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恋から始まる物語

概要

恋愛ゲーム…ではあるのだが、発売されなければ配信されるわけでもない。その実態はスマホゲーム「IDOLY PRIDE」におけるイベント形態のひとつである。


かねてよりユ-ザーアンケートで声が多かったらしい「アイドルとの交流をメインにした新コンテンツ」という要望に応え、当アイドルマネジメントRPGに突如として実装された「アイドルと恋愛できる新機能」。2023年5月11日の公式放送において飛び出したこの背徳的な新機能をいったい誰が予測できただろうか。


内容は星見プロダクションの所属アイドルがヒロインの自分役を務めることになった恋愛ゲームを、マネージャーがテストプレイとして攻略していくというもの。故に恋愛要素も相まって実際のキャラクターとは少しブレたり(過剰なデレ)、かなり踏み込んだ発言(子供の名前を考えだす)をしたりするが、そこはご愛嬌ということで。

コンテンツ詳細

時間経過で貯まるポイントを使ってストーリーを解放・視聴していき、訪れる分岐で正しい選択肢を選び、ヒロインとの信頼関係を築いていくという、おおよそよくある恋愛ゲームと流れは同じ。イベントの進行自体はいわゆる放置要素としてゆったりと自分のペースで進めることができるが、シナリオの分岐にいたっては間違ったルートに進んだ場合 親しくなれないままゲームが終了してしまう。そのエンディングは8種類以上にも派生するという作りこみで、もちろんセーブ&ロードを駆使し全て解放するのも醍醐味である。


恋愛ゲームとして主人公の名前を普段のマネージャー(プレーヤー)名とは別で設定できるほか、ボイス(マネージャーと同じCV:石谷春貴)のON/OFFも切り替えることが出来る。

さらに、イベント専用のホーム画面では佇むヒロインとコミュニケーションが取れたり、プレゼントを渡して信頼度を上げたりできる。信頼度によって態度やセリフが変わっていく。


一ノ瀬怜

【もし恋】一ノ瀬 怜

「もし恋」実装の劈頭を飾るのは、アイプラが誇るツンデレアイドル一ノ瀬怜。イベントに際し劇中歌として新ソロ曲や新衣装が追加された。

ストーリー

バイト先で知り合った『主人公』と怜。クールな性格で周囲とも関わろうとしない怜は学校で同じクラスになった『主人公』にも冷たかったが、共に困難を乗り越える中で段々と心を開いていく。

登場キャラクター

  • 主人公:学年一位の成績を持つ高校生。一人暮らしをするためにバイトを始める。
  • 一ノ瀬怜:ダンス好きでクールな本作のヒロイン。必死にバイトをすることには理由があるようで…?
  • 佐伯遙子:二人が働くスーパーのバイトリーダーで、自称17歳。エンディングを分ける重要な問いかけをもたらす恋のキューピッド。

エンディング一覧

  • オトクオトクエンド

もし恋を最短で終わらせられるエンディング。バイト中、10匹のブリを注文するところ 誤って1000匹発注してしまった怜は、少しでも売ろうと店頭で呼び込みに奔走する。ここで怜を「追いかけ」て呼び込みを手伝えば話は続くが、某マネージャーの口癖のごとく「俺はここで見ていることしかできない」などと理由をつけ「追いかけな」かった場合、もし恋はなんとこの第1話で終了してしまう。以下に記す主人公のモノローグの背景に、いつもよりバージョンアップした怜おなじみのセリフ「オトク!オトク!イマダケオトク!ブリブリブリ、ゴワリビキ!」が流れるというシュールな幕引き。

(隣の売り場で「オトク、オトク」と一人叫び続ける一ノ瀬さん。お願いだ、みんな今日は肉ではなく魚を食ってくれ!と心の中で願っていたが そんな願い空しく…)

(一週間後、倉庫にあった大量のブリと共に一ノ瀬さんはバイト先から消えた。一ノ瀬さんと大量のブリの行方を俺が知る術はなかった)

