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キミもボクの「罪」になってくれるかい?


概要

通称"美獣"(4巻裏表紙では"王馬を追う者" 表記)
所属企業皇桜学園(企業序列16位)
身長180cm
体重75kg
拳願仕合戦績1勝0敗
企業獲得資産250億7200万円
年齢26歳
誕生日9月13日
好きなもの王馬「が」好きなもの全般
嫌いなもの王馬「を」好きなもの全般
CV浪川大輔

古流武術「狐影流」の使い手にして、本作の主人公である十鬼蛇王馬をつけ回すストーカー。黒髪(紫髪?)ロングヘアーが特徴的な美青年。時々美少女に見えるかもしれないが、れっきとした男である。

以前はヤクザ系が取り仕切る、武器アリの裏格闘技「デスファイト」に師匠である平良厳山と共に参加。最終的には師匠も殺害して王馬を待っていたが、王馬が拳願仕合に参加したことを知ると、自身も皇桜学園の闘技者採用試験にて、試験官の小津俊夫を圧倒的な力で破って、学園の闘技者になった。


彼にとって十鬼蛇王馬という存在は生きている理由そのものであるため、王馬に抱く愛情と執着は病的なレベルである。王馬に血飛沫がかかった(本人曰く「彼が穢れた」)際に、原因である淀江とその場にいた日吉津を「お前死ねよ」と半殺しにしたり、闘技場に出てきた王馬を見て「・・・・・・今すぐキミが欲しいよ・・・」とデレデレで呟いたり、王馬の仕合を観て興奮してアレしたり、願流島に自作の王馬のぬいぐるみを持ち込んで一緒に裸で寝たりと、あらゆる奇行凶行に及んでいる。


一方で王馬さえ絡まなければ松田智子や皇桜学園の女学生たちと仲良くしたり、錯乱状態の中でも山下一夫を心配したり守ろうとするなど、見違えるほどにただの好青年である。

特に女性に対しては優しく、王馬が女性に人気な時も嫉妬はしていない、というかむしろ王馬はモテて当然なくらい素敵だと考えているフシがある。男性闘技者にはかすり傷をつけられた程度で激怒するが、エレナ・ロビンソンがうっかりぶつかってしまっても「ケガはしてない?」と逆に気遣っている。さすがに王馬に子作りを迫る呉カルラには牽制したり、皇桜学園を離脱する際は奏流院紫音にも止めたら危害を加える可能性は示唆したりしているが、現状作中で回想も含めて女性を殺したり傷つけたりしたことはない。

また「愛」に対しては崇高な意識があるようで、自分以外の「愛し合っている2人」に対しても優しい。


他にも王馬の仕合にしか興味がないと思いきや、他の闘技者の仕合もちゃんと観戦しており、常識的な部分は思っていたより多く見ることができるだろう。が、出自が出自である以上、根は狂人であることには変わりない(二階堂曰く「お前とよく似た男がいたよ。」)。


かなりの殺人経験があるが、「殺り逢う(原文ママ)なら最高の舞台で!」という台詞を吐いてアレせんばかりに興奮したり、呉雷庵の"殺し"方を見て「気にいらないなぁ」と面白くなさそうにしたり、対戦相手や憎しみを持ってボコした相手でも必ずしも殺害していない(前出の淀江も死を免れている)ところを見ると、殺しになんらかの美学やこだわりを持っているようだ。


短時間で「瞬」のからくりを見抜いたり、普通は8年かかるはずの「羅刹掌」をわずか1年で習得するなど、黒木玄斎曰く格闘センスに関しては師匠を凌ぐ。


初登場時は割と男性的な顔つきだったが、話が進むうちに女性的な顔つきに変化している感じがする。

原作者によると、家事は完璧にこなせるらしい。また、ロン毛なのは何かこだわりがあるかもしれないとのこと。(外部リンク)


………あお…………ナイス…………♡抽選ナイス…………♡

トーナメント一回戦では二階堂蓮と対戦し、美形対決となったが、仕合の様子がかなり際どい。(その仕合で選手入場の際に松田が口にしたのが上記見出しのセリフである。

さらにカバー下では…(気になる人は単行本12巻を買ってカバーをめくろう!)………あお…………ナイス…………♡松田ナイス…………♡


主な技

孤影流


 四百年余り続く流派ではあるものの、先の大戦にて門下生の大半が死亡したことで事実上技術が失われている状況であり、現在の狐影流は宗家の血を引く厳山が古文書をかき集めて技法を再編したもの。

