概要
CV：大塚明夫
神奈川県警の警部。捜査一課所属。
横溝参悟の双子の弟。
兄とは声や顔がうり二つで階級も同じく警部だが、反対な部分も多々みられ、性格から始まり、髪型も坊主、目付きも鋭く、やや直情的で口調も荒っぽいなどがある。
自称・倹約家で、部下と飲みに行くときなどはいつも割り勘らしい。幼少の頃は兄同様水が苦手だったが、克服済み。
江戸川コナンや少年探偵団が現場に立ち入ることを嫌い、毛利小五郎のことを（「眠りの小五郎」と間違えて）「煙の小五郎」と呼び、胡散臭く思っている。
また、初対面の小五郎からは瓜二つな顔の双子故、最初「仕事でミスをして頭を丸めた横溝参悟」と勘違いされた。
同じ県警の交通部交通機動隊に所属する萩原千速警部補に好意を抱いており千速からも「重悟」と呼ばれるなどある程度好意的に見られており、高級レストランに食事に誘った事もあるが、彼女が男勝りな性格な上にラフな格好を好んでいる為、その際には入店を断られなかなか進展しないでいる。
高圧的に映る言動をしているが、それとは裏腹に、本質的には、罪と悪を憎み、弱き者を守る強い信念の持ち主である。
劇場版『探偵たちの鎮魂歌』では子供を爆発から守るために自身を身代わりにしたり、『中華街 雨のデジャビュ』では高熱で倒れた蘭にすぐさま迅速な対応をして病院まで運んだりと、思いやりや優しさもある。
その一方で目暮同様、推理力は高いほうではなく、前述の『ため息潮干狩り』では状況から自殺と断定して捜査を早々に打ち切ったり、『蘭も倒れたバスルーム』では、世良の間違った推理を鵜吞みにし、無実の人間を誤認逮捕しかけている。
しかし観察力の方は鋭く、『魚が消える一角岩』では脱水死した被害者を簡単な検視だけで他殺だと見抜いている。
『ため息潮干狩り』でも、コナンの推理を途中まで聞いてから犯人を特定している。
『仏滅に出る悪霊』では、犯人が双子であるという推理の為に双子故に(兄に呼ばれて)駆り出され、父親のヅラを借りて被って兄のように優しい表情をした瓜二つの姿で登場し、推理が終わると兄に色々言いつつ欠伸しながら去っていっている。
『蘭も倒れたバスルーム』では、自分勝手な動機で犯した殺人の罪を他人に着せようとした上にその事を悪びれる様子もなく関係者に話していた犯人に「くだらねー話を聞いてたら頭が痒くなって、掻こうとしたら思わずヒジが当たった」と言って肘を使った制裁をする警察官としては過度な言動を取ってしまったが、形はどうあれ持ち前の正義感を見せている。
『ため息潮干狩り』では自分の罪を隠そうとして口封じ殺人を行い、犯行が暴かれても尚、被害者を責めるような発言をしていた犯人に対し、「たとえ被害者が自白しなくてもいつかはあんたの犯罪をオレ達警察が暴いていただろう」と厳しい口調で一蹴して黙らせている。
名前の由来は、兄・参悟の名前を数字に直し掛け算をして、3×5＝15＝重悟から。劇場版『漆黒の追跡者』でそのネーミングを高木刑事に笑われ睨みつけたことがある
（因みに名探偵コナンでは推理作家から名前を取った人物が多いが、名前が同じ読みの黒岩重吾という直木賞もとった推理作家も実在した。）
現実の神奈川県警では本部勤務の警部は課長補佐等を務める。本人も課長補佐の可能性アリ。
