このダービーはコントレイルのためにあった

↑「ウマのそら。」日本ダービー編(2022年)

概要

開催前までの動き

折からの新型コロナウイルス(COVID19)の影響で、高松宮記念以降のGⅠは無観客競馬が続いた。そして、競馬の祭典・日本ダービーに於いても無観客開催が決定。能力検定として開催された戦時中の1944年(第13回)以来76年ぶりに無観客となった。

主な前哨戦結果

出走馬は太字。

皐月賞

青葉賞

プリンシパルS

NHKマイルカップ

京都新聞杯

注目は、福永祐一と共にデビューから無敗のままホープフルステークス・第80回皐月賞とGⅠを連勝したコントレイル。単勝1.4倍の大本命となった。

対する2番人気は、朝日杯を勝ち、皐月賞でもコントレイルと接戦を演じたサリオス。

3番人気以降は単勝2桁以上のオッズで、この2頭が群を抜いていた。

出走馬

※坂井と津村はこれが日本ダービー初騎乗となった。

レース展開

↑フジテレビ版

↑JRA公式版

レース結果

払い戻し

その他・記録など

コントレイルが父のディープインパクト(2005年・第72回)以来15年ぶり無敗の二冠を達成。なお、ディープインパクトは2歳GⅠを勝っていなかった(そもそも出ていなかった)ので、2歳GⅠを含む無敗の二冠達成はミホノブルボン(1992年・第59回)以来28年ぶりとなった。

鞍上の福永祐一は2018年(第85回)のワグネリアン以来2年ぶりにダービー2勝目を挙げた。

2着は皐月賞に続いてサリオスで、皐月賞と日本ダービーが同じ2頭かつ同じ着順になったのは、1983年(第50回。1着ミスターシービー・2着メジロモンスニー)以来37年ぶり、着順問わずなら1995年(第62回。ジェニュインとタヤスツヨシ)以来25年ぶりとなった。

誘導馬

・サクセスブロッケン（2009年フェブラリーステークス・東京大賞典優勝馬）

・マイネルホウオウ（2013年NHKマイルカップ優勝馬）

実況担当者

・NHK：高木修平（日本ダービー初実況）

・ラジオNIKKEI：小塚歩（日本ダービー初実況）

・フジテレビ：福原直英

・ニッポン放送：清水久嗣

・ラジオ日本：細淵武揚

・TBSラジオ：小笠原亘

・文化放送：長谷川太

関連タグ

東京優駿(日本ダービー)

2020年クラシック三冠

第80回皐月賞：コントレイル

第87回東京優駿：コントレイル

第81回菊花賞：コントレイル

【前回】第86回東京優駿(2019年) 優勝：ロジャーバローズ(浜中俊)

【次回】第88回東京優駿(2021年) 優勝：シャフリヤール(福永祐一)