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概要

ポケモンBWのリメイクのこと。

2010年の発売から10年以上経過し、3DSの生産終了やポケムーバーの新規ダウンロード終了に伴い、現行世代でのイッシュ地方組入手の観点から話題にされることがある。


長い間ダイパリメイクに比べてトレンドには入っていなかったが、2023年2月27日に「Pokémon Presents」の放送が決定した際に旧Twitter上で初めて「BWリメイク」がトレンド入り。


元々基本的に下画面を通信機能に使っていたことで、1画面化に伴う弊害は少ないと見られる。

しかし、トリプルローテーションバトルライブキャスター育て屋(SMから預かり屋)などといった現行作品では既に存在していない要素もある。


また、イッシュ地方はBW・BW2という2部構成、マップの数はSM以降の本編新作より多めで更に月ごとに季節が変わるというリメイクが難しいシステムのため、仮にリメイクすることになった場合どのようなリメイクになるか読みにくい。

LEGENDSアルセウスのように過去を舞台とした作風を予想する声もあり、逆にBW3となるのでは?と予想する声もあった。


現時点の展開

なんと2024年のポケモンデーにて、ポケモンXYのカロス地方が舞台の『LEGENDSZ-A』が先に製作・発売されると事が発表。

…そのためBWリメイクはもう絶望的、あるいは当分先の未来までお預けと言って良い状況となっている。


リメイク(or3)が見送られた要因・考察としてだが、件のXYSVと違い、BWは元々大きな伏線や謎のようなものは、ほぼ全て続編2で明かされ回収されており、今更リメイクや前日譚・番外編の類を作る必要性が薄かったことが指摘されている。


加えて直近の「藍の円盤」の舞台であるブルーベリー学園イッシュ地方に存在しており、BGMやテラリウムドームもBW時代/イッシュ本土をイメージしたと思われる要素が多分に散りばめられていた。

当然これを伏線と考える者も続出したが、実際はせめてBWファンを少しでも喜ばせたいという公式のファンサービスであった可能性が高い(あるいはこれがリメイクの代わりだったのかもしれない)。



これとは別に「開発側はもうリメイクを作らないのでは?」という意見もある。



というのも、近年のポケモンのリメイク版は、

  • ライト層のGOユーザー向けに振り切ったピカブイ
  • 前二作以上にアレンジ色を強め、原作にないオリジナル要素を多分に盛り込んだORAS
  • 他社のUIで可能な限り原作を丸写したBDSP

と、内容やアレンジ方針は三者三様であるが、「当時の醍醐味」と「現在のグラフィック・システム」の両立が難しい構造になっており、3作連続で賛否両論な評価になった為、ファンは元よりゲーフリ側も「過去作のリメイク」に対してかなりネガティブな印象を抱くようになっていても不思議ではない。


実際、シリーズ人気ランキングでもリメイク作品は下の方に行きがちである(参考:ねとらぼの2024年の人気投票)。



加えて、SM以降は、複雑化したゲームシステムの見直しや新規ユーザー開拓のためにかなりの過去作要素の削減や内容の刷新を推し進めており、現在のグラフィックやシステムをそのまま過去作に当てはめることは非常に難しくなっている(これはポケモン以外のゲームにも当てはまることで、FF6FF8のようにレトロなRPGを現代のグラフィックやシステムで再現する難しさがあると明言されているケースもある)。


こういった現在の状況下で無理にリメイクを制作したとしても、ファンから大なり小なり非難や反発の声が上がることはどうしても避けられないため、ポケモン公式側にとってはメリットよりも寧ろデメリットやリスクの方が大きいのではないだろうか?

その点、番外作品や追加DLCなら旧作を適度に引用する程度で十分。関連した要素があちこちに散りばめられていて、旧作のファンにはそれを探す楽しみがある。

リメイクするぐらいなら新作やDLCを作る」という今のゲーフリの制作方針にも合致していると言えなくもない。


加えて、ポケモンに限らず、近年のゲーム界隈はゲームハードの性能向上や懐古主義の思想も加わって、新作に対する期待や評価基準が際限なく高まり過ぎ、相当高クオリティーでない限り良い評価が貰えなくなっており、リメイクにおいてもシナリオやキャラの改変等、些細なものでも炎上するケースが複数存在する。

こうしたシビアな事情から「ファンと向き合うのが嫌になった」と、シリーズに対して消極的・否定的な姿勢を見せるクリエイターが、以前より見られるようになった現状も無視できない。


ただしこの辺は2010年代以降のSNSの爆発的普及によって、良くも悪くもユーザーの意見が可視化されるようになったという時代背景もある。「FRLGやHGSSの時はそこまで批判されなかったんでしょ」「じゃあFRLGやHGSSみたいな物を作れば良いのでは?」という意見もあるかもしれないが、前者はそもそもネット上で情報発信するユーザーが今よりも少なかった事もあり、タイミングによってはORAS以降と同様に議論が加熱していた可能性は残念ながら否定出来ない。


また後者の意見についても、まず本当にそのような物が現代に必要なのか?という疑問が立ちはだかる。そもそも早い話リメイクとは過去作の焼き直しであり、新作に比べて話題性や売り上げで大きく劣るのは当然と言えば当然であり、同等の予算や時間を掛けるなら新作を優先するのは自然の成り行きである。シナリオやポケモンをDLCで追加出来るようになり、一世代一本で現行世代を完結させられるようになったのも逆風と言えよう。


しかし一方で手法次第では新作よりも安く早く仕上げる事が出来て、発売間隔の穴埋めに活用出来るのもまた事実である。根本的には前二作と同様にあくまで現行タイトルの延長線上で設計されたORASはともかく、新規層や復帰層に特化したLPLEやBDSPは、現行タイトルで囲いきれない層を本編シリーズに取り込む上では有用であり、後の剣盾やSVの大ヒットにある程度貢献したとも考えられる。それにより現行勢からの不満を黙殺した上で、そのような方向性のリメイクが発売され続ける可能性も捨て切れないだろう。何よりリメイクを経由して新作の門を叩くユーザーが増えるのは、現行ユーザー視点で見ても決して悪い取引では無いのだから...


何年か待ってれば、遠い未来、BWリメイクたる物が発売される可能性がないわけではないが、現時点ではファンもこういった現実をしっかりと受け止めるべきであろう。


余談

WからBまでのアルファベットがXYZA。かなり面白い偶然である。


BW派生作の他に、ジョウト地方LEGENDSシリーズの発表が予想されていた。


関連タグ

ポケモン ダイパキッズ

ポケモンBW ポケモンBW2


スマブラSP ← イッシュポケモンリーグ(Nの城)のみではあるが、リメイクと申し上げて差し支えないような作り込まれた高解像度の舞台を拝むことが可能


古代三聖獣未来三闘 ← 伏線かに思われたが……。


ダイパリメイク

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