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世界花

せかいばな

世界花とは、ゲーム「フラワーナイトガール」における、スプリングガーデンの神に相当する存在。
目次 [非表示]

注意:この項目には、ゲーム「フラワーナイトガール」の根本的なネタバレが含まれます。閲覧は自己責任でお願いします。















































概要



世界花とは、ゲーム「フラワーナイトガール」の舞台となる地「スプリングガーデン」を治めるに相当する存在である。何千年も前、スプリングガーデンができた頃から存在したようだが、詳細不明な点も多く、いまなおその全容は謎に包まれている。



容姿


各国首都は世界花の木陰に城を築き、それを中心に都市が広がっている。

世界花本体は巨大な植物に似た見た目で、高さ百数十メートルほどの巨木のような形状である。都市のど真ん中にあり、周囲には他に高層建築のような高いものもないため非常に目立つ。

各国の大きさが、現実の市町村ほどの規模のため、場所によっては隣国の世界花も見えるほど。

このことから、各国にとって世界花はシンボルのような存在となっていることがわかる。


権能


現在、大きく分けて「加護」「結界」「化身」の3つの権能の存在が知られている。


・加護

世界花の魔力を、加護として人に与えることができる。その中でも特に有名なのが花騎士の加護であり、これがあると害虫との戦いで優位に立てる。その理由は、加護の力が「害虫の毒呪を浄化できる」から。

よく似た力に騎士団長の加護があり、特にストーリー中の騎士団長のものはかなり強力で、その魔力であのナイドホグルを再封印できるが、害虫とはまともに戦えない。

先天的に加護を持っている者、後天的に加護を得る者、また加護の強弱の差も激しく、何を基準に、なぜ女性ばかりに花騎士の加護を与えているのか、詳細は何もわかっていない。


・結界

世界花の魔力が届く一定範囲を一つの結界として、その中では害虫の毒呪を弱めることが可能。ウィンターローズのように、首都を覆うバリアのような結界を追加する力もあると思われる。


・化身

後述の通り、本体の権能をある程度制限せざるを得ないものの、本体と記憶と意思を共有した、自我を持つ化身を一体発生させることができる。発生方法は不明。

この化身は自我を持ち、さらに本体が有していない特殊な能力を持っている。知能も高く、人間、精霊、時には害虫とも直接会話することができる。


一覧


以下は、確認されている世界花と、現在解っている詳細である。


根源の世界花・アルカ

スプリングガーデンの地下に存在する、腐生植物を思わせる巨大なガラス細工のような花を咲かせた虹色の世界花。スプリングガーデンを創造したと言われており、スプリングガーデンの人々はミズウォルムから「アルカの子」と呼ばれている。かつてナイドホグルに化身産生の能力を与えた可能性が示唆されているが、長らくナイドホグルはその力を活用して来なかった。


金色の世界花・コダイバナ

スプリングガーデンの南西に位置する、砂漠地帯に存在していた世界花。約1000年前、当時のコダイバナ女王と、「死と破壊の王」と称された侵略者アグレッサの共謀で滅亡し、害虫の毒呪が放たれた。現在、コダイバナ首都跡には、朽木のようになったコダイバナの残骸が遺されている。近海には暗礁も多く、潮流も激しい上におびただしい数の極限指定クラスの害虫が彷徨いているため、海路でベルガモットバレーに近づくことはできないとされている。復活したフラスベルグは一路コダイバナ首都跡地に転がり込み、ここに立てこもっていた。


風谷の世界花・ベルガモットバレー

スプリングガーデンの西部山岳地帯に存在する、広葉樹の姿をした世界花。秋になると紅葉する。不安定な峡谷をわしづかみにするように根を張り巡らしており、根と枝を天然の橋として活用することで、首都全域が空中回廊のような形で発展してきた。この世界花よりも上流は「ウカガミの谷」と呼ばれる急峻な峡谷が続く山岳地帯で、スプリングガーデンで3つしかない水源の一つとして、スプリングガーデンの西半分を潤している。リリィウッド、コダイバナとの国境近くに「フラスベルグ渓谷」なる幽谷があるが、この天然の迷宮の下には現在フラスベルグが封印されており、フラスベルグは復活と同時にコダイバナに移動したことが知られている。また、これとはまた別に、ウカガミの谷奥地にある「修羅の竹林」の最奥に、「封印の地」と言われている場所があり、また別の何かが封印されているようであるが、それが何なのかは、まだはっきりとは解っていない。


深い森の世界花・リリィウッド

スプリングガーデンのほぼ中央に位置する、樹海のど真ん中に現れる湖の中心付近にそびえ立つ世界花。広葉樹に似た大木の下から、テッポウユリのような花を咲かせているが、どちらが世界花本体なのか、そもそも両者は同一のものなのか、詳しいことは明かされていない。首都を中心に六方向に街道が伸びており、周囲の国へと続いている。湖の水源は運河によって西部を流れる川から引かれており、この川の源流はウィンターローズに由来する。首都外郭の湖の下にはミズウォルムが封印されていたが、いつの間にか復活し、この真下にある根源の世界花を襲撃していた。


雪原の世界花・ウィンターローズ

スプリングガーデン北部、年中雪に覆われた高山地帯に存在する、氷のバラのような世界花。首都をバリアのような結界で保護しており、突然のブリザードから都市を守護している。北端にある「グリドの白き森淵」より北にある「封印の大氷壁」という氷河より向こうの山脈地帯はスプリングガーデンの最果てとも言われており、この山脈とその向こうのことについては何もわかっていない。この森の南端付近にカトレアの屋敷がある。国土を南北に切る川は首都よりも上流か下流かで名前が変わる。この川はスプリングガーデンで3つしかない水源の一つとして、スプリングガーデンの北方を潤している。川はリリィウッド領内でベルガモットバレーの川と合流し、コダイバナへと流れ込むが、運河によってリリィウッド首都の湖と繋がっている。下流にある「フヴァの氷結湖」とその北に広がる「ナイドホグル平原」という雪原の下にはナイドホグルが封印されており、雪原のあちこちから脚を覗かせている。ナイドホグルは現在確認されている、スプリングガーデン最大の生命体でもある。


