【警告】この記事には、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレが記載されています。
ディアッカ・エルスマン「忘れてねえよ……」
機体データ
概要
大戦後、行方不明だったGAT-X103 バスターが大改修を施された機体。
改修はデュエルブリッツと同時期に行われており、事実上の兄弟機となっている。
動力機関を核動力に換装されており、無限に近い稼働時間と高出力を実現。原型機で装備されていたガンランチャーと収束火線ライフルはバックパック接続の折り畳み式ビームキャノンに変更、接続アームも近接用ビームガンとして独立した。ビームキャノンは折り畳み状態ではオリジナルのバスター同様に腰だめ式の二連装砲となる他、肩に乗せて展開することで長距離砲撃も可能となる。合わせて肩部ミサイルポッドがあった箇所はビームキャノン展開時の照準用センサーに置き換えられ、代わりにバックパック中央に新たにミサイルポッドが追加された。
ミーティアとのドッキングも可能。本機は08を使用した。
武器のマウント方法を変更して異なる火器を連結する従来の方式を廃したのも、ミーティアとの接続を遮らないようにしつつ、ドッキング中もビームキャノンを肩部に展開することでバスター側の武装を塞がずに火力を維持する為のものと思われる。
コックピットはデュエルブリッツ同様ザクウォーリアのものが流用されている。
武装
- ビームガン
- ビームキャノン
バックバック経由で背負う射撃兵装。それぞれ2門ずつ装備している。
元々のバスターが持っていたガンランチャーと収束火線ライフルよりも素早く両腰・両肩に展開、砲撃が可能になっている。保持の仕様を変更したことでミーティア装備中も展開できるようにしている。その代わりに連結合体機構は廃止された。
見た目はシンプルになったものの、持ち前の高火力は健在。
- ミサイルポッド
元々肩に内蔵していたものをバックバックに移設したもの。
ちなみに、両肩アーマーにはセンサーユニットらしきものに換装されている。
活躍
ハリ・ジャガンナート率いるザフト反乱軍を鎮圧するべく、イザークの乗るデュエルブリッツと共にミーティアを背負いエターナルから出撃。
イザークが半ば冗談交じりに「よくもまぁこんな古い機体を…」とボヤくと、ディアッカが「俺は好きだぜ?(コックピットが)ザクのは使いやすい」と笑って返している。
ミーティアと自身の兵装を放って迎撃しながら何度も攻撃停止を呼び掛けるがジャガンナートには全く聞き入れてもらえず、痺れを切らしてミーティアを分離、砲門を一斉展開して彼の乗艦の攻撃能力と動力をまとめて吹き飛ばした。戦艦をも一瞬で無力化する大火力は健在である。
イザークによってジャガンナートが倒された後はレクイエムの破壊へ向かうシン達に合流し、ルナマリアのインパルスSpecⅡに自身のミーティアを託し、破壊を見届けた。
立体物
2024年9月にHGCEが発売予定。
デュエルブリッツと同様に完全新規造形で、SEEDアクションシステムによって劇中のギミックやアクションがほぼ再現可能となっている。
余談
- 兄弟機のデュエルブリッツはイザークとディアッカの亡き友の愛機の名である「ブリッツ」を受け継いでいるが、ライトニングバスターもそれに肖っている可能性がある。
- それはブリッツはドイツ語で「電撃、稲光」という意味だが、ライトニングも英語で「稲妻、雷光」を意味する言葉であり、どちらも雷に関連した言葉である。
- 型式番号の「HD」だが、ハイパーデュートリオンエンジンの略である可能性もある。ハイパーデュートリオンはC.E.73時点でザフト最新型の核動力であるため、搭載されていても不思議ではない。ただし、デュエルブリッツには含まれない文言であるため一概には言えない。
- 大西洋連邦に返還されたとされていたGAT-X103 バスターが再びザフト軍に渡った上で大改修を施された機体なぜバスターが再びザフトに渡ったのかは不明だが、国際問題になっていないことを考えると大西洋連邦から正式に譲渡された可能性が考えられる
- ただし、イラスト集のRGBやヴェルデバスターの初期設定でバスターを改修した物のである為に大西洋連邦に返却されたと噂されていただけで、現状は不明(返却関係はソースが無い)である。
- 現状ターミナルがエターナルと共に保管していた可能性もある。