さっそく始めるか もたもたすることもない……
一瞬でカタをつけよう
ああ…… 武器は『剣』なのか?
当然! 『鉄球』だッ!
祖先から受け継ぐ『鉄球』ッ! それが流儀ィィッ!!
おまえに命をさし出してもらう……『概要』だ!
第7部「スティール・ボール・ラン」13巻、ウェカピポの過去話に登場する人物でウェカピポの妹の夫となった男。
本名は不明で読者からは記事タイトルの呼び名のほか「義弟」とも呼ばれている。
彼はネアポリス王国の裕福な財務官僚の息子で、ウェカピポとは仕事を通じての友人であった。
将来の財産と地位が保証されていることからウェカピポは自分の妹を彼と半ば強引に結婚させた。それが一族の、延いては妹の幸せになると信じての行動であった。
しかし、義弟には悪質な暴力癖があり、その激しさは妻の左目を失明させるほどだった。このままでは妹の生死に関わると、ウェカピポは慌てて法王に請願し、婚姻無効の許可を取り付けた。
だがこの行為が義弟の逆鱗に触れ、 誇りを傷つけられたと逆恨みした義弟はウェカピポに暴行し、さらに「おまえの妹は殴りながらヤりまくるのがいい女だった」「じゃなきゃあちっとも気持ち良くねーし……つまんねぇ女だった……」と吐き捨て、そしてウェカピポとの正当なる『決闘』を申し込む。
決闘は祖先から伝わる流儀に則り、『鉄球(レッキング・ボール)』によって行われた。記事冒頭の台詞を放ち決闘が始まった直後、ウェカピポの鉄球の“衛星”が義弟の頭部に直撃し、絶命する。
これによりウェカピポの勝利で終わったかと思われたが……
ああ……武器は『実力』なのか?
使用する武器はウェカピポと同じレッキング・ボールでネアポリス護衛鉄球の使い手。
ウェカピポの妹に行った所業やその後のウェカピポに対する口ぶり、決闘では一瞬でカタが着いたことから三下の雑魚とみられがちだが、実際には鉄球の技量は相当なもの。
記事冒頭のセリフとともに始まった決闘での鉄球の抜き撃ち投擲ではウェカピポとほぼ同時であったうえ彼の鉄球と拮抗し、その鉄球から発射された衛星は彼の額を掠めていた。つまり一手違えばウェカピポと相討ち、ないし彼を殺害することも出来たのである。
伊達にウェカピポとの決闘時に祖先から受け継いだ流儀と鉄球を選択するだけの実力はあったのだろう。
当然!『余談』だッ!
シリアスなエピソードに登場するにもかかわらず、本名不明のまま最後まで「妹の夫」と呼ばれ、妙にインパクトのある無表情を晒しつつ「だが それが逆に妹の夫の逆鱗に触れた!」という、やや回りくどい呼称を用いた破茶滅茶なナレーションが入り、それに加えてあっさりと吐露されるあまりにも下衆な台詞の数々、やたらテンションの高い決闘時の台詞、そのわりに一瞬で負けて死ぬあっけなさ、それでいて決闘自体は正々堂々と行い、しかもよく見ると割と紙一重の戦いであった事等あまりの密度の濃さからネタ扱いされており、コラ画像やパロディイラストが多数制作されている。
ある意味、義兄のウェカピポを差し置いて読者の記憶に焼き付いたキャラであると言えよう。
また、名前をつけなくてもより単純に「義弟」と呼ぶことも可能ではあるが、単に「義弟」だけでは妹の夫と断定はできないため「妹の夫」と称したのだと思われる。ファンの中には「こんな奴を弟と呼びたくない」からわざわざ「妹の夫」と呼んだのではないかと考察する者もいる。
第3部の家出少女やアレッシーのセト神に胎児にされた女性、第5部にてメローネのベイビィ・フェイスの母胎にされた女性など、TVアニメ版にて新たに名前を付けられた人物がいるため、彼も第7部がアニメ化された際に名前を付けられる可能性はある。
一時期検索エンジンでは検索サジェストで長めのワードが省略されてしまう仕様が採用されており、ウェカピポの妹の夫も例に漏れずこの被害にあっていたのだが、よりにもよって何故か「妹の」の部分が省略されてしまい、ウェカピポの夫……と、とんでもないことになっていた。
『関連イラスト』ッ
先祖から受け継ぐ『関連タグ』ッ!それが流儀ィィッ!!
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