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ヤマニンゼファー(ウマ娘)

うまむすめのやまにんぜふぁー

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘の一人。モチーフ馬は1990年代初頭に活躍し、史上初の安田記念連覇・天皇賞(秋)勝利など幅広い距離で活躍した実績から、「GⅠ三階級制覇に最も近づいた一頭」と言われた競走馬『ヤマニンゼファー』号。
目次 [非表示]

「この魂、焦がすほどに燃やして……烈風のごとく、走ってみせます。」

プロフィール

キャッチコピー自然派そよ風ウマ娘。されど魂は烈風の如く
誕生日5月27日
身長154cm
体重軽やか
スリーサイズB85・W52・H77
靴のサイズ左右ともに22.0cm
学年中等部
所属寮美浦寮
得意なことタンギング、凧あげ、即興で歌って踊ること
苦手なことエアコン
耳のこと蝶々や小鳥たちの休憩所
尻尾のこと自然乾燥派
家族のこと地元で、妖精が住むファンシーな家と有名
ヒミツ①トランペットの演奏の腕はなかなかのもの / ②知り合いに大人気ウマ娘俳優がいる
自己紹介……ヤマニンゼファーです。私が目指すのは、風…何よりも速く、自由に駆ける───風に、なりたいのです
CV今泉りおな

自然に親しみ、風を愛するふんわりウマ娘だがひとたびレースとなると、疾風のごとき走りで周囲を圧倒する一面も持つ。幼い頃に見たマイルレースで他を圧倒したとあるウマ娘に強く憧れており、彼女のような『風』になりたいと望んでいる。

公式ポータルサイトより)


ソロ曲

一歩先 ジェットストリーム追い越してゆこう

『 LIKE THE WIND 』

作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:水野谷怜 (Arte Refact)


概要

2022年2月22日、ウマ娘プリティーダービーに登場することが発表されたウマ娘。

モチーフ馬は91世代の競走馬「ヤマニンゼファー」号。


自然をこよなく愛し、クラスメイトや後輩相手にも敬語を常用する穏やかな性格だが、レースに対しては常に全身全霊かつ真摯に望んでいる。

特にトウカイテイオーとは、相手は異なれど共に『皇帝』に憧れる者同士、互いに意識しており育成ストーリーにおいても彼女との関係がメインの一つである。


自然を愛する設定は、史実において後期の主戦である柴田善臣騎手の趣味が釣りや鷹狩であることが元ネタとされている。

発言の端々に「風」に纏わる多彩かつ詩的な表現を織り交ぜるのが特徴で、一部トレーナーからはゼファー語録と呼ばれており、その特徴的なボキャブラリーゆえに、テイオーはじめ周囲のウマ娘を困惑させてしまうこともある。

ただ緊張していると語彙力が低下するのか、口調こそ丁寧なままだが風を使った言い回しが極端に減ってしまう。


病弱だった幼い頃に森の中で育った影響か、木の上の物を取るために(スパッツを履いているとは言え)スカートのまま登ったり、トレーナーの誕生日プレゼントに送るものがお気に入りの森の湧き水だったりとおしとやかな見た目に対して野性的なところがある。

また、発表が同期である彼女と同じように鳥や動物を独特なニックネームで呼び習わす(例、だるまさん→ツグミ、ネクタイさん→シジュウカラなど)。

他にも、「散歩中に目を離すといつのまにかいなくなる」尻尾ハグの意味を勘違いし、トレーナーに行おうとする」など、かなりの天然で自由人なところがあり、ある意味では掴み所がない「風」のような性格であると言える。


容姿・デザイン

ヤマニンゼファーちゃん

後ろで二つ結びにした淡い茶の長髪と前髪の流星がトレードマーク。

右耳には赤いリボンをつけている。


ゼファーちゃん

ゲーム版では「Fluttertail Spirit」と呼称される。

白地に赤い星がプリントされた衣装で袖や靴下は水色という配色。肩出し、大きく開いた胸元などだいぶ際どいデザインとなっている(デザインからエイシンフラッシュメジロアルダンの勝負服を連想する人もいる)。

袖やスカートにはフリルが、腰には赤いベルトと青いバラの装飾があり、きらびやかな印象を与える。

ちなみに本人はもっと風を感じたいらしくその為に露出を増やしたいらしい。


  • 私服

ヤマニンゼファー

ベージュのコートに白いシャツ、大きなリボンが特徴のお淑やかな印象の私服。左胸には白い花の飾りをつけている。


舞台版

〜Sprinters’Story〜

2022年8月21日に発表された、ウマ娘の初舞台作品。そのメインキャラの一人としてヤマニンゼファーが選ばれ、CVの今泉りおな女史がそのまま出演。今泉女史にとっては本作は女優デビュー作となる。


ゲーム版

ニシノフラワーの育成シナリオにて初登場。スプリンターズステークス等のレースでライバルとして立ちはだかる。

イクノディクタスのサポートカードのイベントにも登場する。


その後、2022年10月19日から育成ウマ娘として実装がされた。ちなみに勝負服のデザインはその少し前に公開され放映されたTVCM「Queens」ニシノフラワー編・後編でヤマニンゼファーが併走していることで判明している。