  • 夢追いエンド

普通にプレイしているマネージャー達のほとんどが一度は辿り着くだろうエンディング。物語をいたって順風満帆に進んでいたとしても、途中さりげなく訪れる「大事な場面!」での選択を誤れば、その時点でTRUEエンドに繋がるルートからは脱線し、大半のルートがこの終わり方に収束する。その内容は、怜が「父との約束であった医学部、それも主人公と同じ大学に合格することは出来たものの、テーマパークのキャストになるという夢は叶えられなかった」というもの。全てを手に入れることはできず、現状に妥協したエンディングだが、それまでの展開があまり不自然ではないため、些細に思われたどのシーンが重要な分岐点かを見極めることがもし恋攻略のカギとなる。

  • これからも一緒にエンド

夢追いエンドとほぼ内容が同じエンディング。その違いは最終回である第8話で高校を卒業する際、怜に「告白す」れば”夢追い”、「告白しな」ければこのエンディングになる。告白した”夢追い”では名実共にカップルとして結ばれるが、告白しなかった”これからも一緒に”では大学でもよろしくね、といった間柄が続くことを示唆して幕が下りる。

  • 恋はタイミングエンド

9種類あるエンディングのうち5種類を占めるバッドエンドのひとつ。その分岐は第6話の選択肢である「怜からテーマパークへデートに誘われる」ところを、断った場合に訪れる。その瞬間、TRUEエンドに繋がる道はおろか、今まで山あり谷ありでも充実していた恋の旅路を全て無かったことにするように、デート回になるはずだった第7話をもってゲームが終了する。第7話はいきなり時間が卒業式まで飛び、断った日からあまり会話できなくなったという怜と久しぶりに再会するが、出会った当初と同じかそれ以上に冷ややかな態度を取られる。テーマパークのキャストになるという夢が叶わなかっただけでなく、第1志望の主人公と同じ大学にも落ちたため、地方の医学部に通うことにしたという事実を聞かされ、当時は受験期だからと軽い気持ちで断ったつもりだった主人公は困惑する。

ここでまた分岐が発生。唐突に「告白する」を選んだ先がこのエンディングだが、ここから巻き返すことが出来るわけもなく、怜から「恋ってタイミングが一番大事なの。今の私は、もうこれっぽっちもあなたに好意はない。さようなら」と告げられてしまうのだった。

  • 嫌われエンド

上述した、第7話が最終回になるルートの最後の分岐で「告白しない」を選んだ場合のエンディング。お互いが想いを胸に秘めたまま言葉にすることなく別れる終わり方で、勉強は上手くても恋愛は下手だった主人公のモノローグで〆られる。

(俺は、怜の背中を静かに見送った。勉強は得意なはずなのに……怜の心を取り戻す方程式の解は見つからなかった。どこでミスをしたのかさえ……分からない……)

(ただひとつだけ、確信したことがある。今の怜は俺が嫌いだってこと)

  • 勘違いエンド

第7話が最終回になるルートの最後の分岐で「告白する」でもなく「告白しない」でもなく「なんでこうなった」を選んだマネージャーに贈られるエンディング。主人公の情けない「俺達、なんでこんなことになっちゃったんだろうな。結構いい感じだったじゃないか……」に対し、「は……?何言ってるの?」と辛辣に返す怜。怜との楽しかった思い出を訴えかけるが、「あなたは楽しかったかもしれないけれど、私はべつに……楽しくなかったわ」「何を勘違いしていたのか知らないけれど……もう行くわね。さよなら」と流され、お互い言葉があと少し足りなかったために破局を迎えるという、ある意味最も虚しい終わり方である。

  • TRUEエンド

最上級の尊みが迎える至高のエンディング。これにてもし恋は完結し、スタッフクレジットと共にのソロ曲『No.1☆』を聞くことが出来る。その内容は、「主人公と同じ難関大学の医学部に合格したうえに、テーマパークのキャストになる夢も叶って、主人公との恋も実る」という怜が全てを手に入れるハッピーエンドになっている。ここに到達するためには一見すると「大事な場面!」とは思えない重要な分岐点をしっかり回収する必要があり、中でも以下に挙げる場面は初見だと特に間違いやすく、知らずのうちに「夢追いエンド」系列のルートに移行してしまうので注意が必要だ。

1.キャストのオーディションに落ちてしまった怜を励ますために何かしたい:「テーマパークに怜を誘う」ではなく「一人でテーマパークに行く」を選ばないと、怜がオーディションに再挑戦する機会が無くなるため、TRUEエンドにならない。

