ホーリーウイング！
概要
未完成の段階だったクロウバイスタンプでは、五十嵐大二かカゲロウどちらかが必ず消滅するという唯一の欠点が存在し、解決されないまま使用する事を余儀なくされた。互いの存続をかけた大二とカゲロウの激闘の末、大二が勝利したことでクロウバイスタンプはこのバイスタンプへと変化し、カゲロウは消滅。新たな力と引き換えに、大二は共存を望んでいた相手を失う事になった。
外見
カラーリングはツーサイドライバーやホーリーライブ自身と同じターコイズ。
白いカラスとその羽根を模したパーツ「フェザングラウム」が付いており、ツーサイドライバーに装填、バイスタンプの撃鉄「イクスパンドハンマー」を引くことによりパタッと倒れる。
開いた内部にはリボルバーの弾倉の意匠が施されており、スタンプに撃鉄がついていることもあってかこれまでバイスタンプが目を引くライブガンだったが色も相まって一体化した感が強く、より銃らしいシルエットとなる。
構造
武装として戦闘に耐えうる剛性を確保するため、仮面ライダーの装甲に用いられる隕石由来のレアメタル「アストメタルム」を外装材に使用している。
リボルバーの弾倉のような意匠は遺伝子情報保存容器兼ゲノム変質機構「ゲノムチャンバー」であり、内部から光を当てることで遺伝子情報を変質させ、それを特殊弾の発射やフェザングラウムを用いた斬撃に使用することで幅広い戦闘を展開する。
変身の仕組みが変身者の良心を増幅させる「ライブシステム」から崇高な精神力をエネルギーにする「ホーリーライブシステム」に変化している。
しかし……
カゲロウを失った大二は、周囲の凄まじい程までの環境の変化とそれに伴って正義に囚われすぎて真実を迷走する事態によって彼の精神はだんだんと 行き過ぎた正義を執行する方へと傾きすぎてしまう。
詳細はホーリーライブの記事を参照のこと。
そして幾度もの家族や仲間の説得によって、ようやく大二はカゲロウへの本音を吐露。彼を失った事、そしてこれまでの自身の行いへの苦しみと悲しみから大二は一粒涙を零す。
それはホーリーウイングバイスタンプに落ち、スタンプはかつての白黒の翼へ変化して……
「遅えよ大二」
純白に偏った翼は、闇も受け入れ、完璧な両翼へと進化するのだった。
立体物
DXトイが2022年3月12日に発売。
余談
- 玩具ではエビルブレードの状態でこのスタンプを使うと「ホーリーアップ！」の箇所が「ウイニングアップ！」に変化する。それ以外の連動音声は同じである。
- 他のスタンプと同様リバイスドライバーと連動するはするのだが、「ウイングアップ！」の音声が入らない以外はツーサイドライバーと全く同じであり、何なら変身音声で「ホーリーライブ」と言ってしまっている。リミックス変身の手順を踏むと「ウイニングジャスティスフィナーレ！」が発動する。
- ローリングバイスタンプと同様突如予約開始されて情報解禁という形になった。
- なおホーリーウイングバイスタンプに関しては内部の者からと思われる「コンセプトアート」という設定資料が流出していた。それも関係しているかもしれない。
- 第25話にて(若干ではあるが)一部分が映ってしまうという事態が発生している。しかも、この段階ではまだ未完成品のクロウバイスタンプであるため、明らかな矛盾が生じてしまっている。おそらく制作側のミスだと思われる。
- スタンプの元になったカラスはその黒さと腐肉を食らう食性故に不吉の象徴とされており、ケルト神話では戦いの女神の使いとして戦場に殺戮を齎す存在と考えられる等、まさに悪魔を想起させる鳥と呼ぶに相応しい。だが、その一方で日本では霊魂を運ぶ霊鳥や八咫烏と言う神鳥として神聖視され、中国では太陽の象徴とも言われる他、白いカラスに至っては神の使いとされている。こうした点から、まさしくライブとエビルの戦いと同じ光と闇の鏡合わせな面を持っており、そうした意味からこのスタンプを巡る両者の戦いはまさに白黒付けるのに相応しい物であった。
関連タグ
ヨモツヘグリロックシード：銃使いの前垂れがあるサブライダーの強化形態のキーアイテム、兄弟ライダーの弟が闇堕ちして使用した、デメリットが大きい、開発者が危険性を示唆した、最終的には諸事情で使用できなくなる等の共通点が存在する。
紫のコアメダル&ヘルライズプログライズキー：今後登場の見込みが無く、かつ完全制御されなかったアイテム繋がりとして某絵師にネタにされている。
キングライオン大戦記ワンダーライドブック←ホーリーウイングバイスタンプ→コマンドツインバックル
