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動く標的

とんでもないものをきょうきにしたじけん

「動く標的」とは、アニメ『名探偵コナン』第798話のタイトルである。放送日は2015年11月7日。
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あらすじ

ある日の夜8時頃。

遊びに行って遅くなったのか、慌てた様子で走る江戸川コナン。するとその時、どこからか女性の悲鳴が聞こえ、その視線の先には、ビルの屋上から落下する男性と、そのちょうど真下に立っている男性の姿が!

咄嗟にどこでもボール射出ベルトとキック力増強シューズサッカーボールを蹴り飛ばして、落下していた男性をぶっ飛ばし、近くにあったゴミの山の方に落とす事で、間一髪2人を助ける。

ビルから落ちた男「袋小路貞夫」は、泥酔しており、更に普段から居酒屋で『死にたい、死にたい』と呟いていたらしく、当初は『自殺をしようとした男に関係のないもう1人の男が偶々巻き込まれそうになった事件』と思われたが、この事件の裏にあったのは、驚愕の真実であった……


登場人物

  • 小松均(28)

会社員。今回の事件で被害者になりかけた男その1。

普段からやたら運が悪く、今回の事件も『知らない女性からラブレターを貰い、その返事を返す』為に待ち合わせのビルの下に立っていたら、ビルの屋上から袋小路が落下して危うく下敷きになって死ぬところだった。

しかし、小松自身は本人すら恨まれるような人間ではないと断言するほど、鈍感かつお人好しな人物であり、少年探偵団にもお子様ランチを奢っている。実は行きつけのレストランの女性店員の永井咲子に片想いをしており、ラブレターの返事もきっぱり断ろうとしていた。


  • 袋小路貞夫(43)

会社員。今回の事件で被害者になりかけた男その2……と言うか、ある意味1番の被害者と言える人物。

『自分は競争社会の負け組』と自嘲し、普段から居酒屋で『死にたい、死にたい』と呟いていたらしく、当初は自殺を図っていたと思われていたが……

ちなみに、助けるためではあったがコナンのキック力増強シューズで蹴り飛ばされたサッカーボールの一撃を喰らっても起きずにグースカ眠り続けており、かなりタフである


  • 永井咲子(24)

ウェイトレス。小松の行きつけのレストランの女性店員。

小松から片想いされていたが、実は彼女も小松に好意を持っており、所謂両思いであった。

一方で『自分は何でも持ってます』と言う自信に満ちた人間は鼻持ちならないらしく、小松の同僚の雪ヶ谷大介にデートに誘われたが断っていた。


  • 雪ヶ谷大介(28)

小松の同僚。仕事がよく出来てスポーツ万能、更に金持ち家の御曹司という完璧に近い人間であり、常に自信に満ちていて、今まで挫折を味わったことがないらしい。

小松の行きつけのレストランに彼もよく通っていたらしく、咲子をデートに誘ったが、上記の理由から断られてしまい、それ以来レストランに通わなくなったらしいが……


真相

今回の事件は上記の登場人物の紹介を読めばほぼお察しの通り、雪ヶ谷大介による犯行であった。

咲子にデートを断られたことで、生まれて初めて挫折を味わい、腹いせに自分を振った咲子を悲しませる為に、咲子が好意を寄せていた小松を事故に見せかけて殺害しようと企てたのである。

更に恐ろしいことに、小松を殺害する為に利用したのは、袋小路であり、ただ小松を殺すためだけにビルの屋上から落としたのであり、いつも死にたいと口ずさんでいた彼なら、自殺に見せかけて小松諸共殺しても誰もが「遂に自殺したか」と思い疑問にも思わないと考え、彼を『人間凶器』として選んだのである



余談

原作者の青山剛昌氏は、トリックよりも殺人の動機を考える事にも気を遣っており、今回のように未遂とはいえ犯人とは無関係の人物を殺害するといった展開は扱っておらず、本作はオリジナルエピソードだからこそ扱えた事件といえる(『人間凶器』も原作に登場した例はない)。



関連タグ

名探偵コナン アニコナ

怨み屋本舗:本作のトリックと似た手段で標的を殺害したエピソードがある。

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