ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ニーアレプリカント

にーあれぷりかんと

『ニーアレプリカント』(NieR Replicant)とは、スクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG。『ニーア(NieR)』シリーズの第1作。 2021年4月22日にはバージョンアップ版の『NieR Replicant ver.1.22474487139...』が発売。
目次 [非表示]

そして、狂気はもう一つの世界へ(オリジナル版)

遠い約束。千年の嘘。(ver.1.22474487139...)


概要

『ニーアレプリカント』とは、スクウェア・エニックスから発売されたゲーム及びその関連作品の名称。『NieR』シリーズの1作目にあたる。2010年4月22日にオリジナル版が発売された。ジャンルはアクションRPG。


続編の『NieR:Automata』がSF色強めだったのに対し、本作はファンタジー要素が色濃い。魔法やマモノが登場したり、喋る書物やマモノ憑きが仲間だったり、王道RPGのような町並みや景色が広がっている。


ゲームジャンルこそアクションRPGに分類されているものの、蓋を開ければ突然サウンドノベルが始まったり、戦闘に弾幕シューティング要素が含まれていたり、釣りや栽培が可能だったりと、様々な要素がごちゃ混ぜになっている。

またパロディが数多く存在し、ゼルダFFバイオハザードと枚挙にいとまがない(参考→ガジェット通信)。


また本作の特徴の1つとして、視点によって見え方の変わるストーリーが挙げられる。

ゲーム1周目では主人公(ニーア)視点のみが描かれるが、2周目以降になると敵であるマモノやカイネ視点の情報が加わり、プレイヤーは登場人物たちの様々な内情を知ることとなる。

心優しき者同士が啀み合う話や、他者への好意が却ってその人を苦しめてしまう話、見方次第では主人公側が悪に見える話も多く、その救いのなさから本作を鬱ゲーと称するプレイヤーもいる(ただし『ドラッグオンドラグーン』や他の鬱ゲーと比較すると『NieR』はその美しさや儚さを強調されることが多い)。


美麗で壮大な世界観、ジャンルがごちゃ混ぜなゲーム性、明確な悪が存在せずやるせないストーリー。これらの要素は『NieR』らしさとして後発作品にも引き継がれている。


本作は『ドラッグオンドラグーン』(以下『DOD』)の製作陣によって開発された。

事実上の裏設定として、『ニーアレプリカント』は『DOD』のEエンド(通称:新宿エンド)からおよそ1400年後の世界が舞台となっているが、ストーリー上の関係はない。


本作にはバージョン違いが存在し、『ニーアゲシュタルト』がそれにあたる。内容はほぼ同じだが、主人公の年齢等が異なっている。


続編の『NieR:Automata』や『NieR Re[in]carnation』とも世界観を共有している。

『オートマタ』は『レプリカント』から約8000年後の世界が舞台となっている。メインストーリーの繋がりはほぼ無いに等しいが、クエストやアーカイブなど本筋とは関係ない部分で本作の情報が少し登場する。

『リィンカネ』は『オートマタ』の更にその後の話で、メインストーリー終盤に『レプリカント』の内容やとあるキャラクターが登場した。


『NieR Replicant(ニーアレプリカント)』

発売日:2010年4月22日

プラットフォーム:PS3


オリジナル版にあたる作品。

開発はキャビア


『NieR Gestalt(ニーアゲシュタルト)』

発売日:2010年4月22日

プラットフォーム:Xbox 360


『レプリカント』のバージョン違い。同日に発売された。

それぞれ主人公の年齢が異なっており、『レプリカント』では兄妹の愛、『ゲシュタルト』では父娘の愛が描かれている。また、海外版『NIER』は『ゲシュタルト』の内容に準じている。