2.怜からテーマパークに誘われる:先述した通り、ここで「断る」とバッドエンドが確定する。

3.テーマパークでのデート中に遙子から付き合っているのかと尋ねられる:「まだ付き合っていません!」ではなく「付き合ってません!」を選ぶと、主人公が強めに否定するあまり機嫌を損ねた怜がデートを中止し、TRUEエンドにならない。

4.デート終盤での主人公が「告白する」タイミング:「告白しない」と、たとえ1でオーディションに再挑戦する機会を得ていたとしても、不合格でTRUEエンドにならない。

これらの条件をクリアして初めて 最終回第8話の内容が変化し、怜と共に医学部合格・オーディション合格の喜びを分かち合あう。そして「医学部に合格できたのは自分に勉強を教えてくれた『主人公』のおかげだが、キャストになったらそっちに専念するため同じ大学に通うことはできない。私はどうすればいい」と悩む怜を前に、最後の分岐が訪れる。TRUEエンドはここで「キャストになろう」と怜を後押しすることで成就される。


寝る時くらい……好きな人とずっと一緒がいいの。……ダメ、かな?

ベッドの上で体を起こす、朝陽に輝く金髪が眩しい美少女。もし恋TRUEエンドのラストを飾るのは、主人公と同棲し、忙しくも幸せなキャスト生活を送る一ノ瀬怜の姿だった。白いスウェットにショーパンを着てはいるものの、あの状況を連想させる美麗なイラストはクリア報酬のフォトとして獲得することができる。

  • 大学生エンド

TRUEエンドに繋がる最後の分岐で、悩む怜に「大学に行こう」と答えた場合のエンディング。主人公の意見を聞いた怜は彼の意見を参考にしながらも考え続け、大学の入学式の日、やっぱりキャストになることを決意する。お互いその決断に納得しており、これからも二人の恋路は続くことを示唆する幸せな終わり方である。

私の一番のファンのあなたが観に来てくれたら嬉しいな……なんて

  • さよならエンド

TRUEエンドに繋がりうる最後の分岐で、悩む怜に対してあろうことか「俺には分からない」を選んでしまったマネージャーが迎えることになる地雷エンディング。「俺の意見ではなく自分で決めてほしい。他人の人生に口出しはしたくないんだ」と丸投げした主人公に、「……っ!なんでそんなこと言うの?私はあなたにとって他人だったのね」と怜はショックを受ける。そのまま「少し意見が聞きたくて相談しただけなのに……あなたになんか聞かなければ良かった。さようなら」と別れを告げられ、怒涛の勢いで破局に陥った主人公のモノローグで終演する、恋愛は受け答えひとつで天国から地獄へ落ちることもあるという教訓深い終わり方。

(その日から、怜との連絡は途絶えた。メッセージを送っても、既読がつくことはない)

(後日、テーマパークを訪れた際に 怜そっくりのキャストを見たような……気がした)


伊吹渚

「もし恋」第2弾のヒロインは恋に恋する伊吹渚が務める。イベントに際し劇中歌として新ソロ曲や新衣装が追加された。

ストーリー

高校二年生の『主人公』と幼馴染の渚はいつもと変わらない日常を過ごしていた。しかし、とあることがきっかけで渚と「恋人のフリ」をすることになり、二人の関係は大きく変化していく。

登場キャラクター

  • 主人公:幼馴染の渚に朝起こしてもらっている、少し冴えない高校二年生。
  • 伊吹渚:恋愛小説が好きで、主人公の隣の家に住む幼馴染。面倒見がよく、クラスの人気者。
  • すみれ:主人公の妹で、兄に朝食を作るしっかり者。
  • 鈴木(CV:狩野翔):主人公の男友達。渚に気があるようで…?

