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ニコニコ動画の編集履歴

2022-09-26 00:16:00 バージョン

ニコニコ動画

にこにこどうが

ニコニコ動画(現:niconico)は、株式会社ドワンゴが提供している動画投稿・共有サービス。記事では関連サービスやpixivとの関連や類似・相違点なども記述。

概要

株式会社ドワンゴが提供している動画投稿・共有サービス。2006年12月12日に試験的に開設し、2007年1月から本格的にスタート。略称は「ニコニコ」「ニコ動」。本社は2010〜2014年まで原宿にあり、2014年以降は池袋P'PARCOに移転し運営している。

もともとはニワンゴという会社が運営していたが、ニワンゴがドワンゴに吸収合併されたことに伴い、ドワンゴに移管されている。


利用者の増加によって幾度ものリニューアルやサービス追加がなされ、現在はサイト自体の名前が変わり「niconico」となっており、「ニコニコ動画」はniconicoが提供するサービスの一つとして名称が使用されている。

ちなみに、この記事のメイン画像に描かれているニコニコテレビちゃんがイメージロゴとなっている。


サイトの主な機能

コメント

再生中の動画上にコメントを付加し、他の閲覧者と共有することができるという独特な機能を持つ。

再生数・コメント数・マイリスト(=お気に入り)登録数の伸びの勢いによって決まるランキングが存在するのも特徴。

動画上に利用者のコメントを流すシステムは、ニコニコ動画の登場以降、他の動画サイトで採用されるようになった例もある。


ジャンル

ゲームのプレイ動画や、さらにその様子をプレイヤーが実況する「実況プレイ」、楽器を演奏したりを披露するといった手法で「動画」を作成し、それらを自分の作品として投稿する「演奏してみた」「歌ってみた」「踊ってみた」など独特な文化を形成し、現在は他の動画サイトにも影響している。

2010年末には画像やイラストを投稿できる「ニコニコ静画」が開設。

ニコニコ動画(RC2)より、「ニコニコ生放送」というライブストリーミング形式のサイトも開設されている。著名人によるチャンネル生放送や、一般人がビデオ放送による雑談やチャットを行う生放送などが存在する。またドワンゴは2009年に日本インターネット報道協会に加盟し、ニコ生を使った報道番組も開始。2010年には、それまでNHKのほぼ独壇場だった国会中継にもニコ生で参入するなど、国政に対する信頼度を高めた。実際、2019年4月1日正午の新元号決定に関する安倍晋三首相の記者会見でもニコニコ動画に媚びを売るシーンが見られた。


動画投稿

動画投稿は同じく株式会社ニワンゴが提供する「SMILEVIDEO」上で行うことができる。2010年10月29日にSMILEVIDEOがニコニコ動画本体と統合したため、現在は直接アップロードを行う形式になっている。

PCからの閲覧のみならず携帯電話、家庭用ゲーム機など多数のメディアで動画視聴が可能。だが最初から視聴できるわけではなく、後からアプリで対応するケースが多い。

なお、ゲーム機や携帯アプリから視聴する場合50分オーバーの動画はほぼ視聴できない。ゲーム機はそれに加えR-18タグのついたものも視聴不可。


今は昔~衰退とわずかな活気~

黄金期

開設からすぐに人気が沸騰。やはりその中心は深夜アニメや昔のテレビ番組、おもしろ動画、エロ動画等の各種違法転載だったものの、flash黄金時代終焉以来下火だったアマチュア動画文化が一気に復興したほか、動画・音声加工の極致ともいえるMAD動画が流行。また、比較的健全なコンテンツである歌ってみた踊ってみた、ペット動画、科学実験、解説動画などの動画も多数投稿された。VOCALOIDアイドルマスター東方Projectなどはニコ動抜きでは語れない。

このあたりが組曲的ニコニコ動画の時代である。


初期のニコニコ動画は当時のオタクの中心であったニュー速VIPの影響を大きく受けており、草を生やしまくるなどの文化に現れている。


混乱期

2010年代に入っても人気は衰えず、運営と動画削除のイタチごっこをしつつも、若者文化の代表格に君臨していた。


ところがこの頃になると、過激な意見ばかりを抽出してまとめるまとめブログの流行や、当時の政界再編の影響で、ニコ動の文化を下支えしていたニュー速VIPのクオリティ低下が徐々に深刻化。その影響はニコ動にも飛び火し、今までは少数の荒らしだった誹謗中傷や政治宣伝のようなコメント&動画が大きな勢力を占めたり、同調圧力が強まったり、釣り動画が増えまくるなど、治安の悪化が顕著になる。