 技そのものはいくつか存在するが、その中でも現代で通用するのは「瞬」と「羅刹掌」の二つのみとされる。


・瞬

 相手の瞬きを利用し、瞼が閉じた瞬間に死角に移動することであたかも消えたかのように錯覚させる歩法。


・羅刹掌

 掌を用い、物体に力を捻じ込む打撃。肩に打ち込めば筋肉が捻じれて動かせなくなり、胸に打ち込めば心臓を止めてしまうことも可能。羅刹掌を打ちこまれた物体には螺旋状の痕が残る。

 修行の内容としては、水→砂→砂利→肉という順で力を捻じ込む感覚を習得させるものであり、肉に至るまで最低八年を必要とするところ、刹那は一年で習得している。

 刹那の羅刹掌は厳山のオリジナルより腕の捻りを大きくすることで殺傷力を底上げしているが、欠点としてどうしても動作が大きくなるため、「瞬」と併用することで初めて真価を発揮する。その他、羅刹掌そのものの欠点として、回転するのは肘から先であり、そこにさえ触れなければ防ぐことが可能なこと。背、肩、上腕と力を伝導させ、前腕で放つことから至近距離では威力が半減することが挙げられる(前腕の旋回が不十分になるため)。


・羅刹脚

 黒木との試合にて開発した脚で放つ羅刹掌。脚で放つ関係上、移動にも使用できる。掌から放つものより威力が高く、金剛の型「不壊」にも有効。


・虎狐ノ交

 二虎流の操流・水天の型「水燕」と羅刹掌の合わせ技。不規則な突きにより回避を困難にさせる「水燕」と羅刹掌の組み合わせであり、突きのパターンを変えることでさらに回避が困難となる。


・真・羅刹掌

 羅刹掌の欠点である至近距離での威力半減を解消すべく、即興で編み出した技。指先に威力を集中させて放つ羅刹掌だが、脇を押さえられれば放てない欠点も存在する。


・二虎流第弐奥義 降魔

 タキサイキア現象(危機に瀕した際、風景がスローモーションに切り替わる現象のこと)を用いたもの。刹那自身の意思で発動させることは出来ず、危機的状況に置かれることで脳のリミッターが解除される。

 短期間の使用により深度はより深まっていくが、脳への負担は深刻であり、代償として幻覚や幻聴を引き起こす他、自身の負傷にすら気付かなくなってしまう。


二虎流

 「本物の二虎」を名乗る人物に授けられたもの。全ての技を扱えるかは描写がないため不明。

・ 操流ノ型「柳」

・火天ノ型「火走」

・金剛ノ型「不壊」


関係者

十鬼蛇王馬…「神」として崇めている相手

奏流院紫音松田智子…雇用主とその秘書

平良厳山…孤影流の師匠

十鬼蛇二虎…詳細は後述にて

二階堂蓮…トーナメント一回戦の対戦相手

リンク先ネタバレ注意…トーナメント二回戦の対戦相手であり、師匠の友。


関連動画


関連項目

ケンガンアシュラ 変態

公式美形 クレイジーサイコホモ




活躍


※以下、重大なネタバレにつき注意!




















王馬や氷室涼と同じ「中」の出身者である。

資産家の父親の臓器ストックとして生まれ、娼婦の母親から虐待を受けて育ったため、自分を「罪深い人間」「死すべき人間」と思うようになる。

11歳の時に父の依頼で臓器密売組織に預けられ、まもなく短い生を終えようという時、抗争の報復として組織の人間を皆殺しにした十鬼蛇王馬を見る。普通の人間ならば「命の恩人」として感謝するところだが、上述の通り自分が死ぬべきと思いこんでいた刹那は、王馬のことを「罪深い自分を罰する神」と思うようになる。


その後、再び「神」と巡り会うために「中」に留まる。庇護者を探すために男娼になり、のちに愛人の男とともに「外」へ向かい、父を男が用意した専門家の手で拷問し殺して財産を奪う。これは父を恨んでいたわけではなく、単に刹那にとって覚えがある中で最も財力がある人間が父だっただけ。その財産を使い王馬を捜索した(これは推測であるが刹那が女性に優しいのは、この時期に男性の嫌な部分を見すぎてしまったこと、男娼という身分を通じて女性の立場を理解したからという可能性が考えられる)。


王馬と邂逅して2年後、13歳のときにようやく王馬の居場所を知り、追いすがる愛人の男を殺害して「十鬼蛇区」へ向かった。しかし十鬼蛇二虎の弟子になり二虎流を教わっていた王馬の姿を見て、「神」というイメージとのギャップに激怒し、二虎を「神を堕落させた」と憎むようになった。この時ナイフを手に2人の前に飛び出る寸前であったが、「本物の二虎」を名乗る者に制止され、以降彼から二虎流の手ほどきを受けたり、平良厳山の存在を教えられて弟子入りしたりして実力を磨いた。


