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機動戦士ガンダムSEEDFREEDOMの編集履歴

2024-05-03 00:02:50 バージョン

機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM

きどうせんしがんだむしーどふりーだむ

TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの劇場アニメ作品であり、シリーズ完結編に該当する。

決められた運命か、あらがう自由か―――

私の中にあなたはいます。あなたの中に私はいますか?


憎しみの連鎖が絶えない世界

交錯する―――それぞれの正義


人は争う―――

「自由」と「正義」という名の剣が今、舞い降りる


未来をつかむ自由の翼。


概要

機動戦士ガンダムSEED』シリーズ最新作にして完結編にあたる劇場アニメ作品。

2024年1月26日公開。バンダイナムコフィルムワークス松竹の共同配給。


SEED DESTINY』最終話から1年後のC.E.75年が舞台。

日付についての言及はないが、既出キャラクターの生年月日と作品内での年齢からの逆算によると3月29日から5月18日の間の出来事と考察されており、それを裏付けるかのように桜が開花している=春頃とする描写がある。(早生まれのキャラクターは年齢が2歳上がっており、遅生まれのキャラクターは年齢が1歳上がっている。)


タイトルロゴは『SEED DESTINY』に倣う様に『機動戦士ガンダム S FREEDOM』となっている。


『SEED DESTINY』の続編劇場版の制作発表は2006年の5月であり、公開に至るまでには歴代のガンダムシリーズ映画作品の中では最長の18年(より正確には17年8ヶ月程)を要している。

本来劇場版は「機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER」や「SEED SUPERNOVA」内の「たねきゃら劇場」等と同じく『"X" plosion GUNDAM SEED』プロジェクトの一つとして企画されたが、メイン脚本家両澤千晶の闘病生活やその後の死去等の影響で製作が滞っており2009年を最後に製作に関して大きな言及も無く事実上の凍結状態だったが、シリーズ20周年を記念して立案された「GUNDAM SEED PROJECT ignited」において劇場作品制作の再開が決定したため公開の運びとなった経緯を持つ。


脚本は、両澤千晶が生前に書き上げた構想を元に夫でシリーズの監督でもある福田己津央とSEED・DESTINYの小説版を手掛けた後藤リウにより共同で制作された。


機動兵器の戦闘シーンは基本的にCGで描かれているが、一部モビルスーツの戦闘シーンに限り従来通りの2D作画も使用されている。


公開に合わせて『SEED』を3部作、『SEED DESTINY』を4部作に再構成した総集編「スペシャルエディション」のHDリマスター版も2023年8月~11月に一作ずつ2週間限定で劇場公開された。


1月26日の公開から3か月で観客動員269万人、興行収入45億円を突破。動員数の伸びは2024年最速記録で、興行収入は1982年公開の「めぐりあい宇宙」の23億円を2倍近くも抜いてガンダムシリーズ過去最高額を記録、シリーズ最高の大ヒットと相成った


2024年3月には東京ビッグサイトで開催される『AnimeJapan2024』に出展。


あらすじ

C.E.75、戦いはまだ続いていた。


独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……

事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構「コンパス」が設立され、

キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

Snow MagicFREEDOM

そんな折、新興国「ファウンデーション」から、ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

(公式サイトより)


登場キャラクター

※太字は新規キャラ。尚、公式サイトでも未だに紹介されていない登場キャラが新規を含めて10人近く存在(???で表記)し、中にはワンカットで顔見せ程度の出番となる人物もいるが、そのうち一部には声が付く。


世界平和監視機構コンパス


ターミナル


オーブ連合首長国/モルゲンレーテ社/オーブ国防軍


プラント/ザフト


地球連合/ブルーコスモス


新興国 ファウンデーション


その他


以下は過去作のものを流用した回想シーンのみの登場。


登場メカ

新規MS・MA



既存MS・MA

既存機種の改良種も含まれる。



新規戦艦


既存戦艦


用語・組織

 ラクス・クラインを初代総裁とする世界平和監視機構。


 アウラ・マハ・ハイバルが代表を務める新興国家。


 アウラ・マハ・ハイバルが作り出したコーディネイターを越えたデザイナーベビー。


 ファウンデーション王国が開発した新型装甲。


  • 新型融合炉

 モルゲンレーテ社が実験用のMSで試験導入している新型動力。名前は核融合炉に似ているが、詳細は不明。なお、MS開発黎明期のC.E.69年にMS用の小型核融合炉の開発も行われているが失敗に終わり、C.E.73年まで実現できていなかった。


小説版

本作のノベライズ版。全2巻(上下巻)。劇場版と基本同じだが描写が異なる部分もあり、ブルーコスモスの復活を示唆するラストシーンが追加される。キャラの心理描写の深掘りや一部説明不足な部分の補完がされている。著者の後藤リウは2024年5月号のガンダムエースにて「こういうオリジナルシーン入れます」と監督に話すことはあったが「いいんじゃない?とだいたい自由にやらせて頂きました」と答えている。表紙及び挿絵は小笠原智史が担当。


