概要
トルクメニスタン(ロシア語:Туркмения、トルクメン語:Türkmenistan、英語:Turkmenistan)は、中央アジア南西部に位置する共和国。国名は「トルクメン人の土地」という意味である。
歴史
1991年10月に旧ソ連から独立し、トルクメン共産党のサパルムラト・ニヤゾフ党書記長が初代大統領に就任した。ニヤゾフは2006年12月に死去するまで極端な個人崇拝を伴う独裁政権を維持していたが、後任のベルディムハメドフは独裁制を継続しつつ、部分的な自由化を認めつつある。ただしニヤゾフ家による世襲・縁故登用は実施されておらず、ニヤゾフの子女は国外に居住している。
内情
「中央アジアの北朝鮮」・「平和な北朝鮮」と称されるも、トルクメニスタンの政治家は国民は家族という考えを持っており、石油・天然ガスで得られた利益を全て国民に還元している。一時期は政治的に不安定だったが、2010年代以降は目立って大きな動きは無く、ベルディムハメドフもニヤゾフ時代の異常な政策を撤廃し、北朝鮮とは大きく違うという事をアピールしている。現時点で大きな問題は水資源の確保と緑地の保護の2つである。
外交
1995年月に国際連合総会において、永世中立国として承認された。そのため、東西の両陣営とも割と良好な関係にある。
2013年8月にベルディムハメドフが公式に日本を訪問し、安倍首相・天皇陛下・政財界の関係者らと会談している。
トリビア
免許を取得する際はニヤゾフの書いた本を暗記する必要があり、免許の取得が難しい国の1つと言える。