『NieR Replicant ver.1.22474487139...』

発売日:2021年4月22日

プラットフォーム:PS4 / Xbox One / Steam


『レプリカント』のバージョンアップ版にあたる作品。

詳細は後述するが、新たに『Eエンド』や『人魚姫』のシナリオが追加されており、ほぼ完全リメイクと呼べる内容になっている。

開発はトイロジック(オリジナル版の旧スタッフが在籍)。監修には前作『NieR:Automata』を手掛けたプラチナゲームズスタッフも加わっている。



以下、バージョンアップ版に関する詳細。


      ↓


2020年3月29日に行われたNieRシリーズ10周年記念生放送にて、『NieR Replicant ver.1.22474487139...』が発表された。(※ちなみに当日、新型コロナによる都市圏自粛問題と同時に都内で大雪が降ったのは全くの偶然である)。

2020年9月24日、オンライン上で開催されたニーアTGS2020特番にて、初のプレイ動画と発売日が公開され、同日のうちに予約開始となった。

市場規模等の諸般の事情により、国内パッケージ版現物の販売はPS4版のみとなる。通常版には各店舗・通販ストアでそれぞれ特典が付く他、スクエニe-STORE・ローソンLoppi・HMVにおいて数量限定生産で、ピンバッジセット・収録台本セット・限定アレンジサウンドトラックを同梱する豪華版『White Snow Edition』も発売される。


兼ねてから開発側から「旧作オリジナルのバージョンアップ版」と称されていた本作だが、設定資料集などに収録されていたシナリオを本編に追加完全新録の音声収録(オリジナルではボイスが無い箇所も全てフルボイス収録)ゲーム内BGM・サウンドも全てアレンジ新録、更にキャラクター・背景3Dモデリング/モーションデータも全て1から作り直して刷新している

アクション周りには前作オートマタを手掛けたプラチナゲームズスタッフの監修も加わっているため、モーション全体の挙動や攻撃動作の操作感など、大幅に刷新されたアップデートが施されている。

キャラクターデザインにおいてはオリジナルを担当したD.Kが現在日本国内で活動していない経緯から、元のデザインはそのままに前作『NieR:Automata』から続投する形で吉田明彦がメインキャラクター・パッケージのイラストを手掛けることとなった。

2022年11月時点で、本作は累計出荷本数150万本を達成している(これは11年前のオリジナル版累計本数を遥かに超える販売ペースである)。


ストーリー


──2053年、東京。

街は廃墟と化し、黒い化物たちが徘徊していた。鉄パイプを持った少年ニーアと病弱な妹ヨナは、建物内にて潜伏していた。

襲い来る化物たちから妹を守るための力を欲したニーアは、人語を話す書物『黒の書』に触れ、強大な魔力を手に入れる。

しかし、同じく黒の書に触れたヨナの体には、不可解な黒い文様が浮かび上がってしまう……。


──時は流れ、3465年。

奇病が蔓延し、マモノの存在する世界。

小さな村に、少年ニーアと妹のヨナが暮らしていた。ヨナは生まれつき病弱で、謎多き不治の病『黒文病』を患っていた。

あるとき、ニーアは人語を話す書物『白の書』と出会う。

伝説に従い、白の書と共に『封印されし言葉』を集めればヨナの黒文病を治せるかもしれない──。そう考えたニーアは妹を救うため、各地のマモノを倒し、封印されし言葉を集めていく……。


____________________________________________________________________________


要約すると、主人公ニーアが妹ヨナのためにひたすら頑張る物語。

道中はみ出し者として苦しんでいたカイネエミールを仲間に加えながら、ある種盲目的にニーアはマモノを殺していく。その行為が、どんな意味を持つかも知らぬままに。


ゲームの特徴


本ゲームの大きな特徴は、ストーリーを周回するごとにエンディングが変化する点

具体的には「Aエンド」〜「Dエンド」(バージョンアップ版は「Eエンド」まで)が存在し、それぞれ内容が異なる。また、周回するごとに一部ストーリーにもシーンが追加され、1周目ではわからなかった謎が明かされていく。

なお、このマルチエンディングシステムは『DOD』から引き継がれたもので、続編『NieR:Automata』にも使用されている。


戦闘システムには『ワードエディット』と呼ばれる強化機能が存在する。

敵を倒すと手に入る「ワード」を組み合わせることにより、武器や魔法の攻撃力を上げたり状態異常を付与することができる。『NieR:Automata』に登場する「プラグイン・チップ」に近い。


