「JOLF、JOLF。こちらは、ニッポン放送です。周波数1242KHz・出力100kw、墨田放送局・周波数93MHz・出力7kwでお送りいたしました。これからしばらくの間、お休みさせていただき、午前5時から、再びお送りいたします」(毎週月曜深夜のクロージングアナウンス)

放送局について

本社所在地について

概要

民放AMラジオ放送局の一つで、関東広域圏を対象地域に放送。略称はコールサインからLF。

オールナイトニッポンが有名。文化放送と共にNRN（全国ラジオネットワーク）のキー局を務めており、2年ごとに事務局を文化放送と交代で行っている。

かつては文化放送と共同出資する形でフジテレビを開局させた経緯があり、フジテレビの親会社的存在であった。しかし、2000年代になるにつれて業績がフジテレビがニッポン放送を逆転すると、経営問題が浮上。2005年にフジテレビがニッポン放送を子会社化するためにTOBを実施。これがきっかけでライブドア一時期ホリエモンVSフジサンケイグループの構図ができてしまったが、和解の末同年9月からフジテレビの完全子会社となる。

おたよりでは(特に関東以外から)日本放送と書き間違えられるためか「カタカナでニッポン」と言われている。

ただし、開局前は「日本放送」を名乗っていた。

また、インターバルシグナルに日本の国歌君が代を使っている。

世界的には国歌を使うことは珍しくないが、日本ではここだけである。

送信所は千葉県木更津市大字椿(久留里線沿線)に所在している。

特徴

なんと言ってもオールナイトニッポンの制作局として有名。1967年に放送を開始して以来、深夜1時台の第1部を中心に深夜ラジオの筆頭格として定着しており、現在は平日夜10時から深夜4時半（金曜のみ明朝5時まで）、土曜は夜11時半から明朝5時までオールナイトニッポンレーベルで放送し続けている。

ラジオ野球中継は「ニッポン放送ショウアップナイター」として放送。平日NRN系列の全国ナイター中継制作を担当しており、また2023年現在関東広域圏では唯一定期的に土日ナイター中継の放送を行っている局でもある（但し日曜はデーゲームで行う試合が増加したことから不定期）。2018年以降TBSラジオが野球中継から撤退した話題を中心に、年々民放ラジオの野球中継自体が縮小する傾向があるものの、土日含めてナイター中継を定期的に行い続けており、高い聴取率を誇っている。

NRNナイターとしては関東を本拠地とする5球団のホーム試合全ての制作を担当。特に文化放送を除く関東広域圏のラジオ局と同様、読売ジャイアンツ主催試合をメインに制作し、巨人戦中心に放送している。が、フジサンケイグループ系列である為、文化放送と共に東京ヤクルトスワローズ主催試合の独占放映権を有しており、ヤクルト戦も巨人戦に次ぐ形で放送している（ヤクルト主催試合に関しては日本シリーズを除きTBSラジオをキー局とするJRNメインのネット局は基本的に放送不可能）。かつては1977年から92年まで巨人主催試合はRFラジオ日本独占だったため、ヤクルト・横浜大洋ホエールズ（現横浜DeNAベイスターズ）の主催試合の独占放送を取得しメインカードで放送した。

前述したとおり、2018年にTBSラジオが撤退したことに伴い、土日の関東の一部試合についてはHBCラジオやRKBラジオなどJRN系列局にネット・制作協力を行っている。

昔昔のこと

かつてはNBS(Nippon Broadcasting System)の略称が使われていたが、長野放送の開局を前に使われなくなった。

上の画像はかつてのニッポン放送のロゴ。

亀倉雄策の作でニッポンの「N」とJOLFの「LF」がデザインされている。

メイン画像となっている目玉マークの導入で使われなくなった。

平日の主な番組表　［24時間表記］

関連事項