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を用いたシチュエーションの一つ。


概要

基本的に、射手が自らの頭に銃を向ける場合と、第三者に突きつける2パターンが存在する


自身で銃口を頭に向ける場合、多くの構図ではこめかみに銃口を当てるポーズをとる。自殺ではなく挑発が目的である場合も多い。あとロシアンルーレット

実際問題、こめかみを銃で撃とうとした場合、反動で位置がずれ致命傷を負えなかったり、小口径の弾丸の場合、頭蓋骨に跳ね返されるか(頭皮の中を滑っていく)、貫通して脳に到達しても脳の破壊が最小に抑えられ、生還してしまう場合もある。本気で死にたい場合はあごの下に押し当てるか口にくわえて撃つ方が良い、小口径の拳銃ではなくショットガンなどを用いると良いとされる。


射手が他者の頭に銃を向ける構図の場合、危機処刑、直接的にを連想させる。

最も危機性の高いポーズは撃たれる側を伏せさせるか跪かせたポーズである。

この場合既に撃たれる側が一切の抵抗を放棄した状態にあることを連想させる。

また横や正面から突きつけることで突発性を醸し出すことも出来る。

しかしながら、相手が手練れであった場合は銃口を逸らされる、最悪銃を奪われる展開もありうるので、この状態でのんびり会話することはお勧めできない。

また、自動拳銃の中にはスライドが押されると発砲ができなくなるものも多く、押し付けるのもよろしくない


安全性の問題

いかなる場合でも銃口を頭に押し当ててはいけない。

空砲でも大丈夫ということはない。圧力だけで日本の週刊マンガ雑誌を簡単にぶち抜くガスが銃口から放出されるうえ、銃身内のごみが吹き飛ばされてくるため、十分な殺傷力を持つ。

また、薬莢の先に紙やコルク等でできたワッズと呼ばれる詰め物がしてあることがあり、これが飛び出すこともまた死亡する原因となる。

有名な例を下記に記す。


ブランドン・リーは、撮影中の腔発事故で死亡した。これは銃身に弾丸が残置した状態で、再度空包を発射したために、銃身内の弾丸が推進され、この銃弾を受けたことによる。


ジョン・エリック・ヘクサムは、空包を装填した銃を頭に当てて発砲したために死亡した。彼は、本当に空包のワッズには頭蓋骨を貫通するような力があるとは信じていなかった。破砕された頭蓋骨は脳の深くに達していた。


さらに、このガスは2,000℃程度と非常に高温であり、皮膚のそばを通っただけで火傷することがある。


.22LRなどの比較的弱い弾薬なら弾頭が頭蓋骨の周りを滑って反対側から出ることで助かることもある。

実際に2011年ツーソン銃撃事件では頭に銃弾をうけたガブリエル・ギフォーズ下院議員が事件後二週間足らずで退院している。(ただしこの場合はグロック19から発射された9mmパラベラム弾であり、運が良かったということも大きい。)

2006年にはブラジルのモンテクラロスで頭部を撃たれた女性は.32口径が6発打ち込まれるも頭蓋骨は貫通しておらず、意識もはっきりしており、翌日に退院している。(残った弾丸は後日手術で除去されている)

ただ、撃たれた衝撃はハンマーで殴られるほどであり、当然このような場合頭を殴られたのと同じで脳や頭蓋骨が破壊されなくとも頸椎骨折で死亡したり、何らかの後遺症が残ることがある。とくに.45ACPなど運動エネルギーはそれなりにあるが初速の低い弾薬で起こりやすい。(貫通力は初速に正比例するため)

上記の例でもリハビリが必要という理由で議員を退職している。

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