『NieR Replicant ver.1.22474487139...』からは作中に『ウェポンストーリー』が追加された。

いわゆるショートストーリーであり、武器を入手、強化すると、元の持ち主に関する小話を読むことができる。

DOD』から続く伝統システムで(そちらでは武器物語という名称)、他の『NieR』作品にも存在する。内容は繋がっていたりいなかったりとまちまち。

本作には『DOD』シリーズで登場した武器やキャラクターたちにまつわる武器が登場。また、無料DLCを入れると『NieR:Automata』のキャラクターが持っていた武器を入手できる。


登場人物



ニーア(CV:岡本信彦/遊佐浩二

ちびニーア青年

主人公の少年。幼い頃に両親を亡くし、妹のヨナと村で二人暮らしをしている。特徴的な髪の結い方をしているが、これには公式で理由がある。作中で時間が経過すると青年の姿になる。

正義感が強く、かなりのお人好し。大変仲間想いで、白の書やカイネ、エミールを始め、村の人々にも優しく接する。何より妹のヨナを大切に想っており、彼女の抱える不治の病『黒文病』を治すために日々頑張っている。

戦闘では剣、槍、白の書による魔法を使って戦う。


白の書(CV:ピーター/安元洋貴(ver.1.22474487139…))

白の書

人語を喋る書物。宙を漂って移動する。目覚めた際ニーアに強く打たれたせいで記憶を失っているが、大して気にしていない。仲間からは『シロ』と呼ばれることが多い。カイネからは『クソ拭き紙』などと呼ばれている。

世界の全てを知り尽くしているように振る舞ったりするも、実際はおとぼけな一面が多々見られる。荘厳な口調で毒舌を吐くが、根は優しいお爺ちゃん。仲間を大切にし、特にニーアにはいつも寄り添っている。彼の過剰なお人好しにも渋々付き合っている。

戦闘ではニーアと共に魔法を使って戦う。倒したマモノの血を吸収することで『封印されし言葉』を手に入れ、力を取り戻すことができる。


カイネ(CV:田中敦子

センシティブな作品

『マモノ憑き』の少女。崖の村の住人から差別を受けている。大胆な下着姿をしており、半身には包帯を巻いている。祖母を殺したマモノに復讐するために剣を振るっている。シロからは『下着女』と呼ばれる。両性具有である。

ぶっきらぼうで不器用な性格。非常に口が悪く、彼女が喋るとよく規制音が入る。差別されていた故に素直になれないだけで、実際は家族や仲間を想う優しさを持ち合わせている。

戦闘では双剣と魔法を使い、荒々しく戦う。


エミール(CV:門脇舞以

泣く

見たモノを石化させる能力を持つ少年。それが理由でいつも目隠しをしている。南平原にある洋館に執事と二人で住んでいる。ストーリーが進むと、彼の身にとある変化が起こる。

おだやかで優しい性格。話し方も丁寧。恐ろしい能力を持つ自分を受け入れてくれたニーアとカイネを慕っている。

戦闘では杖と魔法(石化)を使って戦う。


ヨナ(CV:野中藍

おにいちゃん

主人公ニーアの妹。彼と村で二人暮らしをしている。生まれつき病弱だったが、更に不治の病『黒文病』を患っており具合が悪い。時折ニーアの役に立とうと料理を作ってくれるが、その出来はどれも壊滅的。

