SUNNY(OMORI)
さにー
#注意
この項目は、本編の展開に関わるネタバレを多く含んでおります。閲覧は自己責任でお願いします。
概要
概要
とある事件で心を壊し、4年もの間自宅に閉じこもっていた少年。
オモリを生み出した主人格でもあり、物語の8割ほどは彼が現実からから逃避するために形成した精神世界を舞台に進行し、合間に挟まれる現実世界は彼を操作する。
『OMORI』という作品は長らくひきこもりだった彼が外の世界に一歩踏み出すところからいよいよ幕を開ける。
ちなみに、『サニー(SUNNY)』という名前はデフォルトネームであり、実際はプレイヤーの手で別の名前に変更できる。
容姿
容姿
夢の世界の主人公であり、自らの分身であるオモリより少しだけ背が高く、顔もやや細い。
それでも背丈は高身長であるヒロはもちろん、オーブリーとケルに抜かれており、4人の中では最小、バジルよりもほんの少しだけ背が高い程度である。
おまけに引きこもっていた影響か、4年前よりも痩せ、肌も少々青ざめて、やや不健康に見える。
服装は白いワイシャツの上に黒ベスト、カーキ色のショーツ、白ソックスと黒い靴といった身なりの良い正装姿で、その佇まいからも育ちの良さが感じられる。
別人格であるオモリと同じように、無口で生気を感じられないが、全く無感情というわけでもなく、ケルほど過剰ではないが人並みの感性があったことが4年前の写真からも読み取れる。
人物像
人物像
一人称は回想をみるに「僕」。おっとりして物静かな少年。
非常に内気な恥ずかしがり屋で、激しい感情を表に出すことはめったになく、仲間との会話でも積極的に前に出ず受けに回ることがほとんどだが、どんな愚痴でも穏やかに聞き入れてくれるおおらかで素朴な人物だったことが窺える。
また、裕福な家庭の生まれで育ちが良いためか大変聡明で感受性が強く、時おり妄想の世界に浸る癖がある。
基本的に冷静で動揺を見せることはほとんどないが、4年前に公園の湖で友達と遊んでいた際、肩に這い上がってきたクモに驚いて転落、あやうく溺れかけたことがあり、自分の身を試みずに湖に飛び込んだマリに助けられて大事には至らなかったが、この時の事故体験から〝クモ〟や〝水〟に対して異様な恐怖心を抱くようになった。
大好きな姉に似て、自分に厳しい完璧主義者的な一面があり、犯した失敗を必要以上に責めてしまう悪癖の持ち主で、最年少で背も低い末っ子ということもあって姉をはじめとした仲間達に庇護されることに若干の申し訳なさを感じてもいた。
それだけに姉の死に誰よりも深いトラウマを抱えており、精神的にも非常に危うく、現実と夢の境が曖昧になりつつある。
感情表現も麻痺しているのか、現実世界の『感情バトル』でもサニーだけが“にこにこ状態”になれない。
早速、『笑いたくても笑えない』状態にあるのだろう。
4年もの間世界とのつながりを断ち切って自宅にひきこもる生活を送る中でいつしか自分の痛みと苦しみを全て引き受けてくれるもう一人の自分としてオモリを生み出し、自らの分身である彼を通じて精神世界を探索、今まで目を背けていた「真実」に今一度向き合うことになる。
対人関係(ややネタバレ注意)
対人関係(ややネタバレ注意)
マリ
最愛の姉。
サニーにとっては何者にも代えがたい特別な絆で繋がった唯一の存在。
彼女の死がサニーの人生を永遠に変えてしまった。
ケル
親友の一人。
性格も趣味も全く正反対だが、家がすぐ近くにある隣人で、姉と兄に愛される「弟」同士、なおかつ物心ついた頃から一緒に遊んでいた幼馴染みということもあってか、非常に仲が良く、4年ぶりに自宅を訪れた彼に強く手を引かれたのがきっかけで一度は拒絶した外の世界に歩み出す。
オーブリー
親友の一人。
ひそかに恋心を寄せていた相手。
マリの死をきっかけにすれ違い、一度は彼女に容赦のない言葉を投げかけられるも、ヒロのとりなしで彼女と和解した後はもう一度お互いの心に向き合い、引っ越した先でもうまくやっていけること、そして「しあわせになれるといいね」と強く激励された。
ヒロ
親友の一人。
ケルと同じ隣人の幼馴染みで、義理の兄のような存在。彼と姉が結ばれることを心より願っていたが、それは叶わなかった。
余談
余談
- 当初はオモリと同様、主人公の性別を選択できるように制作されており、その名残はコンセプトアートに残るままであるが、その姿は髪がおさげ、下がスカートになっているところ以外はほぼ男性版と変わっていない。
- ちなみに女性化した姿はゲーム内でも、あるルートで手に入るアイテムを使えば見ることができる。
