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悪役令嬢は、庶民に嫁ぎたい!!

あくやくれいじょうはしょみんにとつぎたい

小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている、杏亭リコによる小説作品。
目次 [非表示]

転生したら、やり込んでいた乙女ゲーム悪役令嬢だった。

王子騎士魔術師……ハイスペックな攻略対象なんてお断り!

大好きだった『庶民』キャラと結ばれるため、破滅フラグをぶち折って全力で求婚します!!

(書籍版紹介文)


概要

杏亭リコによって、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている小説作品。

カドカワBOOKSから書籍版が刊行されている。イラストは封宝。既刊は3巻。

Flos Comicによりコミカライズ版も連載されている。ComicWalkerpixivコミックニコニコ静画にて配信中。

ただし、小説と漫画では描写がところどころ異なっている(前世の主人公の死因が小説では餓死、漫画では転落死、等)。

作画はなびこ。既刊は3巻。


以下、なろう原作概要より引用。

転生先は死ぬほど課金し続けた乙女ゲーム、『ラブ☆マジカル』の悪役令嬢イザベラ?!

正直、婚約者になる予定の第二王子には興味が無いので、大好きなサポートキャラである庶民のウルシュ君と結婚させて下さい!!

商人の嫁に成って平々凡々に行商生活する気満々なのに、ゲームの時のステータスと課金アイテムを引き継いでいた所為で、私ってばチート通り越して人間離れしている!!

これは悪役令嬢イザベラが、ポンコツな頭では使いこなせないチートを武器に、騎士団や冒険者相手に鬼ごっこしたり、連続誘拐犯と対決したりしながら、ウルシュ君とのハッピーエンドを目指す物語である。


乙女ゲーム「ラブ☆マジカル」

王国立ロゼリアル魔術学院を舞台とした乙女ゲーム。明言されていないがフォーマットはスマートフォンだと思われる(コミカライズ版では明確にスマートフォンが描かれている)。

子爵の庶子が第2王子のクリストファー・ロン・ロゼリアル、魔術師団長子息のギース・ネイ・トーランド、騎士団長子息のブライアン・ニック・アンダーウッドの3人を中心に攻略していく。

全3部構成。


主人公のイザベラはこのゲームの悪役令嬢で第2王子クリストファーにベタ惚れし、あの手この手でヒロインを貶めるがそれが災いして王子ルート以外でも第1部で早期退場させられる。


本作のメインの登場人物のウルシュは課金アイテム(全て自作)等の販売を行う、言わば千川ちひろポジションのキャラクターであり、攻略対象ではない。


ちなみに今世ではイザベラとウルシュの活躍によりこの前提が著しく破綻していることには注意されたい。


本作の登場人物たち

メインキャラクター

  • イザベラ・アリー・ロッテンシュタイン

本作の主人公公爵令嬢(のようなナニカ)。

上述の死因により転生し、その際に生前ゲームで手に入れた廃課金者のみ成し得るチートアイテムの数々と徹底的に鍛え上げられたステータスを引き継ぎ、キングなコング並(小説の表現、漫画ではゴリラ)の身体能力の肉体て転生した悪役令嬢。ゲーム時間軸の9年前、6歳の時に前世の記憶がフラッシュバックした。この時点では王子との邂逅はまだ。

生前から攻略対象ではないウルシュにベタ惚れしており、早速自宅を訪ねてきたウルシュに猛アタックし、婚約を取り付ける。ウルシュの根回しもあり、周囲にも早期に認知させた。

ゲームのやり込みによるステータスを引き継いでいるため、強さは文字通りの桁違いで特に(相対的水準で比較しても)耐久力は某裸腰蓑の踊り子の数十倍は下らない。攻撃力も徐にグーパンをすれば一般人は確実に即死し、威嚇射撃のつもりで放った魔法で魔術師を満身創痍にさせるほど。ちなみに廃課金により様々なチートアイテムも持ち込んでいるが本人の自制心とウルシュの釘刺しにより緊急時以外の使用は控えている。

更に廃課金者でも中々コンプできないと言われている非公表アイテム「七つの大罪」の魔眼を全て備えている。ざっくり言えば、どこに隠れていようが絶対に標的を逃さない視界殆どのもの(物・者問わない)のステータスを把握する能力を持ち、様々なアイテムを吸い込み自分のものにしつつ、睨み付けた相手を威圧し戦意喪失させ、終いには某世紀末救世主のように見ただけでスキルを習得する能力まで持つという勝てる気がしない特殊能力を備えている。ただし、彼女自身が後先考えない性格なので、うっかり使うには強すぎることもあり、余計どころかむしろ被害を出しかねないため、上述の自制心を持つ経緯に至る。

前世の記憶があるとはいえ精神は完全に今世のイザベラの方に引きずられており、イザベラとしての記憶もはっきり持っている。その性格は控え目に言って破天荒で、「限りなく公爵令嬢に近い何か」と鑑定されるほど。


  • ウルシュ・スネイブル

今世のイザベラの婚約者でスネイブル商会の次男。ベージュに近い薄茶色のモフモフした髪で童顔で柔和な顔立ちの男の子。そしてあらゆる表情を浮かべても変わることのない糸目を持つ羊のような癒しキャラ(イザベラ曰く)。間延びした口調が特徴。

イザベラと同い年だが9年後に様々な物騒な品々を開発し売るだけあり6歳の時点で既に子供離れした卓越した知能と隠密・鑑定能力、そしてマジックアイテムの開発能力を持ち、おつむの足りないイザベラをサポートする。その一方、恋愛事に関しては割とウブ。