あまり外に出られないからか、世間擦れしない無垢な感性を持ち合わせている。ニーアとは共依存の関係で、いつも彼の帰りを今か今かと待ちわびている。


デボル&ポポル(CV:白石涼子

シンキングバード

主人公ニーアの村に住む双子の姉妹。赤い髪が特徴的。親のいないニーアとヨナをいつも気遣ってくれる。

姉のデボルは活発な性格で、よく村の噴水や酒場で歌を歌っている。

妹のポポルは温和な性格で、村の図書館の館長を務めている。また村の長としての役割も受け持っており、ニーアに仕事を斡旋してくれる。


テュラン(CV:森久保祥太郎


カイネの半身に住まうマモノ。猟奇的な考えの持ち主。

ストーリーでは2周目以降から登場する。


仮面の王(CV:榎木淳弥/綾里まる

カイザム

砂漠にある仮面の街の王様。若いながらに民を統べている。「掟は自由を知るためにある」という考えを持つ。

奔放な性格で側近を困らせることもあるが、国と民をきちんと想っており、王としての尊敬を集めている。


フィーア(CV:綾里まる

新作動画上げました

仮面の街に住む少女。掟に倣って言葉を使わず、身振り手振りで意思疎通を行う。以前狼の襲撃から助けてくれたカイネのことを恩人として慕っている。

誰にでも優しいおおらかな性格だが、逆境に負けない強い心も持ち合わせている。


ルイーゼ(CV:悠木碧

ルイーゼ

リメイクにあたって追加されたシナリオで登場する謎多き少女。漂着した難破船の中にいるところを発見された。

文字の読み書きができず、上手く喋ることができない。海岸の街に住む郵便配達員のハンスにだけは心を開いている。


魔王

【ネタバレ】魔王【ではないはず】

マモノでありながらも日光で消滅せず、黒の書を連れている謎の存在。どこか主人公ニーアと似た容姿をしている。


『ver.1.22474487139...』版での追加要素

『NieR Replicant ver.1.22474487139...』では、原作になかったストーリーや機能が追加されている。以下がその内容。


  • 設定資料集に載っていた『Eエンド』が本編に追加。
  • 同様に、『人魚姫』のシナリオが本編に追加。
  • 同様に、ウェポンストーリーが追加。
  • オートバトル機能が追加。これによりゲームが苦手な人でも簡単にプレイできるように。
  • 敵のロックオン機能が追加。
  • 原作にあった有料DLCが最初から搭載。クリアすると原作準拠の追加コスチュームが手に入る。
  • 作中BGMを『NieR:Automata』の曲に差し替えて本編をプレイできる。
  • 無料DLC『4 YoRHa』の配布。『NieR:Automata』に出てきた主人公たちのコスチュームと武器が手に入る。
  • その他、武器やワード、クエストが一部追加されている。



関連作品

設定資料集

※1:前者のバージョンアップ版。迷った際はこちらを買うと良い。

※2:ほんの数ページだけレプリカントの内容に触れている。


小説

※1:エミールの話にレプリカントキャラの名前が登場。また挿絵が1枚載っている。


ドラマCD

タイトル発売日
ニーアレプリカント ウシナワレタコトバトアカイソラ2011年4月27日

参考→電撃オンラインの記事


楽曲CD(一部BDMや配信限定含む)

OST

※1:「オバアチャン/破壊」「エミール/ショップ」「イニシエノウタ/贖罪」等を収録。

※2:「エミール/絶望」等の原曲他、コラボ楽曲「カイネ/Final Fantasy Main Theme Version」を収録。BDM。


アレンジ

※3:後者の『NieR Gestalt & Replicant Orchestral Arrangement Album』と『NieR:Automata Orchestral Arrangement Album』に加え、本商品だけの新規アレンジ楽曲(計4曲)がセットになったBOX。

※4:「イニシエノウタ」「エミール」のアレンジを収録。

※5:「イニシエノウタ/贖罪」「カイネ」「Ashes of Dreams」のコンサート音源を収録。


その他アレンジ

タイトル発売日
SQUARE ENIX JAZZ Vol.2 ※62018年12月19日
SQUARE ENIX MUSIC CHIPS SELECTION ※72019年10月31日
SQUARE ENIX - Mellow Minstrel Mix ※82022年3月19日
SQUARE ENIX - Mellow Minstrel Mix Vol.3 ※92024年2月21日
SQUARE ENIX - Airship Cruise Beats Vol.2 ※102022年10月26日
Mellow Minstrel Mix and Airship Cruise Beats - Chill DJ Mix / EDM DJ Mix ※112023年9月25日