エンディング一覧

  • スズキスズキエンド

2回目の開催にして恒例とも言える最短終了ルートである。第2話の後半、恋愛小説を書くための経験を積むという名目で渚から「恋人のフリをしてほしい」と頼まれたところを、「いやいや、いくら『フリ』でも俺達が恋人同士になるとか変だろ」などと軽い気持ちで「断る」と、後の展開が全て破綻することになりそのままバッドエンドを迎える。以来、渚が朝起こしに来ることや一緒に登校することはなく、学校でも避けられているように感じる主人公は、自分が地雷を踏んだことにも気づかず久しぶりに会った渚に仲良くしようと話しかけるが、渚には「仲良くできる訳ないじゃん!もう話しかけないで。バイバイ」と強く拒絶されてしまう。

するとそこへ最近自分も渚にフラれたらしい鈴木がやってきて、「鈴木…乙女心って難しいな……ううっ…俺は…渚に……なんで…嫌われてしまったんだ……」と嘆く主人公を「難しいよなー、ほんと。無理しなくていいぞ。ほら、俺の胸ならお前に貸してやるよ」と慰める。前作の流れを汲んだかのような最短エンドは、前作とは違い最初から宝を持っていながら自ら手放した鈍感主人公のモノローグで〆られる。

うわぁーん、鈴木…鈴木…鈴木…鈴木ぃぃぃっ……!!!!!

俺たちの友情はこの一件で固く結ばれた。こんな青春も、悪くないかもしれない。お前もそう思うよな……鈴木……鈴木

  • 今更エンド

「フリ」から始まった恋人関係はデート練習を通して本物となり、渚の書いた恋愛小説は金賞を受賞、小説家としてデビューする。渚のデビュー作は大ヒットしたものの、学業と作家の両立が難しく2人で過ごす時間が減ってきていた高3のある日、今度は連載を持ってみないかという話が。乗り気な渚に対し、以前より彼女を遠くに感じていた主人公は渚の夢を「応援する」か、大学受験も迫る中「勉強を促す」かの選択を問われる。このままではいけないと思いつつ彼女の意志を尊重して「応援」した場合、渚は喜びながらも主人公の抱いていた不安と同じ胸中を吐露し、物語は続いていく。(→「現実は甘くないエンド」)

悩みどころではあるが2人の今後も考慮してここは敢えて厳しく「勉強を促」してみるか、と判断したマネージャーは残念ながらドボン。「なんでそんなこと言うの……?私、君に背中を押してもらえたから頑張れたんだよ?なのに、なのに……」と明らかに不穏な反応を返され、一緒にいる時間が短くなってきている辛い現状は共通でありながら、関係はすれ違い悪化していく…。

上手くいかないまま高校卒業を機に別れ、その後しばらく経ってから久しぶりに再会する二人。少しずつ笑顔を見せてくれるようになった渚にわずかな希望を抱いていた主人公は、意を決して「やり直そう」と持ち掛る。幼い頃からそばにいてくれた彼女の大切さに離れて初めて気付いたと語るが、未練がましい主人公と違って失恋を経て立ち直ろうと今まで頑張ってきた渚に今更その言葉が届くことはなかった。

「ごめんね。大好きだったよ……さよなら」

  • 見つめなおしエンド

「今更」と同じ系列の、全8話あるもし恋を第7話で終わらせるエンディング。第6話で「勉強を促す」とそれまでどんなに順調に進んでいたとしてもバッドエンドが確定し、第7話の分岐をもって「今更」か「見つめなおし」に帰結する。(ちなみに、第1話~第7話で「大事な場面!」は計13回訪れるが、このうち9個以上選択を誤った場合も第8話でこの系列のバッドエンドになる。)二人が再会した第7話で「やり直そう」ではなく、「何も言えない」を選んだ先が「見つめなおしエンド」である。

「会うのはこれっきりにしようか。その方がお互いのためだと思うんだ。それじゃあ……バイバイ」を最後のやり取りにして渚と別れた主人公が家に帰ると、ここにきて(第4話以降名前も出てこなくなった鈴木に対し)すみれが登場。主人公と渚の恋路を応援していたすみれは兄から事情を聞き、これからも会っていたらお互い辛かっただろうから、別れたことは今後の二人にとって悪くない判断であったとして「お兄ちゃん……どこで間違えたのかもう一回考えてみよう?」と優しく諭す。後日、書店で渚の新作小説を手に取った主人公は、それを読み己の過ちを省みるのだった。

