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ゼーリエの編集履歴

2023-12-22 23:44:54 バージョン

ゼーリエ

ぜーりえ

『葬送のフリーレン』の登場人物。

これだから魔法使いはやめられん

魔法の世界では天地がひっくり返ることもある


概要

作中での魔法使い達を束ねる組織「大陸魔法協会」の創始者であるエルフの大魔法使い。


神話の時代の魔法使いと呼ばれており、1000歳以上のフリーレンより遥かに年上で、かつて伝説と称されたフランメの師匠でもある(つまりフリーレンはゼーリエの孫弟子にあたる)。文字通りの生ける伝説


その気になれば魔王すら倒せた力を持つが、"平和"を"停滞"と考える価値観ゆえ、最後まで魔王軍には干渉せず成り行きに任せていた(弟子であるフランメ曰く「平和な世界を想像できない人だから魔王を倒せない」)。


フランメからは「師匠」、フリーレンからは「ゼーリエ」、それ以外からは「ゼーリエ様」と呼ばれている。


弟子にファルシュゼンゼゲナウレルネンなどがいる。


人物像

エルフらしからぬ好戦的で苛烈な性格をしており、外面も内面も傲岸不遜。

組織運営もワンマン気質なところがあるが、部下や弟子の忠言はちゃんと考慮するタイプであり、自分の考えが間違っていたとわかれば素直に謝罪の意を見せることもある。


魔王軍との長い戦果の時代の、洗練された魔法使いを未だに追い求めており、一級魔法使いの座に就いた者に"特権"として「一つだけ望んだ魔法を授ける」ことを約束することでより卓越した魔法使いを選出しようとしている。リヒターによると今の1級魔法使いは人外を疑う化け物揃いらしいので結果的にこの選出方法は比較的成功していると言える(試験自体で有望な受験者が何人も死んでいるが)。


一級魔法使いは基本的にゼーリエの弟子になるのだが、エルフらしく弟子の死に動じたり感情を乱す様子を特に見せないドライな性格をしている一方、弟子たちの事は鮮明に記憶しているらしく、「弟子を取って後悔したことは一度も無い」とまで言い切っている。


魔族との戦いの末に死んだ弟子の亡骸を見て「優しい魔法使いは長生きできない」とどこか寂しげな様子で呟き、その友人であり弟子のゲナウが悲しむ素振りも見せずに「立派な最期だった」と言い切る姿を見て「お前は薄情だな、ずっとそのままでいろ(お前には長生きしてほしいから優しい魔法使いになるな)」と言うなど、言動に反してかなり弟子たちを思いやっていた。


"特権"に関して、人の身では一生を費やしても習得できないような魔法でもすぐに習得できるようになるため、より魔法という事柄を探究してほしいという、弟子と同じ魔法使いとしての思いがあるのではないかと思われる。同時に、自身はエルフであるためどんな高等魔法でもありあまる時間をかければ習得できてしまうことに一種の寂しさを感じているような描写がある。


フリーレンとの関係

孫弟子にあたるフリーレンであるが、イマイチ折り合いが悪く、双方ともに塩対応。

初対面の際、ゼーリエはフリーレンの実力を認めつつ「野心がない。この子はダメだ」と断じ、フリーレン自身もまた「ゼーリエが望むほどの魔法使いになれていない」と自認する。


表立っての対立こそないが、一級試験ではゼーリエは独断でフリーレンを失格にし、また協会を「千年間出禁」にした(逆を言えば千年後は出入りしてもいいという事)。

これに対してフリーレンは「子供みたいな人だよね」と言いつつ、若干凹んでいた。


しかし、同時に互いによく知る相手だからこそ一定の信頼は持っているようで、フリーレンは「ゼーリエの直感はいつも正しい」と評しており、一級試験の際のゼーリエの言葉も素直に受け入れている。

なおフリーレンと違って出るところは出ている。


能力

人類の歴史上で生まれたほぼすべての魔法を網羅していると言われており、その万能さは「地上で全知全能の女神に最も近い」と評されるほど。


また神話の時代から生きているだけあり凄まじい魔力量を誇り、魔力を制限している状態でさえフリーレンの全力に相当する魔力を放出している。


ただし、一級魔法使いに与えられる"特権"の関係で、少なくとも「作中で一級魔法使いが特権で得たと明言されている魔法」は使用できなくなっている(理由は後述の《魔法を譲渡する魔法》参照)。


