「私はシオン・ザイデン。ナイトメアハンター」
「今から皆さんを、夢へと誘います」
CV：七海ひろき
概要
ビーコン・アカデミーの客員教授。「氷雪帝国(Ice Queendom)」で初めて登場した。
グリム「ナイトメア」専門のハンターで、研究と犠牲者を救うため旅を続けている。
ナイトメアの脅威に立ち向かう「チームJNPR」や「チームRWBY」のためにオズピン教授に呼ばれ、一時的にビーコンへ戻って来た。
人物
中性的な容姿をした色白な人物で、腰まで届く白い頭髪と水色のアイシャドーが特徴。
紫色の山高帽を被り同色のオフショルダーのトップスという、呪い師を彷彿させる姿。
ルビーたちに対する二人称は「君」で、彼女たちからは「シオン先生」と呼ばれる。
性別は日本では男性。
落ち着いた語り口調の大人びた雰囲気の人物で、誰に対しても丁寧語で話す。
単独でナイトメアハンターをこなしているだけあって不測の事態が起きても、冷や汗をかく場面はあれど取り乱すことなく対処する冷静沈着な人物である。
身体能力や直接的な戦闘能力は不明。
精神に干渉する「ナイトメア」を捕らえるための特殊なアイテムを多数所持しており、何れもヴェイルやアカデミーではあまり見ない東洋的な造形をしている。
能力(センブランス)
眠れる者の夢の中へ他者の心を送り込む能力。
虫取り網のような武器「ドリームキャッチャー」を用いてダストを精製して作られた糸を操り、ナイトメアに囚われた者の夢に介入する（具体的に言うと『夢の中に他者の精神を潜り込ませて、その者の協力でグリム（ナイトメア）を倒す』）。
劇中では糸をクモの巣のように張り巡らせ、その上に『ナイトメアに囚われ、夢を見ている者』と「夢の中に入る者」を目隠しした状態で寝かせるというスタイルを取っていた（該当者の頭上には当人を模したぬいぐるみを吊るす）。
- ちなみに糸の強度は一度に5人乗っても問題ないくらいには丈夫。シオン本人もハンモック状にして横になっている描写がある。
シオンの能力で夢の中に入った者は本来夢の中にいた筈の自分と入れ替わることで存在することが可能となる。つまり夢に出るほど親しい関係である必要があるので、初対面の相手のように関係が出来上がっていない人物に夢には入ることはできない（入る事自体は不可能ではないようだが、異物と判断され締め出されてしまうらしい）。
夢の内容はシオンにも分らず、入ってみるまで分からない。
また「夢の中に入る者」の姿は『夢を見ている者』の記憶やイメージを元に構成されるため、現実との差異がある。例えばルビーは愛用武器の銃口が前後に逆に配置され、ブレイクは耳がリボンとの半々になっていた。
夢の中に入っていられる時間はシオンのオーラ残量に依存し、入る人数に比例してオーラの消費が増す=夢に入れる時間が減るため大人数で夢に入ればいいと言う訳ではない。
なおオーラの残量は砂時計のような器具で可視化されている。
コイン
夢に入ると手にしている、シオンのセンブランスによって作られた硬貨。
放り投げると出現するコインスロットに装填され様々な効果を発揮する。
コインの消費でもシオンのオーラは消費する上、入った人数に関わらず総数は12枚で固定。
- 電話ボックス
夢の中に潜った者と現実世界のシオンとの会話を可能とする電話ボックスを出現させる。
制限時間を迎えるか、受話器を元の位置に戻すと消滅するため再使用は不可能。
ちなみに電話には「以心伝心」と書かれた札が張られており、表示は漢数字である。
- マーカー・ドア
某ネコ型ロボットのドアのような、電球の付いた扉を出現させる。
電話ボックスとは異なり消滅せず、複数生成すればドアとドア間を移動できるようになる。
つまり特定地点への瞬間移動が可能。
- デコイ
コインを使用した者に似たデコイ（囮）を出現させる。
囮は風船人形のような見た目で、簡単なワードを繰り返しながら不規則に移動する。
- 夢の中の地図
夢の中の地図が記載された黒板を出現させる。
表示されるのはコイン使用者が移動したことがある場所に限られる。
- 現実世界への引き戻し
シオンが彼のパソコンに「WAKE」と入力したのを切っ掛けに、能力で夢の中に入った者を現実の世界に引き戻す。
最低でも1枚はコインを持っている必要があるが、集まっている状況であれば1枚で複数人に効果を発揮する。
客演
アプリゲーム「ブラック★ロックシューターFRAGMENT」に登場。
予期せぬアクシデントによってFRAGMENTの世界に中途半端に干渉する形になってしまい、シルエットのみでの登場となった（一応「チームRWBY」以外で唯一明確にコラボした人物である）。
原因の考察を語り、協力を求める進行役を務めるが「黒幕なのでは？」と疑われる損な一幕も。
余談
- 海外での性別はノンバイナリーである。
- 声を演じた七海ひろき氏は2020年に「"氷の国"のスイフティ」、2023年に「北極百貨店のコンシェルジュさん」というアニメ映画で吹き替えを担当している(「氷雪帝国」は2022年)。
関連タグ
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