トレーナー

学園でふと彼女と出会い、上記のゼファー語録に困惑しつつも彼女が困っている様子であると見抜き彼女の後を追い怪我をしていただるまさん(ツグミ)の手当てを手伝ったことがきっかけで知り合った。その後も怪我に悩まされる彼女を担当トレーナーでないながらに献身的にサポートし選抜レースを経て、無事担当契約を結んだ。

選抜レース時に緊張からか普段の風を使った言い回しがなくなっているのに気づいたり温泉旅行で自分に気を遣ってくれているのに気づいたり、立ち振る舞いからすぐに違いを察知するのが得意なトレーナー。


育成ウマ娘

ヤマニンゼファー

スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
9783819792
+10%+0%+0%+10%+10%
バ場適性AダートD
距離適性短距離マイル中距離長距離
BAAG
脚質適性逃げ先行差し追込
EACG

サポートカード

  • SSR[誰も知らない風へ]ヤマニンゼファー

2022/12/20にテイエムオペラオー(SRサポートカード)、ナリタブライアン(☆3育成ウマ娘)とともに実装されたSSRサポート。タイプは根性。


競走馬『ヤマニンゼファー

ヤマニンゼファーきた!!!!!!


「嵐のごとく」

渦となった気流がさながら槍のように世界を刺し貫き もしくは盾と化して道を堅く塞ぐ。

風と呼ぶにはあまりに苛烈。

巻き込まれた者はすぐさま蹴散らされ 崩れ落ちるほかなかった。

             ※「名馬の肖像 2019年安田記念 ヤマニンゼファー」より

───────────────────────────────────────────────────────

「そよ風(ゼファー)、というには強烈過ぎた。」

             JRA「ヒーロー列伝」より

───────────────────────────────────────────────────────

1988年生まれの牡馬(91世代)。父は短距離路線の開拓者として知られる「マイルの皇帝」ことニホンピロウイナー、母は1勝クラスの馬であったが、優れたスピード能力を持ちフランスのGⅠを5勝して種牡馬としても成功したブラッシンググルームを父に持つヤマニンポリシー。

馬名の「ゼファー」は、ギリシャ神話に登場する西風の神・ゼピュロスの英語読みであり、元々はオーナーの夫人が使用していた化粧品の商品・ブランド名から採用されている。

主戦騎手は田中勝春柴田善臣


骨膜炎のためにデビューが遅れ、年明け3歳(旧4歳)の1991年デビュー。年末のGⅠスプリンターズステークスでGⅠ初出走。


1992年にオープンに昇格すると安田記念を11番人気で制し、重賞初勝利をGⅠで飾った(鞍上の田中勝春はGⅠ初制覇)。しかし秋は勝ちきれず、スプリンターズステークスではニシノフラワーの差し脚に屈し2着惜敗。


1993年には史上初(※)の安田記念連覇を達成(鞍上の柴田善臣は中央GⅠ初制覇)。さらに天皇賞(秋)でも、田中勝春が駆るセキテイリュウオーとの熾烈な叩き合いをハナ差で制し、父が手に入れられなかった天皇盾を手にした。


年末には三度目の正直を狙ってスプリンターズステークスに出走。しかし惜しくもサクラバクシンオーの2着に破れ、これがラストラン。惜しくも史上初の「スプリント/マイル/中距離GⅠ3階級制覇」はならなかった。


父と並び称された「皇帝」シンボリルドルフの息子で同期のトウカイテイオーとは直接対決も望まれたが、父親たちのように同じレースを走ることは一度もなかった。


  • ※ 牝馬スウヰイスー(第2~3回「安田賞」)に次ぐ史上2頭目で、「安田記念」改名後は史上初。他の達成馬は牝馬ウオッカ(第58~59回)、ソングライン(第72~73回)だけで、牡馬による連覇はゼファーのみ(2023年6月現在)。

引退後は種牡馬入りし、サンフォートシチービゼンホクショーらを輩出。

しかし、重賞勝利は上記の2頭に留まり、2009年に種牡馬を引退。故郷である錦岡牧場へ戻り、功労馬として余生を過ごした。

2017年5月16日朝、老衰のため死去。29歳没。


また、熱心なファンが作ったヤマニンの勝負服の色に染め上げられた「ゼファー魂」の横断幕も有名であり、ヤマニンゼファーの引退後も彼の魂を継いだ産駒が走るレースのパドックでも掲げられ、当時の競馬において一種の風物詩となっていた。