王馬が二虎から最終奥義を伝授され、「本物の二虎」を名乗る何者かによって憑神を習得した後、刹那は王馬の前に姿を表す。刹那は王馬の心臓に羅刹掌を食らわせて能動的に憑神を発動させ、理想の神の姿と化した王馬に殺される喜びを噛み締めたが、二虎の乱入によって寸前でそれは叶わなかった。


そのため二虎への憎しみは深かったが、師匠が二虎に勝利し殺害したことで一段落し、「戦場で待つ」と茫然自失の王馬に言い残す師匠とともに刹那も去っていった。


それから10年後、デスファイトのめぼしい選手や師匠の平良厳山を殺害し王馬を待っていたが、力を付けた王馬が拳願絶命トーナメントに参加すると知り、自身も拳願仕合へと移籍したところで、本編へと繋がる。ちなみに師匠の殺害に関してはどうやら不意打ちなどではなく一対一の仕合で討ち取ったらしく、回想において平良巌山本人は刹那に遺言を聞かれてただ一言「見事」と言い残している。


トーナメント第一回戦では二階堂蓮と対戦。美男子対決で会場の女性は、ジェリー・タイソン曰く「どいつもこいつもメスのフェイス」になって湧いた。刹那は終始二階堂を圧倒。途中二階堂の奥義による反撃を受けるが、第二奥義の「降魔」を発動してからは全く寄せ付けずほぼ完封で勝利した。


なお途中で王馬の仕合も観戦しているが、第一回戦では「憑神」の状態で因幡良を圧倒した姿に勃起するほど大満足した様子であったものの、第二回戦では呉雷庵に「憑神」を解いた後の姿で二虎流を駆使して辛勝したことに「なぜあの男(二虎)の技に縋る!?」と怒髪天を衝いた。


第二回戦では黒木玄斎と対戦。王馬の第二回戦を見た後だったので不機嫌に満ちており、黒木に仇討ちを宣言されても「は?誰だよお前」と一蹴していた。刹那は得意の羅刹掌、さらには自分のオリジナルである"羅刹脚"を打って応酬するが、孤影流と二虎流をよく知っている玄斎の圧倒的な防御力を超えることはできず、最後は"魔槍"を胸に受けて倒れた。しかし直前に自分の胸に羅刹掌を打って心臓の位置をズラしたため、命は助かった。

この敗北の後、刹那は皇桜学園と袂を分かち、姿を消した。


東電のクーデターでは他の闘技者同様襲われているが、失意の表情のまま難なく撃破している。


しかし第二回戦の敗北後刹那は徐々に正気を失っており、ついには二虎に見える人間を無差別に殺し始めた。

御雷零倉吉理乃の2人も護衛の闘技者と、2人を呼びに来た"護衛者"(こちらは片原滅堂の私兵)を殺されるが、これは刹那には彼らが「愛する2人を邪魔する二虎」に見えていたためであった。


ついには山下一夫を「危ない二虎から守る」という名目で会場から連れ出すものの、その山下すら二虎に見えて攻撃する。しかしそこに王馬が推参し、ついに王馬との一騎打ちを果たす。闘いの合間を縫って刹那は王馬に「真実」を打ち明けるが、王馬は刹那を「本物の二虎」を名乗る男に操られた哀れな被害者だと感じ、仇のはずなのに怒りすら湧いてこないと語っている。

刹那は「降魔」によって王馬の心臓に羅刹掌を打ち、直後の反撃を受けて10年前同様「憑神」状態の王馬に殺される念願が果たせると胸を高鳴らせて倒れたが、王馬は奥義のカウンター「鬼鏖」を発動しただけで「憑神」状態にはなっていなかった。王馬はわめく刹那を「死んで楽になろうなんてことは許さねぇ」と言って殺さず、刹那が最も憎んだ男・二虎の技である「絶氣」を胸に打ち込んで失神させ、決着を見た。


仲間を刹那に殺された片原烈堂らがそこに到着し、刹那は収監されることになるが、最終日に脱走し、姿をくらました。


後継作『ケンガンオメガ』へは長らく未登場であったが、拳願会vs煉獄の交流戦で、仕合を終えた臥王龍鬼の元に突然現れている。長髪はカットされ普通の髪型になった。狂気はだいぶ鳴りを潜めているが突拍子もないホモホモしい言動は健在。

対抗戦後は龍鬼ともう一人、阿古谷清秋と共に各地の蟲の隠れ家を襲撃、構成員を殺害して回っているが、「世界を正常化する」と謳っているものの具体的な目的は不明。

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