※6:「イニシエノウタ」のジャズアレンジを収録。

※7:『ニーアゲシュタルト&レプリカント 15 Nightmares & Arrange Tracks』に収録の「ニーアの伝説 〜8ビットの勇者たち〜」を含む。

※8:「カイネ/救済」のメロウアレンジを収録。配信限定。

※9:「ヨナ/Ver. 弦その1」「Ashes of Dreams / English Version」のメロウアレンジを収録。配信限定。

※10:「エミール」「光ノ風吹ク丘」のダンス・ミュージックアレンジを収録。配信限定。

※11:『SQUARE ENIX - Mellow Minstrel Mix』と『SQUARE ENIX - Airship Cruise Beats Vol.2』の楽曲がDJ MIXで再編集されている。


楽曲レコード

※1:後者の『NieR Gestalt & Replicant Original Soundtrack Vinyl』と『NieR:Automata Original Soundtrack Vinyl』がセットになったBOX。

※2:後述の4つがセットになったBOX。

※3:新規アレンジの「魔王/Ver. Sax Ensemble」を収録。

※4:新規アレンジの「カイネ/Ver. Oboe and Bassoon Ensemble」を収録。

※5:新規アレンジの「エミール/Ver. Recorder Ensemble」を収録。

※6:新規アレンジの「イニシエノウタ/Ver. Mandolin Ensemble」を収録。


コンサートBlu-ray

※1:『NieR:Automata』がメイン。「イニシエノウタ/贖罪」「カイネ」「Ashes of Dreams」のコンサート音源を収録。

※2:『NieR:Automata』と合同。1部がレプリカント楽曲+朗読「エミールの言葉」となっている。またExtra Tracksとして「カイネ (Emi Evans Vocals)」のレコーディング音源を収録。

※3:『NieR:Automata』と合同。2nd Stageがレプリカント楽曲+朗読となっている。

※4:『NieR:Automata』がメイン。「カイネ」「エミール」「イニシエノウタ/贖罪」のコンサート音源収録の他、遊佐浩二(青年)/野中藍(ヨナ)/ 門脇舞以(エミール)の御三方が朗読で出演。


アート

タイトル発売日
NieR Art 幸田和磨アート集2021年6月28日

スタッフ(※ver.1.22474487139...版)

  • 開発:トイロジック
  • 監修・シナリオ・原作版ディレクター:ヨコオタロウ(BUKKORO Inc.)
  • キャラクターデザイン:D.K/吉田明彦(CyDesignation Inc.)
  • コンセプトアート・海外版パッケージイラスト等:幸田和磨
  • 音楽:岡部啓一 / 帆足圭吾(MONACA,Inc.)
  • ディレクター:伊藤佐樹(Toylogic Inc.)
  • プロデューサー:齊藤陽介(SQUARE ENIX HOLDINGS CO., LTD.)
  • アクション・モーション監修:田浦貴久(PlatinumGames Inc.)

CM


上記の動画タイトルは、

『NieR Replicant ver.1.22474487139... | CM | 新宿ver.0.25 | 2周目』。

このCMだが、実はとある秘密が存在する。

タイトルに倣って、動画の再生速度を0.25倍速にして観てみると……。


なお、同じくタイトルに『2周目』とあるように、低速で観るのはゲームの2周目に入ってからをオススメする。


関連動画


原作OP


関連イラスト

ごめんね、センシティブな作品


関連タグ

シリーズ

DOD

総合

コラボ・外部出演

登場武器

users入り

発売元・開発元

媒体

略称

表記揺れ


キャラクター記事・タグ一覧


時系列

DOD3DOD→A+Bエンド→DOD2

    ↓

   新宿エンド(Eエンド)

    ↓

ニーアレプリカント/ゲシュタルトニーアオートマタ



※以下の文章には『レプリカント/ゲシュタルト』と『オートマタ』の大きなネタバレを含みます。


『オートマタ』が『レプリカント/ゲシュタルト』のどのエンドから繋がっているのかは不明。

一般的には「Dエンド」または「Eエンド」と言われている。

ただし「Dエンド」の場合、『オートマタ』作中でエミールニーアの記憶を持っていることと矛盾する。また、「Eエンド」についても「NieR年表」に事の詳細が書かれていないため、未だにどちらが正解なのかは定かではない。

