけ続ける」というもの。

発射された砲火から上手く避ける事ができたとしても、対象に着弾するまで逃がさないので、故に絶対必中の技

絶対回避を持つシュライバーには相性が良く、逆に炎だろうとなんだろうと問答無用で終わらせるマキナには相性が悪い。


白本によると、これはあくまで「戦争用に枷をはめた形成と創造の中間の余技」である。

螢ルートの魔城戦では、広域を巻き込み都市規模の破壊を起こす戦略兵器、と描かれている。

プロローグでは、戦略兵器級の超熱量を任意の一点に集約させた爆発によって地形すら変える、といった使い方もされている。



詠唱

この世で狩に勝る楽しみなどない

Was gleicht wohl auf Erden dem Jägervergnügen

狩人にこそ、生命の杯はあわだちあふれん

Wenn Wälder und Felsen uns hallend umfangen,

角笛の響きを聞いて緑に身を横たえ、藪を抜け、池をこえ、鹿を追う

Diana ist kundig, die Nacht zu erhellen,

王者の喜び

Wie labend am Tage ihr Dunkel uns kühlt.

若人のあこがれ!

Die Bewunderung der Jugend



以下ネタバレ


























真創造

創造は覇道型の「焦熱世界・激痛の剣(ムスペルヘイム・レーヴァテイン)」

黄金の輝きに永劫焼かれ続けていたい」という渇望を具現化し、その能力は「逃げ場の一切ない砲身状の結界に対象を封じ込め、内部を一分の隙間もなく焼き尽くす」というもの。

絶対必中とは何か?対象を追尾する弾頭?無限に広がる爆心?そんなものは児戯に過ぎない。


絶対必中とはそもそも逃げる場所など始めから存在しない世界をいう


能力が発動すると紅蓮の焦熱で周囲を包み込む。内界は酸素も隠れ場所も存在しないただ一寸の隙間すらなく業火のみが埋め尽くす溶鉱炉。あらゆるものが沸騰して熱風と化す。溶岩の数百倍を上回る熱風が吹き荒れる大焦熱地獄ムスペルヘイム。

着弾と共に弾ける炎弾を撃ちだしたり、念を込めることで炎を凝縮させた摂氏数万度に達する炎の槍を砲弾の勢いで放つ。さらにその火槍を雨のように降り注がせる。

燃焼が極限に達した時の極炎の砲弾は核に等しい熱量。燃え上がるムスペルヘイムが凝縮して一振りの剣となって放たれるのは全身全霊の砲撃。


この能力の前には、平団員を初めとした格下は炎が吹き荒れた瞬間に一瞬で消し炭になってしまう。

この結界を展開したエレオノーレを倒すには、核爆発級の灼熱の壁を突破し、彼女に肉薄しなければならない。

仮に肉薄できたとしても、エレオノーレ自身は火器の扱いに加えて武技に優れているので、接近戦で撃破するのは非常に困難である。

ラインハルトに次いで、攻防のバランスが取れた武装具現型の究極系である。

なお、この創造はエレオノーレが認めた相手にしか開帳しない。



真詠唱

彼ほど真実に誓いを守った者はなく

Echter als er schwür keiner Eide;

彼ほど誠実に契約を守った者もなく

treuer als er hielt keiner Verträge;

彼ほど純粋に人を愛した者はいない

lautrer als er liebte kein andrer:

だが彼ほど総べての誓いと総べての契約総べての愛を裏切った者もまたいない

und doch, alle Eide, alle Verträge, die treueste Liebe trog keiner er

汝ら それが理解できるか

Wißt inr, wie das ward?

我を焦がすこの炎が 総べての穢れと総べての不浄を祓い清める

Das Feuer, das mich verbrennt, rein'ge vom Fluche den Ring!

祓いを及ぼし穢れを流し熔かし解放して尊きものへ

Ihr in der Flut löset auf, und lauter bewahrt das lichte Gold,

至高の黄金として輝かせよう

das euch zum Unheil geraubt.

すでに神々の黄昏は始まったゆえに

Denn der Götter Ende dämmert nun auf.

我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる

So - werf' ich den Brand in Walhalls prangende Burg.

創造

Briah―

焦熱世界・激痛の剣

Muspellzheimr Lævateinn




女性として

その渇望からもわかるように、彼女がラインハルトに抱く感情は彼女の女性としての『愛情』、すなわち『恋』に根ざしている。

彼女本人はそれを騎士としての『忠』であると思い込んでおり、他人から女性扱いされたりその感情を『愛情』『恋』だと指摘されることをひどく嫌っている。


女性でありながら終始軍人然としており女性らしさがほとんどない彼女だが、その本音は単に好きな人の傍に居たいというだけであり、ベアトリス曰く「浮世離れした男の子の特別でありたい思春期の女の子」櫻井螢曰く「心まで処女」、リザ曰く「自分の気持ちすら掴めていない」「もっともらしい理屈をつけた臆病者」等と色々な女性からエレオノーレの強がりは批判されている。

なお、彼女のラインハルトへの思いが愛情に基づくことを認識していないのは彼女自身だけであり、大半の団員間では周知の事実だった模様。


ただ、のちにそんな彼女の強がりを『忠』として初めて称賛したのが、まさかの主の好敵手であり、かつての宿敵なのであった。


本編以外では

劇中ではきわめて冷徹なエレオノーレだが、バレンタインムービーでラインハルトに密かにチョコを渡そうとしていたり、神咒神威神楽の方のバレンタインで一世一代の告白をさせられたり、CS版のカウントダウンボイスでラインハルトとペアを組むことになってしどろもどろになったりと、本編外ではやたらと乙女チックに描かれることが多い。


なお、真詠唱はラインハルトへ向けたものであるため、ラブレター音読などとファンから呼ばれる事も。


他作品での活躍

神咒神威神楽でもとある重要人物として登場する。

黄金の忠臣として、Dies勢の中では最も株を上げた人物ではなかろうか。


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Diesirae 御門龍明

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