この横断幕もちゃんとウマ娘に採用されていてゼファーのファンたちが掲げているようだ。


より詳しくは当該記事を参照。


対戦経験のあるウマ娘

強調はヤマニンゼファーが先着したレース。

(※)はアニメオリジナルウマ娘(カッコ内にモデルと思われる競走馬を記載)。アニメ2期に登場。

ダイサンゲン(※ダイユウサク)……92年安田記念

ダイタクヘリオス……92年京王杯SC安田記念マイルCSスプリンターズS

ダイイチルビー……91年スプリンターズS、92年京王杯SC安田記念

イクノディクタス……92年マイルCS、93年安田記念毎日王冠天皇賞(秋)

カニアペラシオン(※カミノクレッセ)……92年安田記念、93年安田記念天皇賞(秋)

ヴァイスストーン(※ホワイトストーン)……92年安田記念、93年天皇賞(秋)

ケイエスミラクル……91年スプリンターズS

ナイスネイチャ……92年マイルCS、93年毎日王冠天皇賞(秋)

ツインターボ……93年中山記念天皇賞(秋)

ブレスオウンダンス(※イブキマイカグラ)……92年安田記念

ナントウミスト(※ホクセイシプレー)……93年中山記念

ケーツースイサン(※フジヤマケンザン)……93年天皇賞(秋)

ニシノフラワー……92年スプリンターズS、93年マイラーズC、93年安田記念スプリンターズS

サクラバクシンオー……92年スプリンターズS、93年スプリンターズS

ライスシャワー……93年天皇賞(秋)

シュプールムーバー(※エルカーサリバー)……93年中山記念

デュオプリュウェン(※セキテイリュウオー)……93年中山記念毎日王冠天皇賞(秋)

アベックドリーム(※ウィッシュドリーム)…93年天皇賞(秋)


(★)ケイエスミラクル故障発生により競走中止。


余談

アニメ版 Season2のヤマニンゼファー?

アニメ版 Season2にて、ヤマニンゼファーらしきモブウマ娘がワンカットのみ登場している(9話・1993年安田記念)。


後にAmazon Prime Videoの字幕で名前が確認できるようになり、少なくとも脚本上は「ヤマニンゼファー」という名前であることが明らかとなっており、その為か本タグではモブウマ娘としてのヤマニンゼファーのイラストも見られる。

ウマ娘2期9話、イクノのレース回想シーンに出てきた謎のモブウマ娘


中の人について

CVの今泉女史は予てよりウマ娘ファンであることを公言しており、Twitterを覗くと大量のウマ娘グッズを購入している様子が見られる。


ヤマニンゼファーがゲーム内に初登場した直後のツイート


ヒミツの元ネタ

ヒミツ①にあるトランペットの元ネタはゼファーの名前のもとになったギリシャ神話の神『ゼフュロス』と同じ名前のトランペットが由来であると考えられる。


ヤマニン軍団

「ヤマニン」の冠はオーナーの土井氏一族が創業した生産牧場「錦岡牧場」の屋号「ヤマニンベン」に由来する。土井氏一族は錦岡牧場で競走馬生産を手がけると同時に生産した競走馬を個人名義で所有し、中央競馬や地方競馬に出走させている。実態としてはオーナーブリーダーが近い(牧場そのものがオーナーではないため、あくまで「近い」という表現になる)。

代表馬はやはり本馬ヤマニンゼファー号だが、阪神JFを勝った、2003年JRA賞最優秀2歳牝馬ヤマニンシュクル号なども有名。最近では新馬戦で今村聖奈を背に大差&JRAレコード勝ちの衝撃デビューを果たしたヤマニンウルス号、笠松競馬場でのウマ娘シンデレラグレイコラボ日のメインレース「ウマ娘シンデレラグレイ賞」を勝ったヤマニンカホン号(既に引退、繁殖入り)なども活躍している。


関連イラスト

風をつかまえたいっ

風を感じてそよ風2022/10/19

ゼファー走り夏の終わりを告げる風ヤマニンゼファーヤマニンゼファーさん

センシティブな作品ーそして、私は風になる…。センシティブな作品ヤマニンゼファー


関連項目

91世代


同期たち

ケイエスミラクル(ウマ娘):同じく『〜Sprinters’Story〜』のメインキャラクターに起用。

ツインターボ(ウマ娘):同じ美浦寮生。

トウカイテイオー(ウマ娘) ナイスネイチャ(ウマ娘)

リオナタールレオダーバン) シダーブレードシャコーグレイド

※トウカイテイオーとは一度も対戦がなかった。


ヤマニン冠繋がり&錦岡牧場繋がり

シュガーニンフェ:モチーフ馬ヤマニンシュクルはゼファー以来10年ぶりのGⅠ馬


ブラッシンググルーム繋がり

マヤノトップガン(ウマ娘)テイエムオペラオー(ウマ娘):母父ブラッシンググルーム

マチカネフクキタル(ウマ娘)サクラローレル(ウマ娘):父がブラッシンググルーム産駒


ウオッカ(ウマ娘):ゼファーに次ぐ史上2頭目の「安田記念」連覇(第1~7回の「安田賞」時代を含めると3頭目。その後ソングラインが3頭目(「安田賞」時代含め4頭目)の連覇達成(2023年6月現在)。

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