- ゲーム中では終始しゃべらないと思いきや、ピザ配達のバイトではやたらデカイ声で叫ぶ。死んだ魚のような目で大声を出すとは、まるでどこぞの侍である。
なお作中の発言はこれと、グッドエンディングのみ。その内容は…。
- サニーの誕生日は7月20日(720)だが、ゲーム内では「7201969」というもっと具体的な数字が登場する。1969年7月20日は人類が初めて月面に着陸した日であり、ケルがイセカイ(OTHER WORLD)で旗を立てたときのセリフも、元ネタはアームストロング船長のセリフである。他にもちょくちょく宇宙ネタは精神世界に散りばめられている。
関連イラスト
関連イラスト
関連動画
関連動画
「OMORI || RPG」
↑
サニーの心情を残酷なほど的確に表現したファンメイド動画の傑作。
なお、あるルートのネタバレがモロに含まれているが、プレイした人にしかわからないようになっているので心配はない。見てみよう。
関連タグ
関連タグ
OMORI(キャラクター) MARI(OMORI) AUBREY(OMORI) KEL(OMORI) HERO(OMORI) BASIL(OMORI)
窓付き:同じようにナイフを使い夢世界を探索する先輩主人公。おそらくモチーフ。
仙水忍:同じく自分の苦しみを代行する別人格を作り出したキャラクター繋がり。
概要
概要
とある事件で心を壊し、4年もの間自宅に閉じこもっていた少年。
オモリを生み出した主人格でもあり、物語の8割ほどは彼が現実からから逃避するために形成した精神世界を舞台に進行し、合間に挟まれる現実世界は彼を操作する。
『OMORI』という作品は長らくひきこもりだった彼が外の世界に一歩踏み出すところからいよいよ幕を開ける。
ちなみに、『サニー(SUNNY)』という名前はデフォルトネームであり、実際はプレイヤーの手で別の名前に変更できる。
容姿
容姿
夢の世界の主人公であり、自らの分身であるオモリより少しだけ背が高く、顔もやや細い。
それでも背丈は高身長であるヒロはもちろん、オーブリーとケルに抜かれており、4人の中では最小、バジルよりもほんの少しだけ背が高い程度である。
おまけに引きこもっていた影響か、4年前よりも痩せ、肌も少々青ざめて、やや不健康に見える。
服装は白いワイシャツの上に黒ベスト、カーキ色のショーツ、白ソックスと黒い靴といった身なりの良い正装姿で、その佇まいからも育ちの良さが感じられる。
別人格であるオモリと同じように、無口で生気を感じられないが、全く無感情というわけでもなく、ケルほど過剰ではないが人並みの感性があったことが4年前の写真からも読み取れる。
人物像
人物像
一人称は回想をみるに「僕」。おっとりして物静かな少年。
非常に内気な恥ずかしがり屋で、激しい感情を表に出すことはめったになく、仲間との会話でも積極的に前に出ず受けに回ることがほとんどだが、どんな愚痴でも穏やかに聞き入れてくれるおおらかで素朴な人物だったことが窺える。
また、裕福な家庭の生まれで育ちが良いためか大変聡明で感受性が強く、時おり妄想の世界に浸る癖がある。
基本的に冷静で動揺を見せることはほとんどないが、4年前に公園の湖で友達と遊んでいた際、肩に這い上がってきたクモに驚いて転落、あやうく溺れかけたことがあり、自分の身を試みずに湖に飛び込んだマリに助けられて大事には至らなかったが、この時の事故体験から〝クモ〟や〝水〟に対して異様な恐怖心を抱くようになった。
大好きな姉に似て、自分に厳しい完璧主義者的な一面があり、犯した失敗を必要以上に責めてしまう悪癖の持ち主で、最年少で背も低い末っ子ということもあって姉をはじめとした仲間達に庇護されることに若干の申し訳なさを感じてもいた。
それだけに姉の死に誰よりも深いトラウマを抱えており、精神的にも非常に危うく、現実と夢の境が曖昧になりつつある。
感情表現も麻痺しているのか、現実世界の『感情バトル』でもサニーだけが“にこにこ状態”になれない。
早速、『笑いたくても笑えない』状態にあるのだろう。
4年もの間世界とのつながりを断ち切って自宅にひきこもる生活を送る中でいつしか自分の痛みと苦しみを全て引き受けてくれるもう一人の自分としてオモリを生み出し、自らの分身である彼を通じて精神世界を探索、今まで目を背けていた「真実」に今一度向き合うことになる。
対人関係(ややネタバレ注意)
対人関係(ややネタバレ注意)
ケル
親友の一人。
