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UFOロボグレンダイザー(冒険王版)

ぼうけんおうのぐれんだいざー

UFOロボグレンダイザー(冒険王版)とは今は亡き秋田書店の児童向けTV雑誌版で連載されていたコミカライズ版で作画は桜多吾作が担当だった。
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概要

UFOロボグレンダイザー(冒険王版)とは、テレビ放送時に秋田書店刊の児童向けTV雑誌冒険王で連載されていたコミカライズ版であり、作画は桜多吾作が担当。原作と大幅にかけ離れた展開と、衝撃的な結末で読者を驚かせた。


あらすじ

剣鉄也の犠牲(冒険王版グレートマジンガーは剣鉄也の自爆で幕)で、ミケーネ帝国は崩壊したが、今度はベガ星を筆頭とするベガ星連合軍が地球侵略の為に現れる。

そんな中、地球へ亡命したフリード星の王子デューク・フリード宇門大介と改名し、地球で暮らしていた。しかし、ベガ星連合軍の侵略を前に再びグレンダイザーを起動。ベガ星連合軍へ戦いを挑むが、デュークは戦いを続ける一方、デュークの意志に関わりなく、事態は思い掛けない展開を迎える。


冒険王版の特徴

冒険王版は桜多氏の性格が反映されており、デュークの戦意を高める為に宇門博士がデュークにマインドコントロールを施したり、一筋縄では行かないハードな展開を迎え、そして物語は衝撃的な展開を迎える。


本作オリジナルメカ

ラーガ・詳細は下記項目を参照。


衝撃的な後半と結末

注意! 此処からはネタバレ注意に付き、自己責任で閲覧願います。

















                                                                                                                                                                  

                                                                                                                                       



 

グレンダイザーとベガ星連合軍の戦いが激化する中、突如「大宇宙の審判者」を称する謎のロボット・ラーガが地球に現れる。ラーガは圧倒的な力でベガ星連合軍を壊滅させ、その最中地球に核ミサイルを発射しようとしたベガ大王は部下のズリル長官に暗殺される。そして心変わりしたズリルは地球を守るためにベガ星連合軍を退却させた。

しかし遅かった。地球ではベガ大王の策略で冷戦状態になっていた大国同士が核ミサイルを発射。地上では民衆の暴動が始まった。

あまりにも絶望的な光景を前に、かつて大介と交わした「地球人が愚行を繰り返すようなら自分が支配する」という約束を思い出した甲児は、「大介、お前に乗っ取られた方がましだった」と自嘲する。

そして、遂にその時がやってきた。

突如としてグレンダイザーとラーガが操縦不能となり、急遽として宇宙空間から地球へと急降下していった。

ラーガに乗っていたさやかは、半狂乱になりながらもグレンダイザーとラーガが地球を破壊しようとしていること、かつシグマより語られた、地球人とベガ人の全ての根源……「シグマ文明」の存在を語る。

かつて地球とベガ星は兄弟星であり、グレンダイザーとラーガはその友情の証として作られたものだった。それと同時に両機は地球とベガ星の文明の発端だったシグマ文明の守護神であり、「人類が自ら地球を壊滅させる行為を行った場合、人類を滅ぼしても地球を保全する」様プログラムされていたのだった。

甲児はかつての敵であるズリル長官らベガ星連合軍と手を組んででもグレンダイザーとラーガを止めようとするも、何もかもが手遅れだった。

そして地球と月と太陽とが並んだ時、全世界を大地震が襲った。

宇宙科学研究所も例外ではなく、建物は倒壊。宇門博士も、吾郎も、他の面々も全員巻き込まれて命を落としてしまった。

各国の都市が次々と破壊されていく。全てはグレンダイザーとラーガが、愚かな人類のを一掃するためにやったのだ。

甲児達は大介達の危機を悟るも、ズリルを探している内に、スペイザーの燃料が切れてしまい、ただ呆然とするしかできなかった……

そのころグレンダイザーとラーガによって冷凍睡眠を施されていた大介とマリアそしてさやかは遥かなる昔、シグマ文明の最盛期。ベガ星が誕生した時代の記憶を夢に見ていた。

当時のベガ星は資源豊富な惑星であったが、気象変化が激しく、とてもシグマ星系人……地球人やフリード星人の先祖が住めるような星ではなかった。

そこでシグマ星系人達は、罪人をベガ星に耐えうるようにサイボーグ化し、

それが子孫にも伝わるよう遺伝子をも改造して、資源開発のために彼らを送り込んだ。

だが、シグマ文明の衰退と共に、暗い過去のあるベガ星人は、今こそ大宇宙の覇者たらんと立ち上がったのだ。


それから数か月後。

辛くもグレンダイザーとラーガの発動から生き延びた兜甲児牧葉ひかるは破壊しつくされた大地を当てもなく彷徨い、デューク・マリア・さやかを探し続ける。そして、同じくグレンダイザーの発動を生き延びたズリル長官も「生涯を掛けてでも地球を蘇らせる」と事を誓う。


余談

冒険王版グレンダイザーの結末は当初東映動画ゴッド・マジンガーで用いられる筈だったであろう結末を再利用していると言われている。今となっては東映動画版ゴッド・マジンガーの結末を知るのは困難であるが、恐らくゴッド・マジンガーの「発動」で地球が壊滅する結末だったと言われている。


別名・表記ゆれ

桜多吾作版グレンダイザー


関連タグ


桜多マジンガーシリーズ

マジンガーZ(月刊少年ジャンプ版)(前々作)→グレートマジンガー(冒険王版)(前作)→UFOロボグレンダイザー(冒険王版)(最終作)


グレンダイザーU:グレンダイザーのリブート作品。弓さやかが登場するという共通点があるため、本作の展開が取り入れられるのではないかと見る声もある。

ゴッド・マジンガー(東映動画版):グレンダイザーに敗れた競合企画

ゴッドマジンガー(漫画版):マジンガーの発動でムー大陸が滅亡する衝撃的なラストが実現した。

伝説巨神イデオンサンライズが製作した日本のロボットアニメ初のジェノサイドエンドを果たした究極の問題作。

無敵超人ザンボット3:ラスボスのラーガはガイゾックのコンピュータドール第8号を連想。

神世紀伝マーズ:原作版のオチが類似。

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