歌ってみた踊ってみたニコニコ生放送等のリアル系コンテンツでは中傷コメントが多くなりやる気を無くす人が出てきたほか、投稿主をめぐるイザコザによる炎上が相次ぎ、そうした界隈から距離を置く人が増加していく。このためYoutuberブームを先取りするに至らなかった。2ちゃんねるの血を引くニコ動で顔出しをやるのは無謀だったともいえる。


しかし運営はニコニコ大会議等のイベントには熱意を示した一方で、コメント規制や荒らし規制はあまり行わず、悪い意味で無法地帯と化していった。


層が被っているpixivもこの時期の混乱の影響を受けている。


復興期

このような状況に、2010年代前半にはニコニコ動画において孤立していたアングラ・過激派的ジャンルである例のアレ民が自治運動を開始。淫夢厨を中心として「語録を使った会話を義務化し、流れ者の住民を排除する」「従来のニコ動民やまとめブログ住民のようにいちいち熱くならず、超冷笑主義を徹底する」といった方法で独自のコミュニティを作っていき、ニコ動は再び活気を取り戻す(例のアレというジャンルにはいろいろと問題ありながらも)。


しかし彼らの行動はニコ動黄金期を知る平成前半パソコン世代による学生運動という趣きが強く、その世代が学生卒業&引退を始める2015年前後あたりから自作のMAD動画などは減少を辿り、転載動画に語録でコメントをつけるだけという状況になっていく。


また例のアレ民は総じて旧来のニコ動文化を嫌う傾向にあり、むしろ攻撃することを楽しんでいたため共存は困難だった。


この頃から世間はYoutuberブームに湧きはじめていたが、アングラかつニコ動の機能をフル活用している例のアレ民が移住できるのはニコ動がベースのbilibiliぐらいであり、多くが今もなおニコ動に留まっているうえに収益を要求しないため、ニコ動運営に一番貢献していると冗談交じりで言われる。


衰退

例のアレは退潮、Vtuberで巻き返しという声もあったが、それもYoutubeに流れた。

2010年代中盤~後半ごろから徐々に「衰退してんるんじゃないか?」「昔は面白かったのに」「インターネット老人会」などと噂されるようになり、かつてのニコ動を知るユーザーにとっては驚きの過疎状態となっているカテゴリーが多くなった。


理由としては、

  • 収益性とそれに伴うYoutuberバブル。収益性、つまり金銭的な旨味がほぼ無いのが圧倒的に不利
  • 著作権の厳格化、マンネリ化、PC利用者減と職人の跡継ぎ不足などによる、MAD文化の衰退
  • 長年続いた無料会員はシーク禁止といった旧態依然のシステム
  • スマホ公式アプリが使いにくいまま
  • 匿名掲示板の文化を引きずり治安が悪い
  • 政治厨の増長でさらに治安が悪い
  • タグ荒らしやサムネ詐欺、荒らし動画に対応できていない
  • カテゴリ検索は住民の良心に支えられているため、タグ荒らしが増えると対処できない
  • 対照的にyoutubeのアルゴリズムが改良された(かつてはガキが…舐めてると潰すぞみたいな糞動画が大量におすすめに出てきていた)
  • AbemaTVTiktokなど新興動画サイトの台頭

……などなど。


2020年には、ニコ動がまだ一般層にも影響力を持っていた数少ないコンテンツのひとつ、将棋タイトル戦(叡王戦)からも撤退した。


残された活気

このためアマチュア動画文化は放棄し、動画配信サービスへの移行が進みつつある。これはわりと順調のようである。

2020年7月からは、アニメが大体5作(最低でも1作)を対象としたプレミアム会員限定動画も始まった。


タグ検索システムはYoutubeに対して優れている点もあって、ニコ動の検索システムでは古い動画を見るのが比較的簡単であり、2000年代後半~2010年代前半の香りを楽しみたい人にとっては良い場所である。ニコ動で動画を検索するときは、ぜひ「古い順」で検索してほしい。


また、(荒らし等を除いた)コメント文化や、広告が動画冒頭のみで作業動画にしやすい、上記のようにタグ検索で全動画を把握しやすいなどの点で、今でもニコニコ動画の人気は往年を知る世代を中心に健在である。


また、現在のYoutubeやTikTokは多数のライバルがいるレッドオーシャン状態に陥っており、YouTubeのアルゴリズムの構造上、一部のトップ層に再生が集中する傾向にある。


