概要
CV:田口宏子(アニメ版)、水谷優子(ドラマCD版)、鳥羽優好(ラジオドラマ版)
16歳の看護婦。※蒸気都市では看護婦免許は15歳で取れる。
第1話では、人々を襲い血液を強奪し続ける事で蒸気都市を脅かしている蒸気人間に狙われている、として鳴滝君に警護を願ってきた依頼者であったが、その実は蒸気人間強力を操っていた「蒸気人間事件」の黒幕。依頼にかこつけて主人公の鳴滝君を襲撃した悪役だったが、生来犯罪には不向きな善良で真面目な性格の持ち主であり、強い罪悪感を感じていた。その目的は強力に組み込まれていた父・周博士の頭脳を生かし覚醒させることで、そのために父と同じ血液型の人間を求めていた。
しかしそれは真なる黒幕・ナイト・オブ・ファンタムによる別の企みによって騙され駒にされたがゆえの事だった。実はファンタムいわく博士の頭脳は強力に組み込まれた培養槽の中で浮かんでいるだけで既に死んでおり、鈴々はそれを「生きている」と偽りの希望を吹き込まれた挙げ句ファンタムにいいように操られていたのである。鳴滝くんの活躍により存在を暴かれたファンタムは「博士の脳は既に死んでおり、強力はファンタムが遠隔操作で動かしていた巨大ラジコンに過ぎない」という強力の正体を暴露。この事で鈴々は絶望に沈み、鳴滝君はファンタムの人の心を玩んだ愚行に激昂する。しかしファンタムによって仕組まれた鈴々の危機に強力は反応し自律行動を開始。周博士の研究は成っていた事を知る。
結果、鈴々と強力はファンタムから離反。誤解が解けた事で鳴滝君と和解し、贖罪のため鳴滝探偵事務所の助手になった。
麻宮作品の例に漏れずナイスバディで、身長155㎝、スリーサイズは87・61・88とまさしくコークボトル体型。周囲からも美人と言われている。
ファンタムに騙されていたせいで悪事を働いていたが、根は超が付くほどの善人かつお人好し。
鳴滝君とは、あくまでもバディであり、姉とは違い鳴滝君の恋人ではない。尤も、鳴滝君の事を可愛がっている（明らかに異性として好意を抱いている）のは事実であり、鳴滝君も家族である鈴鈴の危機は決して放っておかない。
ただし紅茶派なのでコーヒー（ブラック派）の鳴滝君からはコーヒーを飲んだ時もしない「苦い顔」をされている。
物語開始の1年前に両親を交通事故で亡くしており、姉の周蘭々とは生き別れになった。
生物学の権威（鳴滝君のお父さんの知り合い）だった父・周博士は上述のように自らの脳を蒸気人間「強力」に委嘱しており、その生命維持の為にファンタムに唆されて人攫いを行っていた。
行方知らずになっていた蘭々はその後、鳴滝君のライバルである怪盗ル・ブレッドの愛人として登場し、鈴々とは敵同士となる。
関連イラスト
