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音読み「ふん」「ぶん」「もん」/訓読み「くちさき」「くちびる」「くちわき」| 生物の身体構造のうち顔の前側にある、目より前の口等の部分を指す。メイン画像では眼球より左側の部位が「吻」である。
目次 [非表示]

漢字『吻』

データ(日本語のみ記載)

※「吻」という漢字は中国語朝鮮語日本語ベトナム語で使用されているが、当記事では日本語のみを記載する。

言語形態文字 漢字
部首(くち)
総画数7
音読み
  • 呉音
    • もん
  • 漢音
    • ぶん
  • 慣用音
    • ふん
訓読みくちさき くちびる くちわき

出典: - ウィクショナリー日本語版


概要

 口部に属する漢字。関連タグにあるような「吻合」や「口吻」などの言言葉に使われる。

 例えば「吻」を含む四字熟語の一つに『鴟目虎吻』がある。「鴟目(かつら)が虎(こう)にに噛まれる」という意味であり、それが比喩的な表現へと転じて「危険な状況に陥る」ことを表すようになった。


 「吻」は日本語文法上は、普通名詞に属する。なお、語彙を保ったままそれ以上分解することのできない、いわゆる単語でもある。

 なお、中国語での『吻』(Wěn)は「キス」を意味する動詞でもある。


出典

人工知能(Microsoft Copilot)が2024年1月21日に生成した解説を参考にしています。

  1. 「吻」とは? 部首・画数・読み方・意味 - goo漢字辞典
  2. 漢字「吻」の部首・画数・読み方・筆順・意味など - 漢字辞典オンライン
  3. 「吻(口へんに物の右側、口勿)」という漢字は何?読み方・意味・言葉・熟語「吻合」「接吻」「口吻」など - カンタの良好な日々
  4. 「吻」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ - モジナビ
  5. 「吻」の読み方や意味を解説 - KOTOBA-BOX

生物学的用語『吻』

概要

 一般的には、生物の一種である動物身体構造を指す専門用語。

オパビニアホウジャク

 動物の種類によって「吻」がという用語が充てられる部位、そしてなどの構造や機能は異なるが、『という部位に存在する、よりさらに前方へと突出したまわりの器官』を指すことは共通している。

 「口吻」(こうふん)という語が当てられることもある。「吻口」もほぼ同じ意味だが、『吻が発達した口』であることを特に強調したい場合に使われる。


 定義曖昧であるが、接頭辞で吻の長さ表すことがある。「短い」場合は『短吻』(たんふん)と呼び、「長い」場合は『長吻』(ちょうふん)と呼ぶ。通常「吻」という場合は長吻を指し、「動物的な」特徴の部位であると捉えられる場合がしばしば。


 英語では『muzzle』と書く。語源はラテン語で突き出た鼻を意味する「musus」から。

 「muzzle」を片仮名に音写すると「マズル」。マズルは日本語圏でも頻繫に使われる通称である。pixivのタグとしても「吻」より圧倒的に使用数が多い。


特徴

 吻が長くなるほど鼻腔口腔、ないしその両方の体積が大きくできることから、

  • 狭い・細長い箇所にある獲物を捕らえることができる。吻が細長いほどこの特性が有利に働く。
    • 例えば硬貨のような、地面に落ちた厚さの薄い物体を咥えて拾う場合、口吻を変形させたり顔を捻ったりすれば咥えて取りやすい。短吻の生き物はこれが構造的に困難である。
    • が発達した生き物の場合、その分筋肉骨格を発達させなくてはならないものの、歯をより大きく頑丈にすることができる。硬いを噛み千切ったり、に噛みつく際に攻撃範囲を広くすることができる。
  • 吻に鼻腔が通っている生き物の場合、短吻の生き物より鼻腔が長くなる。その分鼻腔の機能を強くできる。
    • 鼻毛をさらに発達させれば、より異物侵入に対して強固な防御ができる。
    • 嗅覚をさらに発達させれば、匂いをより敏感に捉えることができる。
    • 一方、腫瘍出血などで鼻腔を塞がれる危険性が高くなる。異物が鼻のまで入ってしまうとその長さの分、異物の除去が難しい。
  • 上顎と下顎を合わせて口輪を嵌めたり鷲掴みにするなどして、口を開けないように束縛をされやすい欠点がある。吻の先端近いほどてこの原理が強く働き、口を開けて抵抗することが困難となる。
  • 円錐ないし角錐形に発達した流線形の吻だと、高速走っている際に顔面に受ける空気抵抗が小さくなる。新幹線旅客機胴体、特に機首部分の設計においてその構造が参考にされた。

出典

- Wikipedia


創作の世界では

 「吻」カテゴリ文字そのものに着目した事例はきわめて少なく、口の構造について扱う用語として扱われる。


 人間以外の系統の生き物を扱った、いわゆる「ケモノ」「獣人」「亜人カテゴリキャラクターにおいて萌え要素の一つとされ、どれほど獣に近いかどうかを吻の有無や大小長短などで表す指標として引き合いに出される場合がある。

 もっとも、同じ種類でも棲む気候ごとに構造を変化させて適応してきた結果派生種が多くなったものでは、種類によって吻の構造が大きく異なることがよくあること。したがって、リアリズムな動物顔でも吻が小さいという事は十分あり得る。例えば小型犬でも、チワワプードルは短吻、ミニチュアピンシャーは長吻とかなり個体がある。


 そしてイラストレーターにとって、真か真正面視点で描くならまだしも、微妙角度が付いた視点で描くとなると中々に描写難しくユーザーの知見、そして手間技術が試される部位である。


関連項目

五十音降順

別名表記ゆれ

  口吻 吻口 マズル


関連タグ

吻が特徴的な動物の例

アリクイ ウミグモ オパビニア    ガー  ゾウムシ  トゥリモンストゥルム ワニ


生物の構造関連

器官 生物 動物  接吻


その他・非関連

構造 発達


同音異義語;   

文法上の分類(日本語);名詞 単語 日本語 名称

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