知徳の世界花・ブロッサムヒル

スプリングガーデン東部の平原に存在する、万年桜のような姿の世界花。年中桜のような花が咲いている。この麓にあるブロッサムヒル首都は現在スプリングガーデン最大の都市となっている。ウィンターローズ北方の山脈は、ブロッサムヒルとの国境近くで途切れる。そのため、国内に目立つ山などはなく、どこの国よりも世界花が目立つ。ウィンターローズ、リリィウッドとの国境付近に「霊峰」と呼ばれる死火山がある。史上初となる花騎士「フォス」はブロッサムヒルの生まれ。水源は南のロータスレイクに由来する。


湖畔の世界花・ロータスレイク

スプリングガーデン南東部、湿原地帯にある巨大な湖の中から立ち上がる、スイレンの花のような姿の世界花。何世紀もの間鎖国しており、長らく詳細は謎に包まれてきた。水中にも国ができており、水上との共同統治となっている連邦国家。この湖は、かつてのアグレッサとの戦争の際に、地盤沈下と液状化の末誕生したものらしく、湖底のあちこちに当時の遺跡が沈んでいる。この湖は、スプリングガーデンで3つしかない水源の一つとして、スプリングガーデンの東側を潤している。フォスと同時代の花騎士であるネムノキが、何世紀もの間水中側の首都奥地で眠っており、ネライダが保護していた。


常夏の世界花・バナナオーシャン

スプリングガーデン南部に突き出した半島に存在する、様々な巨大な果実を実らせたバショウのような姿の世界花。年中温暖な気候が特徴で、暖流の影響なのか、スプリングガーデンには珍しい遠浅な海岸線が特徴。水源はリリィウッド首都の湖に由来する。西部海上のエムオン島には現在、クジラ艇の基地がある。また、南の沖合いに、かつてケンザンが作ったという「蓬莱花」という構造物が沈んでいる他、その更に沖の海域には、以前「監獄島」という島があったが、この島を支えていた「マザー」という守護神蟲並に巨大な益虫が害虫化したため島は放棄され、最終的にマザーは撃破されることとなり、マザーの死とともに、島は地盤沈下で沈んだ。ここより西はコダイバナの海域であり、ほとんど誰も近づかない。


「神」


スプリングガーデンにおいて世界花は守護神のような存在として扱われ、崇めている人もいる。例えば、ヒサカキフリチラリアはリリィウッドの、サカキキキョウはバナナオーシャンの、ヒギリはベルガモットバレーの世界花を信仰する神官あるいは巫女であり、職務の関係で花騎士としても働いている。

ちなみにキキョウ曰く「世界花の意思と思われる声が聞こえる」ことがあるとの話であり、世界花がただの巨木ではなく、何らかの知性体である可能性が早くから示唆されていた。


「化身」















2023年以降、世界花が「化身」を発生させる事象が相次いで確認されている。通常は長毛のウサギに似た精霊のような姿(通称「毛玉」)であり、人間の言語で喋るので動物ではないと判る程度だが、後に人間体を獲得した例が確認された。

現在、コダイバナとアルカのみ化身が確認されておらず、六柱の化身の存在が知られている。


権能


世界花としての権能は、大きくスペックダウンするもののほぼ本体と同様であるが、世界花本体が持っていない特殊能力を多数持ち合わせている。


一覧


以下は、これまでに確認された世界花の化身の一覧である。


リンク先は極めて重大なネタバレを含むため、閲覧は最大限の注意を払って欲しい。





ブロッサムヒルの化身・ブロス

センシティブな作品

初めて発見された「世界花の化身」。また初めて人間体を獲得した世界花でもある。好奇心旺盛で甘えん坊な性格。


ウィンターローズの化身・ウィン

花騎士 ウィンちゃんが来ました

2番目に人間体を獲得した世界花。過保護でツンデレな性格。


ベルガモットバレーの化身・ベル

花騎士9周年記念イラスト ベルちゃん

3番目に人間体を獲得した世界花。京都弁のような喋り方が特徴。おっとりしたいたずら好きな性格。


バナナオーシャンの化身・サン

センシティブな作品

4番目に人間体を獲得した世界花。背丈はウィンほどだが、ものすごいモノが実っている。アホの子だけど芯が強く底抜けに明るい性格。


リリィウッドの化身・リリ

ブロスがまだ人間体を獲得していなかった頃に目撃されていたが、ほとんど人前にその姿を現していない。まだ人間体は持っていない。


ロータスレイクの化身・レン

いまだ人前に姿を見せたことがなく、世界花会議の際に初めて存在が確認された。まだ人間体は持っていない。



立場







基本的に花騎士寄りの立場だが、三大守護神蟲ナイドホグルが怪人態になったのを確認すると、(特にブロスが)「ナイドホグルが人間と仲良くしたいと思っている」と断定し、最終的に騎士団にも勧誘している。このため、各々の考えはあるだろうが、基本的に三大守護神蟲の肩も持つ考えでいるようである。しかし騎士団入りさせた真意などは今のところよくわかっておらず、その動向については細心の注意を要する。


関連項目

花騎士 フラワーナイトガール 


星の意思ハクア死にゆく世界の新たな支配者リコ・アグレッサ:世界花、および花騎士たちと根本的に敵対する存在。


ナイドホグルミズウォルムフラスベルグ:かつて根源の世界花と契約したという守護神蟲

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