スネイブル家の血脈により「一度宝と定めたもの(物・者問わない)はどんな犠牲を払ってでも守り通す」貪欲さ(故に「ファフニールの一族」と呼ばれる)を持つ。今世のウルシュのそれはイザベラに定められ、彼女の安全・幸福のためならあらゆる努力や手段を惜しまず、そしてイザベラに親しい者への嫉妬心を露にするヤンデレかつ腹黒なキャラへとなった。しかし、一歩間違えればサイコパスになりかねない特性を持つ彼にとってイザベラに所有欲を向けたことに感謝している模様。一方でイザベラ(と錬金術)に全く関わらない事柄には一切興味がないドライな面もあり、基本的に自分の利害ないしイザベラの善意や友情を汲み取る場合を除いて他人のために能動的に動くことは珍しい。

イザベラの前世とゲームのシナリオを把握しているイザベラの最大の理解者でもある。


  • クリストファー・ロン・ロゼリアル

ロゼリアル王国第2王子。ゲームの攻略対象の一人であり、ゲームのイザベラがベタ惚れする予定の人物。

ゲームで一切明かされなかった「特殊な事情」により6歳にして既に精神的に追い込まれている。そのため常に目が死んでる他、他者から「狂人」扱いされ、ゲームで王子エンドを迎えた場合塔で幽閉されるような暮らしを強いられる程腫れ物扱いされている。

その「特殊な事情」を今世のイザベラが見破り、ウルシュと協力してその事情を克服した後は「正義の騎士」としての修業に励むことになった。


  • アマリリス・エリー・ブルネスト

侯爵家の次女であり、ゲームでは幾人もの男を侍らせ、王子ルートでイザベラ退場後に王子を落とそうとする妖艶な悪役令嬢。

実際「魅了」スキルを持っているが、6歳時点では王子を一途に想う純粋な年相応の小動物のような女の子。魅了する意味を知らないためかそのスキルは足止めにしか使用していない。

その想いに目をつけたイザベラに王子の婚約者にすべく王子と共に誘拐され、王子の「特殊な事情」を克服する傍ら冒険者としての修業に励む。結果、「ですとろーい!」が口癖の爆弾魔へと変貌した。

イザベラとの仲は非常に良好で互いに「ベラちゃん」「アリスちゃん」と呼び合うほど。


  • マリエタ・プレア(マリエタ・ザロモン)

子爵の庶子にしてゲームのヒロイン。因みにゲームではヒロインの名前は任意入力。

永い永い時間誰にも言えないある謎の事象に苦しんでいるようなのだが……。


その他のキャラクター

  • ダイモン・ザック・ロッテンシュタイン

ロッテンシュタイン家次男の近衛騎士団第一部隊隊長でイザベラが最も苦手とする人物。

お転婆が過ぎるイザベラに対しアイアンクローをかましたり、兵士の訓練のようなことをさせたり、対龍用の鎖(ウルシュ作)で簀巻きにして輸送したりと完全に「公爵令嬢」扱いしていない。

このような制裁ないし躾られ続け、何故イザベラがゲームで悪人になったか訝しんでいる。

  • ギース・ネイ・トーランド

魔術師団長子息でゲームの攻略対象の一人。ゲームでは「カラーズコレクター」に誘拐され、その黒幕を倒しエンディングを迎える。

ゲームのギースは面倒見が良いが、怒ると暗黒笑顔で敬語で説教するキャラだが、6歳時点では豆知識を披露することを除き無口。ただし、怒るとブリザード(物理)を起こすあたりゲームのギースの鱗片も見せている。

しかし、今世の学園における彼は中二病患者でブライアン以外とまともにコミュニケーションをとることが困難になっている。

特殊スキル「魔導辞典」を持っており、今までに読んだ文献を資料に言葉を検索することができる。


  • ブライアン・ニック・アンダーウッド

騎士団長子息でゲームの攻略対象の一人。

6歳時点では年相応の腕白小僧といった感じでギースの友人でもある。

所謂、脳筋キャラだが、所有スキルのおかげで察しはとてもいい。


  • 「カラーズコレクター」

ギース始め様々な色の髪の人の誘拐殺人を繰り返すギース編のラスボス。ゲームでの決戦時は何故か鬼畜難易度の弾幕ゲーと化す。

豚の頭の脱け殻を被っている狂人で、その業の深さは計り知れない。


  • 「大賢者」

世界の滅亡に関わるとされる謎の存在。『無能王』はこの世界の大賢者は良い子らしいというが……。


  • 「魔王」

『大賢者』が復活させようとしてるらしい存在。

マリエタ・プレアから聞いたダルダーニャ地方の伝承の唄と「真なる禁書庫」の入り口で聞ける魔王の唄は同じ唄のようだがニュアンスが異なっている。

共通しているのはヘルバンダーニャの山にとても強い王様がいて、異界のから来た「聖騎士」によって力を10に分けられたこと。そしてその内7つは世界に解放され、2つは何者かが保持したこと。残り1つについては一切触れられていないこと。そしてもうヘルバンダーニャの山には王様はいないこと。

分けられた力(大罪王のスキル)は《傲慢王》《嫉妬王》《憤怒王》《色欲王》《怠惰王》《強欲王》《暴食王》《虚言王》《略奪王》《無能王》。

実はイザベラの持つ「七つの大罪の魔眼」は大罪王のスキルの欠片であり、あるアイテムと条件が揃うと大罪王のスキルになる。しかし一人の人間が大罪王のスキルをいくつも持つということは、それはつまり……。


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