『DOD』→『DOD2』が「A+B」の複合エンドであるように、『レプリカント/ゲシュタルト』→『オートマタ』も特殊な繋がりをしている可能性もある。


  • 公式には『レプリカント』の「Dエンド」または「Eエンド」から『オートマタ』に繋がるとの情報が存在している。ただし矛盾も含んでいる。
  • ゲームでは『ゲシュタルト』から『オートマタ』に繋がる可能性が浮上した。ただし西暦表記が5年分ズレている。
  • 小説「エミールの追憶」では『レプリカント』の「A〜Cエンド」から『オートマタ』に繋がる可能性が浮上した。なお解釈次第では「Dエンド」ともとれる。

『オートマタ』発表時、電撃オンラインの生放送にて『オートマタ』は『レプリカント』の「Dエンド」の設定を引き継いでいるとの発言があった。→同様の発言をしている電撃オンラインの記事

しかし、その後のディナートークショーや『DOD3』の設定資料集では、「Eエンド」後を描いた小説「プロメテウスの火」の出来事が『オートマタ』に繋がっていると書かれており、この時点で「D・Eエンド」2つの可能性が浮上している。ただし前述の通り正解ははっきりとしていない。


『オートマタ』のゲーム内アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書 11」にて、オリジナル・ゲシュタルトの崩壊云々が綴られているが、この際の年月記載が「3361年 12月31日」。

3361年は『ゲシュタルト』でニーア(父)白の書を手に入れた年であり、ここで『ゲシュタルト』との関連性が浮上する(補足すると本編でオリジナル・ゲシュタルトが崩壊したのは3361年から更に5年後の3366年のはず。誤植かあるいは……)。

ただし後に発表された「NieR年表」では、オリジナル・ゲシュタルトの滅亡は「西暦3470年」と『レプリカント』基準になっている。またこちらのイラストには床に落ちた月の涙の髪飾りとカーテンが描かれているため、年表的には「Dエンド」までがほぼ確定している。


小説『短イ話』に掲載の「エミールの追憶」では、エミールが「カイネの願いが叶わなかったと推測している」(p308)。カイネはエンドによって結末が大きく変化するキャラのため、ここからエンド分岐を推察できる。

可能性が高いのは「Dエンド」だが、当該エンドではニーアの存在そのものが消滅しているため、エミールがニーアの記憶を持っていることと矛盾が生じる。また、わざわざ推測であることを強調するまでもなくカイネの願いは成就していない。

次に可能性が高いのは「A〜Cエンド」。こちらではカイネがニーアの望みの達成を見届けた後に死んでしまうため、エミール視点からはバッドエンドに見える。ただしカイネの願いは「奴(ニーア)の刃になって死んでやる」なので、彼女の願いは一応叶っている(だからこそエミールは推測に過ぎないことを強調しているのかもしれない)。