余談



  • メインスタッフも同様に当時の面子が揃っているが、経年のためかデザインの変化(例として、女性キャラクターの口元の造形を強調している点)が見られる。
    • モビルスーツの描写も『閃光のハサウェイ』同様にCG処理が行われているが、SEに関しては20年前とほぼ変わらないものとなっている。

劇場版SEEDが楽しみな人たち13


  • 第2弾PVでは本編のあらすじが紹介されて続編を含む『新機動戦記ガンダムW』シリーズをモチーフにするような要素が見られ、キラの行く末が非常に心配になる描写が多く、キラの闇堕ちやアークエンジェル轟沈の危機という不吉な予想がされる一方、キラのパワーアップイベントと誰かからの救助の可能性も指摘されている。

  • 第3弾PVでは登場MSの活躍が描かれ、無印のオノゴロ島におけるストライクダガーとの交戦を彷彿させ、オルフェ・ラム・タオが重要人物であることに注目を浴びる。

  • 第4弾PVではラクスの告白から始まり、お馴染み西川貴教とあの小室哲哉のタッグによる主題歌「FREEDOM」が初披露。ライジングフリーダムのハイマットフルバーストをはじめとした各機体の活躍とコンパスのメンバーを中心とする登場人物の魅力が更に描かれた。同時期に勢力図やあらすじも公開されたため、様々な憶測が生まれている。

  • 本予告では、どこかの街へと放たれたGLCM Mk72巡航戦術核ミサイルによる混乱やコンパスとファウンデーションの敵対が描写され、窮地に陥るイモータルジャスティスやライジングフリーダムの様子が描かれている。

  • これまでのガンダムシリーズとは異なり、インパルスSpecⅡを除く後半登場の一部モビルスーツ群は実際に劇場公開されるまで情報が一切伏せられたブラックボックス状態にされるという措置が取られた。その流れなのか「FREEDOM」のCD完全生産限定盤特典の「HGフリーダムガンダム[ポラライズドクリア]」も見本画像すら公開されず発売まで詳細が一切明かされなかった。


  • 上記機体以外にも、本作では「SEED」「SEED DESTINY」で生存したキャラクターの完全破壊までには至っていないメカニックの大半の『その後』が明らかになっているのも特徴。爆散して失われたというレベルでもない限りは酷い損傷を受けたものでも本作では修復されて登場しており、例外なのはガイアガンダムドムトルーパームラサメ(バルトフェルド機)ぐらいである。

  • 2023年末のももいろクローバーZ主催の年越しイベント『ももいろ歌合戦』ではナチュラルコーディネートされた歌合戦メドレー(明かしは当日に)」というどう見てもSEEDシリーズを意識した特別企画が開催。企画前に同映画の宣伝が流れた後、SEEDシリーズの主題歌を担当してきた玉置成実T.M.Revolutionがステージに立った他、森口博子がカバーという形で「あんなに一緒だったのに」、さらにHDリマスター版のエンディングではカットされてしまった石井竜也の「RIVER」までもが披露された。
    • ももクロは活動のごく初期にSEEDのOP3「Believe」(原曲は玉置氏)をカバーしているという点で繋がりがあり、同カバー版はライブでも長らく定番曲となっているのでももクロのファンからの知名度は高い。
    • T.M.Rが披露したのは初代OPの「INVOKE-インヴォーク-」ではなく、劇中歌の「Meteor-ミーティア-」だったが、同映画では20年以上の歳月を越えてクライマックスシーンで使用されており伏線となっていた。

  • T.M.Revolutionから2010年に発売されたアルバム『X42S-REVOLUTION』に収録された楽曲『Imaginary Ark』はガンプラ30周年記念楽曲として発表されているが、元々は凍結前の劇場版の主題歌として用意していたと噂があるが真偽不明(一応、2010年のアニメージュのインタビューで西川本人が当曲が収録されたアルバム自体を指して「劇場版公開のタイミングに合わせてリリースしたかった」という発言をしていた)。なお、このアルバムの限定版に付属したガンプラが後に各種ゲームにも登場し限定ガンプラとしても定着するハイネ専用デスティニーガンダムである。

  • 同劇場版公開に合わせて、長年絶版だったSEEDシリーズのガンプラが一斉再販されている(一例としてHGアビスガンダム7年ぶりの再生産がされた)。ガンプラだけにとどまらずこちらも長年入手困難だったドラマCD「機動戦士ガンダムSEED SUIT CD」シリーズやサウンドトラックも品番を変更しての一斉再販となった。