「『一組の男女が惹かれ合い、別れ、それぞれの人生を歩むまでの過程を瑞々しく、情感豊かに紡ぐ』……か。

渚の文章は本当に優しいな……。あ、あれ?なんでページが濡れて……。渚……ごめんな……俺、馬鹿だったよ……大馬鹿だ……っ」

  • 現実は甘くないエンド

TRUEエンドを目指してもし恋を周回するマネージャーが何度も目にすることになるだろうエンディング。自分は最善を尽くしたと思ってプレイしていても、以下に記すような厳しい現実が否応なく突きつけられるため、それこそどこで選択を誤ったのか推測すらできず、マネージャーは第7話までの一挙手一投足をきちんと振り返ることが求められる。

少しでも渚のそばにいたい主人公は、彼女の担当編集者になることを目標として一緒の大学に進学しようと提案する。勉強に励んだ2人は晴れて同じ大学に合格し同棲を始めるも、渚の作家としての活動はますます忙しくなり、一緒に住んでいながら顔を合わせない日が続いていた。就活など将来について真剣に考えないといけなくなってきた大学3年生のある日、渚から「……正直に言うね。私達、今が別れ時じゃない?」と切り出される主人公。自分でも今の関係性がうまくいってるとは思っていないが、特段何か悪い出来事があったわけでもなく、「なんだかうまくいかないな」が少しずつ重なってきた結果この現状を生みだしたということは渚との共通認識だった。それでも「関係を続け」てこれから打開していけばいい、今後も渚を支える編集者を目指すという主人公の熱意を渚は信じることにする。

渚がデビューした出版社に採用された主人公だったが、出版不況を受け会社の経営が大幅に悪化。その煽りで唐突に左遷されることになり、渚の担当編集どころか遠距離恋愛をする羽目になってしまう。そんなある日、主人公の元に渚から「遠く離れた二人の恋物語」を描いた新作小説が送られてくる。最後のページをめくると、そこには『大丈夫』とだけ書かれた1枚のメモが挟まっていた。

「ありがとう、渚。俺も……諦めないで またそばにいられるように頑張ってみるよ」

  • 互いの道エンド

上記の別れ話を持ち出された場面で、このままではお互い疲れてしまうから「別れよう」を選んだ先のエンディング。結局主人公は出版とは関係ない業界に就職し、渚のことを引きずりながらも少しずつ傷を癒やしていた。ある日渚に呼び出された主人公が待ち合わせ場所を訪れると、そこにはすみれの姿も。渚曰く、大学を卒業した後もすみれとは定期的に会っていたそうで、失恋で落ち込んだ渚を励ましてくれていたらしい。主人公もまたすみれに助けられていたことを知り、彼女のおかげで2人は友達として良好な関係を取り戻すことが出来たのだった。

  • TRUEエンド

もし恋渚編の難しさは、「大事な場面!」においてどちらの選択肢を選んでも同じような展開に落ち着くため、正解が分かりにくいところにある。前作怜編では怜をテーマパークに誘うのではなく自分ひとりでテーマパークに行くことで分かりやすくイベントが発生し伏線が張られるのだが、渚編では第2話で渚を気遣うことでちょっとした保健室イベントが発生すること以外、選択肢によって大きな変化が見られにくい。例えばデート練習で「好きな漫画のジャンルを当てる」ことや、その終盤に「手を繋ぐ」こと、第7話で大学進学を勧める理由として小説だけで食べていくという現実の厳しさを伝えるのではなく「大学生活の魅力を語る」こと等はまだ分かりやすく“好印象を与える”チョイスである一方、難しいものだと完成した渚の小説を読んで「続きが読みたいと伝える」か「賞への応募を勧める」かを選ぶ選択肢は、どっちにしろ好感触なやり取りを通して賞には応募することになるので、一見「大事な場面!」だとは気づきにくい上に正誤の違いも見分けづらくなっている。そういった大切な分岐をすべて回収してやっと甘くない現実の輪廻から解放され、2人が充実した4年間を一緒に過ごした大学を卒業して数年経った頃から最終回第8話が始まる。

渚の小説が文学賞を受賞し、話題はその執筆時に行った取材旅行へと移る。担当編集である主人公と温泉旅館に来ていた渚は、夫婦の恋愛がわからないと行き詰まっていた。そこで主人公がプロポーズ、渚に「夫婦のフリ」を提案されたと勘違いされる一幕を挟んで、2人は結婚することになった。夫婦で過ごすある日、渚から「恋愛小説以外の、今まで書いたことないジャンルにも挑戦したい」という告白が。ここで最後の分岐が訪れ、彼女の背中を押して「挑戦する」を選んだ先がTRUEエンドである。その後、渚はミステリーや児童文学など様々なジャンルに挑戦し、ドラマ化や映画化までされるヒット作を連発した。