「Eエンド」の場合、カイネの願いが叶わなかったとエミールが判断するとは考えづらい。

なお、『DOD』シリーズの前例を考慮するならば、ゲームと小説の世界線は別に分けて考えるのが妥当。


このように、『レプリカント/ゲシュタルト』のエンディングと『オートマタ』の繋がりは多岐にわたり考えられる。そして年表的には未だ正解が判明していない。

ちなみに『NieR』シリーズには「多元世界」が存在するため、年表関係なしの場合は上記の全てを間違っていないと判断することもできる。


年表

設定資料集に記載の年表をベースに、特に重要な流れだけを抜き出している。また、その内容がどの作品で詳細に描かれているのかを記載している。

様々な世界線を一纏めにしている都合上、公式年表と情報が食い違っている可能性がある。それを考慮に入れた上で読んでいただきたい。

なお、更に細かい情報を知りたい方は『NieR:Automata』の設定資料集の購入をオススメする。


※以下、大きなネタバレを含みます。

西暦時間出来事関連作品
2003年6月12日15時1分新宿に巨人と赤き竜が出現。2体が交戦し始める。DOD1』、ドラマCD「終末ノ空」
16時頃巨人が崩壊。ほぼ同時刻に「航空自衛隊 第6航空団 第303 飛行隊:スカーフェイス機」が竜を撃墜する(新宿ED)。DOD1』、ドラマCD「終末ノ空」
竜の亡骸は政府により研究施設へと運ばれた。『ver1.22...設定資料集』p.8
12月白塩化症候群の感染者が初めて出現する(この時点では奇病に名前は付けられていない)。
2004年4月白塩化症候群で性格が凶暴化した者が出現する。
10月新宿封鎖計画が実行。新宿周辺にエリコの壁が設置される。
2008年2月エリコの壁が内側から破壊され、レギオンが出現する。
2月14日四谷〜新宿区間でレギオンの大発生が確認される。自衛隊市ヶ谷第二区部隊がこれに応戦。ドラマCD「白キ軍勢」
戦闘時にレッドアイが初めて目撃される。ドラマCD「白キ軍勢」
政府の指示によって空爆が行われる。この際関わっていた国連の一部勢力が後にハーメルン機関となる。ドラマCD「白キ軍勢」
8月竜の研究所が密かに日本から移転する(移転先はアメリカ説が一般的)。
10月日本本州全土が戦場化する。
2009年8月6日新宿への核攻撃が実行される。新宿は壊滅し「グラウンド・ゼロ」と呼ばれるように。
新宿を皮切りに核による攻撃が本格化。日本全土が焦土となる。
2010年3月世界中で白塩化症候群が発症する。
6月竜の研究から多元世界説が立証される。
巨人が崩壊した際の粒子(G粒子)が発見される。以降、この粒子を「魔素」と呼称。
白塩化症候群の原因が魔素だと判明する。
10月竜の亡骸を運び込んだとされる研究所が襲撃を受ける。犯人は不明。竜の亡骸も行方不明となる。
2014年3月12日ゲシュタルト計画が始動する。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書01」
人間の魂を抜き出すゲシュタルト化技術の研究が進む。
5月魔法についての研究が進む。魔法を使用できるのはゲシュタルトのみと判明。
2015年ゲシュタルト化が普及せず、各地で反対運動が起きる。
4月4日ゲシュタルト化のテストを行えた一般人は4名のみ。研究そのものは進んでいる。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書02」
2016年2月ルシフェラーゼが完成する。あくまで白塩化症候群の進行を遅らせる薬品であり、病気の治療はできない。また、量産も不可能。
5月ルシフェラーゼ軍が結成される。
「第1次十字軍」がブラジルへと派遣されたが、レギオンとの壮絶な戦いの末に全滅。
12月ルシフェラーゼが若年層、特に年少なほど効果が高いことが判明する。これにより、身体能力の高い子供に軍属を促すように。
ほぼ10代の者で構成された「第5次十字軍」が組織される。
ハーメルン機関が設立される。身体能力の高い子供を世界中からスカウトし、戦闘機械としての養成・派遣を行う。
2018年国立兵器研究所が設立される。人体実験による強化人間の製造を目的に、魔素の研究を行う。
2025年1月レプリカント化の技術が確立する。ゲシュタルト化した人間から採取した情報を元に作られる器を「レプリカント」と呼称。
8月23日レプリカントシステムの基本技術が完成間近。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書03」
2026年6月国立兵器研究所で実験兵器6号が暴走。急遽実験兵器7号による封印作戦が実行される。SS「石ノ花」
危険性から研究は頓挫し、研究所自体も大幅に縮小された。一部人員はゲシュタルト計画に受け入れられることに。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書04」
