「アイツらの言う〝新時代〟ってのはクソだ」
「海賊が夢を見る時代が終わるって……!?? えェ!?? オイ!!!! ゼハハハハハハハ!!!」
「人の夢は!!! 終わらねェ!!!」
概要
"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチの台詞。
pixivでのタグは原作通りの半角表記で広まっている。
経緯
空島の存在を信じるルフィ達を「夢追いのバカ」と蔑み、因縁を付けてきたベラミー海賊団の頭目ベラミー。彼らのケンカを買わずさんざん痛めつけられたルフィとゾロは、誰が見ても酷いやられようだったが、ティーチだけは唯一、二人こそが勝者だと評する。
そしてベラミー達の言う夢のない「新時代」をクソだと言い切り、「海賊が夢を見る時代は終わった」という意見を嘲笑い、ある意味同志であるルフィ達への共感を込めて、己の信条を主張したのである。
余談
- 夢追い人
原作本編においてこの頃のティーチは七武海でもなければ四皇でもない、メタ的には本名や彼こそが黒ひげである事すらも知られていない（当時の公式書籍においては「チェリーパイ男」として紹介されている）、覚えてる人は覚えてるマイナーキャラであった。そんな絶賛駆け上がり中の彼が夢を追うことを否定しないのはある意味必然と言える。
現在は誰もが認める大海賊となったティーチだが、今の地位に満足してはおらず、野心を燃やし続けている。
- 聞き手の反応
雑踏の真っただ中で急に持論を叫んだ無名の男に感銘を受ける者など当然いるはずもなく、空島を持ち出したルフィ達と同じようにバカにされるばかりだった。
その一方で、読者間においてはこちらとその前後の台詞でルフィ達を擁護したという事実が黒ひげの評価に繋がっている部分はある。
- ルフィとの関係性
後のインペルダウン編で、ティーチは再びルフィと邂逅。そこで彼は「空島はあったろう？ひとつなぎの大秘宝もそうさ！！必ず存在する！！！！」と、激励とも受け取れる言葉を送った。これもまた読者間での評価に繋がっているが、この時点でのティーチはエースを処刑台に送った元凶であり、ルフィは彼に決して好印象を抱いていない。
また、ルフィの夢はしばしば〝夢の果て〟と表現されており、これは「夢の終わり」とも捉えられることから、他の要素同様両者の対比になっていると考えることもできる。
- 知名度
まさしく夢を追う者達の物語であるONEPIECEを象徴するセリフと言っても過言ではなく、多くのCMやゲームなどで用いられている。
ONEPIECEを詳しくない人でも知ってるであろう名ゼリフ中の名ゼリフである。
