私は爆殺天使サイ…誰よりも早く正確に爆弾を起爆する
人が吹き飛ぶ姿ってとっても興奮するの
CV:伊藤タカユキ
公式サイトでの解説
世良班のトップアサシン。
爆弾を愛すこの男の異名は「爆殺天使」
カタギへの被害は徹底的に避ける一方、手下には厳しい面を持つ。
いつからオネエ口調で話すようになったのかは明らかになっていない。
政治家 銀田栄山を襲撃した際に町田と交戦。驚異的な握力に圧倒され自爆による道連れを選ぶも最後はマンホールの中で1人生き絶えた。
概要
世良班所属の一般幹部。戦闘時に爆弾を好んで使用することから裏社会では「爆殺天使」とも呼ばれている。
人物
基本情報
| 異名 | 爆殺天使 |
|---|---|
| 本名 | 不明 |
| 所属 | エルペタス 世良班(幹部) |
| メインウェポン | 拳銃、爆弾 |
| 経歴 | 詳細不明 |
容姿
髪色・口紅・ヒョウ柄のコートが紫色で統一されている、来栖三成の色違い風な端正な顔立ちの青年。
性格
カタギへの被害は徹底的に避ける一方で手下にはかなり厳しく弱みを握った上爆弾を取り付けている。
「人が吹き飛ぶのってほんと楽しいわ」と言い切るほど爆殺による蹂躙を好んでおり、瓜生龍臣をして「半分頭がイカれている」と言わせるレベルの狂人である事も仄めかしている。エルペタスに身を置いている理由も、トップの大丸から任務達成の度に富を得られ、それを元手に「アジア中の少年を買い漁って奴隷にし、日本人がアジアで尊敬され大金を持っていればパラダイスを作れる」と言う非常に偏執的かつ独善的な醜い理由が動機である。高砂明夫や鷺沼徹二のようなオネエ口調を用いているのもそのためである。
能力
動体視力や空間把握能力に大変優れるバースが回避しきれないレベルの超高精度の銃撃が得意。
特に爆弾を操る戦法を好んでおり事前にダイナマイト(それも自身の銃撃で自由に爆破のタイミングを決められるスペック)を仕掛けるのはいざ知らず、木材を模したタイプから自分の身体の一部に仕込んだタイプと変わり種のような種類も自在に扱う。その中には人間爆弾もあり過去にミスをした手下に取り付けそいつらが戦死した瞬間ぶっぱなす等とその様相は合理的にして非情極まりない戦法も何の躊躇も無しに取れる所も厄介である。
自身が着用している服は摩擦性が強い素材でできており、ダイナマイトや炸裂弾等の着火も即座に行う事を可能にしている。中遠距離戦では驚異的な実力と恐ろしさを見せる反面、長かれ短かれタイムラグを与えがちな爆発物の欠点もあるからか、身体に仕込んだ爆弾以外の白兵戦における対抗策を持っておらず接近されたらすぐに主導権を握られる脆さもある。
登場回
- 2023年8月26日付の動画(瓜生龍臣)
初登場回。
上司である世良蓮二郎の指示により、部下であるシーズーを利根川暗殺任務に向かわせた。
- 2023年9月11日付の動画(瓜生龍臣)
世良の指示で株式会社モーリー壊滅計画に本腰を入れることとなる。事前に行動パターンを把握していたバースの命を奪うため、彼が整体師のところに行く道中で待ち構えて手下たちと共に襲撃をかける。手下は全員返り討ちにあってしまうも、手下たちに仕掛けた爆弾を起動させることでバースに大ダメージを与えることに成功する。さらに銃撃で追い討ちをかけるも、戦闘に乱入した瓜生にバースを救出されてしまい、結果的には2人とも取り逃がしてしまった。
- 2023年9月18日付の動画(瓜生龍臣)
株式会社モーリーの社長である毛利公平と世良の会合に雷電と共に同席した。
鵺兄の依頼で秋月義一の政敵である銀田栄山を暗殺すべく彼の行きつけの店に先回りして、世良が栄山に付く同志を脅した事で行動を把握し、料亭に着いた瞬間、栄山が乗る車を爆破させる。鵺兄の咄嗟の機転で栄山は命拾いするが、そこに世良とサイが現れる。世良が奇襲し鵺一族二名が殿を務め、その隙に突破して銃撃するも、背後に銃を向けられながらも躱し切られ護衛に付いたモーリーの町田寅泰の横槍で阻まれる。それでも、事前に仕込んだダイナマイトを銃で起動させた事で町田に大ダメージを与える。
しかし、世良が相手取った鵺兄の実力が想像以上だった事と増援が来てしまった事によって撤退を進言された事でその場を去る。帰路に着く中、執念深く追って来た町田に追い付かれてしまい、嬉々としながら向き合い戦闘に発展しようとするのだった。
エルペタス 爆殺天使 VS モーリー一派 義理堅き追跡者 醜き欲望の果てに・・・
- 2024年1月6日の動画(瓜生龍臣)