あ、待って。ネクタイずれてるよ。……これで良し、と。ふふ、私がいないと本当にダメなんだから

出社する主人公を玄関で見送るのは、セーターの上からエプロンを付けた新妻姿の渚。口づけを交わした主人公は、愛おしいこの幼馴染をこれからもずっと大切にしていこうと心に決めたのだった。

  • 充実した日々エンド

最後の分岐において、現実的に「やめておいた方がいい」を選んだ先のエンディング。前作ならばここから破局に陥っても仕方ない地雷選択に思えるが、今回は既に夫婦という間柄であるため、渚は渋い顔をしながらも主人公に賛成する。しばらくして、渚の人気が程よく落ち着いたことで2人は仕事もプライベートも充実した日々を過ごしていた。脱稿後にいちゃつくほどラブラブな、TRUEエンドに引けを取らないハッピーエンドとなっている。

これからもずーっとずーっと私と一緒に居てね

  • 小説の糧エンド

最後の分岐において、新しくできた出版社からの「オファーを受ける」という選択をした先のエンディング。渚の大ファンだという先方の編集者から丁度「伊吹先生の恋愛もの以外の魅力を見つけたい」と申し出があったそうで、乗り気の渚は新作をその出版社で書くことにした。しかし、最後の最後に来て非情な現実が2人を襲う。原稿を提出しても刊行日が決まらず印税も振り込まない。問い詰めようとした矢先にその出版社は倒産。新作に費やした情熱と時間が無駄になったショックで渚は倒れてしまい、他の作品の執筆もままならなくなってしまった。その後、回復した渚は「この経験もきっと必要なものだったんだよ。小説家にとって、人生の中でいらない経験なんて…1つもない」と他のエンディングにも通ずるような言葉で締めくくる。

どんなに辛いことがあっても……いつかは全部、小説の糧になるって 私は信じたいんだ


早坂芽衣

第3弾のヒロインは純情乙女の早坂芽衣が務める。イベントに際し劇中歌として新ソロ曲や新衣装が追加された。

ストーリー

高1の8月。祖母の住む田舎に遊びに来た主人公は、そこで偶然現地に暮らす同い年の芽衣と出会う。誘われるがまま芽衣の遊びに付き合っているうちに彼女に惹かれていく主人公だったが、自身の抱く「好き」と芽衣が感じる「好き」は違うようで…?

登場キャラクター

  • 主人公:夏休み直前に足をケガをして陸上の大会に出られなくなったため、母の提案で田舎にある祖母の家を訪れた。
  • 早坂芽衣:自然豊かな田舎町で暮らす高校一年生。人懐っこく誰とでもすぐ仲良くなれる。主人公の祖母の家の近くに住んでいる。
  • 小美山愛:芽衣と同い年の親友で、一緒に川遊びをしたり隣町のドーナツ屋に行ったりしているそう。

第4弾

第4弾の開催時期については未定だが、もし恋はこれまで5月と11月に開催されてきたため、今後もそのくらいの頻度で開催されると思われる。

また、開催期間が終わるとゲームそのものである本シナリオを楽しむことはできなくなるが、復刻開催も予定しているとのこと。(2023年5月開催の一ノ瀬怜編は同年12月に復刻され、前回を逃してしまったマネージャーもミッションによる限定衣装を手に入れることが出来た。)


余談

もし恋の開発・販売を担っていると考えられる「RootEx Games」の「RootEx」は、NVGPのスポンサーやスマホメーカーとしてアイプラの劇中でも度々目にする会社であり、この度ゲーム事業まで持っていることが判明した。


2024年4月に開催されたマネージャーミーティングにて、もし恋の開発秘話が語られた。「もし恋」以外の名称案や、企画への深いこだわりを知ることが出来る。

関連イラスト

センシティブな作品センシティブな作品もし恋渚編

関連項目

IDOLY_PRIDE 一ノ瀬怜 伊吹渚 早坂芽衣

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