一方でニコニコ動画は人が減ったことで結果的に競争が緩くなり、新しい投稿者でも視聴されやすい環境であるため、ニコニコ動画全体の再生数が一貫して減少を続けている中、成長を続けている投稿者もいる。また、Twitterなどをきっかけとして、ニコニコに投稿された動画が突発的に数百万回再生されるもある。


pixivとニコニコ動画

pixivに投稿されたイラストを無断使用して制作された動画がニコニコ動画に投稿されるという事例がしばしばあり(後述)、それが原因でpixiv利用者の中にはニコニコ動画そのものを嫌う人もいる。

しかし、pixiv・ニコニコ動画どちらにも投稿している利用者も多数存在し、「NNI支援中」「UTAU支援中」等の動画用素材公開の動きもある。

当然だが、個人個人で関わり方や感情はそれぞれ違っている。サイト間の対立を煽るような記述やレッテル貼りには注意する必要がある。


イラストの無断転載問題

pixivに投稿された画像を作者に断りなく無断転載し、動画を制作する、といった事例が存在する。


法的には、別の場所に転載された画像の再転載、pixivに投稿されていた作品だと知らなかった等は言い訳にならず、そもそも作者不明の画像を使用した時点で同罪である。事後承諾を得ている動画もあるが、本来は事前許可や作者の意思の確認を怠れば違反になる。

無断転載禁止呼びかけ」の項目も参照。


なお当然ながら、ニコニコ動画に投稿された動画やニコニコ静画ニコニコ大百科ニコニ・コモンズに投稿された画像をpixivに無断転載するのも同罪である。


現在のニコニコ動画には「ニコニコ静画」があり、ここでもpixivや外部イラストサイトからの無断転載が疑われている。ただし投稿者がpixiv等で公開しているものを(pixivとは違うハンドルネームで)ニコニコ静画にアップすることもあるので、これらを一概に無断転載と判断するのは難しい。


タグ機能の違い

各動画に付けられるタグ数は基本的にpixivと同じ10個である(例外:海外タグ)。ただしpixivでは「全タグをロック可能」かつ「投稿者本人が付けたタグは強制的にロック」、「他人の作品のタグは付加も削除も短時間に連続しては出来ない(10~20分程度間をおく必要がある)」が、ニコ動のタグロックは5個までで、それ以外の編集制限は無い。


pixivのタグの中にはこのニコニコ動画由来のものも多く、有用なものも少なくないが、ニコニコ動画と同じ感覚で適当にタグをいじってしまうと後々まで残って邪魔になることがある。

付け間違えたタグをすぐに消すことも出来ないので、pixivでタグを付ける際は少し慎重になる必要がある(類似した意味を持つタグをつけない、事前に誤字を確認する、など)。


他に


・検索窓からの検索は、ニコ動の場合完全一致検索で、pixivは部分一致検索になる。

・ニコ動の検索はひらがなカタカナが同一視されるが、pixivはされない。

・ニコ動には「キーワードを含んだタグ」の一覧を各々の個数とともに検索・表示する機能がある。

・pixivには検索時に関連タグを表示したり、タグを人気(数の多いもの)順に一覧する機能がある。

・ニコ動のタグは付けた順に並ぶが、pixivのタグは文字コード順にソートされる。


…等の違いがある。


pixiv百科事典に動画を貼る


記事に[nico:sm???????](?の部分は動画ID)と入力すると貼り付けることができる。

ちなみにYouTube上の動画は[youtube:????? ](?????の部分は動画URL上の"watch?v="から"&"手前までの文字列)という形で貼り付けることが可能。

なお、百科事典内での呼び出し速度はYouTube動画埋め込みよりもニコニコ動画埋め込みの方が早い。


関連イラスト

にっこにこにしてあげる♪


関連タグ

ニコニコのサービス

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ジャンル

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歌ってみた 踊ってみた 演奏してみた 描いてみた 歌い手 踊り手 実況プレイ動画 歌い手描いてみた フルボイス  ニコニコ歴史戦略ゲー中華武将祭り ゆっくり実況 ゆっくりTRPG TRPG 作業用BGM


MMD MAD 手描きMAD キス唾 デュラララ!!EDパロ おちんこEDパロ 女子高生EDパロ 神無月の巫女EDパロ 東方ボスラッシュ タミフルリバー三姉妹 みなぎるシリーズ コーラを振るだけ ブリ(゚∀゚)ハマチ 死ね!バレンタイン・デー ふしぎなくすり


その他

2ちゃんねる 動画サイト 池沼企業 社会のゴミ niconico 角川書店

YouTube 動画 配信告知

無断転載 転載 無断転載禁止呼びかけ 例のアレ

ニコニコ動画風画像ジェネレーター

ニコニコテレビちゃん

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駄サイクル←ニコ動で発生しやすい現象


著名ジャンル・人物・キャラクター

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