  • ガンダムベース東京にて、SNS投稿・ガンプラコンペティション参加・ビルダーズノート投稿の3つのミッションに参加して宇宙要塞メサイアの同劇場版公開までのネオ・ジェネシスと公開後~3月中旬までのレクイエムの発射阻止と破壊を達する劇場公開記念・ガンプラ3大キャンペーン・ミッション企画「SEEDガンプラミッション」が2023年11月20日から行われ、ネオ・ジェネシスとレクイエムの破壊は結果的に成功した。

  • 2015年に東京の上野で開かれた「大河原邦男展」で、大河原氏本人から「劇場版SEED用のモビルスーツのデザインはすでに完成している」事は明かされていた。この頃は劇場版製作が再開するかどうかすら怪しく、大河原氏も高齢のため氏の没後に日の目を見るか、最悪永遠にお蔵入りになる危機さえあったが無事公開に漕ぎ着け、氏のデザインしたモビルスーツ群は日の目を見る事となった。

  • 約18年も間が開いてしまった本作だが、原作が約20年前なのでMBSの版権が切れていたためテレビ局のプロデューサーの意見に左右されず自由に製作出来る環境だった点、HDリマスター製作やYoutubeチャンネルやサブスクなどの解禁で容易に視聴できるようになったことでリアルタイムでは批判的だった作風が再評価される機会があった点、ストライクガンダムをベースとするビルドストライクガンダムを主役とする『ガンダムビルドファイターズ』が制作された点、バーザムショックの影響でSEEDシリーズの量産機もガンプラ化されそれらが好調に売れた点、『閃光のハサウェイ』の大ヒットからも2020年代のガンダムシリーズ劇場版は興行収入で飛ぶ鳥を落とす勢いで好調だったタイミングだった点と1981年における劇場版ガンダムでは一切カットされた『ククルス・ドアンの島』がTHE ORIGINをベースに映画化された点などかえって公開が延びたおかげで追い風になった事案も複数あり、本作の大ヒットにも繋がったと言える。


  • 公開後40億突破した際に公式がSNSに記念動画を投稿した。内容はピンクハロの中からズコック、の胴体からジャスティス弐式、最後に40億突破を祝う垂れ幕を掲げ持ち虚無のような顔をしたアスラン(クラッカーの音と共に舞い散る紙吹雪付き)が順番に登場するという三段構えになっている。

スタッフ


主題歌

オープニングテーマ

FREEDOM

歌:西川貴教 with t.komuro

作詞・作曲:小室哲哉


従来のSEEDシリーズで多くの曲を歌ってきた西川貴教は本作の主題歌の担当も大本命であろうと予想はされてきたが、まさかのT.M.Revolution名義ではなく小室哲哉との初タッグという形態になった。


小室氏がガンダムシリーズ主題歌を担当するのは『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』の『BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を超えて)』(TM NETWORK)以来約36年ぶり。サンライズ作品としては『劇場版シティーハンター 天使の涙』の『Whatever Comes』(同じくTM NETWORK)から約半年ぶりとなる。


挿入歌

『望郷』

歌:中島美嘉

作詞・作曲・編曲:小室哲哉


無印の最終エンディングテーマ「FIND THE WAY」を担当した中島美嘉が担当。


Meteor -ミーティア-

歌:T.M.Revolution

作詞:井上秋緒

作曲・編曲:浅倉大介


無印のアラスカ基地でのフリーダムガンダム登場シーンなどで使用された楽曲で、本作では終盤のとある場面で原曲のまま使用された。


エンディングテーマ

去り際のロマンティクス

歌:See-Saw

作詞:石川智晶

作曲:梶浦由記


エンディングは無印の前期エンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」や『DESTINY』の第4クールエンディングテーマ「君は僕に似ている」を担当したSee-Sawが担当。See-Saw名義としては約19年ぶりの新曲となる


オフィシャルサポーターソング

Reborn

歌:玉置成実

作詞:shungo.

作曲・編曲:渡辺徹(Blue Bird's Nest)


本作品のオフィシャルサポーターソングを無印の第3クールOP『Believe』、第4クールOP『Realize』、『DESTINY』の第1クールED『Reason』、同作のスペシャルエディション一作目のED『Result』を歌った玉置成実が担当。歌詞の中にこれまでの楽曲を想起させるワードが入っておりガンダム専用MVでも玉置がこれまでガンダムSEEDのテーマとして歌唱した楽曲のタイトルが表示されている。


関連イラスト

劇場公開おめでとうございます!!「SEED FREEDOM」

ガンダムSEED FREEDOM【祝】劇場公開劇場版公開おめでとう!


関連動画

第1弾PV


第2弾PV


第3弾PV


第4弾PV


本予告

ニコニコ版はこちら


公開記念予告

ニコニコ版はこちら


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