使用した魔法

  • 基本的な魔法

ゾルトラークや防御魔法、飛行魔法など、かなりの練度で使用できる様子。


以下、原作10巻以降のネタバレ注意


  • 《呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)》

原作10巻93話で使用

呪いと認識したものを自動的に跳ね返すことができる魔法

七崩賢最強と言われるマハトの《万物を黄金に変える魔法》を跳ね返し、逆にゼーリエの肩を掴んだマハトの手を黄金に変えた。

ゼーリエ曰く、神話の時代の人類の英知の結晶であるとともに、魔法の論理的解明を捨てた最も原始的な魔法。


効果としては至ってシンプルだが、人類に対抗法がない"呪い(※)"を自動的に無効化、反射できるかなり強力な魔法。認識さえできれば自動なので呪いの原理を理解する必要もない。これだけ強力な魔法なだけに魔力消費はかなりのもので防御魔法の全面展開に匹敵するが、ゼーリエは常時使用していた。また、習得するだけでも100年はかかる(ゼーリエの場合)。

跳ね返す呪いの効果の強さは相手の使用した強さに依るようで、もしマハトがもう少し本気を出していれば全身を黄金に変えることができたらしい。


※魔族や魔物が使う原理がまったくわかってない魔法のこと。デンケン曰く正確にはさらにその中で、眠らせたり石に変えたり生物や物質の状態を変化させる魔法の総称。


  • 《魔法を譲渡する魔法(フィーアヴェリア)》

原作10巻96話で使用

自身が習得している魔法を他の誰かに譲渡する魔法

一級魔法使いへの特権授与の際に使用している魔法で、このときはデンケンに《呪い返しの魔法》を譲渡している。

手順としては自身から本に魔法を移し、移された本を読むことで本来習得に長い時間のかかるような魔法でもすぐに使えるようになる。ただし上記の通り、自らの魔法を切り崩して与える形なため術者本人は使用できなくなるが、再度同じだけの時間を費やし学び直すことで習得可能。


デンケンへの譲渡に関して、その場にいたゼンゼは「呪いへの対抗手段を失うことになる」と危惧したが、呪いへの対策は他にいくらでもあるので問題ないとのこと。さすがほぼ全ての魔法を網羅しているだけある。


余談

ゼーリエの名前の由来は、ドイツ語で「続いていく・連続する」を意味する「serie」から。


アニメのOPにも当然登場した。

……が、彼女が登場したカットは本が積まれた暗い部屋で、ものすごく悪い笑顔をしながら頬杖をついて玉座に偉そうに座り、いかにも黒幕のような姿というものであり、原作未読勢は彼女をラスボスである魔王ではないか?と誤解する者もいた。

もっとも、放送範囲が一級魔法使い試験編までであると推測されるため、事実上のラスボス候補であることに変わりはないが……。

また1クール目ではアニメオリジナルの追加描写含めて一切登場しなかったため、1クール内の彼女の出番はこのOPのカットのみである。


関連イラスト

その服装故に裸足裏足指を強調したイラストもある。

赛丽艾ゼーリエ


関連タグ

葬送のフリーレン エルフ


弟子/孫弟子/曾孫弟子

フランメ/フリーレン/フェルン


大陸魔法協会関係(一級魔法使い兼弟子)

ファルシュ ゼンゼ  ゲナウ レルネン


黄金郷のマハト


















以下、1級魔法使い試験編のネタバレ注意
















新たに一級魔法使いになった者

フェルン(3級→1級)デンケン(2級→1級)ユーベル(3級→1級)

ラント(2級→1級)ヴィアベル(2級→1級)メトーデ(?→1級)


フェルンはゼーリエの魔力の揺らぎに気づいたためその場で「私の弟子になれ」と言われるも、「え、嫌です。私はフリーレン様の弟子です。」と一蹴した。

他の5人は特にそういったシーンはないものの、弟子という扱いになった模様。

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