性格も趣味も全く正反対だが、家がすぐ近くにある隣人で、姉と兄に愛される「弟」同士、なおかつ物心ついた頃から一緒に遊んでいた幼馴染みということもあってか、非常に仲が良く、4年ぶりに自宅を訪れた彼に強く手を引かれたのがきっかけで一度は拒絶した外の世界に歩み出す。
オーブリー
親友の一人。
ひそかに恋心を寄せていた相手。
マリの死をきっかけにすれ違い、一度は彼女に容赦のない言葉を投げかけられるも、ヒロのとりなしで彼女と和解した後はもう一度お互いの心に向き合い、引っ越した先でもうまくやっていけること、そして「しあわせになれるといいね」と強く激励された。
余談
余談
- 当初はオモリと同様、主人公の性別を選択できるように制作されており、その名残はコンセプトアートに残るままであるが、その姿は髪がおさげ、下がスカートになっているところ以外はほぼ男性版と変わっていない。
- ちなみに女性化した姿はゲーム内でも、あるルートで手に入るアイテムを使えば見ることができる。
- ゲーム中では終始しゃべらないと思いきや、ピザ配達のバイトではやたらデカイ声で叫ぶ。死んだ魚のような目で大声を出すとは、まるでどこぞの侍である。
なお作中の発言はこれと、グッドエンディングのみ。その内容は…。
- サニーの誕生日は7月20日(720)だが、ゲーム内では「7201969」というもっと具体的な数字が登場する。1969年7月20日は人類が初めて月面に着陸した日であり、ケルがイセカイ(OTHER WORLD)で旗を立てたときのセリフも、元ネタはアームストロング船長のセリフである。他にもちょくちょく宇宙ネタは精神世界に散りばめられている。
関連イラスト
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「OMORI || RPG」
↑
サニーの心情を残酷なほど的確に表現したファンメイド動画の傑作。
なお、あるルートのネタバレがモロに含まれているが、プレイした人にしかわからないようになっているので心配はない。見てみよう。
関連タグ
関連タグ
OMORI(キャラクター) MARI(OMORI) AUBREY(OMORI) KEL(OMORI) HERO(OMORI) BASIL(OMORI)
窓付き:同じようにナイフを使い夢世界を探索する先輩主人公。おそらくモチーフ。
仙水忍:同じく自分の苦しみを代行する別人格を作り出したキャラクター繋がり。
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コメント
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すべて見る彼のもう一人の本当は
※※※諸注意※※※ GOOD ED後、オモリが現実世界で可視化されるという特殊な設定です。 今作の彼に敵意はなく、サニーの秘められた欲求や防衛本能、自己愛などが分離して形になった存在という解釈です。 *オモサニからのケルサニ要素を多く含みます。暗い話では全然ないです。 合わないなと思った方は閲覧をお控え下さいませ。(*補足として、登場人物達はサニー達の罪を受け入れ、おおよそ前向きに関係修復に取り組んでいます) 追記)最後のオモサニシーンをちょっとイラストに起こしてみました⇒(https://www.pixiv.net/artworks/98300696) ■2022/5/27以降、更新は別サイトで行っておりましたので、もし新作をご覧になりたい場合はこちらをどうぞ↓ イラスト(https://poipiku.com/5412546/) 小説(https://privatter.net/u/000q_omr) ・ ・ ・ 〈あとがき〉 口調にどうも自信がありません。せめてWhat?Stop.NO!の方がしっくりきたのかもしれない。粗が見つかれば追々修正します。OMORI作品の増加を願ってやみません。何卒。6,190文字pixiv小説作品故友と盗人は落ちつづく【☀総受け】
10/30のOMOフェスであげた無配☀総受け小説。 ED後、ある悪夢を見続けるお友達に囲われるサニーくんの話です。もはやどっちが故友でどっちが盗人なんでしょうね。 表紙、挿絵:ろもり(https://www.pixiv.net/users/2997910) 本文:みおん29,071文字pixiv小説作品- サニーくんをみんなでシェアする話。
キュートアグレッション(バジサニ)
