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概要

演:岩名雅記

秘密戦隊ゴレンジャー第29話「赤い追撃!なぞの封印列車」に登場する鋼鉄軍団所属の仮面怪人

扉の付いたドーム状の仮面が特徴で、顔に南京錠が掛けられている。実際にこの扉は開閉可能で小さなものであれば収納可能。

巨大な鍵型の杖が武器で、自分にしか開けられない南京錠で施錠する事で対象を閉じ込めることも可能。また、手品が得意であり、「世界一の権威」を自称する。この手品は単なる趣味というわけではなく、作戦にも発揮される。


スーパーXの誘導機能を利用して、地球の周囲を軌道するロケットや人工衛星を落として地上を火の海にしようと目論み、「コマンド部隊」を率いてイーグルの兵器研究所を襲撃、南京錠で密閉した空間に青酸ガスを充満させて研究員達を殺害し、スーパーコンピューター「スーパーX」を強奪。追って来たゴレンジャーを箱抜けの術で箱の中に閉じ込めたが、レッドビュートとメガトン頭突きで穴を開けられて脱出される。逃げ遅れたアカレンジャーもドリルビュートで地中から脱出していた。


ひとまず列車に「スーパーX」を積み込むことには成功し、輸送中に襲撃して来たバリブルーンには妨害電波を放って撤退させる。というのも正義の為に作られたはずのスーパーXには善悪の見分けが付かず、室温18度を保てない環境下では異常をきたしてしまう欠陥があり(※1)、乗り込んで来たアカレンジャー諸共爆散する。

しかしながら、人工頭脳は無事であり、冷蔵庫に改造した頭部に格納し、警備に失敗した部下もろとも、海城を列車で引き潰そうとした。そこへ海城が待ったをかけた。海城は武士の情けとして目隠しをして欲しいと頼んだのだ。しかし、これはアカレンジャーの仕掛けた策であり、ハンカチは伝書鳩に変化してゴレンジャー達に危機を知らせに飛んで行った。おまけに海城は扉仮面を挑発して口から伸びるロープを引かせるが、ロープは引くたびに扉仮面の体に絡まって行く(※2)。

最期はスーパーXの人工知能に体を乗っ取られ、ゴレンジャーストームダブルパワーの前に敗れた。


注釈

(※1)その割になぞなぞを出してくるなど妙に人間臭い所がある。

(※2)本人曰く手品の一種なのだが、明らかにロープの質量が口内に収まり切らない事が一目でわかる。ゴレンジャーはジャッカー電撃隊のようなサイボーグという設定はないものの、こればかりは海城が改造人間じゃないかと疑われてもおかしくないシーンである。


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秘密戦隊ゴレンジャー 仮面怪人 鋼鉄軍団

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