『Newスーパーマリオブラザーズ』のボスキャラクター⇒サンボワーム

概要

英:sand worm.「サンドウォーム」と表記されることも。

「サンドワーム」には環形動物のゴカイの意味もあるが、昨今では主にファンタジー・SF作品におけるモンスター・クリーチャーの一種を指す場合が殆ど。

地中、特に砂漠エリアに生息する巨大なミミズのような生物として描かれており、UMAとして有名な「モンゴリアンデスワーム」とも同一の存在とされる。

砂中を潜って移動する細長い全身は強固な皮膚または外殻で覆われ、前面の先端にヤツメウナギのような筒状の口があり、ここから獲物を丸のみにして捕食する砂漠のハンター、というのが一般的な傾向。

また地中で活動しているため視力は殆ど持たず、嗅覚や聴覚で獲物を探すと描写されることが多い。

同時に、身体能力は優れているが知能はかなり低い単純な生物というイメージも定着しており、創作でも中堅のモンスターとして扱われる事が茶飯事で、格の高い存在として登場することはまずない。

なお「ワーム」とは本来はヨーロッパの古い言語でサーペントや大蛇型の毒竜の類を指す。

従ってファンタジー世界に登場する「ワーム」は必ずしも砂虫型ではないが、逆にこの混同から、虫であると同時に竜種属性を付けられている事もある。

著名なところではデューン/砂の惑星シリーズが特に有名で、王蟲の元ネタとされる。他にサンドワームに類するものとして、全身が掘削機で構成された巨大なロボットなどが登場する作品も。

各言語での呼び名

関連イラスト

サンドワーム、もしくはそれに類するものが登場する作品(50音順)

• アサルトガールズ(類する存在として半機械化された「スナクジラ」と呼ばれるモンスターが登場)
• 宇宙家族カールビンソン(ウォームの部分がwormでなくwarm(あたたかい)とかけているギャグキャラ　→サンドウォーム)
• 宇宙戦隊キュウレンジャー(モンゴリアンデスワームをモチーフにしたデスワーム)
• エレメントハンター（「セキリュウ」と「コセキリュウ」。セキリュウは甲虫の幼虫、コセキリュウはミミズのQEX）
• グランディア(同系統にサンドスネーク、ガイアスネークがいる)
• ゲゲゲの鬼太郎(外見がサンドワームに似た妖怪「野槌」が登場する)
• サバクのネズミ団!(水を狙って襲ってくる)
• ゼルダの伝説シリーズ（ゲルドアーム、モルドアーム、ツインモルド等）
• 装甲騎兵ボトムズ(惑星クエントに「砂モグラ」と呼ばれる同種が存在。食用)
• ダークソウル3(「カーサスの砂ワーム」表記。カーサスがかつて砂の国であった説もある)
• テイルズオブシリーズ(『シンフォニア』以降、大型の敵として登場)
• デューン/砂の惑星(「サンドウォーム」表記)
• ドラゴンクエストシリーズ(オニムカデ系のモンスター)
• ドラッグオンドラグーン(開発段階でのボス候補だった)
• トランスフォーマー(ドリラー。全身が掘削機のロボット)
• トレマーズシリーズ(「グラボイド」名義。一作目では10mサイズで口から蛇のような触手を伸ばして獲物を地中に引きずりこむ。変態すると全く違う姿になる)
• バイオハザードシリーズ(類する存在としてグレイブディガーや砂虫が登場)
• ハイドライドスペシャル(32匹倒すと隠しキャラとして巨大なものが登場)
• 爆丸(ワーム(英語名Wormquake)。サンドワーム型の爆丸)
• パンツァードラグーン(『ORTA』にはサンドならぬ「ヨンドワーム」が登場)
• 漂流教室
• ファイナルファンタジーシリーズ・Sa・Gaシリーズ(「サンドウォーム」表記。作品によっては巨大な「ヨルムンガンド」が登場する)
• ファイナルソード(砂漠地帯にミミズ型のボス「ヘルウォーム」が登場する)
• ファンタシースター(『千年紀の終りに』では養殖されている)
• 魔物娘図鑑(モンスター美少女化作品→サンドウォーム(魔物娘図鑑))
• メタルマックス(ワームではないが類する存在としてスナザメが登場する)