2032年レプリカントシステムが構築される。
レプリカントシステムの管理者として、アンドロイドが世界各地に配置される。
2033年黒の書や白の書をはじめ、13冊の封印の書が作られる。SS「ソシテダレモイナクナッタ」
5月5日封印の書のシステムでゲシュタルト体をレプリカント体に戻せることを報告。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書05」
黒の書計画が開始される。
2050年1月24日代々木地区でレッドアイが出現。ニーア、ヨナ、カイネが巻き込まれる。そこに由良正義とエミールも合流、暴走したカイネとエミールがレッドアイを倒す。逃亡した由良正義は警察から指名手配されるも逮捕には至っていない。ドラマCD「ニーア/予感」〜「報告書 #4」
2053年ゲシュタルト化した魂が高確率で崩壊体となることが発覚する。
安定個体を探すため、世界浄化機関は貧しい人間相手に黒の書の特殊なクローンを供給、ゲシュタルトを増産する(計画の実施はハーメルン機関が担当)。
8月1日ニーアとヨナが実験に参加するも、実験の危険性に気づいてハーメルン機関の施設から逃亡する。『レプリカント』「鉄パイプ」
8月5日ニーアとヨナが新宿のスーパーマーケットに逃げ込む。レプリカント』「鉄パイプ」
ニーアとヨナが崩壊体に襲われる。ゲーム本編
ニーアが自我を持ったままのゲシュタルト化に成功。しかしヨナも事故でゲシュタルト化、すぐに崩壊体化への進行を開始する。ゲーム本編
ハーメルン機関がニーアと接触。「ヨナを凍結すれば1000年後には病が消え去る世界になる」と説得し、ヨナを無料で1000年間コールドスリープさせる代わりに、ニーアの魔素の提供を要望する。
ニーアがハーメルン機関の取引に応じる。その後彼は世界浄化機関から「オリジナル・ゲシュタルト」と呼称されるように。
2058年ニーアは世界浄化機関の監視下に置かれていたが、1000年生き続けることを監視者に約束して施設から去る。ドラマCD「千年ノ約束」
2764年レプリカントたちに意思が芽生える。
4月18日複数の地域で意思の芽生えたレプリカントが確認される。『オートマタ』アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書10」
3000前後レプリカントたちが文化を形成する。
3288年ゲシュタルトたちが目覚める。
レプリカントとゲシュタルトによる戦いが始まる。
3300年前後ニーアの魔素を取り込んだにもかかわらず、崩壊体となるゲシュタルトが出現し始める。
1000年以上魔素を供給し続けていたニーアが、このままではヨナが復活しないという事実に気づき始める。
3465年ゲシュタルト・ヨナをレプリカントの肉体へ戻すため、ゲシュタルト・ニーアがオリジナルの黒の書を入手する。デボルとポポルはプログラムどおりゲシュタルト・ニーアの動きを補佐するように。
レプリカント・ニーアが白の書を入手する(小説『ゲシュタルト回想録』p.202によれば、デボルとポポルにとって予想外の出来事)。ゲーム本編
黒の書計画実現のため、デボルとポポルがレプリカント・ニーアを誘導し、封印されし言葉を集めさせる。ゲーム本編
黒の書計画を信じていないゲシュタルト・ニーアが、レプリカント・ヨナを強奪。ゲシュタルト・ヨナをレプリカントへと戻す。ゲーム本編
3470年レプリカント・ニーアがゲシュタルト・ニーアを倒す。ゲシュタルト・ヨナは自らの意志で消滅し、レプリカント・ヨナが意識を取り戻す。ゲーム本編
ゲシュタルト・ニーアの死亡によりゲシュタルト計画が頓挫、人類の滅亡を余儀なくされる。
3ヶ月後Dエンド後、カイネは各地の村人のマモノ討伐依頼を受けて生活していたが、ニーアの村で事件を起こす。ドラマCD「獣欲」
3473年カイネが神話の森の量子サーバーを破壊する。管理人の少年は死亡、少女のみが生き残る(『NieR Re[in]carnation』に続く)。『ver1.22...』本編、SS「失ワレタ世界」、SS「失ワレタ世界 appendix」
Dエンドで消失したはずのニーアが少年姿で再構築される。『ver1.22...』本編、SS「失ワレタ世界」
ニーアとカイネが死亡してから280年後北平原にエイリアンが襲来。エミールが応戦する。ドラマCD「宇宙大戦争」
4198年ゲシュタルトが滅亡する。
5012年7月世界各地に未確認飛行物体が襲来する。
NieR:Automata』に続く。

外部リンク


関連記事

親記事

NieR にーあ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 21291116

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました