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カイザキ・サワとは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンデッカー』の登場人物である。

「副隊長兼操舵手の、カイザキ・サワです。よろしくね」


「私は”共存”なんて大それた事なんて考えていません! 自分にそんな事が成し遂げられるとも……ただ、できる事をしたいだけです! 無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい! 人の命も…怪獣の命も……それだけです」


概要

概要

プロフィール

年齢:30歳
所属:TPU・怪獣研究室→GUTS-SELECT
演:宮澤佐江

ナースデッセイ号の操縦とオペレーターを担当する、新生GUTS-SELECTの副隊長。

新人隊員にとっては「お姉さん」的な存在のしっかり者。それゆえ穏やかな性格のムラホシ隊長に代わって厳しい言葉で指導をすることもあるが、新人隊員同様に目標達成まで諦めることなく今できることをとことんやる前向きな人物。


アサカゲ・ユウイチロウと違って公式の紹介で博士扱いされていないものの、生物学の博士号を持つ怪獣の権威でもある。

持ち前の知識を活かして怪獣の行動を分析する。

新生GUTS-SELECTに入る前はTPUの怪獣研究室に所属し、怪獣の研究に取り組んでいたが、怪獣災害の減少に伴う人員や予算削減の煽りを受けていて、ムラホシに近況を尋ねられた際も冗談めかしつつ「暇です」と応えている。

ムラホシのことはGUTS-SELECT再編前は「ムラホシ先生」と呼んでおり、また「校長がすっかり板について」との発言にもある通り以前から親交があったことが窺える。


怪獣研究室での元上司だったシゲナガ・マキはTPU科学技術大学理学部時代の恩師でもあるが、5年前に法に触れる彼女の研究を内部告発した過去を持つ。


地味に射撃の腕はかなりのもので、放り投げられたネオメガスのペンダント型コントロール装置を一撃で撃ち砕いている。

中盤以降、大規模な戦闘による地上戦での作戦指揮を取ることが多い。


劇中での動向

劇中での動向

第1話「襲来の日」

火星の第2コロニーに向かうロケットの警備を統率するムラホシと再会。

お互いの近況を語り合い、宇宙開発事業に予算や人員が割かれる一方で怪獣対策への支援が年々減少し、怪獣災害への備えが疎かになっている現状に危機感を抱く。


その心配は宇宙浮遊物体スフィアの襲来で的中、ムラホシと対応を協議しTPU本部へ連絡に入った。


第2話「決意のカナタ」


「本当に、また来ると思いますか?スフィアが……」

「あのウルトラマンも、現れるでしょうか?」


GUTS-SELECT再編に向け、再有人化されるナースデッセイ号の調整を行なっていた。また、このとき「ネオマキシマエンジンの調整に時間がかかる」ことをムラホシに連絡している。


しばらく後、山中から出現したデスドラゴの様子を分析し、「首を左右に振り、尻尾を激しく上下させている」ことから"何か"に対する威嚇行動を取っていると予想。

角を片方でも折れば戦意を喪失するはずだとムラホシにアドバイスするが、角を折られてもデスドラゴが一切戦意を喪失しなかったため、その様子に驚愕する。


後日、GUTS-SELECTに正式に入隊したカナタらに副隊長として自己紹介し、共に大切なものを守るために戦うことを誓い合った。



第5話「湖の食いしん坊」


「食性が電気の怪獣にメガアースなんて与えたら、エネルギー過多でどうなるかわからない!

 今すぐ任務を中止して!」


用事が出来て彼女が不在の間にスフィア騒動の影響で地球で難民状態になったピット星人であるユリコの依頼に隊長が許可を出す形でエレキングに電気を上げる作業が行われるが、使用したバッテリー「メガアース」の容量が大きすぎたためエネルギーを食いすぎてそのエレキングがひと騒動を起こしてしまう。

なんとかデッカーの活躍でエレキングが幼体状態になり騒動は収まったが、湖戸の顛末を聞いた彼女は隊長が委縮するほどの剣幕でこの作戦に苦言。そこで、二度と暴走することが無いようにユリコとエリーの為に特別にエレキングへのエネルギー餌付け講座を作成することになった。デッカーはトリガーの続編の為、怪獣研究室では別のピット星人を通じてエレキングの成長メカニズムに関する情報を得ていたのかもしれない。


ちなみに、この話で初めて説教役になったが、説教相手は、部下である隊員ではなく上官である隊長であった。


第10話「人と怪獣」

「無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい!」

怪獣が現れると出現する怪獣を倒す怪獣の謎を調べる過程で、恩師であるシゲナガ・マキが怪獣兵器を生み出そうとした事に気付き、カナタと共に、自分とシゲナガ、二人で怪獣の死骸を発見した山に向かった際に再会。山の地下にある研究施設でシゲナガが怪獣の死骸から生み出したクローン怪獣ネオメガスを使って人類が怪獣を殲滅する理想を聞かされ、それが強硬手段だと否定しようとする。シゲナガがネオメガスを機動させられた際に、瓦礫に潰されそうになるも、助けようとカナタがデッカーに変身した助けられ、シゲナガを再度、説得しようとする。その後、駆け付けたイチカとリュウモンによりシゲナガは拘束され、ネオメガスもデッカーとHANE2の連携で撃破された後、TPUに連行されるシゲナガに、上記のセリフを言うが、シゲナガに「不可能」だと返されると、これからの可能性を信じたいと叫ぶのだった。


第11話「機神出撃」


「怪獣にとってテラフェイザーはスフィアと同質ということになります!」


テラフェイザーの起動試験でが次々と襲撃する事に違和感を覚えたムラホシがデスドラゴゴモラが出現した理由と同様なのではと推察した際に、驚くと同時にスフィアとテラフェイザーが怪獣にとって異質である可能性に不安を見せた。



第12話「ネオメガスの逆襲」

恩師であるシゲナガ・マキが生み出したネオメガスの破片がスフィアによってスフィア合成獣になった事に神妙な面持ちになるが、寧ろリュウモンとイチカから気を使う目線に、驚いていた。

テラフェイザーによる、スフィアネオメガス戦では、ナースデッセイ号が、小回りがききにくいという理由から作戦参加出来ない為、ムラホシの指示によりカナタ、リュウモン、イチカや応援部隊の怪獣対策課達の地上戦の現場指揮を取り、スフィアソルジャーの迎撃に当たる。



第20話「らごんさま」

ひさしぶりのメイン回で女性陣をメインに描かれている。

200年以上前に埋め立てられられ、海があったのは今は昔となった地方都市ワダツミシティにて謎の怪物が出現するという怪事件が発生し、イチカとカイザキは調査に赴いた。坂がきついとボヤくイチカにあなたはまだ若いんだから、と言うと副隊長も若いじゃないですかと返されると30の坂はもっときついんだよと自虐していた。その後街の人からの情報で今回の事件に関わった謎の怪物とそれにまつわる伝承に詳しい老女の郷土史家ウラサワ・ナギの元を訪れる。

そんな時建設会社の関係者や市役所職員などを襲撃される事件が発生、二人は怪物を追いかけるが、捕まえたのは怪物に扮したナギだった。


実は70年前、子供だった頃のナギはラゴンと友人となるも羅権衆によって引き離され、彼らの手によってラゴンは海女の岩戸に封印されてしまう。ナギもその後羅権衆に入り、長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩み海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知ったラゴンの手によって、建設会社の関係者や市役所職員らが襲撃されていたのだった。

しかしそんな中、封印が解けラゴンが巨大化して出現。

ナギは海女の岩戸の中に開かれた異空間にラゴンと共に行こうとするも、それを止めるべく飛び込んできたイチカに止められ、カイザキは、イチカを制止しようとする時、いつもの苗字ではなく、下の名前を叫びながら、止めようとした。あわや二人とも閉じ込めらられるかと思われたが、ミラクルタイプにチェンジしたデッカーに救出され二人も無事に脱出。 そして崩れる海女の岩戸からナギに別れの挨拶に手を振って、ラゴンは地中深くへと消えていったのだった…。

その後、司令室にて今回の事件の話し合いをしている時、イチカは?とキョロキョロ探してるカナタに調査任務と嘘をつき、実際はナギの所に遊びに行っていた。

またこの回では、イチカと2人で坂道を登るシーン(坂道を登るのがしんどい事を愚痴をこぼすイチカにあなたは若いんだからと言うと、イチカに「副隊長だって若いじゃないですか」と言われると「30の坂は、もっときついんだよ」と加齢による悲哀をうかがわせる言い返しをされる)や、浦澤老人から「心がきれいで若くて美しい娘」と2度も言われてその度に副隊長がひがんだり、と言った視聴者の笑いを誘うシーンが繰り広げられた。



第21話「繁栄の代償」

スフィアザウルスとスフィアジオモスを同時に倒すため、Sプラズマ増殖炉で使える炉からエネルギーで強化したマキシマナースキャノンを射程圏内にいるスフィアザウルスの近くまでスフィアジオモスを誘導して同時に倒すため地上からのスフィアジオモスへの攻撃班の陣頭指揮を取っている。2体目のスフィアザウルスが現れて、ナースデッセイはプラズマ増殖炉を用いたマキシマナースキャノンを撃った反動でオーバーヒート状態になり、絶体絶命に陥ったところ、スフィアザウルスが現れた次元の穴からウルトラマンダイナが現れ、窮地を脱したかに思えたが、テラフェイザーの乱入でダイナが2対1の状況に陥ると、サワは、ダイナの救出のために隊員にテラフェイザーの足の駆動部を狙い、機動力を削ぐことを指示して一斉放射をしかけた。

第25話「彼方の光

スフィアオベリスクの破壊作戦の中でテラフェイザーからの攻撃でダメージを受けるが、松葉杖だけで済んでおり点滴を打ってたムラホシに付き添っている。その後マザースフィアザウルスとの戦いの中で戦死したアガムスの遺したフェイズライザーに記録されてたマザーの弱点を突き倒す作戦をカナタ達から具申された際にウルトラマンの力を借りるも肝心のウルトラマンにどうやって作戦を共有するのか聞くと、カナタが自分がウルトラマンデッカーと正体を明かす。それを聞いたサワは何を言ってるの?と困惑しそれに続く形でムラホシがここ数日の体調不良がウルトラマンである事と関係あるのかと問いただすとカナタの反応を見て理解したムラホシは当然ながら出撃を許可しないと言いイチカもカナタが自分達に黙って1人で死地に行くことに泣きながら反対すると、イチカにそれは仲間だからみんなに心配かけたくなかったからと諭す。その後カナタ達が立案した作戦オペレーションTDGに目を通すとサプライズの形でケンゴがウルトラマントリガーであることを知る。


スフィアとの戦いの後は、新設される怪獣の博識を生かした怪獣災害の対策センターの所長に就任してる。

余談

余談

カイザキ役を演じる宮澤氏は、映画『ウルトラマンサーガ』に登場したチームUのメンバーであるサワ/高山咲和子役以来10年ぶりの出演になる。奇しくも、名前が同じ「サワ」であり、『サーガ』には『デッカー』の原典であるウルトラマンダイナが主役格で登場している。ちなみに本編第17話に『サーガ』で共演したゴメス、第21話にもダイナがゲスト出演している。


ウルトラマンシリーズにAKB48グループ出身のメンバーゲスト出演した例はあるが、レギュラー出演については宮澤氏が初となる。


また第10話のカイザキメイン回が今まで助監督としてウルトラシリーズ関わりゼットから本編監督を務めてる越監督の回であり、宮澤氏が初めてウルトラシリーズに出演した時、越氏は助監督として入っていて宮澤氏はTwitterで感慨深い思いを綴っており越監督も数年を得て今度は演出する側として宮澤氏が綴った想い馳せていた

また2回目のカイザキがひがむシーンは5テイクほど撮り直したようであるこのツイートに対し田口監督も素のカイザキを出すために拘ったようである。さらに次回の第21話では模型にもこだわってることを宮澤氏と共に明かしている。

そして第21話で田口監督と宮澤氏が発言した模型が出てきて、答え合わせとしてカナタ役の松本氏がTwitterにて、スタッフの中に折り紙の本を出してるくらい凄い折り紙名人がいることを明かした。

第5話でムラホシがカンペを持ってるシーンは現場で尻に敷かれてるからその流れも込めてカンペを持たせてみようと黄川田氏が提案してそれを聞いた辻本監督がいいねとオーケーしたのをインタビューにて明かしている


関連タグ

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ウルトラマンデッカー 新生GUTS-SELECT


ユミムラ・リョウ:『ウルトラマンダイナ』においてお姉さんポジションだった人物。また、『サーガ』ではスーパーGUTSの隊長として新人を鍛える立場になっていた。


ゾンボーグ素体となった人物の上司に対する言動がほぼアンチテーゼ


メトロン星人マルゥルサクマ・テッシン:前作『ウルトラマントリガー』におけるオペレーターとナースデッセイ号操縦の担当者。後者は副隊長格繋がりでもあるが、彼の場合所属チームの隊長より年上


橘さゆりニュージェネ作品の女性副隊長の先輩キャラ。


テレサ・ベック:こちらも知的な女性副隊長。


船縁由美直近の映画作品に登場する特捜・防衛チームの女性メンバーで、生物学の権威という共通点がある。こちらも演者女性アイドルグループのOGである。

ナグラ・テルアキ:次作防衛隊の副隊長怪獣の知識に長けている事が共通している。

「副隊長兼操舵手の、カイザキ・サワです。よろしくね」


「私は”共存”なんて大それた事なんて考えていません! 自分にそんな事が成し遂げられるとも……ただ、できる事をしたいだけです! 無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい! 人の命も…怪獣の命も……それだけです」


概要

概要

プロフィール

年齢:30歳
所属:TPU・怪獣研究室→GUTS-SELECT
演:宮澤佐江

ナースデッセイ号の操縦とオペレーターを担当する、新生GUTS-SELECTの副隊長。

新人隊員にとっては「お姉さん」的な存在のしっかり者。それゆえ穏やかな性格のムラホシ隊長に代わって厳しい言葉で指導をすることもあるが、新人隊員同様に目標達成まで諦めることなく今できることをとことんやる前向きな人物。


アサカゲ・ユウイチロウと違って公式の紹介で博士扱いされていないものの、生物学の博士号を持つ怪獣の権威でもある。

持ち前の知識を活かして怪獣の行動を分析する。

新生GUTS-SELECTに入る前はTPUの怪獣研究室に所属し、怪獣の研究に取り組んでいたが、怪獣災害の減少に伴う人員や予算削減の煽りを受けていて、ムラホシに近況を尋ねられた際も冗談めかしつつ「暇です」と応えている。

ムラホシのことはGUTS-SELECT再編前は「ムラホシ先生」と呼んでおり、また「校長がすっかり板について」との発言にもある通り以前から親交があったことが窺える。


怪獣研究室での元上司だったシゲナガ・マキはTPU科学技術大学理学部時代の恩師でもあるが、5年前に法に触れる彼女の研究を内部告発した過去を持つ。


地味に射撃の腕はかなりのもので、放り投げられたネオメガスのペンダント型コントロール装置を一撃で撃ち砕いている。

中盤以降、大規模な戦闘による地上戦での作戦指揮を取ることが多い。


劇中での動向

劇中での動向

第1話「襲来の日」

火星の第2コロニーに向かうロケットの警備を統率するムラホシと再会。

お互いの近況を語り合い、宇宙開発事業に予算や人員が割かれる一方で怪獣対策への支援が年々減少し、怪獣災害への備えが疎かになっている現状に危機感を抱く。


その心配は宇宙浮遊物体スフィアの襲来で的中、ムラホシと対応を協議しTPU本部へ連絡に入った。


第2話「決意のカナタ」


「本当に、また来ると思いますか?スフィアが……」

「あのウルトラマンも、現れるでしょうか?」


GUTS-SELECT再編に向け、再有人化されるナースデッセイ号の調整を行なっていた。また、このとき「ネオマキシマエンジンの調整に時間がかかる」ことをムラホシに連絡している。


しばらく後、山中から出現したデスドラゴの様子を分析し、「首を左右に振り、尻尾を激しく上下させている」ことから"何か"に対する威嚇行動を取っていると予想。

角を片方でも折れば戦意を喪失するはずだとムラホシにアドバイスするが、角を折られてもデスドラゴが一切戦意を喪失しなかったため、その様子に驚愕する。


後日、GUTS-SELECTに正式に入隊したカナタらに副隊長として自己紹介し、共に大切なものを守るために戦うことを誓い合った。



第5話「湖の食いしん坊」


「食性が電気の怪獣にメガアースなんて与えたら、エネルギー過多でどうなるかわからない!

 今すぐ任務を中止して!」


用事が出来て彼女が不在の間にスフィア騒動の影響で地球で難民状態になったピット星人であるユリコの依頼に隊長が許可を出す形でエレキングに電気を上げる作業が行われるが、使用したバッテリー「メガアース」の容量が大きすぎたためエネルギーを食いすぎてそのエレキングがひと騒動を起こしてしまう。

なんとかデッカーの活躍でエレキングが幼体状態になり騒動は収まったが、湖戸の顛末を聞いた彼女は隊長が委縮するほどの剣幕でこの作戦に苦言。そこで、二度と暴走することが無いようにユリコとエリーの為に特別にエレキングへのエネルギー餌付け講座を作成することになった。デッカーはトリガーの続編の為、怪獣研究室では別のピット星人を通じてエレキングの成長メカニズムに関する情報を得ていたのかもしれない。


ちなみに、この話で初めて説教役になったが、説教相手は、部下である隊員ではなく上官である隊長であった。


第10話「人と怪獣」

「無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい!」

怪獣が現れると出現する怪獣を倒す怪獣の謎を調べる過程で、恩師であるシゲナガ・マキが怪獣兵器を生み出そうとした事に気付き、カナタと共に、自分とシゲナガ、二人で怪獣の死骸を発見した山に向かった際に再会。山の地下にある研究施設でシゲナガが怪獣の死骸から生み出したクローン怪獣ネオメガスを使って人類が怪獣を殲滅する理想を聞かされ、それが強硬手段だと否定しようとする。シゲナガがネオメガスを機動させられた際に、瓦礫に潰されそうになるも、助けようとカナタがデッカーに変身した助けられ、シゲナガを再度、説得しようとする。その後、駆け付けたイチカとリュウモンによりシゲナガは拘束され、ネオメガスもデッカーとHANE2の連携で撃破された後、TPUに連行されるシゲナガに、上記のセリフを言うが、シゲナガに「不可能」だと返されると、これからの可能性を信じたいと叫ぶのだった。


第11話「機神出撃」


「怪獣にとってテラフェイザーはスフィアと同質ということになります!」


テラフェイザーの起動試験でが次々と襲撃する事に違和感を覚えたムラホシがデスドラゴゴモラが出現した理由と同様なのではと推察した際に、驚くと同時にスフィアとテラフェイザーが怪獣にとって異質である可能性に不安を見せた。



第12話「ネオメガスの逆襲」

恩師であるシゲナガ・マキが生み出したネオメガスの破片がスフィアによってスフィア合成獣になった事に神妙な面持ちになるが、寧ろリュウモンとイチカから気を使う目線に、驚いていた。

テラフェイザーによる、スフィアネオメガス戦では、ナースデッセイ号が、小回りがききにくいという理由から作戦参加出来ない為、ムラホシの指示によりカナタ、リュウモン、イチカや応援部隊の怪獣対策課達の地上戦の現場指揮を取り、スフィアソルジャーの迎撃に当たる。



第20話「らごんさま」

ひさしぶりのメイン回で女性陣をメインに描かれている。

200年以上前に埋め立てられられ、海があったのは今は昔となった地方都市ワダツミシティにて謎の怪物が出現するという怪事件が発生し、イチカとカイザキは調査に赴いた。坂がきついとボヤくイチカにあなたはまだ若いんだから、と言うと副隊長も若いじゃないですかと返されると30の坂はもっときついんだよと自虐していた。その後街の人からの情報で今回の事件に関わった謎の怪物とそれにまつわる伝承に詳しい老女の郷土史家ウラサワ・ナギの元を訪れる。

そんな時建設会社の関係者や市役所職員などを襲撃される事件が発生、二人は怪物を追いかけるが、捕まえたのは怪物に扮したナギだった。


実は70年前、子供だった頃のナギはラゴンと友人となるも羅権衆によって引き離され、彼らの手によってラゴンは海女の岩戸に封印されてしまう。ナギもその後羅権衆に入り、長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩み海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知ったラゴンの手によって、建設会社の関係者や市役所職員らが襲撃されていたのだった。

しかしそんな中、封印が解けラゴンが巨大化して出現。

ナギは海女の岩戸の中に開かれた異空間にラゴンと共に行こうとするも、それを止めるべく飛び込んできたイチカに止められ、カイザキは、イチカを制止しようとする時、いつもの苗字ではなく、下の名前を叫びながら、止めようとした。あわや二人とも閉じ込めらられるかと思われたが、ミラクルタイプにチェンジしたデッカーに救出され二人も無事に脱出。 そして崩れる海女の岩戸からナギに別れの挨拶に手を振って、ラゴンは地中深くへと消えていったのだった…。

その後、司令室にて今回の事件の話し合いをしている時、イチカは?とキョロキョロ探してるカナタに調査任務と嘘をつき、実際はナギの所に遊びに行っていた。

またこの回では、イチカと2人で坂道を登るシーン(坂道を登るのがしんどい事を愚痴をこぼすイチカにあなたは若いんだからと言うと、イチカに「副隊長だって若いじゃないですか」と言われると「30の坂は、もっときついんだよ」と加齢による悲哀をうかがわせる言い返しをされる)や、浦澤老人から「心がきれいで若くて美しい娘」と2度も言われてその度に副隊長がひがんだり、と言った視聴者の笑いを誘うシーンが繰り広げられた。



第21話「繁栄の代償」

スフィアザウルスとスフィアジオモスを同時に倒すため、Sプラズマ増殖炉で使える炉からエネルギーで強化したマキシマナースキャノンを射程圏内にいるスフィアザウルスの近くまでスフィアジオモスを誘導して同時に倒すため地上からのスフィアジオモスへの攻撃班の陣頭指揮を取っている。2体目のスフィアザウルスが現れて、ナースデッセイはプラズマ増殖炉を用いたマキシマナースキャノンを撃った反動でオーバーヒート状態になり、絶体絶命に陥ったところ、スフィアザウルスが現れた次元の穴からウルトラマンダイナが現れ、窮地を脱したかに思えたが、テラフェイザーの乱入でダイナが2対1の状況に陥ると、サワは、ダイナの救出のために隊員にテラフェイザーの足の駆動部を狙い、機動力を削ぐことを指示して一斉放射をしかけた。

第25話「彼方の光

スフィアオベリスクの破壊作戦の中でテラフェイザーからの攻撃でダメージを受けるが、松葉杖だけで済んでおり点滴を打ってたムラホシに付き添っている。その後マザースフィアザウルスとの戦いの中で戦死したアガムスの遺したフェイズライザーに記録されてたマザーの弱点を突き倒す作戦をカナタ達から具申された際にウルトラマンの力を借りるも肝心のウルトラマンにどうやって作戦を共有するのか聞くと、カナタが自分がウルトラマンデッカーと正体を明かす。それを聞いたサワは何を言ってるの?と困惑しそれに続く形でムラホシがここ数日の体調不良がウルトラマンである事と関係あるのかと問いただすとカナタの反応を見て理解したムラホシは当然ながら出撃を許可しないと言いイチカもカナタが自分達に黙って1人で死地に行くことに泣きながら反対すると、イチカにそれは仲間だからみんなに心配かけたくなかったからと諭す。その後カナタ達が立案した作戦オペレーションTDGに目を通すとサプライズの形でケンゴがウルトラマントリガーであることを知る。


スフィアとの戦いの後は、新設される怪獣の博識を生かした怪獣災害の対策センターの所長に就任してる。

余談

余談

カイザキ役を演じる宮澤氏は、映画『ウルトラマンサーガ』に登場したチームUのメンバーであるサワ/高山咲和子役以来10年ぶりの出演になる。奇しくも、名前が同じ「サワ」であり、『サーガ』には『デッカー』の原典であるウルトラマンダイナが主役格で登場している。ちなみに本編第17話に『サーガ』で共演したゴメス、第21話にもダイナがゲスト出演している。


ウルトラマンシリーズにAKB48グループ出身のメンバーゲスト出演した例はあるが、レギュラー出演については宮澤氏が初となる。


また第10話のカイザキメイン回が今まで助監督としてウルトラシリーズ関わりゼットから本編監督を務めてる越監督の回であり、宮澤氏が初めてウルトラシリーズに出演した時、越氏は助監督として入っていて宮澤氏はTwitterで感慨深い思いを綴っており越監督も数年を得て今度は演出する側として宮澤氏が綴った想い馳せていた

また2回目のカイザキがひがむシーンは5テイクほど撮り直したようであるこのツイートに対し田口監督も素のカイザキを出すために拘ったようである。さらに次回の第21話では模型にもこだわってることを宮澤氏と共に明かしている。

そして第21話で田口監督と宮澤氏が発言した模型が出てきて、答え合わせとしてカナタ役の松本氏がTwitterにて、スタッフの中に折り紙の本を出してるくらい凄い折り紙名人がいることを明かした。

第5話でムラホシがカンペを持ってるシーンは現場で尻に敷かれてるからその流れも込めてカンペを持たせてみようと黄川田氏が提案してそれを聞いた辻本監督がいいねとオーケーしたのをインタビューにて明かしている


関連タグ

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ウルトラマンデッカー 新生GUTS-SELECT


ユミムラ・リョウ:『ウルトラマンダイナ』においてお姉さんポジションだった人物。また、『サーガ』ではスーパーGUTSの隊長として新人を鍛える立場になっていた。


ゾンボーグ素体となった人物の上司に対する言動がほぼアンチテーゼ


メトロン星人マルゥルサクマ・テッシン:前作『ウルトラマントリガー』におけるオペレーターとナースデッセイ号操縦の担当者。後者は副隊長格繋がりでもあるが、彼の場合所属チームの隊長より年上


橘さゆりニュージェネ作品の女性副隊長の先輩キャラ。


テレサ・ベック:こちらも知的な女性副隊長。


船縁由美直近の映画作品に登場する特捜・防衛チームの女性メンバーで、生物学の権威という共通点がある。こちらも演者女性アイドルグループのOGである。

ナグラ・テルアキ:次作防衛隊の副隊長怪獣の知識に長けている事が共通している。

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  • Wake up Decker!

    EPISODE.5:飛び出せ、ミラクル!

    今回の教訓:『ペットは最後まで、ちゃんと責任を持って飼いましょう。』 ウルトラマンデッカー第5話『湖の食いしん坊』、心温まるホッコリ(*´ω`*)回でした。まさか、エレキングがこんな萌えキャラになるとは…(笑)。マックスで登場した幼体、メビウスで登場したリムエレキングを絡めて、エレキングの成長を描写したのは上手いなと思いました。電気を求めて徘徊していた等身大エレキングは、どこかウルトラゾーンを思わせる感じでしたね(笑)。今回はスフィアや暴れる怪獣ではないから、GUTS-SELECTやデッカーも倒すわけにはいかずに対応に苦慮していましたね。ですが、そこはさすがのウルトラマン!第3の姿である<ミラクルタイプ>の力によって、見事にエリーを救う事に成功しました!いつかデッカーミラクルタイプとゼットさんガンマフューチャーが並び立ち、超能力パワーを存分に発揮する絵面が見てみたいものです。さて、次回は特別総集編!旧GUTS-SELECTの頭脳であるメトロン星人マルゥルが古巣である<TPU特務3課>を訪れて、かつての上司であるホッタのオッサンと思い出話に花を咲かせます!もしかしたら、今後の展開の伏線が張られているかもしれませんね。次回も楽しみにしています!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.1:輝け、フラッシュ!

    遂に始まりました、ウルトラマンデッカー!前作ウルトラマントリガーの直接の続編であり、ダイナのエッセンスを取り入れながらも独自の展開があるそうです。第1話『襲撃の日』、新番組の導入編として大満足でした!面白かったです!トリガーの最後の戦いから7年経って、TPUは怪獣対策よりも宇宙開発に力を注いでいました。故に、怪獣対策を行う部署は縮小傾向にあるという組織の在り方はやけにリアルでしたね。そんな中、火星と地球を突如襲撃したスフィア。戦力が不足しているTPUはスフィアに太刀打ちできず、ナースデッセイ号とガッツファルコンもスフィアの電波障害によって無力化されてしまいました。そんな中でタロウ世界の海野さんばりにアグレッシブにスフィアに立ち向かっていったカナタ、スフィアに飲み込まれたカナタはウルトラマンデッカーの力を手に入れます。何故、スフィアの中にデッカーがいたのかは謎ですね。そもそも、デッカーはトリガーと違って出自がハッキリしていません。ダイナはアスカの父、カズマが光になった存在らしいですが、デッカーは正真正銘の謎の巨人です。無数のスフィア、そしてスフィアが生み出したスフィアザウルスにデッカーとなったカナタは果敢に立ち向かっていきます。そして宇宙にいた巨大スフィアに挑むのですがあと一歩及ばず、地球はスフィアが展開したバリアに覆われて『宇宙の孤島』になってしまいました…。そんな中でTPUは対スフィア戦闘部隊として再編制され、カナタも入隊!ここから若い彼らの物語が始まります!スフィアはダイナの宿敵として有名ですが、非常に二次創作に出しやすい敵でもありますね。グランスフィアみたいな親玉もいるんでしょうかね?今後の展開が楽しみです。トリガーの客演は既に確定しています。とにもかくにもまた半年、新たなウルトラマンの物語を追いかけていこうと思います!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.2:今、やるしかねえんだ!

    遅くなり申し訳ございません。体調不良で筆が進みませんでした…。ウルトラマンデッカー第2話『決意のカナタ』、今回は第1話から1年後のお話でした。TPU訓練校での訓練の日々、ぶつかり合いながらも徐々に理解を深めていくカナタとイチカとソウマ、そして新生GUTS-SELECT誕生までの経緯が丁寧に描かれていましたね。第2話の登場怪獣はトリガー・デッカー世界を代表する野良怪獣、デスドラゴ!どうやら、この世界にはデスドラゴが多数生息しているようですね。カナタ=デッカーは足を挫いたのが影響してデスドラゴに追い詰められていましたが、何とディメンションカードでミクラスを召喚!ダイナをモチーフにしているデッカーですが、何とカプセル怪獣要素もブッ込まれました(笑)!ミクラスの他にウインダムとアギラのカードもあったので、この2体も近いうちに登場しそうですね。そして、駄文使いのデッカー最推しキャラ、HANE2も本格登場!ハネジローをモチーフにしているだけあって、シブいイケボイスながらも愛嬌あるキャラになってました。SEがハネジローの鳴き声なのもGOOD(*´ω`*)。本物のハネジローと共演してほしいですね。次回、新生GUTS-SELECT本格始動!敵はスフィアに侵食されてしまったゴモラ、スフィアゴモラ!そして、デッカーが新たな力を手に入れる!次回も楽しみです!
  • デッカーがいない落書き

    タイトルのまんまです。最新話ネタじゃなくてこれです。個人見解しかないです 最後のハネジローのネタは完全に私の趣味です。人間臭いロボ枠の恋路が好きです カナタ、子孫いるってことは将来妻子持ちになるんですよね? 嫁はだれなの???
  • じゃしゅらさま

    戦隊、ライダーと続きウルトラヒロインになります! デッカーのヒロイン達をメビウスに登場したあの強敵が追い詰めます…(ウルトラマンメビウス第37話参照、能力はオリジナルで付け足しました。) 続きも書けたら書いてみようというところです。
  • Wake up Decker!

    EPISODE.10:業(カルマ)

    ウルトラマンデッカー第10話『人と怪獣』、これまでで一番シリアスで重い話でした…。『人と怪獣の在り方』はウルトラシリーズでは度々テーマに据えられています。共存を目指したコスモスとX、『生存競争』という形で『怪獣を倒す』事に向き合ったZ、今回の話は今までのシリーズよりも更に一歩踏み込んでいたような気がしてなりません。「怪獣は完全に滅ぼすか支配するしかない」、新創獣ネオメガスを生み出したシゲナガ元室長はそう言い放ちました。宇宙人と違って意思疎通が図れない以上、シゲナガ元室長のような考えを持つ人がいるのは仕方がない事なのかもしれません…。しかし、彼女の考え方はあくまで人間を上位に据えた傲慢な考えだと駄文使いは思いました。『驕れる者は久しからず』、優しさや謙虚さを失った者の先に待つのは破滅のみです。どちらが上かではなく、どちらも対等に見なければならない。求められるのは『狭間の視点』。例えそれがどんなに難しくとも、向き合わなければならない。兵器として生み出された命の在り方、そこから問われる人と怪獣の関係性、Zやシン・ウルトラマンが好きな私には思いっきりブッ刺さった神回でした…。さて、次回は遂にGUTS-SELECTの新兵器<DG-001>こと<電脳魔人テラフェイザー>がお披露目!しかし、起動テストを行おうとすると必ずと言っていいほど怪獣が姿を現すそうですが…。これって、<ウルトロイドゼロ>のパターンと一緒ではないでしょうか?嫌な予感しかしないのですが…(;^ω^)。何はともあれ、次回も楽しみです! ※追記:現在、プレミアムバンダイで『動く!話せる!光る!鳴る!ハネジロー』が好評予約受付中です!何とハネジローの劇中での挙動をほぼ完璧に再現したスゴイ代物です!お値段は13,200円(税込)とかなりお高いですが、買って損はない逸品だと思います!私は買いました(笑)!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.20:追憶の海神(わだつみ)

    ウルトラマンデッカー第20話『らごんさま』、ものすっごくウルトラQテイストな話でした。あるいはウルトラゾーンっぽい話でした。今回の監督、田口監督の趣味全開と言った感じでしたね。ですが、とてもノスタルジックで感動的なお話でした。まさか、ラゴンの話で泣く日が来るとは思わんかった…(´;ω;`)。友情、別離、切実な再会の願い、そして決別…。おばあさんとラゴンの絆が尊いものに見えました。ラゴンをクトゥルフ神話と土地神信仰に絡めたのも面白かったです。確かにラゴンって言ってみれば怪獣というよりUMA的な存在ですからね。というか、インスマス事件が実際に起こったならデッカー世界には旧支配者もいるって事じゃねーか(笑)!いあ、いあ、くとぅるふ、ふたぐん!…というおふざけは止めにして、こういう怪獣退治だけじゃない魅力あるお話を見れるのがウルトラシリーズの醍醐味ですよね。怪獣達も歳月を経て新しい魅力が発掘されたりしますし。感情移入して見れたお話でした。さて、次回は再びアガムスが動き出す!人類が光の速さに到達できるかもしれない新技術、<Sプラズマ増殖炉>。しかし、その新技術には恐ろしい秘密が隠されている!?現れる怪獣、<スフィアジオモス>。その力は凄まじく、GUTS-SELECTは大ピンチに!そして、カナタはアガムスから『ある真実』を告げられるようですが…!?次回も楽しみです!!

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カイザキ・サワ
9
カイザキ・サワ
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カイザキ・サワとは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンデッカー』の登場人物である。

「副隊長兼操舵手の、カイザキ・サワです。よろしくね」


「私は”共存”なんて大それた事なんて考えていません! 自分にそんな事が成し遂げられるとも……ただ、できる事をしたいだけです! 無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい! 人の命も…怪獣の命も……それだけです」


概要

概要

プロフィール

年齢:30歳
所属:TPU・怪獣研究室→GUTS-SELECT
演:宮澤佐江

ナースデッセイ号の操縦とオペレーターを担当する、新生GUTS-SELECTの副隊長。

新人隊員にとっては「お姉さん」的な存在のしっかり者。それゆえ穏やかな性格のムラホシ隊長に代わって厳しい言葉で指導をすることもあるが、新人隊員同様に目標達成まで諦めることなく今できることをとことんやる前向きな人物。


アサカゲ・ユウイチロウと違って公式の紹介で博士扱いされていないものの、生物学の博士号を持つ怪獣の権威でもある。

持ち前の知識を活かして怪獣の行動を分析する。

新生GUTS-SELECTに入る前はTPUの怪獣研究室に所属し、怪獣の研究に取り組んでいたが、怪獣災害の減少に伴う人員や予算削減の煽りを受けていて、ムラホシに近況を尋ねられた際も冗談めかしつつ「暇です」と応えている。

ムラホシのことはGUTS-SELECT再編前は「ムラホシ先生」と呼んでおり、また「校長がすっかり板について」との発言にもある通り以前から親交があったことが窺える。


怪獣研究室での元上司だったシゲナガ・マキはTPU科学技術大学理学部時代の恩師でもあるが、5年前に法に触れる彼女の研究を内部告発した過去を持つ。


地味に射撃の腕はかなりのもので、放り投げられたネオメガスのペンダント型コントロール装置を一撃で撃ち砕いている。

中盤以降、大規模な戦闘による地上戦での作戦指揮を取ることが多い。


劇中での動向

劇中での動向

第1話「襲来の日」

火星の第2コロニーに向かうロケットの警備を統率するムラホシと再会。

お互いの近況を語り合い、宇宙開発事業に予算や人員が割かれる一方で怪獣対策への支援が年々減少し、怪獣災害への備えが疎かになっている現状に危機感を抱く。


その心配は宇宙浮遊物体スフィアの襲来で的中、ムラホシと対応を協議しTPU本部へ連絡に入った。


第2話「決意のカナタ」


「本当に、また来ると思いますか?スフィアが……」

「あのウルトラマンも、現れるでしょうか?」


GUTS-SELECT再編に向け、再有人化されるナースデッセイ号の調整を行なっていた。また、このとき「ネオマキシマエンジンの調整に時間がかかる」ことをムラホシに連絡している。


しばらく後、山中から出現したデスドラゴの様子を分析し、「首を左右に振り、尻尾を激しく上下させている」ことから"何か"に対する威嚇行動を取っていると予想。

角を片方でも折れば戦意を喪失するはずだとムラホシにアドバイスするが、角を折られてもデスドラゴが一切戦意を喪失しなかったため、その様子に驚愕する。


後日、GUTS-SELECTに正式に入隊したカナタらに副隊長として自己紹介し、共に大切なものを守るために戦うことを誓い合った。



第5話「湖の食いしん坊」


「食性が電気の怪獣にメガアースなんて与えたら、エネルギー過多でどうなるかわからない!

 今すぐ任務を中止して!」


用事が出来て彼女が不在の間にスフィア騒動の影響で地球で難民状態になったピット星人であるユリコの依頼に隊長が許可を出す形でエレキングに電気を上げる作業が行われるが、使用したバッテリー「メガアース」の容量が大きすぎたためエネルギーを食いすぎてそのエレキングがひと騒動を起こしてしまう。

なんとかデッカーの活躍でエレキングが幼体状態になり騒動は収まったが、湖戸の顛末を聞いた彼女は隊長が委縮するほどの剣幕でこの作戦に苦言。そこで、二度と暴走することが無いようにユリコとエリーの為に特別にエレキングへのエネルギー餌付け講座を作成することになった。デッカーはトリガーの続編の為、怪獣研究室では別のピット星人を通じてエレキングの成長メカニズムに関する情報を得ていたのかもしれない。


ちなみに、この話で初めて説教役になったが、説教相手は、部下である隊員ではなく上官である隊長であった。


第10話「人と怪獣」

「無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい!」

怪獣が現れると出現する怪獣を倒す怪獣の謎を調べる過程で、恩師であるシゲナガ・マキが怪獣兵器を生み出そうとした事に気付き、カナタと共に、自分とシゲナガ、二人で怪獣の死骸を発見した山に向かった際に再会。山の地下にある研究施設でシゲナガが怪獣の死骸から生み出したクローン怪獣ネオメガスを使って人類が怪獣を殲滅する理想を聞かされ、それが強硬手段だと否定しようとする。シゲナガがネオメガスを機動させられた際に、瓦礫に潰されそうになるも、助けようとカナタがデッカーに変身した助けられ、シゲナガを再度、説得しようとする。その後、駆け付けたイチカとリュウモンによりシゲナガは拘束され、ネオメガスもデッカーとHANE2の連携で撃破された後、TPUに連行されるシゲナガに、上記のセリフを言うが、シゲナガに「不可能」だと返されると、これからの可能性を信じたいと叫ぶのだった。


第11話「機神出撃」


「怪獣にとってテラフェイザーはスフィアと同質ということになります!」


テラフェイザーの起動試験でが次々と襲撃する事に違和感を覚えたムラホシがデスドラゴゴモラが出現した理由と同様なのではと推察した際に、驚くと同時にスフィアとテラフェイザーが怪獣にとって異質である可能性に不安を見せた。



第12話「ネオメガスの逆襲」

恩師であるシゲナガ・マキが生み出したネオメガスの破片がスフィアによってスフィア合成獣になった事に神妙な面持ちになるが、寧ろリュウモンとイチカから気を使う目線に、驚いていた。

テラフェイザーによる、スフィアネオメガス戦では、ナースデッセイ号が、小回りがききにくいという理由から作戦参加出来ない為、ムラホシの指示によりカナタ、リュウモン、イチカや応援部隊の怪獣対策課達の地上戦の現場指揮を取り、スフィアソルジャーの迎撃に当たる。



第20話「らごんさま」

ひさしぶりのメイン回で女性陣をメインに描かれている。

200年以上前に埋め立てられられ、海があったのは今は昔となった地方都市ワダツミシティにて謎の怪物が出現するという怪事件が発生し、イチカとカイザキは調査に赴いた。坂がきついとボヤくイチカにあなたはまだ若いんだから、と言うと副隊長も若いじゃないですかと返されると30の坂はもっときついんだよと自虐していた。その後街の人からの情報で今回の事件に関わった謎の怪物とそれにまつわる伝承に詳しい老女の郷土史家ウラサワ・ナギの元を訪れる。

そんな時建設会社の関係者や市役所職員などを襲撃される事件が発生、二人は怪物を追いかけるが、捕まえたのは怪物に扮したナギだった。


実は70年前、子供だった頃のナギはラゴンと友人となるも羅権衆によって引き離され、彼らの手によってラゴンは海女の岩戸に封印されてしまう。ナギもその後羅権衆に入り、長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩み海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知ったラゴンの手によって、建設会社の関係者や市役所職員らが襲撃されていたのだった。

しかしそんな中、封印が解けラゴンが巨大化して出現。

ナギは海女の岩戸の中に開かれた異空間にラゴンと共に行こうとするも、それを止めるべく飛び込んできたイチカに止められ、カイザキは、イチカを制止しようとする時、いつもの苗字ではなく、下の名前を叫びながら、止めようとした。あわや二人とも閉じ込めらられるかと思われたが、ミラクルタイプにチェンジしたデッカーに救出され二人も無事に脱出。 そして崩れる海女の岩戸からナギに別れの挨拶に手を振って、ラゴンは地中深くへと消えていったのだった…。

その後、司令室にて今回の事件の話し合いをしている時、イチカは?とキョロキョロ探してるカナタに調査任務と嘘をつき、実際はナギの所に遊びに行っていた。

またこの回では、イチカと2人で坂道を登るシーン(坂道を登るのがしんどい事を愚痴をこぼすイチカにあなたは若いんだからと言うと、イチカに「副隊長だって若いじゃないですか」と言われると「30の坂は、もっときついんだよ」と加齢による悲哀をうかがわせる言い返しをされる)や、浦澤老人から「心がきれいで若くて美しい娘」と2度も言われてその度に副隊長がひがんだり、と言った視聴者の笑いを誘うシーンが繰り広げられた。



第21話「繁栄の代償」

スフィアザウルスとスフィアジオモスを同時に倒すため、Sプラズマ増殖炉で使える炉からエネルギーで強化したマキシマナースキャノンを射程圏内にいるスフィアザウルスの近くまでスフィアジオモスを誘導して同時に倒すため地上からのスフィアジオモスへの攻撃班の陣頭指揮を取っている。2体目のスフィアザウルスが現れて、ナースデッセイはプラズマ増殖炉を用いたマキシマナースキャノンを撃った反動でオーバーヒート状態になり、絶体絶命に陥ったところ、スフィアザウルスが現れた次元の穴からウルトラマンダイナが現れ、窮地を脱したかに思えたが、テラフェイザーの乱入でダイナが2対1の状況に陥ると、サワは、ダイナの救出のために隊員にテラフェイザーの足の駆動部を狙い、機動力を削ぐことを指示して一斉放射をしかけた。

第25話「彼方の光

スフィアオベリスクの破壊作戦の中でテラフェイザーからの攻撃でダメージを受けるが、松葉杖だけで済んでおり点滴を打ってたムラホシに付き添っている。その後マザースフィアザウルスとの戦いの中で戦死したアガムスの遺したフェイズライザーに記録されてたマザーの弱点を突き倒す作戦をカナタ達から具申された際にウルトラマンの力を借りるも肝心のウルトラマンにどうやって作戦を共有するのか聞くと、カナタが自分がウルトラマンデッカーと正体を明かす。それを聞いたサワは何を言ってるの?と困惑しそれに続く形でムラホシがここ数日の体調不良がウルトラマンである事と関係あるのかと問いただすとカナタの反応を見て理解したムラホシは当然ながら出撃を許可しないと言いイチカもカナタが自分達に黙って1人で死地に行くことに泣きながら反対すると、イチカにそれは仲間だからみんなに心配かけたくなかったからと諭す。その後カナタ達が立案した作戦オペレーションTDGに目を通すとサプライズの形でケンゴがウルトラマントリガーであることを知る。


スフィアとの戦いの後は、新設される怪獣の博識を生かした怪獣災害の対策センターの所長に就任してる。

余談

余談

カイザキ役を演じる宮澤氏は、映画『ウルトラマンサーガ』に登場したチームUのメンバーであるサワ/高山咲和子役以来10年ぶりの出演になる。奇しくも、名前が同じ「サワ」であり、『サーガ』には『デッカー』の原典であるウルトラマンダイナが主役格で登場している。ちなみに本編第17話に『サーガ』で共演したゴメス、第21話にもダイナがゲスト出演している。


ウルトラマンシリーズにAKB48グループ出身のメンバーゲスト出演した例はあるが、レギュラー出演については宮澤氏が初となる。


また第10話のカイザキメイン回が今まで助監督としてウルトラシリーズ関わりゼットから本編監督を務めてる越監督の回であり、宮澤氏が初めてウルトラシリーズに出演した時、越氏は助監督として入っていて宮澤氏はTwitterで感慨深い思いを綴っており越監督も数年を得て今度は演出する側として宮澤氏が綴った想い馳せていた

また2回目のカイザキがひがむシーンは5テイクほど撮り直したようであるこのツイートに対し田口監督も素のカイザキを出すために拘ったようである。さらに次回の第21話では模型にもこだわってることを宮澤氏と共に明かしている。

そして第21話で田口監督と宮澤氏が発言した模型が出てきて、答え合わせとしてカナタ役の松本氏がTwitterにて、スタッフの中に折り紙の本を出してるくらい凄い折り紙名人がいることを明かした。

第5話でムラホシがカンペを持ってるシーンは現場で尻に敷かれてるからその流れも込めてカンペを持たせてみようと黄川田氏が提案してそれを聞いた辻本監督がいいねとオーケーしたのをインタビューにて明かしている


関連タグ

関連タグ

ウルトラマンデッカー 新生GUTS-SELECT


ユミムラ・リョウ:『ウルトラマンダイナ』においてお姉さんポジションだった人物。また、『サーガ』ではスーパーGUTSの隊長として新人を鍛える立場になっていた。


ゾンボーグ素体となった人物の上司に対する言動がほぼアンチテーゼ


メトロン星人マルゥルサクマ・テッシン:前作『ウルトラマントリガー』におけるオペレーターとナースデッセイ号操縦の担当者。後者は副隊長格繋がりでもあるが、彼の場合所属チームの隊長より年上


橘さゆりニュージェネ作品の女性副隊長の先輩キャラ。


テレサ・ベック:こちらも知的な女性副隊長。


船縁由美直近の映画作品に登場する特捜・防衛チームの女性メンバーで、生物学の権威という共通点がある。こちらも演者女性アイドルグループのOGである。

ナグラ・テルアキ:次作防衛隊の副隊長怪獣の知識に長けている事が共通している。

「副隊長兼操舵手の、カイザキ・サワです。よろしくね」


「私は”共存”なんて大それた事なんて考えていません! 自分にそんな事が成し遂げられるとも……ただ、できる事をしたいだけです! 無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい! 人の命も…怪獣の命も……それだけです」


概要

概要

プロフィール

年齢:30歳
所属:TPU・怪獣研究室→GUTS-SELECT
演:宮澤佐江

ナースデッセイ号の操縦とオペレーターを担当する、新生GUTS-SELECTの副隊長。

新人隊員にとっては「お姉さん」的な存在のしっかり者。それゆえ穏やかな性格のムラホシ隊長に代わって厳しい言葉で指導をすることもあるが、新人隊員同様に目標達成まで諦めることなく今できることをとことんやる前向きな人物。


アサカゲ・ユウイチロウと違って公式の紹介で博士扱いされていないものの、生物学の博士号を持つ怪獣の権威でもある。

持ち前の知識を活かして怪獣の行動を分析する。

新生GUTS-SELECTに入る前はTPUの怪獣研究室に所属し、怪獣の研究に取り組んでいたが、怪獣災害の減少に伴う人員や予算削減の煽りを受けていて、ムラホシに近況を尋ねられた際も冗談めかしつつ「暇です」と応えている。

ムラホシのことはGUTS-SELECT再編前は「ムラホシ先生」と呼んでおり、また「校長がすっかり板について」との発言にもある通り以前から親交があったことが窺える。


怪獣研究室での元上司だったシゲナガ・マキはTPU科学技術大学理学部時代の恩師でもあるが、5年前に法に触れる彼女の研究を内部告発した過去を持つ。


地味に射撃の腕はかなりのもので、放り投げられたネオメガスのペンダント型コントロール装置を一撃で撃ち砕いている。

中盤以降、大規模な戦闘による地上戦での作戦指揮を取ることが多い。


劇中での動向

劇中での動向

第1話「襲来の日」

火星の第2コロニーに向かうロケットの警備を統率するムラホシと再会。

お互いの近況を語り合い、宇宙開発事業に予算や人員が割かれる一方で怪獣対策への支援が年々減少し、怪獣災害への備えが疎かになっている現状に危機感を抱く。


その心配は宇宙浮遊物体スフィアの襲来で的中、ムラホシと対応を協議しTPU本部へ連絡に入った。


第2話「決意のカナタ」


「本当に、また来ると思いますか?スフィアが……」

「あのウルトラマンも、現れるでしょうか?」


GUTS-SELECT再編に向け、再有人化されるナースデッセイ号の調整を行なっていた。また、このとき「ネオマキシマエンジンの調整に時間がかかる」ことをムラホシに連絡している。


しばらく後、山中から出現したデスドラゴの様子を分析し、「首を左右に振り、尻尾を激しく上下させている」ことから"何か"に対する威嚇行動を取っていると予想。

角を片方でも折れば戦意を喪失するはずだとムラホシにアドバイスするが、角を折られてもデスドラゴが一切戦意を喪失しなかったため、その様子に驚愕する。


後日、GUTS-SELECTに正式に入隊したカナタらに副隊長として自己紹介し、共に大切なものを守るために戦うことを誓い合った。



第5話「湖の食いしん坊」


「食性が電気の怪獣にメガアースなんて与えたら、エネルギー過多でどうなるかわからない!

 今すぐ任務を中止して!」


用事が出来て彼女が不在の間にスフィア騒動の影響で地球で難民状態になったピット星人であるユリコの依頼に隊長が許可を出す形でエレキングに電気を上げる作業が行われるが、使用したバッテリー「メガアース」の容量が大きすぎたためエネルギーを食いすぎてそのエレキングがひと騒動を起こしてしまう。

なんとかデッカーの活躍でエレキングが幼体状態になり騒動は収まったが、湖戸の顛末を聞いた彼女は隊長が委縮するほどの剣幕でこの作戦に苦言。そこで、二度と暴走することが無いようにユリコとエリーの為に特別にエレキングへのエネルギー餌付け講座を作成することになった。デッカーはトリガーの続編の為、怪獣研究室では別のピット星人を通じてエレキングの成長メカニズムに関する情報を得ていたのかもしれない。


ちなみに、この話で初めて説教役になったが、説教相手は、部下である隊員ではなく上官である隊長であった。


第10話「人と怪獣」

「無駄な争いを避け、一つでも多くの命を守れる道を探したい!」

怪獣が現れると出現する怪獣を倒す怪獣の謎を調べる過程で、恩師であるシゲナガ・マキが怪獣兵器を生み出そうとした事に気付き、カナタと共に、自分とシゲナガ、二人で怪獣の死骸を発見した山に向かった際に再会。山の地下にある研究施設でシゲナガが怪獣の死骸から生み出したクローン怪獣ネオメガスを使って人類が怪獣を殲滅する理想を聞かされ、それが強硬手段だと否定しようとする。シゲナガがネオメガスを機動させられた際に、瓦礫に潰されそうになるも、助けようとカナタがデッカーに変身した助けられ、シゲナガを再度、説得しようとする。その後、駆け付けたイチカとリュウモンによりシゲナガは拘束され、ネオメガスもデッカーとHANE2の連携で撃破された後、TPUに連行されるシゲナガに、上記のセリフを言うが、シゲナガに「不可能」だと返されると、これからの可能性を信じたいと叫ぶのだった。


第11話「機神出撃」


「怪獣にとってテラフェイザーはスフィアと同質ということになります!」


テラフェイザーの起動試験でが次々と襲撃する事に違和感を覚えたムラホシがデスドラゴゴモラが出現した理由と同様なのではと推察した際に、驚くと同時にスフィアとテラフェイザーが怪獣にとって異質である可能性に不安を見せた。



第12話「ネオメガスの逆襲」

恩師であるシゲナガ・マキが生み出したネオメガスの破片がスフィアによってスフィア合成獣になった事に神妙な面持ちになるが、寧ろリュウモンとイチカから気を使う目線に、驚いていた。

テラフェイザーによる、スフィアネオメガス戦では、ナースデッセイ号が、小回りがききにくいという理由から作戦参加出来ない為、ムラホシの指示によりカナタ、リュウモン、イチカや応援部隊の怪獣対策課達の地上戦の現場指揮を取り、スフィアソルジャーの迎撃に当たる。



第20話「らごんさま」

ひさしぶりのメイン回で女性陣をメインに描かれている。

200年以上前に埋め立てられられ、海があったのは今は昔となった地方都市ワダツミシティにて謎の怪物が出現するという怪事件が発生し、イチカとカイザキは調査に赴いた。坂がきついとボヤくイチカにあなたはまだ若いんだから、と言うと副隊長も若いじゃないですかと返されると30の坂はもっときついんだよと自虐していた。その後街の人からの情報で今回の事件に関わった謎の怪物とそれにまつわる伝承に詳しい老女の郷土史家ウラサワ・ナギの元を訪れる。

そんな時建設会社の関係者や市役所職員などを襲撃される事件が発生、二人は怪物を追いかけるが、捕まえたのは怪物に扮したナギだった。


実は70年前、子供だった頃のナギはラゴンと友人となるも羅権衆によって引き離され、彼らの手によってラゴンは海女の岩戸に封印されてしまう。ナギもその後羅権衆に入り、長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩み海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知ったラゴンの手によって、建設会社の関係者や市役所職員らが襲撃されていたのだった。

しかしそんな中、封印が解けラゴンが巨大化して出現。

ナギは海女の岩戸の中に開かれた異空間にラゴンと共に行こうとするも、それを止めるべく飛び込んできたイチカに止められ、カイザキは、イチカを制止しようとする時、いつもの苗字ではなく、下の名前を叫びながら、止めようとした。あわや二人とも閉じ込めらられるかと思われたが、ミラクルタイプにチェンジしたデッカーに救出され二人も無事に脱出。 そして崩れる海女の岩戸からナギに別れの挨拶に手を振って、ラゴンは地中深くへと消えていったのだった…。

その後、司令室にて今回の事件の話し合いをしている時、イチカは?とキョロキョロ探してるカナタに調査任務と嘘をつき、実際はナギの所に遊びに行っていた。

またこの回では、イチカと2人で坂道を登るシーン(坂道を登るのがしんどい事を愚痴をこぼすイチカにあなたは若いんだからと言うと、イチカに「副隊長だって若いじゃないですか」と言われると「30の坂は、もっときついんだよ」と加齢による悲哀をうかがわせる言い返しをされる)や、浦澤老人から「心がきれいで若くて美しい娘」と2度も言われてその度に副隊長がひがんだり、と言った視聴者の笑いを誘うシーンが繰り広げられた。



第21話「繁栄の代償」

スフィアザウルスとスフィアジオモスを同時に倒すため、Sプラズマ増殖炉で使える炉からエネルギーで強化したマキシマナースキャノンを射程圏内にいるスフィアザウルスの近くまでスフィアジオモスを誘導して同時に倒すため地上からのスフィアジオモスへの攻撃班の陣頭指揮を取っている。2体目のスフィアザウルスが現れて、ナースデッセイはプラズマ増殖炉を用いたマキシマナースキャノンを撃った反動でオーバーヒート状態になり、絶体絶命に陥ったところ、スフィアザウルスが現れた次元の穴からウルトラマンダイナが現れ、窮地を脱したかに思えたが、テラフェイザーの乱入でダイナが2対1の状況に陥ると、サワは、ダイナの救出のために隊員にテラフェイザーの足の駆動部を狙い、機動力を削ぐことを指示して一斉放射をしかけた。

第25話「彼方の光

スフィアオベリスクの破壊作戦の中でテラフェイザーからの攻撃でダメージを受けるが、松葉杖だけで済んでおり点滴を打ってたムラホシに付き添っている。その後マザースフィアザウルスとの戦いの中で戦死したアガムスの遺したフェイズライザーに記録されてたマザーの弱点を突き倒す作戦をカナタ達から具申された際にウルトラマンの力を借りるも肝心のウルトラマンにどうやって作戦を共有するのか聞くと、カナタが自分がウルトラマンデッカーと正体を明かす。それを聞いたサワは何を言ってるの?と困惑しそれに続く形でムラホシがここ数日の体調不良がウルトラマンである事と関係あるのかと問いただすとカナタの反応を見て理解したムラホシは当然ながら出撃を許可しないと言いイチカもカナタが自分達に黙って1人で死地に行くことに泣きながら反対すると、イチカにそれは仲間だからみんなに心配かけたくなかったからと諭す。その後カナタ達が立案した作戦オペレーションTDGに目を通すとサプライズの形でケンゴがウルトラマントリガーであることを知る。


スフィアとの戦いの後は、新設される怪獣の博識を生かした怪獣災害の対策センターの所長に就任してる。

余談

余談

カイザキ役を演じる宮澤氏は、映画『ウルトラマンサーガ』に登場したチームUのメンバーであるサワ/高山咲和子役以来10年ぶりの出演になる。奇しくも、名前が同じ「サワ」であり、『サーガ』には『デッカー』の原典であるウルトラマンダイナが主役格で登場している。ちなみに本編第17話に『サーガ』で共演したゴメス、第21話にもダイナがゲスト出演している。


ウルトラマンシリーズにAKB48グループ出身のメンバーゲスト出演した例はあるが、レギュラー出演については宮澤氏が初となる。


また第10話のカイザキメイン回が今まで助監督としてウルトラシリーズ関わりゼットから本編監督を務めてる越監督の回であり、宮澤氏が初めてウルトラシリーズに出演した時、越氏は助監督として入っていて宮澤氏はTwitterで感慨深い思いを綴っており越監督も数年を得て今度は演出する側として宮澤氏が綴った想い馳せていた

また2回目のカイザキがひがむシーンは5テイクほど撮り直したようであるこのツイートに対し田口監督も素のカイザキを出すために拘ったようである。さらに次回の第21話では模型にもこだわってることを宮澤氏と共に明かしている。

そして第21話で田口監督と宮澤氏が発言した模型が出てきて、答え合わせとしてカナタ役の松本氏がTwitterにて、スタッフの中に折り紙の本を出してるくらい凄い折り紙名人がいることを明かした。

第5話でムラホシがカンペを持ってるシーンは現場で尻に敷かれてるからその流れも込めてカンペを持たせてみようと黄川田氏が提案してそれを聞いた辻本監督がいいねとオーケーしたのをインタビューにて明かしている


関連タグ

関連タグ

ウルトラマンデッカー 新生GUTS-SELECT


ユミムラ・リョウ:『ウルトラマンダイナ』においてお姉さんポジションだった人物。また、『サーガ』ではスーパーGUTSの隊長として新人を鍛える立場になっていた。


ゾンボーグ素体となった人物の上司に対する言動がほぼアンチテーゼ


メトロン星人マルゥルサクマ・テッシン:前作『ウルトラマントリガー』におけるオペレーターとナースデッセイ号操縦の担当者。後者は副隊長格繋がりでもあるが、彼の場合所属チームの隊長より年上


橘さゆりニュージェネ作品の女性副隊長の先輩キャラ。


テレサ・ベック:こちらも知的な女性副隊長。


船縁由美直近の映画作品に登場する特捜・防衛チームの女性メンバーで、生物学の権威という共通点がある。こちらも演者女性アイドルグループのOGである。

ナグラ・テルアキ:次作防衛隊の副隊長怪獣の知識に長けている事が共通している。

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  • Wake up Decker!

    EPISODE.5:飛び出せ、ミラクル!

    今回の教訓:『ペットは最後まで、ちゃんと責任を持って飼いましょう。』 ウルトラマンデッカー第5話『湖の食いしん坊』、心温まるホッコリ(*´ω`*)回でした。まさか、エレキングがこんな萌えキャラになるとは…(笑)。マックスで登場した幼体、メビウスで登場したリムエレキングを絡めて、エレキングの成長を描写したのは上手いなと思いました。電気を求めて徘徊していた等身大エレキングは、どこかウルトラゾーンを思わせる感じでしたね(笑)。今回はスフィアや暴れる怪獣ではないから、GUTS-SELECTやデッカーも倒すわけにはいかずに対応に苦慮していましたね。ですが、そこはさすがのウルトラマン!第3の姿である<ミラクルタイプ>の力によって、見事にエリーを救う事に成功しました!いつかデッカーミラクルタイプとゼットさんガンマフューチャーが並び立ち、超能力パワーを存分に発揮する絵面が見てみたいものです。さて、次回は特別総集編!旧GUTS-SELECTの頭脳であるメトロン星人マルゥルが古巣である<TPU特務3課>を訪れて、かつての上司であるホッタのオッサンと思い出話に花を咲かせます!もしかしたら、今後の展開の伏線が張られているかもしれませんね。次回も楽しみにしています!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.1:輝け、フラッシュ!

    遂に始まりました、ウルトラマンデッカー!前作ウルトラマントリガーの直接の続編であり、ダイナのエッセンスを取り入れながらも独自の展開があるそうです。第1話『襲撃の日』、新番組の導入編として大満足でした!面白かったです!トリガーの最後の戦いから7年経って、TPUは怪獣対策よりも宇宙開発に力を注いでいました。故に、怪獣対策を行う部署は縮小傾向にあるという組織の在り方はやけにリアルでしたね。そんな中、火星と地球を突如襲撃したスフィア。戦力が不足しているTPUはスフィアに太刀打ちできず、ナースデッセイ号とガッツファルコンもスフィアの電波障害によって無力化されてしまいました。そんな中でタロウ世界の海野さんばりにアグレッシブにスフィアに立ち向かっていったカナタ、スフィアに飲み込まれたカナタはウルトラマンデッカーの力を手に入れます。何故、スフィアの中にデッカーがいたのかは謎ですね。そもそも、デッカーはトリガーと違って出自がハッキリしていません。ダイナはアスカの父、カズマが光になった存在らしいですが、デッカーは正真正銘の謎の巨人です。無数のスフィア、そしてスフィアが生み出したスフィアザウルスにデッカーとなったカナタは果敢に立ち向かっていきます。そして宇宙にいた巨大スフィアに挑むのですがあと一歩及ばず、地球はスフィアが展開したバリアに覆われて『宇宙の孤島』になってしまいました…。そんな中でTPUは対スフィア戦闘部隊として再編制され、カナタも入隊!ここから若い彼らの物語が始まります!スフィアはダイナの宿敵として有名ですが、非常に二次創作に出しやすい敵でもありますね。グランスフィアみたいな親玉もいるんでしょうかね?今後の展開が楽しみです。トリガーの客演は既に確定しています。とにもかくにもまた半年、新たなウルトラマンの物語を追いかけていこうと思います!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.2:今、やるしかねえんだ!

    遅くなり申し訳ございません。体調不良で筆が進みませんでした…。ウルトラマンデッカー第2話『決意のカナタ』、今回は第1話から1年後のお話でした。TPU訓練校での訓練の日々、ぶつかり合いながらも徐々に理解を深めていくカナタとイチカとソウマ、そして新生GUTS-SELECT誕生までの経緯が丁寧に描かれていましたね。第2話の登場怪獣はトリガー・デッカー世界を代表する野良怪獣、デスドラゴ!どうやら、この世界にはデスドラゴが多数生息しているようですね。カナタ=デッカーは足を挫いたのが影響してデスドラゴに追い詰められていましたが、何とディメンションカードでミクラスを召喚!ダイナをモチーフにしているデッカーですが、何とカプセル怪獣要素もブッ込まれました(笑)!ミクラスの他にウインダムとアギラのカードもあったので、この2体も近いうちに登場しそうですね。そして、駄文使いのデッカー最推しキャラ、HANE2も本格登場!ハネジローをモチーフにしているだけあって、シブいイケボイスながらも愛嬌あるキャラになってました。SEがハネジローの鳴き声なのもGOOD(*´ω`*)。本物のハネジローと共演してほしいですね。次回、新生GUTS-SELECT本格始動!敵はスフィアに侵食されてしまったゴモラ、スフィアゴモラ!そして、デッカーが新たな力を手に入れる!次回も楽しみです!
  • デッカーがいない落書き

    タイトルのまんまです。最新話ネタじゃなくてこれです。個人見解しかないです 最後のハネジローのネタは完全に私の趣味です。人間臭いロボ枠の恋路が好きです カナタ、子孫いるってことは将来妻子持ちになるんですよね? 嫁はだれなの???
  • じゃしゅらさま

    戦隊、ライダーと続きウルトラヒロインになります! デッカーのヒロイン達をメビウスに登場したあの強敵が追い詰めます…(ウルトラマンメビウス第37話参照、能力はオリジナルで付け足しました。) 続きも書けたら書いてみようというところです。
  • Wake up Decker!

    EPISODE.10:業(カルマ)

    ウルトラマンデッカー第10話『人と怪獣』、これまでで一番シリアスで重い話でした…。『人と怪獣の在り方』はウルトラシリーズでは度々テーマに据えられています。共存を目指したコスモスとX、『生存競争』という形で『怪獣を倒す』事に向き合ったZ、今回の話は今までのシリーズよりも更に一歩踏み込んでいたような気がしてなりません。「怪獣は完全に滅ぼすか支配するしかない」、新創獣ネオメガスを生み出したシゲナガ元室長はそう言い放ちました。宇宙人と違って意思疎通が図れない以上、シゲナガ元室長のような考えを持つ人がいるのは仕方がない事なのかもしれません…。しかし、彼女の考え方はあくまで人間を上位に据えた傲慢な考えだと駄文使いは思いました。『驕れる者は久しからず』、優しさや謙虚さを失った者の先に待つのは破滅のみです。どちらが上かではなく、どちらも対等に見なければならない。求められるのは『狭間の視点』。例えそれがどんなに難しくとも、向き合わなければならない。兵器として生み出された命の在り方、そこから問われる人と怪獣の関係性、Zやシン・ウルトラマンが好きな私には思いっきりブッ刺さった神回でした…。さて、次回は遂にGUTS-SELECTの新兵器<DG-001>こと<電脳魔人テラフェイザー>がお披露目!しかし、起動テストを行おうとすると必ずと言っていいほど怪獣が姿を現すそうですが…。これって、<ウルトロイドゼロ>のパターンと一緒ではないでしょうか?嫌な予感しかしないのですが…(;^ω^)。何はともあれ、次回も楽しみです! ※追記:現在、プレミアムバンダイで『動く!話せる!光る!鳴る!ハネジロー』が好評予約受付中です!何とハネジローの劇中での挙動をほぼ完璧に再現したスゴイ代物です!お値段は13,200円(税込)とかなりお高いですが、買って損はない逸品だと思います!私は買いました(笑)!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.20:追憶の海神(わだつみ)

    ウルトラマンデッカー第20話『らごんさま』、ものすっごくウルトラQテイストな話でした。あるいはウルトラゾーンっぽい話でした。今回の監督、田口監督の趣味全開と言った感じでしたね。ですが、とてもノスタルジックで感動的なお話でした。まさか、ラゴンの話で泣く日が来るとは思わんかった…(´;ω;`)。友情、別離、切実な再会の願い、そして決別…。おばあさんとラゴンの絆が尊いものに見えました。ラゴンをクトゥルフ神話と土地神信仰に絡めたのも面白かったです。確かにラゴンって言ってみれば怪獣というよりUMA的な存在ですからね。というか、インスマス事件が実際に起こったならデッカー世界には旧支配者もいるって事じゃねーか(笑)!いあ、いあ、くとぅるふ、ふたぐん!…というおふざけは止めにして、こういう怪獣退治だけじゃない魅力あるお話を見れるのがウルトラシリーズの醍醐味ですよね。怪獣達も歳月を経て新しい魅力が発掘されたりしますし。感情移入して見れたお話でした。さて、次回は再びアガムスが動き出す!人類が光の速さに到達できるかもしれない新技術、<Sプラズマ増殖炉>。しかし、その新技術には恐ろしい秘密が隠されている!?現れる怪獣、<スフィアジオモス>。その力は凄まじく、GUTS-SELECTは大ピンチに!そして、カナタはアガムスから『ある真実』を告げられるようですが…!?次回も楽しみです!!

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