概要言うで工藤!
『名探偵コナン』の主要キャラクター・服部平次が江戸川コナンに対し、作中であまりにも多く「工藤!工藤!」と呼びかけることに由来。
平次の登場回には必然的にコナンとの推理のシーンが多く存在するため、そのやり取りの中で名を呼ぶことが増えるのは致し方ないことだが、ネット上ではすっかりネタとして定着している。
そもそも和葉に「蘭が東京で平次をたぶらかした」という誤解を与えたのも、平次が東京に行って帰ってくる度に「工藤」の話をしていたため。
更には直接呼びかける時だけでなく、平次のモノローグにも「工藤」の登場回数は多い。
「せやかて」とは関西弁で「そうは言っても」という意味なので、「せやかて工藤」は「そうは言っても工藤」(新一への反論)という意味となる。
「せやかて」以外にも「関西弁+工藤」の形で応用が可能であるため、使い勝手はかなり良い。
こうしてネタ化はますます加速していくのであった。そりゃないで工藤……
派生に気ぃつけろや……工藤!
同類語
- なんやて工藤
- なんやと工藤
- せやけど工藤
- せやろか工藤
派生語
- もろたで工藤
- やったで工藤
表記揺れ
注意が必要って、せやかて工藤……
実はこの「せやかて工藤」という言葉、原作には一切出てこない。
「もろたで工藤」はアニメで出てくるが、大体はもらえていないのが現状。
……だったのだが2017年、平次がメインで活躍する劇場版第21作『から紅の恋歌』の公開記念として、何と【もろたで工藤!キャンペーン】なるものが展開されることに。
「もろたで工藤!」がいつの間にか平次の名台詞ということになっている上、その言葉通り『名探偵ヘイジ』と称して公式ホームページや原作コミックスのカバーのタイトルを「もらって」いった。
特に『偽りだらけの依頼人』のデジタルリマスター版放送時には、普段コナンが担当している冒頭の解説シーンに平次が登場。「もろたで工藤!」の台詞も元気良く飛び出した。
4月1日(エイプリルフール)のみの企画ではあったが、ネタ化を最大限に活かした公式の弾けっぷりはファンの間で大きな話題となった。