町田と再び戦闘に雪崩れ込み、サイは摩擦性のある服装によって着火の手間を最短化し銃撃を織り交ぜる戦法で優位に立っていく。その中で町田は何故日本の正しい思想を持つ政治家を殺していくエルペタスについて問われるも、声高々に「アジア中の少年を買い漁り奴隷にしたい」と言う身勝手この上ない欲望を明かすのだった。
それを聞いて昂った町田は爆発物の投擲に対し更なる特攻を仕掛ける。町田は爆風によるダメージを受けながらそれを利用して加速し、懐を取りながら蹴りと横薙ぎのコンビネーション攻撃を放つ。
ダッキングで躱すも、町田は万力の如き握力で自分の右手首を破壊して見せる。そこから町田は自身の長所を遺憾なく発揮する戦法で劣勢になりかける。
そこで左手そのものに仕込んだ爆破による攻撃によって大きなダメージを受けたものの、町田はうつ伏せに倒れ伏す。しかし、町田は左手を間に入れた事で致命傷を避け、しつこく掴もうとする町田の顔面を蹴って距離を取る。余裕を完全に失うや否や、身体に巻かれた多くのダイナマイトで同士討ちをちらつかせるが、一切恐れる事無く近付いた町田により喉を潰されて気絶してしまう。その隙に、爆発で吹き飛び穴が開いたマンホールがある事を把握していた町田により、自分一人が地下へと放り投げられてしまう。
最後はマンホールの中で大量のダイナマイトが炸裂し、断末魔の叫びと共に爆発四散するという壮絶であるが因果な最期を遂げた。
- 2024年1月15日の動画(瓜生龍臣)
あらすじの回想にのみ登場。瓜生の語りにおいても「マンホールという墓穴に叩き込んだ」とサイの死亡が明言された形となった。尚、町田の方はバースが医者へと運んだ為、冒頭で無事意識を取り戻していた。
余談
生存説?
先述の通り、サイは町田との戦いの末にマンホールに落ちて爆死するという顛末を辿ったが、一部の視聴者からは以下に挙げた描写から生存説を唱えられる時もあった。
- サイ退場回のアップロードから公式サイトのプロフィール更新までのタイムラグ
- 過去には秋元詩郎や室屋柊斗のように死んだと思われていたキャラクターが実は生きていた例がある
- 『死』と明言された台詞が作中に無かった
その為、一部からは「南雲梗平に特攻を仕掛けた室屋みたいに町田へと特攻を仕掛けに来るのではないか」と戦々恐々とする声もあった。しかし、2024年1月15日頃の公式サイトの更新で『最後はマンホールの中で1人息絶えた』と明言された為、その心配は杞憂に終わったと言えよう。
エルペタス陣営幹部では最初の死者となり、登場期間こそ短かったがショタ好きのオネエという強烈なキャラゆえに死後も某鬼瓦と同類扱いされるなど何かとネタにされている。
関連タグ
高砂明夫、鷺沼徹二、有馬文太(アリス)：『ヒューマンバグ大学』及び『バグアカデミア』に登場するオネエキャラもしくはトランス女性のキャラクターの皆様。
来栖三成：獅子王組の武闘派構成員。容姿だけなら「色違い」と呼ばれるほど酷似している。ただし性格はほぼ正反対。また、遠距離戦を得意としているサイに対し、来栖は近距離戦を得意としているという点も対称的である。
神原拓：巨大半グレ組織「羅威刃」の幹部。身体の一部を犠牲にした小型爆弾による不意打ちを奥の手にしている敵キャラという点や最終的に敗死して退場となった点が共通。また、抗争が起きている中で最初に死亡退場した幹部である点も共通している。
室屋柊斗：関西の巨大極道組織「天王寺組」戸狩派の中心戦力。失態を犯した部下及び末端に対する扱いが手酷い点や、自爆特攻により原型を留めない程に壮絶な爆死をしてしまった点が共通。但しこちらは作戦に成功し、主人公サイドの味方を死に追いやっている。
増田茂之：『拷問ソムリエ_伊集院茂夫』の登場人物。表向きはゲームセンターの経営者であるが、実はサイと同じく年若い少年を好む外道。こちらも最終的に今までの所業の報いとして、六車謙信の鉄拳制裁→伊集院茂夫の苛烈な拷問により始末された。
伊舎堂崇：『殺し屋死龍』と『紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎』に登場した悪役でCODE-ELの毛利グループに愛天雄&比遊怒羅と激突した。銀田グループに所属するアサシンであり、爆発物を扱う点がサイと共通する。自分の武器である爆発性の粉を対戦相手のジェイクに逆利用されて倒されたが、死因は射殺であった。
半田民生：獅子王組の外道構成員。退場回のアップロードから公式サイトのプロフィール更新までのタイムラグがあったため生存説が唱えられた点がサイと全く同じ。