食べちゃいたい。 総受けベースです。お楽しみください。今回はバジサニのお話。 グッドエンド後、サニーくんが他のメンバーにシェア目的(意味深)で閉じ込められたよ! 頭をスコーンと空にして読んでください。918文字pixiv小説作品 - それぞれの愛の形とその後
Oの場合
▲Privatter掲載作の再掲です。OMOフェス展示作品の一つでした。 サニー総愛され作『それは歪な愛の形』(novel/series/8767360)の後日談。 前作はこちら⇒(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19048067) 第五弾、オモサニ編。サニ体の主導権を得たオモリがお友達4人にマウントをとる話。(※残念ながらオモリとサニーの会話シーンはありません) ひとまずこれで全員のメイン回が終わりましたので、番外編も完結とさせて頂きます。(もしまたこの設定で書きたいものが出来たらシリーズに追加するかもしれません) ■2022/5/27以降、更新は別サイトで行っておりましたので、もし新作をご覧になりたい場合はこちらをどうぞ↓ イラスト(https://poipiku.com/5412546/) 小説(https://privatter.net/u/000q_omr)10,218文字pixiv小説作品 - 残滓達の後日談
硝子のような鳥籠の中で
残滓達の後日談その3「硝子のような鳥籠の中で」 夢見人が、新しくも懐かしい出会いをするお話。 ⚠腐向け要素 ⚠ネタバレ ⚠地雷、解釈違い その他、語彙力が低いなどにもご注意ください。 こちらは、「乖離した残滓」シリーズの、おまけシリーズです。 乖離した残滓 第一章→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19003478 いつかの理は、全てが壊れるようにできている。大事なのは、それが壊れてしまっても、その破片――残滓を拾えるかどうか。乖離したそれは、元には戻れないけれど、忘れ去ることなど、決してできはしない。 おまけシリーズ第三弾 ようやく、全てのおまけを書き終えることができました。気がつけば沢山の方に読んでもらえているようで驚いています。ありがとうございます。 ふらっとした思いつきで始まった「乖離した残滓」シリーズ(と、おまけシリーズ)は、ああでもないな…こうでもないな…と考えならがら執筆したもので何の計画もなく、作業が大変でした。その結果、とにかくOMOSUN要素を入れたい!という私の願望や性癖を盛り込ませたシリーズ作品となりました。 途中でOMOイベの分の作業も進めないといけない期間がきたので、このシリーズの作業が遅れてしまいました(言い訳)すみません…。 ともあれ、なんとか完成まで辿り着いたこの作品シリーズ。次は短編をいくつか投稿したいです。シリーズものも、またいつか…。 ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!22,056文字pixiv小説作品 棘なし薔薇のつぼみ(ヒロサニ)
逃がさないよ。 サニー女体化です。 こちらのヒロサニ漫画【https://twitter.com/hg2cha/status/1434537679845089282?s=21】を下地に書きました。何か問題があれば対応します。1,419文字pixiv小説作品囚われの愛染
人間は後悔の念に酷く苛まれた時、本来ならばあり得ないと思われる行動をとってしまうものである。心を圧迫した不安が欲と共に放たれるその瞬間はまさに、彼にとって「あり得ない」事態となるのは、最早必然であろう。 NORMAL END軸。 サニーが何故か、オモリにバイオリンを教えることになるお話。 ⚠軽い自傷、自殺表現 ⚠暴力、嘔吐表現 ⚠ネタバレ ⚠地雷、解釈違い 今作品はR15G作品です。15歳未満の方の閲覧は推奨いたしません。また、今作品はオモサニです。腐向け表現が含まれています。そのような表現が苦手な方は、そっと閉じてください。 こんにちは。稜です。 今回はノーマルエンディングを私なりに解釈したような作品となりました。また、このエンディングは私が初見で到達した初めてのエンディングであるので、なるべく当時の気持ちを思い出しながら執筆しました。 よろしければ、BADEND軸のお話もどうぞ↓ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2060114713,744文字pixiv小説作品